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~第七章:魔神復活編~
360ページ目…ダークサイド
しおりを挟む<side:アリス>
御主人様の後を追う様にして魔王城に乗り込んだ私達は、四天王・水宴のエルムと名乗る上級魔族と対峙した。
元々、魔王を倒す為に来ているのだから、その配下である四天王との戦闘は避けられないとは思っていたが、それは予期せぬ言葉で現実の物となった。
「でも、四天王と名乗ってますので、所詮は先程のオルマと言う上級魔族ザコと同じなのでは?」
「ちょッ!?プリンさんッ!?」
そう…御主人様の正妻であるプリンさんが水宴のエルムに向けて、まさかの雑魚呼ばわりしたのである。
それに対して慌てる御主人様…ちょっとだけ可愛いと思ってしまったのは内緒である。
もっとも、プリンさんの言う様にローラさんの一撃であっさりと倒されたオルマと同じ四天王…と言うのであれば、油断するのは仕方が無い。
故に、私もプリンさんの意見には同意である。
しかし、その事に対し、エルムは逆上し冷静さを失った。
御主人様の本命は、この城に巣食う現・魔王を倒し、この世界を平和に導く事である。
そして、オルマが最弱だと言うのなら二番手であるエルムは、四天王の中で下から二番目の強さだと思われた。
ならば、こんな所で御主人様の手を煩わせるべきではない。
そう判断した私は、気が付いた時には『御主人様、ここは私にお任せ下さい。』と声に出していた。
「き、貴様等…我を何処まで愚弄すれば気が済むのだッ!!」
どうやら私達がエルムを無視する形で会話を続けて居たからだろうか?
残念ながら愚弄した覚えはないし、わざわざそんな事をする価値もないのだが、何故か、エルムは怒りを顕わにする。
すると、エルムの周りに魔力の渦が発生した…どうやら、かなり上位の魔法の詠唱に入った様である。
次の瞬間、私の前に御主人様の作った『私専用の生きてる鎧・玄武』が顕れ、私を見上げていた。
確か、私の鎧はプリンさんが預かってくれていたはず…そう思いプリンさんの方を向くと、私の視線に気が付いた彼女は私に向けて可愛らしい笑顔でウインクをする。
なるほど、どうやら私がエルムの相手をすると言った時点で、私の鎧『玄武』を用意してくれていたのか。
「玄武、武装化!」
力有る言葉と共に、その意思を持って一瞬で私に纏わりつく鎧…瞬きするほどの僅かな時間で私は鎧を纏っていた。
こ、これが御主人様が作った私だけの鎧ッ!?
この鎧の元となった聖獣を模した姿の時から、かなりの力を感じていたが、今はそれを遙かに上回る力が私の中を駆けめぐる。
そして…その力は、私の中に眠っていた一つの感情を呼び起こす事となる。
「これでも喰らえッ!!超高圧水弾!」
おそらくは上級魔法に相当すると思われる魔法が放たれる。
「させません!」
エルムの攻撃が御主人様に向いてるのが分かった私は、気が付くと御主人様を庇う様に『玄武の盾』を構え、圧縮された水の塊を受け流していた。
どうやら、私専用の鎧と言う事だけあってか、多大な強化と私の意思を反映し自動制御すらも行ってくれる様だ。
「な、何だとッ!?その様な見窄らしい盾で我の水弾を防いだだとッ!?」
カチン…エルムの言葉に私の中で目覚めた何かが急激に騒ぎ出す。
御主人《旦那》様が作られた、この素晴らしい盾を、たかが上級魔族如きの分際で、侮辱すると言うのですか?しかも見窄らしいとまで言うのですか?
ドクン、ドクン…っと、目覚めた何かが私の身体を駆けめぐる…。
あぁ、そうか…コレが怒り…負の感情と言う物ですか…。
今まで生きてきた中で、殆ど感じる事のなかった感情…自分がどれほど大事にされていたのかが分かった瞬間でもあった。
「…先程から黙って聞いていれば、御主人様に対し数々の無礼な振る舞い。
流石に温厚な私でも、いい加減、鶏冠に来ました…貴方にはそれ相応の罰を受けて貰います。
よもや、楽に死ねると思わないで下さいませ。」
私はそう言うと、御主人様達の方を向く。
それだけで御主人様達は私が何を言いたいのか理解してくれた。
「アリス!僕達は先に行く!油断せず無理だと思ったら逃げるんだ、分かったなッ!!」
「はい、畏まりました!」
御主人様が私を信頼し、この場を任せてくれた。
それに、無理だと思ったら逃げろと…あぁ、何と優しくて素晴らしい事なのだろう。
その事に感激した私は、戦闘中だと言うのに喜びに振るえていたのだった…。
◇◆◇◆◇◆◇
「クックックッ、そろそろ待つのは良いだろうか?」
エルムの言葉に、私は我を取り戻す。
どうやら私を格下だと思って侮っているのか、ご丁寧に私を攻撃せずに待っていた様だ。
「はい、大変お待たせいたしました。」
「ふむ、では別れも済んだ様だし、あの世とやらに送ってやろう。」
「いえいえ、大変申し訳御座いませんが、私は御主人様の後を追わなければいけませんので、遠慮させて頂きたいと存じます。」
「クックックッ、そう言うな…貴様の首を、お前の主に手土産として我に楯突いた事を後悔させてやろうと言っておるのだ!」
私の首を主に…つまり、御主人様に私の首を見せ付けるですか?
先程からの御主人様に対しての数々の無礼な振る舞い、それだけでも万死に値すると思う。
更に御主人様が悲しむ様な事をしようというのか?
そこまで考えた時、確かに私の中で何かが『ブチッ!!』と千切れる様な音を聞いた様な気がした。
次の瞬間、私の身体から禍々しい光が漏れだした…。
今まで綺麗な色をしていた鎧が黒く染まり、そして禍々しく変化していく。
そして、頭部を守っていた兜…亀を型取っていた兜が、その姿を変え、蛇の形へと姿を変えた。
「あぁん?じゃかましいんじゃおんどりゃボケー!
さっきから黙って聞いてりゃー調子にノリよってからに!
おんどりゃ、生まれてきた事、後悔させんぞワレコラーッ!!」
この世界に、私以外にいるかどうか分からない…が、その存在を『ブラウニー』から『ハイブラウニー』へと進化する。
その際、鎧の性質も一緒に取り込んだ様で、私の中に別の人格が構成された。
そう…私は今まで防御しか出来ない様な、ひ弱な存在だったのだが、攻撃性を目覚めさせた私は、御主人様が偶に口にするダークサイドへと目覚めたのを理解した瞬間だった…。
◇◆◇◆◇◆◇
「M・L・C、発動ッ!」
私のもう一つの人格の叫び声と共に背後に玩具の様な城が現れる…だけではなく、その城を守る様に展開されるバリア。
このバリアこそが、お城を作り出すの魔法によって作られた防御魔法の一部であり、お城を守る為の城壁に相当する物ではないだろうか?と、私は思っている。
ちなみに、ブラウニーが家を守るのが仕事ならば、ハイ・ブラウニーは城を守るべき…と言うのは、些か安直な考えだったかも?と少しだけ後悔しているのは内緒である。
「何だ、その子供の玩具の様な城は!おままごとならば家に帰ってするんだな!
もっとも、貴様は此処で死ぬから無理な話だがなッ!!」
あぁ、そうですか…貴方はまだ私を…。
そして御主人様を侮辱する愚行を繰り返すのですね…。
エルムの行動に悲しくなる一方、私の中の、もう一つの人格がとうとう別の行動を開始した…。
「あんだとこのボケ!雑魚の分際で、このMASTER LOVELOVE CASTELをバカにしてんじゃね~ぞ、ゴルァ!」
別人格が作り出した即席の言葉ではあるが、要は愛の巣だと言う事だ。
それを、何の躊躇もなく大声で叫ぶとは、流石、もう一人の人格である。
ただ、その台詞は流石に…。
「あの~流石にそれ台詞を大声で言われるのは恥ずかしいのですが…。」
と、ダメ元でツッコミを入れる。
いくら私がブラウニー…もとい、ハイ・ブラウニーとして真価を発揮する為に作られた玩具の様な小さい城とは言え、それを大声で御主人様との愛の巣と宣言しているのだから、こちらが恥ずかしくなるのも無理はないだろう…。
「あぁん?おめ~もおめ~だ、主人格なんだから、あんたは堂々としてれば良いんだよ!
戦闘なんざ、この私がちょちょいのちょいで片付けてやんよ!」
まさかの別人格からのダメ出し…でもまぁ、口が悪いのは、戴けないが…御主人様を侮辱しまくった相手だし…まぁ、いっか…。
そう思った私は『あとは任せました』と告げ、別人格に身体を預け、私はゆっくりと意識を手放したのだった…。
御主人様の後を追う様にして魔王城に乗り込んだ私達は、四天王・水宴のエルムと名乗る上級魔族と対峙した。
元々、魔王を倒す為に来ているのだから、その配下である四天王との戦闘は避けられないとは思っていたが、それは予期せぬ言葉で現実の物となった。
「でも、四天王と名乗ってますので、所詮は先程のオルマと言う上級魔族ザコと同じなのでは?」
「ちょッ!?プリンさんッ!?」
そう…御主人様の正妻であるプリンさんが水宴のエルムに向けて、まさかの雑魚呼ばわりしたのである。
それに対して慌てる御主人様…ちょっとだけ可愛いと思ってしまったのは内緒である。
もっとも、プリンさんの言う様にローラさんの一撃であっさりと倒されたオルマと同じ四天王…と言うのであれば、油断するのは仕方が無い。
故に、私もプリンさんの意見には同意である。
しかし、その事に対し、エルムは逆上し冷静さを失った。
御主人様の本命は、この城に巣食う現・魔王を倒し、この世界を平和に導く事である。
そして、オルマが最弱だと言うのなら二番手であるエルムは、四天王の中で下から二番目の強さだと思われた。
ならば、こんな所で御主人様の手を煩わせるべきではない。
そう判断した私は、気が付いた時には『御主人様、ここは私にお任せ下さい。』と声に出していた。
「き、貴様等…我を何処まで愚弄すれば気が済むのだッ!!」
どうやら私達がエルムを無視する形で会話を続けて居たからだろうか?
残念ながら愚弄した覚えはないし、わざわざそんな事をする価値もないのだが、何故か、エルムは怒りを顕わにする。
すると、エルムの周りに魔力の渦が発生した…どうやら、かなり上位の魔法の詠唱に入った様である。
次の瞬間、私の前に御主人様の作った『私専用の生きてる鎧・玄武』が顕れ、私を見上げていた。
確か、私の鎧はプリンさんが預かってくれていたはず…そう思いプリンさんの方を向くと、私の視線に気が付いた彼女は私に向けて可愛らしい笑顔でウインクをする。
なるほど、どうやら私がエルムの相手をすると言った時点で、私の鎧『玄武』を用意してくれていたのか。
「玄武、武装化!」
力有る言葉と共に、その意思を持って一瞬で私に纏わりつく鎧…瞬きするほどの僅かな時間で私は鎧を纏っていた。
こ、これが御主人様が作った私だけの鎧ッ!?
この鎧の元となった聖獣を模した姿の時から、かなりの力を感じていたが、今はそれを遙かに上回る力が私の中を駆けめぐる。
そして…その力は、私の中に眠っていた一つの感情を呼び起こす事となる。
「これでも喰らえッ!!超高圧水弾!」
おそらくは上級魔法に相当すると思われる魔法が放たれる。
「させません!」
エルムの攻撃が御主人様に向いてるのが分かった私は、気が付くと御主人様を庇う様に『玄武の盾』を構え、圧縮された水の塊を受け流していた。
どうやら、私専用の鎧と言う事だけあってか、多大な強化と私の意思を反映し自動制御すらも行ってくれる様だ。
「な、何だとッ!?その様な見窄らしい盾で我の水弾を防いだだとッ!?」
カチン…エルムの言葉に私の中で目覚めた何かが急激に騒ぎ出す。
御主人《旦那》様が作られた、この素晴らしい盾を、たかが上級魔族如きの分際で、侮辱すると言うのですか?しかも見窄らしいとまで言うのですか?
ドクン、ドクン…っと、目覚めた何かが私の身体を駆けめぐる…。
あぁ、そうか…コレが怒り…負の感情と言う物ですか…。
今まで生きてきた中で、殆ど感じる事のなかった感情…自分がどれほど大事にされていたのかが分かった瞬間でもあった。
「…先程から黙って聞いていれば、御主人様に対し数々の無礼な振る舞い。
流石に温厚な私でも、いい加減、鶏冠に来ました…貴方にはそれ相応の罰を受けて貰います。
よもや、楽に死ねると思わないで下さいませ。」
私はそう言うと、御主人様達の方を向く。
それだけで御主人様達は私が何を言いたいのか理解してくれた。
「アリス!僕達は先に行く!油断せず無理だと思ったら逃げるんだ、分かったなッ!!」
「はい、畏まりました!」
御主人様が私を信頼し、この場を任せてくれた。
それに、無理だと思ったら逃げろと…あぁ、何と優しくて素晴らしい事なのだろう。
その事に感激した私は、戦闘中だと言うのに喜びに振るえていたのだった…。
◇◆◇◆◇◆◇
「クックックッ、そろそろ待つのは良いだろうか?」
エルムの言葉に、私は我を取り戻す。
どうやら私を格下だと思って侮っているのか、ご丁寧に私を攻撃せずに待っていた様だ。
「はい、大変お待たせいたしました。」
「ふむ、では別れも済んだ様だし、あの世とやらに送ってやろう。」
「いえいえ、大変申し訳御座いませんが、私は御主人様の後を追わなければいけませんので、遠慮させて頂きたいと存じます。」
「クックックッ、そう言うな…貴様の首を、お前の主に手土産として我に楯突いた事を後悔させてやろうと言っておるのだ!」
私の首を主に…つまり、御主人様に私の首を見せ付けるですか?
先程からの御主人様に対しての数々の無礼な振る舞い、それだけでも万死に値すると思う。
更に御主人様が悲しむ様な事をしようというのか?
そこまで考えた時、確かに私の中で何かが『ブチッ!!』と千切れる様な音を聞いた様な気がした。
次の瞬間、私の身体から禍々しい光が漏れだした…。
今まで綺麗な色をしていた鎧が黒く染まり、そして禍々しく変化していく。
そして、頭部を守っていた兜…亀を型取っていた兜が、その姿を変え、蛇の形へと姿を変えた。
「あぁん?じゃかましいんじゃおんどりゃボケー!
さっきから黙って聞いてりゃー調子にノリよってからに!
おんどりゃ、生まれてきた事、後悔させんぞワレコラーッ!!」
この世界に、私以外にいるかどうか分からない…が、その存在を『ブラウニー』から『ハイブラウニー』へと進化する。
その際、鎧の性質も一緒に取り込んだ様で、私の中に別の人格が構成された。
そう…私は今まで防御しか出来ない様な、ひ弱な存在だったのだが、攻撃性を目覚めさせた私は、御主人様が偶に口にするダークサイドへと目覚めたのを理解した瞬間だった…。
◇◆◇◆◇◆◇
「M・L・C、発動ッ!」
私のもう一つの人格の叫び声と共に背後に玩具の様な城が現れる…だけではなく、その城を守る様に展開されるバリア。
このバリアこそが、お城を作り出すの魔法によって作られた防御魔法の一部であり、お城を守る為の城壁に相当する物ではないだろうか?と、私は思っている。
ちなみに、ブラウニーが家を守るのが仕事ならば、ハイ・ブラウニーは城を守るべき…と言うのは、些か安直な考えだったかも?と少しだけ後悔しているのは内緒である。
「何だ、その子供の玩具の様な城は!おままごとならば家に帰ってするんだな!
もっとも、貴様は此処で死ぬから無理な話だがなッ!!」
あぁ、そうですか…貴方はまだ私を…。
そして御主人様を侮辱する愚行を繰り返すのですね…。
エルムの行動に悲しくなる一方、私の中の、もう一つの人格がとうとう別の行動を開始した…。
「あんだとこのボケ!雑魚の分際で、このMASTER LOVELOVE CASTELをバカにしてんじゃね~ぞ、ゴルァ!」
別人格が作り出した即席の言葉ではあるが、要は愛の巣だと言う事だ。
それを、何の躊躇もなく大声で叫ぶとは、流石、もう一人の人格である。
ただ、その台詞は流石に…。
「あの~流石にそれ台詞を大声で言われるのは恥ずかしいのですが…。」
と、ダメ元でツッコミを入れる。
いくら私がブラウニー…もとい、ハイ・ブラウニーとして真価を発揮する為に作られた玩具の様な小さい城とは言え、それを大声で御主人様との愛の巣と宣言しているのだから、こちらが恥ずかしくなるのも無理はないだろう…。
「あぁん?おめ~もおめ~だ、主人格なんだから、あんたは堂々としてれば良いんだよ!
戦闘なんざ、この私がちょちょいのちょいで片付けてやんよ!」
まさかの別人格からのダメ出し…でもまぁ、口が悪いのは、戴けないが…御主人様を侮辱しまくった相手だし…まぁ、いっか…。
そう思った私は『あとは任せました』と告げ、別人格に身体を預け、私はゆっくりと意識を手放したのだった…。
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