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~最終章~◆◆◆物語はハッピーエンドが良いよね?◆◆◆
401ページ目…魔王の帰還【11】
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ファナル砦を出て数日後、順調に旅を続けた俺達は『聖王都・シロガネ』に到着していた。
そして現在、俺達は、とある部屋にて待機を余儀なくされたりする…。
「失礼します!王様、ならびに王妃様が御出になりました。」
ノックと共に入ってきた騎士が、そう俺達に告げる。
報告に来たのが執事やメイドではなく、騎士と言う所を見ると、こちらをかなり警戒されている様である。
本来であれば、王様達に会うのだから謁見の間で挨拶せねばならない筈のだが、偽りのレスターさん事、レベッカさん付きの騎士達の報告により、当初の予定は変更される事となる。
最初の予定では謁見の間での面会予定であったが、俺の存在が問題となり、急遽、特別室として王族のみが使う応接室での面会へと変更され、その準備として待機となっていたのだ。
ちなみに、余談ではあるが、俺と嫁~ズ、そしてレベッカはソファーに座たまま待機状態、レベッカさん付きの騎士達は立ったまま…と言う、おかしな状態で、王様&王妃が来るのを待っていたりする。
「おぉ!レベ…コホンッ!レスターよ、よくぞ無事帰ってきた!
そして、皆の者、よくぞレスターを守ってくれた、礼を言う。」
「ち、父上…。」
「「「ハッ!ありがたき幸せです!」」」
なるほど、アレがレクス国王か…だとすると、あの隣にいる綺麗なエルフが、ドラコさんの言っていた、勇者セイギ…じぃちゃんの仲間だった、王妃の『シールズ』さんと言う事かな?
それにしても、流石は、エルフと言った所だろうか?
じぃちゃんの仲間だったと言う事は、必然的に300歳は超えてるのにも関わらず、その見た目は二十歳でも通じる程の若さに溢れている…と思う。
「それで…そちらの方が、例の人ですか?」
「はい…そうです、母上。」
レスター…本当はレベッカと言う名前であり、尚且、男のフリをしていた女性なのだが、王様がレスターと呼んでいる所を見ると、あちらにも色々と事情がありそうである。
更に、レベッカが母上と言った事からも分かる様に、彼女が王妃の『シールズ』さんで、まず間違いないと思われる。
しかし、俺の事を『例の人』と呼んでいた様だが、一体、どんな風に話が伝わっているのか…心配である。
〔ご主人様、どうやら私達はあまり歓迎されていない様に思えるのですが…。〕
〔あぁ、正直、俺もそう思う…だが、普通に考えて、今まで敵対していた魔王が、自国を訪問したら、歓迎なんて出来ないだろ…。
だから、みんなには悪いんだが、気分を害する事になっても、出来るだけ我慢してくれよ?〕
〔〔〔〔はい。〕〕〕〕
恐らく、色々と聞かれ、不快な思いするであろう事は、容易に予想する事が出来る。
それは『例の人』と言う言葉からも予想が付く。
大方、俺の正体が敵方の大将である魔王と言う話が伝わっているのであろう。
もっとも、此処にレベッカさん達と一緒の部屋で待機させられていた事から考えると、直ぐに攻撃してくる事は無いと思われる。
そうでなければ、待たされている間に、暗殺しようと何らかの動きがあった筈だ。
「そう…言われてみれば、確かに『あの人達』の面影がある様に思えるわね。
えっと、貴方の名前を伺っても良いかしら?」
と、王妃様と思われる女性が聞いてくる。
「失礼ですが、名前を伺うなら、まずは自分の名前を言うのが先なのではないですか?」
「お、おい、プリン!」
確かに、一般的には、人の名前を聞くなら先に自分の名前を名乗ると言われるのが定番であるが、仮にも相手は一国の王妃である。
そんな人を相手に、今の物言いは流石に不味い物があると思う。
だが、そう告げられた彼女は、と言うと…。
「あら、そう言えば自己紹介がまだでしたわね。
つい、あの人の孫が来たと聞いた物だから、つい興奮して忘れてたわ、ごめんなさいね?
改めて、自己紹介させて貰うわね?
私は『シールズ・フォン・シロガネ』…かつて、貴方のお祖父様である、勇者セイギ…正義と共に魔王を倒した仲間の一人と言った方が、貴方には分かりやすいかしら?」
と、プリンの無礼な発言を何事もなかったかの様に、サラリと流すと、彼女は自己紹介をしてきた。
やはり、彼女が王妃で間違いない様だ。
「い、いえ、実はじぃちゃん…祖父からは、こちらの世界の事は何一つ聞かされていませんでした。
ですので、何と言うか…じぃちゃんの仲間と言われても、俺にはよく分からないんです。
それと、俺の名前は『語部 夢幻』です。
えっと…こちら風に言うと、ムゲン・カタリベ…でしょうか?」
「そう、セイギのヤツ…私達の事、何も伝えてなかったなんて、まったくアイツときたら、ブツブツ…。」
「は、母上…?」
「あ、あら?私とした事が、つい…。」
ふむ、どうやら彼女は感情的になりやすい所がある様だ。
そして、当然、口調も変わる…と。
「あ~…でも、じぃちゃん達には何も聞いてませんが、ドラコさんからなら、貴女の事は少し聞きましたよ?」
「え?ちょっと待ってッ!?貴方、アイツにも会ったの?いえ、それ以前に、まだドラコが生きていたッ!?」
何故、そんなに驚いているのだろう?
そもそも、彼の管理するダンジョンによって、魔族と戦える武防具が手に入った筈なのだが…。
「えぇ、ダンジョンの中で…最近、聖なる武防具をドロップする様になったダンジョンの話は聞きませんでしたか?」
「……まさかッ!?」
「はい、彼は、そのダンジョンでダンジョンマスターとなり、その力を使い、来たるべき魔族との戦いに備えていた様です。」
「え~っと…もしかして、貴方が枯れたはずのダンジョンが生きていたとか、聖なる武防具を発見した冒険者だったりするのかしら?」
「えぇ、そうですが…それが何か?」
「ご、ご主人様、それ内緒だったんじゃ…。」
「あ…。」
クズハに言われて、冷や汗がドッと出る。
そう言えば、揉め事が起きない様に、正体を隠す様にしていたんだった…。
「プフッ…そ、そう…貴方がそうだったのね…アハハハハ!」
「こ、これ…その様に笑うものではない、失礼だぞ。」
「だって、彼、魔王なんでしょ?
それなのに、魔族に対抗する武防具をバラ撒いたって…もう、最高じゃない!」
あぁ、やっぱり俺が魔王って話も伝わっている訳ね。
あまりに普通に話して来たから、その話は伝わってなかったのかと心配しちゃったよ。
「えぇ、確かに、今は、俺が魔王ですね…何だったら、その証拠を見せましょうか?」
そう言って、俺はニッコリと微笑む。
すると、その言葉に王様が直ぐに反応した。
「いや、それには及ばぬ、ワシらはレスター達からの報告を信じておるからの。」
「そうですか…だったら、何故、未だにレベッカさんをレスターと呼ぶのですか?
個人的には、もう止めにしてあげて欲しいのですが?」
そう、先程から王様達が、彼女をレスターと呼ぶ事に地味にイラッと来ていたのだ。
「…そうじゃったな、確かに報告ではレベッカとバレておったのじゃったな…。
すまぬな、レベッカ…お主には辛い事を強いておった…。
もう、これからはレスターの真似事はする必要はない、これからは自由に生きるが良い…。」
「ち、父上…。」
「あ~、その何じゃ…以前みたいにお父様と呼んでくれると嬉しいのじゃが?
何だったら、子供の時みたいにパパでも良いぞ?」
「いったい、何時の話をしてるんです!お父様ッ!!」
自由に生きて良い…その言葉が、彼女を縛り付けていた呪縛を断ち切ったかの様に、レベッカさんの口調が変わる。
それに伴い、中性だった声も女性の声へと変わった…おそらく魔道具か何かで声を変えていたのだろう。
そして、その声は、やはり年相応の女性らしい可愛い声だった。
その後、軽い雑談が続き、そして…話題は当初の予定通り本題へと移行するのだった…。
そして現在、俺達は、とある部屋にて待機を余儀なくされたりする…。
「失礼します!王様、ならびに王妃様が御出になりました。」
ノックと共に入ってきた騎士が、そう俺達に告げる。
報告に来たのが執事やメイドではなく、騎士と言う所を見ると、こちらをかなり警戒されている様である。
本来であれば、王様達に会うのだから謁見の間で挨拶せねばならない筈のだが、偽りのレスターさん事、レベッカさん付きの騎士達の報告により、当初の予定は変更される事となる。
最初の予定では謁見の間での面会予定であったが、俺の存在が問題となり、急遽、特別室として王族のみが使う応接室での面会へと変更され、その準備として待機となっていたのだ。
ちなみに、余談ではあるが、俺と嫁~ズ、そしてレベッカはソファーに座たまま待機状態、レベッカさん付きの騎士達は立ったまま…と言う、おかしな状態で、王様&王妃が来るのを待っていたりする。
「おぉ!レベ…コホンッ!レスターよ、よくぞ無事帰ってきた!
そして、皆の者、よくぞレスターを守ってくれた、礼を言う。」
「ち、父上…。」
「「「ハッ!ありがたき幸せです!」」」
なるほど、アレがレクス国王か…だとすると、あの隣にいる綺麗なエルフが、ドラコさんの言っていた、勇者セイギ…じぃちゃんの仲間だった、王妃の『シールズ』さんと言う事かな?
それにしても、流石は、エルフと言った所だろうか?
じぃちゃんの仲間だったと言う事は、必然的に300歳は超えてるのにも関わらず、その見た目は二十歳でも通じる程の若さに溢れている…と思う。
「それで…そちらの方が、例の人ですか?」
「はい…そうです、母上。」
レスター…本当はレベッカと言う名前であり、尚且、男のフリをしていた女性なのだが、王様がレスターと呼んでいる所を見ると、あちらにも色々と事情がありそうである。
更に、レベッカが母上と言った事からも分かる様に、彼女が王妃の『シールズ』さんで、まず間違いないと思われる。
しかし、俺の事を『例の人』と呼んでいた様だが、一体、どんな風に話が伝わっているのか…心配である。
〔ご主人様、どうやら私達はあまり歓迎されていない様に思えるのですが…。〕
〔あぁ、正直、俺もそう思う…だが、普通に考えて、今まで敵対していた魔王が、自国を訪問したら、歓迎なんて出来ないだろ…。
だから、みんなには悪いんだが、気分を害する事になっても、出来るだけ我慢してくれよ?〕
〔〔〔〔はい。〕〕〕〕
恐らく、色々と聞かれ、不快な思いするであろう事は、容易に予想する事が出来る。
それは『例の人』と言う言葉からも予想が付く。
大方、俺の正体が敵方の大将である魔王と言う話が伝わっているのであろう。
もっとも、此処にレベッカさん達と一緒の部屋で待機させられていた事から考えると、直ぐに攻撃してくる事は無いと思われる。
そうでなければ、待たされている間に、暗殺しようと何らかの動きがあった筈だ。
「そう…言われてみれば、確かに『あの人達』の面影がある様に思えるわね。
えっと、貴方の名前を伺っても良いかしら?」
と、王妃様と思われる女性が聞いてくる。
「失礼ですが、名前を伺うなら、まずは自分の名前を言うのが先なのではないですか?」
「お、おい、プリン!」
確かに、一般的には、人の名前を聞くなら先に自分の名前を名乗ると言われるのが定番であるが、仮にも相手は一国の王妃である。
そんな人を相手に、今の物言いは流石に不味い物があると思う。
だが、そう告げられた彼女は、と言うと…。
「あら、そう言えば自己紹介がまだでしたわね。
つい、あの人の孫が来たと聞いた物だから、つい興奮して忘れてたわ、ごめんなさいね?
改めて、自己紹介させて貰うわね?
私は『シールズ・フォン・シロガネ』…かつて、貴方のお祖父様である、勇者セイギ…正義と共に魔王を倒した仲間の一人と言った方が、貴方には分かりやすいかしら?」
と、プリンの無礼な発言を何事もなかったかの様に、サラリと流すと、彼女は自己紹介をしてきた。
やはり、彼女が王妃で間違いない様だ。
「い、いえ、実はじぃちゃん…祖父からは、こちらの世界の事は何一つ聞かされていませんでした。
ですので、何と言うか…じぃちゃんの仲間と言われても、俺にはよく分からないんです。
それと、俺の名前は『語部 夢幻』です。
えっと…こちら風に言うと、ムゲン・カタリベ…でしょうか?」
「そう、セイギのヤツ…私達の事、何も伝えてなかったなんて、まったくアイツときたら、ブツブツ…。」
「は、母上…?」
「あ、あら?私とした事が、つい…。」
ふむ、どうやら彼女は感情的になりやすい所がある様だ。
そして、当然、口調も変わる…と。
「あ~…でも、じぃちゃん達には何も聞いてませんが、ドラコさんからなら、貴女の事は少し聞きましたよ?」
「え?ちょっと待ってッ!?貴方、アイツにも会ったの?いえ、それ以前に、まだドラコが生きていたッ!?」
何故、そんなに驚いているのだろう?
そもそも、彼の管理するダンジョンによって、魔族と戦える武防具が手に入った筈なのだが…。
「えぇ、ダンジョンの中で…最近、聖なる武防具をドロップする様になったダンジョンの話は聞きませんでしたか?」
「……まさかッ!?」
「はい、彼は、そのダンジョンでダンジョンマスターとなり、その力を使い、来たるべき魔族との戦いに備えていた様です。」
「え~っと…もしかして、貴方が枯れたはずのダンジョンが生きていたとか、聖なる武防具を発見した冒険者だったりするのかしら?」
「えぇ、そうですが…それが何か?」
「ご、ご主人様、それ内緒だったんじゃ…。」
「あ…。」
クズハに言われて、冷や汗がドッと出る。
そう言えば、揉め事が起きない様に、正体を隠す様にしていたんだった…。
「プフッ…そ、そう…貴方がそうだったのね…アハハハハ!」
「こ、これ…その様に笑うものではない、失礼だぞ。」
「だって、彼、魔王なんでしょ?
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そう言って、俺はニッコリと微笑む。
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「そうですか…だったら、何故、未だにレベッカさんをレスターと呼ぶのですか?
個人的には、もう止めにしてあげて欲しいのですが?」
そう、先程から王様達が、彼女をレスターと呼ぶ事に地味にイラッと来ていたのだ。
「…そうじゃったな、確かに報告ではレベッカとバレておったのじゃったな…。
すまぬな、レベッカ…お主には辛い事を強いておった…。
もう、これからはレスターの真似事はする必要はない、これからは自由に生きるが良い…。」
「ち、父上…。」
「あ~、その何じゃ…以前みたいにお父様と呼んでくれると嬉しいのじゃが?
何だったら、子供の時みたいにパパでも良いぞ?」
「いったい、何時の話をしてるんです!お父様ッ!!」
自由に生きて良い…その言葉が、彼女を縛り付けていた呪縛を断ち切ったかの様に、レベッカさんの口調が変わる。
それに伴い、中性だった声も女性の声へと変わった…おそらく魔道具か何かで声を変えていたのだろう。
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