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~第七章:魔神復活編~
374ページ目…手違い
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プリンが作り出したプチスライムのスラポンに、五人目の四天王と言う訳の分からない存在の相手を任せた僕達は、魔王のいるであろう玉座を目指していた。
とは言っても、階段を上った後は、ただひたすらに一本道を進んでいくだけである。
「なぁ、プリン…何か可笑しくないか?
俺達、階段を上った後、かなり走ってると思うんだが…。」
既に5分はそのまま走っていると思うのだが、未だに何処にも辿り着く事が出来ていない。
何故か、その区間の廊下の壁には扉すら無い状態が続いている。
「えぇ、そうですね…これでは、まるでゲームで言う所の無限ループ…の様です。」
そう、幾ら城とは言え、コレだけの時間走っているにも関わらず、扉一つ見付からないのは異常だ。
ちなみに、プリンがゲームやら無限ループを知っているのは、〖融合〗により、文字通り一つとなった時に、僕と記憶の共有をした為である。
「これが幻術とかだったら…。
〖召喚サモン:身代わりの山羊〗」
と、魔王戦に向けて新たに覚えた召喚魔法を使う。
考えてみたら、今まで召喚魔法と呼べる様な召喚魔法を使った事がなかった気がする。
「って、何で羊ッ!?」
だが、呼び掛けによって顕れるたのは山羊…ではなく、羊である。
スケープゴートは『贖罪《しょくざい》の山羊』とも言われる為、喚び出される物は山羊が現れるかと思っていただけにビックリである。
「そんな事言われましても…私は喚ばれたから来ただけですし…。」
「って、普通に喋るんかいッ!!」
山羊が出てくるはずが羊が出てきた…それだけでも不可思議なのに、更に言葉を話すと言う不思議な現象に驚きを隠せない。
しかし、そんな驚きも、それだけでは済まなかった…。
『プルルルルルルル…プルルルルルルル…ガチャ。』
「はい、こちらメリーですが?
え?召喚先の間違い?私は喚ばれてないですって?
あちゃ~、でしたら私は一旦戻って、担当者と代われば良いんですね?
はい、はい…分かりました、では先方にはそうお伝えします、はい…では、失礼します。」
と、モコモコの毛皮から携帯電話みたあいな何かを取り出すと、誰かと会話を始める羊さん…。
もう、何が何だか分からない状態である。
「えっとですね…どうやら、召喚の際、手違いがあったらしく間違って私が召喚されてしまった様でして…私、一旦、元の場所に戻らせていただきたいと思います。
それで、暫くした後、本来の担当者が来ますので、ご用件はそちらの方に伝えて貰っても宜しいでしょうか?」
と、何とも丁寧な話し方である。
ただ、正直な話、こちらの用件は、『召喚する事』であって、召喚した後の事は重要ではなかったりする。
なので…。
「あ~、そこら辺はお構いなく…ただ、こちらの用事はもう済んでしまったので、新たな召喚はキャンセルで構いませんよ?」
「おや?そうなのですが?でしたら、ご迷惑をお掛けしたお詫びとして、私が戻るついでにキャンセルをお伝えしましょうか?」
「あ…そんな事も出来るんですか?」
「えぇ、こう見えても、私、羊ですから…。」
羊だと、そんな事が可能なのだろうか?
それとも、何かの冗談だったのだろうか?
いや、今のイントネーションの感じから言うと、羊ではなく執事なのかもしれない。
それに、この羊さん、服が執事の着る様な服なんだよね…。
「もしかして、執事と言いたかったのですか?」
「おや?私、今、執事と言いませんでした?」
「いえ、羊と言いましたが…。」
「おや?コレは失礼を…確かに羊と言っていたのなら、そちらの方が不思議そうな顔をしているのも納得がいきますね。
とは言え、手違いで召喚されてしまった以上、こちらに何時までもいるのは失礼ですし、そろそろお暇を頂きたいと存じます…宜しいでしょうか?」
「あ、はい…どうぞ…それと、キャンセルの件、お願いします。」
「はい、畏まりました…それでは、これで失礼させていただきます。」
執事な羊さんは、そう言うと消えてしまったのだった…。
「ご主人様、変な人でしたね…。」
「あぁ…でも、人じゃなく羊だったけどな…。」
「ですね…それで、どうして召喚魔法を?」
「いや、昔読んだ小説に、似た様な方法で無限ループを脱出した話があったんだよ。
まぁ、何とも成らなかったから無駄骨だけど…ね。」
「そうだったんですね…それではどうしますか?」
「そうだな…とりあえず、魔法を前方に撃ち出してみるとか?
もしかしたら、後ろから飛んでくるかも知れないけど…。」
無限ループに嵌っているのなら、その可能性もあるので油断が出来ない。
「でしたら、私が…。」
プリンはそう言うと、その手に光の矢を作り出す。
「〖魔法:聖なる矢〗!」
アンデッドによく効く聖なる光を纏った矢を放つプリン…これならば普通に生きている者であれば、当たった所で特にダメージも受ける事はないだろう。
もっとも、ダメージは受けなくても衝撃くらいはあるだろうが…。
って言うか、プリン、聖属性の魔法も使えたんだ…。
だが、予想に反し、幾ら待っても背後からはホーリーアローが飛んでくる事はなかった。
「これは…そのまま進むしかない様だな…。」
「その様ですね…ですが、少しだけ休憩した方が良いと思いますが?」
「…そうかな?」
「えぇ、ご主人様は私と違って、普通にスタミナが減りますから…。」
と、プリンが僕の心配をしてくれる。
いや、僕だけじゃなくて、プリンだって普通に体力減るよね?
何故、僕だけ減る前提で話をするのか疑問だが、ここはプリンの提案に従い、少しだけ休憩をする事にしたのだった…。
とは言っても、階段を上った後は、ただひたすらに一本道を進んでいくだけである。
「なぁ、プリン…何か可笑しくないか?
俺達、階段を上った後、かなり走ってると思うんだが…。」
既に5分はそのまま走っていると思うのだが、未だに何処にも辿り着く事が出来ていない。
何故か、その区間の廊下の壁には扉すら無い状態が続いている。
「えぇ、そうですね…これでは、まるでゲームで言う所の無限ループ…の様です。」
そう、幾ら城とは言え、コレだけの時間走っているにも関わらず、扉一つ見付からないのは異常だ。
ちなみに、プリンがゲームやら無限ループを知っているのは、〖融合〗により、文字通り一つとなった時に、僕と記憶の共有をした為である。
「これが幻術とかだったら…。
〖召喚サモン:身代わりの山羊〗」
と、魔王戦に向けて新たに覚えた召喚魔法を使う。
考えてみたら、今まで召喚魔法と呼べる様な召喚魔法を使った事がなかった気がする。
「って、何で羊ッ!?」
だが、呼び掛けによって顕れるたのは山羊…ではなく、羊である。
スケープゴートは『贖罪《しょくざい》の山羊』とも言われる為、喚び出される物は山羊が現れるかと思っていただけにビックリである。
「そんな事言われましても…私は喚ばれたから来ただけですし…。」
「って、普通に喋るんかいッ!!」
山羊が出てくるはずが羊が出てきた…それだけでも不可思議なのに、更に言葉を話すと言う不思議な現象に驚きを隠せない。
しかし、そんな驚きも、それだけでは済まなかった…。
『プルルルルルルル…プルルルルルルル…ガチャ。』
「はい、こちらメリーですが?
え?召喚先の間違い?私は喚ばれてないですって?
あちゃ~、でしたら私は一旦戻って、担当者と代われば良いんですね?
はい、はい…分かりました、では先方にはそうお伝えします、はい…では、失礼します。」
と、モコモコの毛皮から携帯電話みたあいな何かを取り出すと、誰かと会話を始める羊さん…。
もう、何が何だか分からない状態である。
「えっとですね…どうやら、召喚の際、手違いがあったらしく間違って私が召喚されてしまった様でして…私、一旦、元の場所に戻らせていただきたいと思います。
それで、暫くした後、本来の担当者が来ますので、ご用件はそちらの方に伝えて貰っても宜しいでしょうか?」
と、何とも丁寧な話し方である。
ただ、正直な話、こちらの用件は、『召喚する事』であって、召喚した後の事は重要ではなかったりする。
なので…。
「あ~、そこら辺はお構いなく…ただ、こちらの用事はもう済んでしまったので、新たな召喚はキャンセルで構いませんよ?」
「おや?そうなのですが?でしたら、ご迷惑をお掛けしたお詫びとして、私が戻るついでにキャンセルをお伝えしましょうか?」
「あ…そんな事も出来るんですか?」
「えぇ、こう見えても、私、羊ですから…。」
羊だと、そんな事が可能なのだろうか?
それとも、何かの冗談だったのだろうか?
いや、今のイントネーションの感じから言うと、羊ではなく執事なのかもしれない。
それに、この羊さん、服が執事の着る様な服なんだよね…。
「もしかして、執事と言いたかったのですか?」
「おや?私、今、執事と言いませんでした?」
「いえ、羊と言いましたが…。」
「おや?コレは失礼を…確かに羊と言っていたのなら、そちらの方が不思議そうな顔をしているのも納得がいきますね。
とは言え、手違いで召喚されてしまった以上、こちらに何時までもいるのは失礼ですし、そろそろお暇を頂きたいと存じます…宜しいでしょうか?」
「あ、はい…どうぞ…それと、キャンセルの件、お願いします。」
「はい、畏まりました…それでは、これで失礼させていただきます。」
執事な羊さんは、そう言うと消えてしまったのだった…。
「ご主人様、変な人でしたね…。」
「あぁ…でも、人じゃなく羊だったけどな…。」
「ですね…それで、どうして召喚魔法を?」
「いや、昔読んだ小説に、似た様な方法で無限ループを脱出した話があったんだよ。
まぁ、何とも成らなかったから無駄骨だけど…ね。」
「そうだったんですね…それではどうしますか?」
「そうだな…とりあえず、魔法を前方に撃ち出してみるとか?
もしかしたら、後ろから飛んでくるかも知れないけど…。」
無限ループに嵌っているのなら、その可能性もあるので油断が出来ない。
「でしたら、私が…。」
プリンはそう言うと、その手に光の矢を作り出す。
「〖魔法:聖なる矢〗!」
アンデッドによく効く聖なる光を纏った矢を放つプリン…これならば普通に生きている者であれば、当たった所で特にダメージも受ける事はないだろう。
もっとも、ダメージは受けなくても衝撃くらいはあるだろうが…。
って言うか、プリン、聖属性の魔法も使えたんだ…。
だが、予想に反し、幾ら待っても背後からはホーリーアローが飛んでくる事はなかった。
「これは…そのまま進むしかない様だな…。」
「その様ですね…ですが、少しだけ休憩した方が良いと思いますが?」
「…そうかな?」
「えぇ、ご主人様は私と違って、普通にスタミナが減りますから…。」
と、プリンが僕の心配をしてくれる。
いや、僕だけじゃなくて、プリンだって普通に体力減るよね?
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