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~最終章~◆◆◆物語はハッピーエンドが良いよね?◆◆◆
389ページ目…魔王戦、その後【3】
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いざ、ファナル砦へ!と気合を入れ出発をしたのは良いのだが、何やら妙な胸騒ぎを感じ、そのまま中には入らず、急遽、目的地を魔王城へと変更し、再度、転移する事にした。
こう言う時の嫌な予感とは言う大概当たる物と言うのが、セオリーと言うかベタな展開である。
その結果…魔王城に転移した僕達の前に待ち受けていたのは十数人の魔族達であった。
「おぉー!新たな魔王様が降臨されたぞ!!」
「まぁ、何て強い力なのでしょう。
先代の魔王様なんて足元にも及ばないのではないかしら?」
「ははは、そもそも先代の魔王様なんかと比べたら、失礼にも程があるんじゃないか?」
「そ、そうよね…いくら先代の魔王様とは言え、私達に隷属化を強いたんですものね…。
そんなのと比べる事自体、間違ってるわよね…。」
等々、集まった魔族は、先代の魔王こと『エギン』の批判と、僕が来た事に対し喜びの声を上げている。
まぁ、喜びの声と言うよりは、新たな期待に胸を躍らせていると言った方が正しいかもしれない。
「あ、あの…これは、いったい…。」
何が何だか、良く分からない状態の俺は、困惑しながらも何とか質問した。
「え?これは…とは、何の事でしょうか?」
返事をしてくれたのは、他の魔族達より一歩手前に居た魔族の人である。
もしかしたら、この中では一番偉いのかもしれない。
「いや、何で、此処に集まっているのかな…と。」
まぁ、集まるだけで敵対しないのだから、現時点では問題ないのだが…ただ集まって井戸端会議…とは考えられない。
「あぁ~その事でしたか…先代の魔王が倒された事により、我々に掛けられていた命令が解除されまして…そんな折、新たな魔王様の気配を感じましたので、生き残りの者達は、こうやって魔王城へ集まってきたのです。」
「え?でも、それなら何で、わざわざ魔王城に集まったの?」
そもそも、昨日の確認の時点では彼等はいなかった。
つまり、彼等が魔王城に来た時には、既に、俺達は魔王城を後にしていたと言う事なのだ。
集まってから何時間経っているかは不明だが、今日、来なかったらどうするつもりだったのか…。
「何故って…それは、魔王様は魔王城に居る物と相場が決まってるからじゃありませんか…。
故に、必ずや魔王様は魔王城へお越しになられると思い、集まっていたのです。」
そこまで聞いて、何となくだが納得した。
一部例外もあるが、基本的にゲームや小説などでは『魔王=魔王城にいる』と言う図式がある。
そう言う意味では、魔王は玉座に座って威張ってるイメージが強い。
まぁ、もちろん、俺はそんな事をするつもりはない。
そんな事よりも、今の俺は、スローライフを望んでいるのだから…。
「なるほど、そこまでは理解した…でも、集まって何するつもりだったんだ?」
「え?人族と戦争をなさるのではないのですか?」
「はぁッ!?何でそんな事しなきゃならないの!?」
「「「「「え、えぇーーーーーッ!?」」」」」
俺の発言に、魔族一同が驚きの声を上げる。
「ちょっと待て!何でそんなに驚かれるんだよ!」
その反応は、逆に俺を驚かせる事になる。
「いや、だって…。」
「…ねぇ?」
「…なぁ?」
魔族達が、困惑した様子で、互いの顔を見合わせている。
「もしかして、魔王ってのは人族と戦争しないとダメな存在なのか?」
「い、いえ、決してその様な事は…。」
「だったら、戦争なんて絶対にしないぞ!そもそも、戦争なんてしたら被害が増えるだけだし、何の生産性も無い。
それに…君達だって、無事では済まないだろ?」
受肉をする前の精神体であれば、それこそ無敵に近かったかもしれないが、受肉を果たした今の彼等には、数の暴力により大怪我をする…最悪、死ぬ事だってありえるだろう。
「ま、まさか…魔王様は、我々の事を…心配なされたのですか?」
恐る恐る聞いてくる魔族の男…敵対していなのであれば心配するの当たり前の様な気がするし、決して変な事ではないと思うのだが?
「それが何か?もしかして、魔王は魔族を心配しちゃダメなのか?」
「め、滅相もございません!!で、ですが先代…それに先々代も我々を道具としてしか見ておらず、この様な扱いをされるとは思いもよらず…。」
先代…つまり、エギンは仕方がないと思うが…先々代、つまり『零』までも、道具扱いだったのにビックリである。
ただ、考えてみれば、零は失った恋人の魂を探し出そうとしていた…その為に、手駒が欲しかったのだと思い至った。
まぁ、結局、見付け出す事は出来ず、じぃちゃん…勇者セイギに倒されてしまったのだが…。
「とりあえず、俺は、理不尽な命令を出すつもりはないし、戦争をするつもりもない。
それどころか、これからお前達には、平和に生きて貰いたいと思う。」
「へ、平和…ですか?それが命令とあらば従いますが…。」
「か、畏まりました…。」
「り、了解であります…。」
「は、はい…。」
やはり、困惑した表情で答える魔族達…だが、それでも…。
「ほ、本当によろしいのでしょうか?
我々が平和に生きても…。」
と、戸惑いと喜びの声も聞こえてくる。
「あぁ、最初は色々と、わだかまりがあると思う。
だが、それでも乗り越えられると、俺は信じている。
まぁ、最初はかなり厳しいと思うけど…それでも、いつかは人族と手を取り合い、平和に暮らせると思っているよ。」
もっとも、それが何年、何十年…いや、何百年掛かるかは分からないが、それでも可能性はあると思っている。
「だけど、その前に…とりあえずは、まずは大きな壁を作り、外から誰も入れない様にした方が良いかもね。」
所謂、城壁とか外壁とか言われる物を作り、内外の出入りを制限する事から始めると良いだろう。
「ハッ!では、まずはその様に…して、広さは如何致しましょう?」
「え?そんな事まで俺が考えなきゃダメなの?」
「はい、出来ますれば…。」
何とも面倒な話である。
それこそ、自分達で決めてくれたら楽なのだが…。
「えっと、だったら、ここから見える範囲を…。」
何気に言ったが大丈夫か?言って置いて何だが、見渡す限り荒野が広がっているのだが…。
そんな状態の土地を確保しても、早々、どうにか出来るとは思えない。
何となく言ってしまった事なので、流石に不味いと思い訂正しようと思った時には、既に遅く、何人かが行動を開始した後だった。
「あ…って、だから、行動が早すぎだよ…。」
「魔王様、どうしました?」
「いや、流石に広すぎたかな?って思って…。」
「確かに、広いと言われれば広いですが、それが何か問題でも?」
俺の言う事を否定しない…完全なイエスマンと成り果てている魔族達に、少し引いてしまう。
だが、これはある意味、種族的な問題なのかもしれないので、今は、これで良しとする。
そこら辺の認識については、追々、直して行く事にしようと思う。
しかし、何だって俺は、この魔族達の事を、何の疑問も持たず受け入れているんだろう?
それでも、俺は今度こそ魔族達を蔑ろにしない様に…と、心に決めたのだった…。
こう言う時の嫌な予感とは言う大概当たる物と言うのが、セオリーと言うかベタな展開である。
その結果…魔王城に転移した僕達の前に待ち受けていたのは十数人の魔族達であった。
「おぉー!新たな魔王様が降臨されたぞ!!」
「まぁ、何て強い力なのでしょう。
先代の魔王様なんて足元にも及ばないのではないかしら?」
「ははは、そもそも先代の魔王様なんかと比べたら、失礼にも程があるんじゃないか?」
「そ、そうよね…いくら先代の魔王様とは言え、私達に隷属化を強いたんですものね…。
そんなのと比べる事自体、間違ってるわよね…。」
等々、集まった魔族は、先代の魔王こと『エギン』の批判と、僕が来た事に対し喜びの声を上げている。
まぁ、喜びの声と言うよりは、新たな期待に胸を躍らせていると言った方が正しいかもしれない。
「あ、あの…これは、いったい…。」
何が何だか、良く分からない状態の俺は、困惑しながらも何とか質問した。
「え?これは…とは、何の事でしょうか?」
返事をしてくれたのは、他の魔族達より一歩手前に居た魔族の人である。
もしかしたら、この中では一番偉いのかもしれない。
「いや、何で、此処に集まっているのかな…と。」
まぁ、集まるだけで敵対しないのだから、現時点では問題ないのだが…ただ集まって井戸端会議…とは考えられない。
「あぁ~その事でしたか…先代の魔王が倒された事により、我々に掛けられていた命令が解除されまして…そんな折、新たな魔王様の気配を感じましたので、生き残りの者達は、こうやって魔王城へ集まってきたのです。」
「え?でも、それなら何で、わざわざ魔王城に集まったの?」
そもそも、昨日の確認の時点では彼等はいなかった。
つまり、彼等が魔王城に来た時には、既に、俺達は魔王城を後にしていたと言う事なのだ。
集まってから何時間経っているかは不明だが、今日、来なかったらどうするつもりだったのか…。
「何故って…それは、魔王様は魔王城に居る物と相場が決まってるからじゃありませんか…。
故に、必ずや魔王様は魔王城へお越しになられると思い、集まっていたのです。」
そこまで聞いて、何となくだが納得した。
一部例外もあるが、基本的にゲームや小説などでは『魔王=魔王城にいる』と言う図式がある。
そう言う意味では、魔王は玉座に座って威張ってるイメージが強い。
まぁ、もちろん、俺はそんな事をするつもりはない。
そんな事よりも、今の俺は、スローライフを望んでいるのだから…。
「なるほど、そこまでは理解した…でも、集まって何するつもりだったんだ?」
「え?人族と戦争をなさるのではないのですか?」
「はぁッ!?何でそんな事しなきゃならないの!?」
「「「「「え、えぇーーーーーッ!?」」」」」
俺の発言に、魔族一同が驚きの声を上げる。
「ちょっと待て!何でそんなに驚かれるんだよ!」
その反応は、逆に俺を驚かせる事になる。
「いや、だって…。」
「…ねぇ?」
「…なぁ?」
魔族達が、困惑した様子で、互いの顔を見合わせている。
「もしかして、魔王ってのは人族と戦争しないとダメな存在なのか?」
「い、いえ、決してその様な事は…。」
「だったら、戦争なんて絶対にしないぞ!そもそも、戦争なんてしたら被害が増えるだけだし、何の生産性も無い。
それに…君達だって、無事では済まないだろ?」
受肉をする前の精神体であれば、それこそ無敵に近かったかもしれないが、受肉を果たした今の彼等には、数の暴力により大怪我をする…最悪、死ぬ事だってありえるだろう。
「ま、まさか…魔王様は、我々の事を…心配なされたのですか?」
恐る恐る聞いてくる魔族の男…敵対していなのであれば心配するの当たり前の様な気がするし、決して変な事ではないと思うのだが?
「それが何か?もしかして、魔王は魔族を心配しちゃダメなのか?」
「め、滅相もございません!!で、ですが先代…それに先々代も我々を道具としてしか見ておらず、この様な扱いをされるとは思いもよらず…。」
先代…つまり、エギンは仕方がないと思うが…先々代、つまり『零』までも、道具扱いだったのにビックリである。
ただ、考えてみれば、零は失った恋人の魂を探し出そうとしていた…その為に、手駒が欲しかったのだと思い至った。
まぁ、結局、見付け出す事は出来ず、じぃちゃん…勇者セイギに倒されてしまったのだが…。
「とりあえず、俺は、理不尽な命令を出すつもりはないし、戦争をするつもりもない。
それどころか、これからお前達には、平和に生きて貰いたいと思う。」
「へ、平和…ですか?それが命令とあらば従いますが…。」
「か、畏まりました…。」
「り、了解であります…。」
「は、はい…。」
やはり、困惑した表情で答える魔族達…だが、それでも…。
「ほ、本当によろしいのでしょうか?
我々が平和に生きても…。」
と、戸惑いと喜びの声も聞こえてくる。
「あぁ、最初は色々と、わだかまりがあると思う。
だが、それでも乗り越えられると、俺は信じている。
まぁ、最初はかなり厳しいと思うけど…それでも、いつかは人族と手を取り合い、平和に暮らせると思っているよ。」
もっとも、それが何年、何十年…いや、何百年掛かるかは分からないが、それでも可能性はあると思っている。
「だけど、その前に…とりあえずは、まずは大きな壁を作り、外から誰も入れない様にした方が良いかもね。」
所謂、城壁とか外壁とか言われる物を作り、内外の出入りを制限する事から始めると良いだろう。
「ハッ!では、まずはその様に…して、広さは如何致しましょう?」
「え?そんな事まで俺が考えなきゃダメなの?」
「はい、出来ますれば…。」
何とも面倒な話である。
それこそ、自分達で決めてくれたら楽なのだが…。
「えっと、だったら、ここから見える範囲を…。」
何気に言ったが大丈夫か?言って置いて何だが、見渡す限り荒野が広がっているのだが…。
そんな状態の土地を確保しても、早々、どうにか出来るとは思えない。
何となく言ってしまった事なので、流石に不味いと思い訂正しようと思った時には、既に遅く、何人かが行動を開始した後だった。
「あ…って、だから、行動が早すぎだよ…。」
「魔王様、どうしました?」
「いや、流石に広すぎたかな?って思って…。」
「確かに、広いと言われれば広いですが、それが何か問題でも?」
俺の言う事を否定しない…完全なイエスマンと成り果てている魔族達に、少し引いてしまう。
だが、これはある意味、種族的な問題なのかもしれないので、今は、これで良しとする。
そこら辺の認識については、追々、直して行く事にしようと思う。
しかし、何だって俺は、この魔族達の事を、何の疑問も持たず受け入れているんだろう?
それでも、俺は今度こそ魔族達を蔑ろにしない様に…と、心に決めたのだった…。
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