320 / 421
~第七章:魔神復活編~
320ページ目…同士討ち
しおりを挟む
次の日の朝…僕達は、朝早くから出発するはずだったのだが予定を遅らせた。
と、言うのも…。
「しっかし、下級魔族ばかりとは言え、流石に本気で洒落にならない位、長い行列だよな…。」
そう、アリスの張った人払いの結界のお陰で、下級魔族や魔物は寄りつかなくなってはいる物の、朝からずっと、魔族領から流れてきているのだ。
そして、朝からずっと僕達の目の前を、此処には何も無いと言わんばかりに通り過ぎて行くのである。
もっとも、気が付かれないのは、人払いの結界が、ちゃんと機能しているからだから文句はないのだが…。
「ご主人様、何時まで待つつもりなんですか?」
「さ、さぁ?本当に何時までなんだろうね…。」
プリンの問いかけに、僕は頬を掻きながら答える…。
正直、ここまで長い行列が出来るとは思っていなかった。
余談ではあるが、人払の結界の所為で、魔物達が通る道が狭くなる為、この場所で渋滞を起こしている原因だったりもする。
「あ、あの…ご主人様、私達だけ先に進むのはどうですか?
私達だけなら、わざわざ待たなくても良いと思うのですが…。」
「ま、まぁ、それは否定はしないけどさ…それをすると、彼等を見殺しにする様な物だからね?
正直、監視されているとは言っても、寝覚めが悪いと言うか何と言うか…。
そもそも、彼等だけで、これほどの人払いの結界を張れるとは思えないし、ほったらかしで移動したら、全滅する可能性だってあるんだよ?」
まぁ、確かにクズハの言う通り、僕達だけなら問題なく魔族領まで行けるだろう。
多少の怪我をする可能性もあるが、それでも軽傷程度の怪我で済むだろうと僕は考えている。
ただし、先程も言ったが、彼等だけでこれほどの人払いの結界は張れそうにない。
つまり、僕達が移動すると言う事は、彼等は敵のまっただ中に置き去りにされ『飛んで火に入る夏の虫』よろしく、殆どの者がレッサーデーモン達に殺される事になるだろう…。
「主…所詮、弱肉強食。」
「ローラさん、御主人様の言っているのは、そう言う事ではありませんよ?
御主人様が心配してるのは、彼等もまた私達と同じ冒険者仲間と言う事です。
まぁ、もっとも、彼等は冒険者ギルドの暗部ですけど…。」
そう…彼等は同じ冒険者とは言っても、彼等の立場は運営側…自己責任の冒険者と違い、冒険者ギルド側なのだ。
僕達みたいに冒険者側ではない…しかも、暗部なのだから命を失う覚悟は常日頃から覚悟しているはずだ。
でも…さ、だからと言って、こんな場所で犬死にする必要はないと思うんだよね。
だから、これは俺の我儘だ…。
「みんな、ゴメン…それでも、僕は彼等を見捨てたく無いんだ…。」
そう言って、嫁~ズに頭を下げる。
「はいはい…どうせ、ご主人様ならそう言うと思って、みんな待ってるんだから気にしなくて良いわよ?
ただ…ね、この数のレッサーデーモンがファナル砦に向かうのって、大丈夫なのかしら?」
「そ、それは…大丈夫だと信じたい…。」
そもそも、ファナル砦には、冒険者達だけでは無く、れっきとした軍隊が居るからだ…。
「で、でも…物語か何かだと…ちょっとしたトラブルが起きて、ピンチになってますよね?」
と、クズハが身も蓋もない事を言う。
でも、それって所謂、フラグと言うヤツだから、なるべく言わない様にしようね?
そんなフラグを回避する為に、僕は一つの行動に出る…。
「空と大地をたゆたいし、数限りない闇の精…我が魔力持ちて、力と為せ…〖魔法:闇の迷宮〗ッ!!」
目標は、遙か後方…今現在、魔王領を目指している為、この場合、後方と言うのは既にかなり前に通過したレッサーデーモン達である。
そして僕が使った魔法は、文字通り闇を利用した迷宮を作り出す魔法である。
もっとも、本当に迷宮を作り出す訳ではない。
その効果は、視界を塞ぐだけではなく方向感覚を失わせる事により迷宮とする事だ。
その為、真っ直ぐ進んでいるつもりでも、実際は左に進んだり右に進んだりしていると言う訳だ。
そして、このレッサーデーモン達は、魔物レベルまで弱体化している魔族の為か、基本的に頭は良くない…。
その為、視界を塞がれ、行動の邪魔をされたレッサーデーモン達は、その闇を払おうと攻撃魔法を放ったのだ。
『チュドドドドーンッ!』
当然、攻撃魔法を放ったレッサーデーモン達は方向感覚が狂っている状態で攻撃している。
それ故、闇の中から放たれた攻撃魔法は、正しい方向へ飛ばず、周囲目掛けて飛んでいく。
偶然にも真っ直ぐ、進行方向であるファナル砦へ飛んでいく物、それとは反対に、後続へ向けて飛んでいく物…。
中には、闇の中で、仲間へと飛んでいく物…と、あちこちから、魔法による爆発が起こる。
その結果、後続のレッサーデーモン達は、闇の中のレッサーデーモン達を敵と認識した様で、一斉に闇の中へと攻撃魔法を放つ事となる。
「チュドーーーーーンッ!!」
その強力な攻撃力により、闇は霧散する。
もっとも、その爆発が無くても、既に役目を終えた魔法は解除しているので、少ししたら消滅えていただろうが…。
とは言え、闇の中に攻撃を放ったのがレッサーデーモンなら、攻撃されたのもレッサーデーモンだ。
その為、攻撃を喰らった方のレッサーデーモン達が、攻撃した方のレッサーデーモンへ反撃に出る。
『チュドーン!チョドドドーン!ドッカーン!』
もうもうと立ち上がる爆発と煙…それを見た僕は…。
「よし、これで少しは戦力が減っただろ…。」
と、若干、予想していた以上の効果に、冷や汗を流しながら、僕はポーカーフェイスで何事もなかった様に軽く言う。
すると…プリンが続けて答えてくれた。
「そうですね、それに今の騒ぎでレッサーデーモン達の動きが変わって道が空きました。
今なら、この場を抜け出せると思います。」
「では、これから強行突破…ですね?」
ゴクリッと喉を鳴らし、レスターさんが僕に聞いてくる。
ちょッ!?この人、何時の間に側まで来たんだ!?
「え、えぇ、同士討ちをしている今がチャンスです。
何処まで進めるかは分かりませんが、このまま一気に魔族領を目指します。
ですので…そちらは準備は良いですか?」
「あぁ、我々の所為で、色々とスマン…こちらは準備完了だ。」
そう…今の騒ぎの所為で、レッサーデーモン達の動きに変化が生じ、道が空いたのだ。
故に、僕は嫁~ズ達を見る…それだけで理解したのか、みんなは一回肯くと、すぐに行動に移る。
そして、僕達とレスターさん達のチームの準備が完了する。
「総員、全速力で魔族領まで駆け抜けるつもりで移動を開始!
ただし、くれぐれも隠密の魔法の制御を失わない様にしろッ!!」
響き渡るレスターさんの声、それを合図に人払いの結界から、勢いよく飛び出す。
目指すは魔族領…普通に考えて魔族領まで辿り着くかは分からないが、出来るだけ距離を稼ぎたいので、少し無理をする事になるだろう。
それでも、僕は嫁~ズだけは守り抜いてみせる…そう、覚悟して魔族領へ向けて走り出したのだった…。
と、言うのも…。
「しっかし、下級魔族ばかりとは言え、流石に本気で洒落にならない位、長い行列だよな…。」
そう、アリスの張った人払いの結界のお陰で、下級魔族や魔物は寄りつかなくなってはいる物の、朝からずっと、魔族領から流れてきているのだ。
そして、朝からずっと僕達の目の前を、此処には何も無いと言わんばかりに通り過ぎて行くのである。
もっとも、気が付かれないのは、人払いの結界が、ちゃんと機能しているからだから文句はないのだが…。
「ご主人様、何時まで待つつもりなんですか?」
「さ、さぁ?本当に何時までなんだろうね…。」
プリンの問いかけに、僕は頬を掻きながら答える…。
正直、ここまで長い行列が出来るとは思っていなかった。
余談ではあるが、人払の結界の所為で、魔物達が通る道が狭くなる為、この場所で渋滞を起こしている原因だったりもする。
「あ、あの…ご主人様、私達だけ先に進むのはどうですか?
私達だけなら、わざわざ待たなくても良いと思うのですが…。」
「ま、まぁ、それは否定はしないけどさ…それをすると、彼等を見殺しにする様な物だからね?
正直、監視されているとは言っても、寝覚めが悪いと言うか何と言うか…。
そもそも、彼等だけで、これほどの人払いの結界を張れるとは思えないし、ほったらかしで移動したら、全滅する可能性だってあるんだよ?」
まぁ、確かにクズハの言う通り、僕達だけなら問題なく魔族領まで行けるだろう。
多少の怪我をする可能性もあるが、それでも軽傷程度の怪我で済むだろうと僕は考えている。
ただし、先程も言ったが、彼等だけでこれほどの人払いの結界は張れそうにない。
つまり、僕達が移動すると言う事は、彼等は敵のまっただ中に置き去りにされ『飛んで火に入る夏の虫』よろしく、殆どの者がレッサーデーモン達に殺される事になるだろう…。
「主…所詮、弱肉強食。」
「ローラさん、御主人様の言っているのは、そう言う事ではありませんよ?
御主人様が心配してるのは、彼等もまた私達と同じ冒険者仲間と言う事です。
まぁ、もっとも、彼等は冒険者ギルドの暗部ですけど…。」
そう…彼等は同じ冒険者とは言っても、彼等の立場は運営側…自己責任の冒険者と違い、冒険者ギルド側なのだ。
僕達みたいに冒険者側ではない…しかも、暗部なのだから命を失う覚悟は常日頃から覚悟しているはずだ。
でも…さ、だからと言って、こんな場所で犬死にする必要はないと思うんだよね。
だから、これは俺の我儘だ…。
「みんな、ゴメン…それでも、僕は彼等を見捨てたく無いんだ…。」
そう言って、嫁~ズに頭を下げる。
「はいはい…どうせ、ご主人様ならそう言うと思って、みんな待ってるんだから気にしなくて良いわよ?
ただ…ね、この数のレッサーデーモンがファナル砦に向かうのって、大丈夫なのかしら?」
「そ、それは…大丈夫だと信じたい…。」
そもそも、ファナル砦には、冒険者達だけでは無く、れっきとした軍隊が居るからだ…。
「で、でも…物語か何かだと…ちょっとしたトラブルが起きて、ピンチになってますよね?」
と、クズハが身も蓋もない事を言う。
でも、それって所謂、フラグと言うヤツだから、なるべく言わない様にしようね?
そんなフラグを回避する為に、僕は一つの行動に出る…。
「空と大地をたゆたいし、数限りない闇の精…我が魔力持ちて、力と為せ…〖魔法:闇の迷宮〗ッ!!」
目標は、遙か後方…今現在、魔王領を目指している為、この場合、後方と言うのは既にかなり前に通過したレッサーデーモン達である。
そして僕が使った魔法は、文字通り闇を利用した迷宮を作り出す魔法である。
もっとも、本当に迷宮を作り出す訳ではない。
その効果は、視界を塞ぐだけではなく方向感覚を失わせる事により迷宮とする事だ。
その為、真っ直ぐ進んでいるつもりでも、実際は左に進んだり右に進んだりしていると言う訳だ。
そして、このレッサーデーモン達は、魔物レベルまで弱体化している魔族の為か、基本的に頭は良くない…。
その為、視界を塞がれ、行動の邪魔をされたレッサーデーモン達は、その闇を払おうと攻撃魔法を放ったのだ。
『チュドドドドーンッ!』
当然、攻撃魔法を放ったレッサーデーモン達は方向感覚が狂っている状態で攻撃している。
それ故、闇の中から放たれた攻撃魔法は、正しい方向へ飛ばず、周囲目掛けて飛んでいく。
偶然にも真っ直ぐ、進行方向であるファナル砦へ飛んでいく物、それとは反対に、後続へ向けて飛んでいく物…。
中には、闇の中で、仲間へと飛んでいく物…と、あちこちから、魔法による爆発が起こる。
その結果、後続のレッサーデーモン達は、闇の中のレッサーデーモン達を敵と認識した様で、一斉に闇の中へと攻撃魔法を放つ事となる。
「チュドーーーーーンッ!!」
その強力な攻撃力により、闇は霧散する。
もっとも、その爆発が無くても、既に役目を終えた魔法は解除しているので、少ししたら消滅えていただろうが…。
とは言え、闇の中に攻撃を放ったのがレッサーデーモンなら、攻撃されたのもレッサーデーモンだ。
その為、攻撃を喰らった方のレッサーデーモン達が、攻撃した方のレッサーデーモンへ反撃に出る。
『チュドーン!チョドドドーン!ドッカーン!』
もうもうと立ち上がる爆発と煙…それを見た僕は…。
「よし、これで少しは戦力が減っただろ…。」
と、若干、予想していた以上の効果に、冷や汗を流しながら、僕はポーカーフェイスで何事もなかった様に軽く言う。
すると…プリンが続けて答えてくれた。
「そうですね、それに今の騒ぎでレッサーデーモン達の動きが変わって道が空きました。
今なら、この場を抜け出せると思います。」
「では、これから強行突破…ですね?」
ゴクリッと喉を鳴らし、レスターさんが僕に聞いてくる。
ちょッ!?この人、何時の間に側まで来たんだ!?
「え、えぇ、同士討ちをしている今がチャンスです。
何処まで進めるかは分かりませんが、このまま一気に魔族領を目指します。
ですので…そちらは準備は良いですか?」
「あぁ、我々の所為で、色々とスマン…こちらは準備完了だ。」
そう…今の騒ぎの所為で、レッサーデーモン達の動きに変化が生じ、道が空いたのだ。
故に、僕は嫁~ズ達を見る…それだけで理解したのか、みんなは一回肯くと、すぐに行動に移る。
そして、僕達とレスターさん達のチームの準備が完了する。
「総員、全速力で魔族領まで駆け抜けるつもりで移動を開始!
ただし、くれぐれも隠密の魔法の制御を失わない様にしろッ!!」
響き渡るレスターさんの声、それを合図に人払いの結界から、勢いよく飛び出す。
目指すは魔族領…普通に考えて魔族領まで辿り着くかは分からないが、出来るだけ距離を稼ぎたいので、少し無理をする事になるだろう。
それでも、僕は嫁~ズだけは守り抜いてみせる…そう、覚悟して魔族領へ向けて走り出したのだった…。
0
お気に入りに追加
402
あなたにおすすめの小説
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

スライムと異世界冒険〜追い出されたが実は強かった
Miiya
ファンタジー
学校に一人で残ってた時、突然光りだし、目を開けたら、王宮にいた。どうやら異世界召喚されたらしい。けど鑑定結果で俺は『成長』 『テイム』しかなく、弱いと追い出されたが、実はこれが神クラスだった。そんな彼、多田真司が森で出会ったスライムと旅するお話。
*ちょっとネタばれ
水が大好きなスライム、シンジの世話好きなスライム、建築もしてしまうスライム、小さいけど鉱石仕分けたり探索もするスライム、寝るのが大好きな白いスライム等多種多様で個性的なスライム達も登場!!
*11月にHOTランキング一位獲得しました。
*なるべく毎日投稿ですが日によって変わってきますのでご了承ください。一話2000~2500で投稿しています。
*パソコンからの投稿をメインに切り替えました。ですので字体が違ったり点が変わったりしてますがご了承ください。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる