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~第七章:魔神復活編~
270ページ目…情報拡散【2】
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「「………。」」
僕が力を分けた…そう答えた事により、二人の間に沈黙が訪れた。
だが、沈黙も長くは続かない…。
「で、どうするんだ?」
「えっと…何をどうする…ですか?」
ラオンさんが何を言いたいのかイマイチ分からないので、再度、僕は確認をする。
「今回のダンジョン復活は、色々と問題が起こるぞ?
その責任をどう取るんだ…と言う事だ。」
「あぁ、その事ですか…でも、ダンジョン復活に手を貸したのは事実ですが、ラオンさん以外、その事は知りませんよね?
そもそも、対魔族用の装備を用意したのはドラコさんですし…文句があるならドラコさんに言うのが筋でしょ?
僕はドラコさんお願いされてダンジョン復活に助力しただけ…単に個人依頼を受けただけですから…。」
と、僕は誤魔化してみる。
たぶん、無駄だろうけど…。
ちなみに、個人依頼とはギルドを通さないで、個人同士での依頼を請け負う事を意味する。
故に、ギルドを通さない為、依頼に対する保証が無いのである。
「ほぅ、それはどこまで本気で言っているのかな?」
ラオンさんが、いつになく真面目な顔で言っている。
よし…ならば、こっちも真面目に答えるとするか…。
「はいはい、真面目に答えますよ、答えれば良いんですよね?」
「あぁ、しっかり本音で話してくれ。」
チッ!やはり、誤魔化しは不可か…。
「ラオンさん、今、魔族が本気で攻めてきたら、どうなると思いますか?」
「それは…そうだな、厳しい戦いになるとは思うが、なんとか持ちこたえるんじゃないのか?」
魔族の強さを知らないラオンさんではあるが、自分なりに予測を立てて答えてくれた。
だが、その言葉を聞いた僕は、鼻で笑うかの如く、小馬鹿にした様な口調で返事をする。
「いえ、残念ながら、為す術無く負けるでしょうね。
確かに、一部の者は魔族に対抗出来るかも知れません…。
ですが、それもほんの僅かな一握りの者達だけです。
しかも、多勢に無勢…数の暴力ではありませんが、複数の魔族が襲撃して来たなら確実に負けます。
魔族とは、それほど強いです。
しかも、僕が知識として知っている魔族だった場合、おそらく魔族の糧は人間の憎悪や恐怖などの負の感情を糧とします。
その為、魔族に捕まった者達は、体を切り刻まれたりして絶えず苦しめられる事でしょう…。
だからこそ、僕はドラコさんの依頼を受けてダンジョンを復活させ、聖なる武防具の情報を持ち帰ったのです。」
かなり脅す事になったが、少し強めに言った…若干、後悔したが楽観的に言う事の方が問題だから仕方がない。
「そ、そうか…だが、もう少し穏便に出来なかったのか?
おそらくだが、ダンジョンのドロップ品を奪おうとする者達も出てくるはずだぞ?」
「そうですね、人間(獣人などを含む人型の者の意味)と言うのは他者を蹴落としてでも、自分が優位になろうとする生き物ですから…。」
「まぁ、それに関しては人間以外の生き物でも…だがな。」
「そ、そうですね…。」
考えてみたら、元の世界と違い、人型でなくとも知恵を持つ生き物は多々いるのだ。
そして、そんな者達にも人間と同じ様に欲望と言う物はある…。
それを考えると、人間…と、一言で片付けるのは、そもそも間違いなのだ。
「でも、それでも、魔族の好きにさせる訳にはいかないんです。
これは僕が旅をする中で知り得た事ですが…。」
と、言葉を続け、ある物語を語った。
「とある一柱の神が、この世界を見守っていました。
ある時、一人の女性を好きになりました。
ですが、神はこの世界では存在出来ません。
その為、神は自ら人間にする事を決意し、この世界に授肉して生まれました。
そして、人間へと生まれ変わった神はその女性と恋に落ち幸せに暮らす事になりました。
ですが、愚かにも人間はその神を畏れ、悪魔と罵り…あまつさえ、神の愛した女性を殺してしまったのです。」
それが誰とは言わないが、ラオンさんは真剣に話を聞いていた。
「神が一人の女性の為に、神である事を捨て授肉して人間に…か。
おそらく、とてつもなく力を秘めた人間になったんだろうな。
その為、人間は神を畏れ、排除しようとした…と言った所か、なんと愚かな事を…。」
「えぇ…そして、神は怒り狂い人間を滅ぼそうとした。
それが魔王…元、神だった者です。
ただ、ある時から魔王は人間を滅ぼそうとするのを止めました。
もっとも、魔王の配下達の一部は、未だに、人間を殺すのを止めてはいませんけど…。」
何故、魔王である零の言う事を聞かなかったのかは謎だが、ゼロ自体、その事を知らなかった様なので、止める事がなかった…と考える方が無難かもしれない。
「ま、魔王の話だったのか…いや、それ以前に魔王が人間を滅ぼすのを止めていた…だとッ!?
そ、それは本当なのか?」
おや?そんなに驚く事なのか?いや、驚く事なんだろうな…。
「えぇ…一人の少女が、魔王の暴走を止めたと聞いてます。
少女の名はレイナ、魔王…神が愛した女性の付き人だった者です。」
「そうか…だが、どうやって止めたのだ?」
「それは、気の遠くなる話なんですが、『転生』の話です。
死んだ者は何年掛かるか分からないけど、転生して再び生まれ変わると…。」
「あぁ、子供に聞かせる昔話でよくあるヤツだな?」
この世界でも輪廻転生の概念がある。
その為、子供の頃に聞かせる御伽噺にもなっていたりする。
「えぇ、もっとも、昔話ではなく実際に転生して生まれ変わりますけどね?」
「…もしかして、本当に転生するのか?
いや、その口ぶりかして、誰か転生した者を知っているのか?」
「はい…もちろん、ラオンさんも知ってる人ですよ。」
「よもや…俺の知ってる人物にいたのか…。」
まぁ、誰とは言わないでおくが…。
「とりあえず、話を戻しますね?
それで、その少女が魔王に、『生まれ変わった彼女を、今度は魔王…貴方が殺すのですか?』と尋ねたらしいんです。
そこで初めて、人間を殺す事を止めたらしいです。
とは言え、生まれ変わった彼女を捜す為、魔王は人間の街などを襲い、彼女を捜し回ったみたいですけど…ね。」
「そして、それが原因で、勇者セイギに討たれた…と?」
「えぇ…まさか、魔王も自分を倒す者が現れるとは思わなかったみたいですが…。」
まぁ、その所為で、魔王は彼女を探し当てたのだが…。
「そうか…魔王のしでかした事は許す訳にはいかないが、魔王の事情を考えると少しばかり同情するな…。」
「念の為に言っておきますが、魔王の魂は、彼女の魂と既に出会ってますよ?」
「…はい?だったら、今暴れてる魔族は人間を滅ぼす為だけに動いているのか?」
まぁ、先程の説明なら普通はそう思うわな…。
「いえ、今暴れているのは、魔王の魂の半分…彼はもう片方の魔王が彼女と出会った事を知らないのです。
それ故、彼女を虱潰しに捜す為、時間が掛かり魔族の侵攻が遅いのです。
とは言え、そのまま魔族に蹂躙されてやる理由にはなりません。
だからこそ、魔族に対抗する装備を無理矢理にでも広めないと…と言う、ドラコさんの意志を手助けしようとしたんです。」
「事情はよく分かった…まぁ、話を鵜呑みするのもどうかと思うがお前の事だ、真実なのだろう…。
とりあえず、ダンジョン内での略奪行為は、ギルドから人を派遣する事で、極力、被害は軽減するように努めよう。」
「えぇ…助かります。
まぁ、力不足なのに自分の力を過信して返り討ちに遭うヤツらは自業自得、襲われた人達には申し訳ない気もするけど…ね。
とりあえず、僕から言う事は以上です…。」
そう言って、この話を終了させようとしたのだが…。
「あぁ…後は、こちらの方で処理しておこう…。
ちなみに、お前が魔王である以上、その彼女と言うのは、プリンさんかクズハさんのどちらか…だな?」
「え、えぇ…それについてはラオンさんの想像通り、プリンで合ってますよ。
ただし、正確にはプリンが捕食した者の中にいた…が、正解なんですが…。」
「プリンさんが捕食…か、そこだけ聞くと、何と言うか…やはり魔物なんだよな…。」
ラオンさんはプリンがスライムである事を知っているので、少し引き気味ではあるが、納得している様だ。
「えぇ…個人的には僕と出会うまでは…と、付け加えたいですが…。」
「そりゃ自分の嫁さんを魔物…とは言いたくないわな。
もちろん、俺としてもプリンさんを魔物と言いたくないぞ?」
「ははは…プリンにラオンさんが魔物って言ってたと伝えたら怒りそうですもんね。」
「ちょ、ちょっと待て!?俺は言ってないからな?
虚偽の報告は絶対にするんじゃないぞ?絶対だからなッ!!」
「それは…押すなよ?絶対に押すなよ?ってヤツですか?」
「ん?なんだそれ?」
「あ~…知らないなら気にしないで下さい…。
まぁ、こちらとしては言うつもりはないので安心して下さい。」
流石に、元の世界の有名なネタとは言え、異世界では通じないネタだった様だ。
「あぁ、何か良く分からないが分かった…とりあえず、今日はもう帰って良いぞ?
また直ぐに呼び出すかもしれんが…な。」
「はいはい…でも、極力、日の出前は勘弁して下さいね?」
「確約は出来ないが、考えておこう…。」
こうして話し合いは終わり、僕は冒険者ギルドを後にしたのだった…。
僕が力を分けた…そう答えた事により、二人の間に沈黙が訪れた。
だが、沈黙も長くは続かない…。
「で、どうするんだ?」
「えっと…何をどうする…ですか?」
ラオンさんが何を言いたいのかイマイチ分からないので、再度、僕は確認をする。
「今回のダンジョン復活は、色々と問題が起こるぞ?
その責任をどう取るんだ…と言う事だ。」
「あぁ、その事ですか…でも、ダンジョン復活に手を貸したのは事実ですが、ラオンさん以外、その事は知りませんよね?
そもそも、対魔族用の装備を用意したのはドラコさんですし…文句があるならドラコさんに言うのが筋でしょ?
僕はドラコさんお願いされてダンジョン復活に助力しただけ…単に個人依頼を受けただけですから…。」
と、僕は誤魔化してみる。
たぶん、無駄だろうけど…。
ちなみに、個人依頼とはギルドを通さないで、個人同士での依頼を請け負う事を意味する。
故に、ギルドを通さない為、依頼に対する保証が無いのである。
「ほぅ、それはどこまで本気で言っているのかな?」
ラオンさんが、いつになく真面目な顔で言っている。
よし…ならば、こっちも真面目に答えるとするか…。
「はいはい、真面目に答えますよ、答えれば良いんですよね?」
「あぁ、しっかり本音で話してくれ。」
チッ!やはり、誤魔化しは不可か…。
「ラオンさん、今、魔族が本気で攻めてきたら、どうなると思いますか?」
「それは…そうだな、厳しい戦いになるとは思うが、なんとか持ちこたえるんじゃないのか?」
魔族の強さを知らないラオンさんではあるが、自分なりに予測を立てて答えてくれた。
だが、その言葉を聞いた僕は、鼻で笑うかの如く、小馬鹿にした様な口調で返事をする。
「いえ、残念ながら、為す術無く負けるでしょうね。
確かに、一部の者は魔族に対抗出来るかも知れません…。
ですが、それもほんの僅かな一握りの者達だけです。
しかも、多勢に無勢…数の暴力ではありませんが、複数の魔族が襲撃して来たなら確実に負けます。
魔族とは、それほど強いです。
しかも、僕が知識として知っている魔族だった場合、おそらく魔族の糧は人間の憎悪や恐怖などの負の感情を糧とします。
その為、魔族に捕まった者達は、体を切り刻まれたりして絶えず苦しめられる事でしょう…。
だからこそ、僕はドラコさんの依頼を受けてダンジョンを復活させ、聖なる武防具の情報を持ち帰ったのです。」
かなり脅す事になったが、少し強めに言った…若干、後悔したが楽観的に言う事の方が問題だから仕方がない。
「そ、そうか…だが、もう少し穏便に出来なかったのか?
おそらくだが、ダンジョンのドロップ品を奪おうとする者達も出てくるはずだぞ?」
「そうですね、人間(獣人などを含む人型の者の意味)と言うのは他者を蹴落としてでも、自分が優位になろうとする生き物ですから…。」
「まぁ、それに関しては人間以外の生き物でも…だがな。」
「そ、そうですね…。」
考えてみたら、元の世界と違い、人型でなくとも知恵を持つ生き物は多々いるのだ。
そして、そんな者達にも人間と同じ様に欲望と言う物はある…。
それを考えると、人間…と、一言で片付けるのは、そもそも間違いなのだ。
「でも、それでも、魔族の好きにさせる訳にはいかないんです。
これは僕が旅をする中で知り得た事ですが…。」
と、言葉を続け、ある物語を語った。
「とある一柱の神が、この世界を見守っていました。
ある時、一人の女性を好きになりました。
ですが、神はこの世界では存在出来ません。
その為、神は自ら人間にする事を決意し、この世界に授肉して生まれました。
そして、人間へと生まれ変わった神はその女性と恋に落ち幸せに暮らす事になりました。
ですが、愚かにも人間はその神を畏れ、悪魔と罵り…あまつさえ、神の愛した女性を殺してしまったのです。」
それが誰とは言わないが、ラオンさんは真剣に話を聞いていた。
「神が一人の女性の為に、神である事を捨て授肉して人間に…か。
おそらく、とてつもなく力を秘めた人間になったんだろうな。
その為、人間は神を畏れ、排除しようとした…と言った所か、なんと愚かな事を…。」
「えぇ…そして、神は怒り狂い人間を滅ぼそうとした。
それが魔王…元、神だった者です。
ただ、ある時から魔王は人間を滅ぼそうとするのを止めました。
もっとも、魔王の配下達の一部は、未だに、人間を殺すのを止めてはいませんけど…。」
何故、魔王である零の言う事を聞かなかったのかは謎だが、ゼロ自体、その事を知らなかった様なので、止める事がなかった…と考える方が無難かもしれない。
「ま、魔王の話だったのか…いや、それ以前に魔王が人間を滅ぼすのを止めていた…だとッ!?
そ、それは本当なのか?」
おや?そんなに驚く事なのか?いや、驚く事なんだろうな…。
「えぇ…一人の少女が、魔王の暴走を止めたと聞いてます。
少女の名はレイナ、魔王…神が愛した女性の付き人だった者です。」
「そうか…だが、どうやって止めたのだ?」
「それは、気の遠くなる話なんですが、『転生』の話です。
死んだ者は何年掛かるか分からないけど、転生して再び生まれ変わると…。」
「あぁ、子供に聞かせる昔話でよくあるヤツだな?」
この世界でも輪廻転生の概念がある。
その為、子供の頃に聞かせる御伽噺にもなっていたりする。
「えぇ、もっとも、昔話ではなく実際に転生して生まれ変わりますけどね?」
「…もしかして、本当に転生するのか?
いや、その口ぶりかして、誰か転生した者を知っているのか?」
「はい…もちろん、ラオンさんも知ってる人ですよ。」
「よもや…俺の知ってる人物にいたのか…。」
まぁ、誰とは言わないでおくが…。
「とりあえず、話を戻しますね?
それで、その少女が魔王に、『生まれ変わった彼女を、今度は魔王…貴方が殺すのですか?』と尋ねたらしいんです。
そこで初めて、人間を殺す事を止めたらしいです。
とは言え、生まれ変わった彼女を捜す為、魔王は人間の街などを襲い、彼女を捜し回ったみたいですけど…ね。」
「そして、それが原因で、勇者セイギに討たれた…と?」
「えぇ…まさか、魔王も自分を倒す者が現れるとは思わなかったみたいですが…。」
まぁ、その所為で、魔王は彼女を探し当てたのだが…。
「そうか…魔王のしでかした事は許す訳にはいかないが、魔王の事情を考えると少しばかり同情するな…。」
「念の為に言っておきますが、魔王の魂は、彼女の魂と既に出会ってますよ?」
「…はい?だったら、今暴れてる魔族は人間を滅ぼす為だけに動いているのか?」
まぁ、先程の説明なら普通はそう思うわな…。
「いえ、今暴れているのは、魔王の魂の半分…彼はもう片方の魔王が彼女と出会った事を知らないのです。
それ故、彼女を虱潰しに捜す為、時間が掛かり魔族の侵攻が遅いのです。
とは言え、そのまま魔族に蹂躙されてやる理由にはなりません。
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「事情はよく分かった…まぁ、話を鵜呑みするのもどうかと思うがお前の事だ、真実なのだろう…。
とりあえず、ダンジョン内での略奪行為は、ギルドから人を派遣する事で、極力、被害は軽減するように努めよう。」
「えぇ…助かります。
まぁ、力不足なのに自分の力を過信して返り討ちに遭うヤツらは自業自得、襲われた人達には申し訳ない気もするけど…ね。
とりあえず、僕から言う事は以上です…。」
そう言って、この話を終了させようとしたのだが…。
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「え、えぇ…それについてはラオンさんの想像通り、プリンで合ってますよ。
ただし、正確にはプリンが捕食した者の中にいた…が、正解なんですが…。」
「プリンさんが捕食…か、そこだけ聞くと、何と言うか…やはり魔物なんだよな…。」
ラオンさんはプリンがスライムである事を知っているので、少し引き気味ではあるが、納得している様だ。
「えぇ…個人的には僕と出会うまでは…と、付け加えたいですが…。」
「そりゃ自分の嫁さんを魔物…とは言いたくないわな。
もちろん、俺としてもプリンさんを魔物と言いたくないぞ?」
「ははは…プリンにラオンさんが魔物って言ってたと伝えたら怒りそうですもんね。」
「ちょ、ちょっと待て!?俺は言ってないからな?
虚偽の報告は絶対にするんじゃないぞ?絶対だからなッ!!」
「それは…押すなよ?絶対に押すなよ?ってヤツですか?」
「ん?なんだそれ?」
「あ~…知らないなら気にしないで下さい…。
まぁ、こちらとしては言うつもりはないので安心して下さい。」
流石に、元の世界の有名なネタとは言え、異世界では通じないネタだった様だ。
「あぁ、何か良く分からないが分かった…とりあえず、今日はもう帰って良いぞ?
また直ぐに呼び出すかもしれんが…な。」
「はいはい…でも、極力、日の出前は勘弁して下さいね?」
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