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~第七章:魔神復活編~
313ページ目…冒険者ギルドの『暗部』
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「改めて自己紹介をさせて貰おう…僕の名前はレスター…レスター・ハーミットだ。
で、わざわざ場所を移動して貰った理由なんだけど、僕は冒険者ギルドの裏の顔でもある『暗部』なんだよ。」
「へ、へぇ…。」
確か、ギルドの暗部と言うと…犯罪者となった冒険者を秘密裏に始末したり、情報を集めたりする組織だったはず…。
「で、その暗部が何で此処に?
それに、あんたが暗部なら、さっきのコーネルってヤツも暗部なのか?」
レスターと仲が良い様に見えるので、同じ仲間かと思ったのだが…。
「いや、あいつは暗部じゃない…って言うか、僕が暗部と言う事すら知らないはずだよ?
で、何で此処にって話だったけど、暗部には情報を集めるって言う業務もあるんだよ。
となれば、当然、魔族との戦争が始まってんだから、戦況報告をする人が必要になってくる。
まぁ、ぶっちゃけ、その損な役割を押し付けられたのが僕…って訳だ。」
「なるほど…ね。
で、話を変えるけど、その暗部が僕達に何か用なのか?」
「ん?何で?」
「何で…って、当然、用もないのに、わざわざ声なんて掛けないだろ?
しかも、人目に付かない様な場所に移動して、内緒話をしてるんだから…。」
「あぁ、確かに…まぁ、仮にもラオンさん所の秘密兵器なんだから、その程度は当然ながら気が付くか…。」
「いや、気が付くか…じゃないでしょ!
むしろ、気が付かない方が可笑しいと思うんだけど?」
「いや~、それが実は脳筋の人が多くてさ…高ランクの冒険者でも、あまり気が付かない人が結構いるんですよ…。」
「そ、そうなんだ…結構、大変なんですね…。」
「ホントだよ、まったく…。」
「で、悪巫山戯はお仕舞にして、そろそろ本題に入りませんか?」
「あぁ、そうだね…少し、不愉快な気分にさせると思うが良いかな?」
「あ~…逆に聞きますけど、悪いって言ったら止めるんですか?」
「ははは…止める訳ないじゃないか!」
「だったら、その確認必要ないですよね?」
僕は呆れながら、レスターさんに告げる。
「それがそうでもないんだよね…先に断っておくと、不愉快な思いをさせても多少は我慢して貰えるからね。
だってさ…先に確認しておかないと、下手すりゃ、いきなり斬りかかってくるヤツも居るんだぜ?」
「でも、そんなヤツが居ても、此処でピンピンしてるって事は、あんた自身、相当な使い手…ですよね?」
しかも、それを知っていながら、同じ事をするのだから、余程、自分の腕に自信がなければ出来ない所業だと思う。
「さぁ?それはどうかな?」
「まぁ、良いですよ…で、本題をどうぞ?」
「了解…さて、ラオンさん所の秘密兵器である君に質問だ。
君なら、この魔族達の動きをどう読む?」
「…どうとは?」
あまりに漠然とした質問なので返答に困る。
「惚けなくて良い…こっちも、少しは君の事を調べさせて貰っている。
それを踏まえての質問だ。」
「なるほど…そう言う事なら、真面目に答えないといけませんね…。」
彼が何処まで調べているのか分からないが、かなり深い所まで調べが付いているかの様な物言いである。
「そうですね…はっきり言って、魔族達の動きは可笑しいと思います。
そもそも、上級魔族どころか中級魔族すら姿を見せていない。
そこら辺の、一山幾らのの冒険者達でさえ、努力して頑張れば倒せる下級魔族ばかり…。
しかも、数もまばら…連携も何もない状態で攻めてこられても、それは脅威じゃないですよね?」
「それは…つまり?」
「陽動…ですかね。」
「くそッ!やっぱり君も我々と同じ意見に辿り着くか!
しかし、魔族領と人間領を繋ぐルートは此処しかないし…。」
「あの…一つ聞きたいんですが、魔族達の動きで可笑しな事がなかったですか?」
「可笑しな動き…例えばどんな事?」
「攻撃を加える前に誰かを捜している…みたいな?」
「いや、今の所、そんな報告は受けていないが…。
何か、心当たりでもあるのか?」
つまり、僕を探している訳ではないと言う事か…そうなると、ますます意味が分からなくなる。
「いえ、ちょっと気になっただけですから…。
それで、話はこれで終わりですか?」
「いや、あと一つ…まぁ、これは本来なら冒険者としては禁止事項に近いんだけどね~。
ずばり!あんたがラオンさん所の秘密兵器と呼ばれる理由だ。
あ、ちなみにコレに関しては冒険者ギルド本部、ギルドマスター統括から直々に言われた確認命令だから、逆らった場合、例え、高ランクの冒険者でも資格剥奪だって有り得るから、よく考えて発言してくれたたまえ。」
先程までのおちゃらけた雰囲気から一変、キリッと真面目な顔になり問いただしてくる。
なるほど、これが本当の姿と言う事か。
とは言え、本来であれば、僕の事を詳しく知ろうとするのは禁止事項である。
「なるほど…ね。
だけど、素直にハイそうですか…と言えないのが現状なんですよ。
それこそ、冒険者の資格を剥奪されたとしても…ね。」
「そうですか…分かりました。
ですが、納得いく理由を教えて貰っても良いですか?」
「簡単な事ですよ…それを言うと、僕だけじゃなく嫁~ズ達の命すら危険に晒される事になる。
まさか、自分の命より大事な人達を、ギルドの命令だからって危険に晒すバカはいないでしょ?
それでも教えろと言うなら、冒険者なんて辞めた方がマシって物ですよ。
そもそも、冒険者じゃなくても、やろうと思えば同じ事は出来るんですから…ね?」
「なるほど…確かに、命に関わる事と言われたら納得するしかないですね。
まぁ、個人的には力ずくでも喋らせたい所ですが、残念ながら、自分には力不足の様ですし…今回は素直に諦めましょう。
ですが、こちらも貴方達を監視対象としますので、ボロを出さない様に注意した方が良いですよ?」
「あぁ…せっかくお人好しさんが注意してくれたんだ、注意するよ。
まぁ、その時にならないと出来るかどうか分からないけど、努力だけはさせて貰いますよ。」
こうして、レスターと別れた僕達は、ファナル砦の探索を再開するのだった…。
で、わざわざ場所を移動して貰った理由なんだけど、僕は冒険者ギルドの裏の顔でもある『暗部』なんだよ。」
「へ、へぇ…。」
確か、ギルドの暗部と言うと…犯罪者となった冒険者を秘密裏に始末したり、情報を集めたりする組織だったはず…。
「で、その暗部が何で此処に?
それに、あんたが暗部なら、さっきのコーネルってヤツも暗部なのか?」
レスターと仲が良い様に見えるので、同じ仲間かと思ったのだが…。
「いや、あいつは暗部じゃない…って言うか、僕が暗部と言う事すら知らないはずだよ?
で、何で此処にって話だったけど、暗部には情報を集めるって言う業務もあるんだよ。
となれば、当然、魔族との戦争が始まってんだから、戦況報告をする人が必要になってくる。
まぁ、ぶっちゃけ、その損な役割を押し付けられたのが僕…って訳だ。」
「なるほど…ね。
で、話を変えるけど、その暗部が僕達に何か用なのか?」
「ん?何で?」
「何で…って、当然、用もないのに、わざわざ声なんて掛けないだろ?
しかも、人目に付かない様な場所に移動して、内緒話をしてるんだから…。」
「あぁ、確かに…まぁ、仮にもラオンさん所の秘密兵器なんだから、その程度は当然ながら気が付くか…。」
「いや、気が付くか…じゃないでしょ!
むしろ、気が付かない方が可笑しいと思うんだけど?」
「いや~、それが実は脳筋の人が多くてさ…高ランクの冒険者でも、あまり気が付かない人が結構いるんですよ…。」
「そ、そうなんだ…結構、大変なんですね…。」
「ホントだよ、まったく…。」
「で、悪巫山戯はお仕舞にして、そろそろ本題に入りませんか?」
「あぁ、そうだね…少し、不愉快な気分にさせると思うが良いかな?」
「あ~…逆に聞きますけど、悪いって言ったら止めるんですか?」
「ははは…止める訳ないじゃないか!」
「だったら、その確認必要ないですよね?」
僕は呆れながら、レスターさんに告げる。
「それがそうでもないんだよね…先に断っておくと、不愉快な思いをさせても多少は我慢して貰えるからね。
だってさ…先に確認しておかないと、下手すりゃ、いきなり斬りかかってくるヤツも居るんだぜ?」
「でも、そんなヤツが居ても、此処でピンピンしてるって事は、あんた自身、相当な使い手…ですよね?」
しかも、それを知っていながら、同じ事をするのだから、余程、自分の腕に自信がなければ出来ない所業だと思う。
「さぁ?それはどうかな?」
「まぁ、良いですよ…で、本題をどうぞ?」
「了解…さて、ラオンさん所の秘密兵器である君に質問だ。
君なら、この魔族達の動きをどう読む?」
「…どうとは?」
あまりに漠然とした質問なので返答に困る。
「惚けなくて良い…こっちも、少しは君の事を調べさせて貰っている。
それを踏まえての質問だ。」
「なるほど…そう言う事なら、真面目に答えないといけませんね…。」
彼が何処まで調べているのか分からないが、かなり深い所まで調べが付いているかの様な物言いである。
「そうですね…はっきり言って、魔族達の動きは可笑しいと思います。
そもそも、上級魔族どころか中級魔族すら姿を見せていない。
そこら辺の、一山幾らのの冒険者達でさえ、努力して頑張れば倒せる下級魔族ばかり…。
しかも、数もまばら…連携も何もない状態で攻めてこられても、それは脅威じゃないですよね?」
「それは…つまり?」
「陽動…ですかね。」
「くそッ!やっぱり君も我々と同じ意見に辿り着くか!
しかし、魔族領と人間領を繋ぐルートは此処しかないし…。」
「あの…一つ聞きたいんですが、魔族達の動きで可笑しな事がなかったですか?」
「可笑しな動き…例えばどんな事?」
「攻撃を加える前に誰かを捜している…みたいな?」
「いや、今の所、そんな報告は受けていないが…。
何か、心当たりでもあるのか?」
つまり、僕を探している訳ではないと言う事か…そうなると、ますます意味が分からなくなる。
「いえ、ちょっと気になっただけですから…。
それで、話はこれで終わりですか?」
「いや、あと一つ…まぁ、これは本来なら冒険者としては禁止事項に近いんだけどね~。
ずばり!あんたがラオンさん所の秘密兵器と呼ばれる理由だ。
あ、ちなみにコレに関しては冒険者ギルド本部、ギルドマスター統括から直々に言われた確認命令だから、逆らった場合、例え、高ランクの冒険者でも資格剥奪だって有り得るから、よく考えて発言してくれたたまえ。」
先程までのおちゃらけた雰囲気から一変、キリッと真面目な顔になり問いただしてくる。
なるほど、これが本当の姿と言う事か。
とは言え、本来であれば、僕の事を詳しく知ろうとするのは禁止事項である。
「なるほど…ね。
だけど、素直にハイそうですか…と言えないのが現状なんですよ。
それこそ、冒険者の資格を剥奪されたとしても…ね。」
「そうですか…分かりました。
ですが、納得いく理由を教えて貰っても良いですか?」
「簡単な事ですよ…それを言うと、僕だけじゃなく嫁~ズ達の命すら危険に晒される事になる。
まさか、自分の命より大事な人達を、ギルドの命令だからって危険に晒すバカはいないでしょ?
それでも教えろと言うなら、冒険者なんて辞めた方がマシって物ですよ。
そもそも、冒険者じゃなくても、やろうと思えば同じ事は出来るんですから…ね?」
「なるほど…確かに、命に関わる事と言われたら納得するしかないですね。
まぁ、個人的には力ずくでも喋らせたい所ですが、残念ながら、自分には力不足の様ですし…今回は素直に諦めましょう。
ですが、こちらも貴方達を監視対象としますので、ボロを出さない様に注意した方が良いですよ?」
「あぁ…せっかくお人好しさんが注意してくれたんだ、注意するよ。
まぁ、その時にならないと出来るかどうか分からないけど、努力だけはさせて貰いますよ。」
こうして、レスターと別れた僕達は、ファナル砦の探索を再開するのだった…。
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