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~第七章:魔神復活編~
248ページ目…ダンジョンマスターの憂鬱【7】
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「おやおや?こんな所にダンジョンマスター様がお出で頂けるとは、はてさて…どうかなさいましたか?」
そう言ってきたのは、第30階層へと続く階段前にある安全地帯にある雑貨屋の店主である不死者さん…ご存じ、リッチである。
うん…今更だが、お客さんに対応出来る様にとリッチを店主に据えているが、リッチのやっている店に、お客さんなんて来るのだろうか?
「ご心配なく、冒険者様達もご自分の命が大事ですから、ちゃんとご利用なさいますよ。
もっとも、この階層には滅多に来られませんけどね。」
「へ~、そうなのか…って、今、僕、声に出してたか?」
「いえ、その様な事は御座いませんが?」
そう言うと、リッチは、いつの間にか僕の方に、良い香りのする紅茶を差し出してきた。
「えっと…コレは?」
「こちらの葉は、ムスビ山の袂で育てられている一級品の茶葉を使用した紅茶で御座います。
最近、運良く手に入れる事が出来ましたので、ダンジョンマスター様にも…と思い、勝手ながらご用意させていただきました。」
「そ、そっか…で、話を戻すけど、声に出してなかったのに何で分かったんだ?…って、美味ッ!?」
折角入れてくれたのだから、冷めては勿体ないと思い、気軽に口を付けた紅茶、これが実に美味かった。
僕は紅茶に詳しい訳ではないが、最初にガツンと強烈な旨味が来たかと思うと微かな渋味を感じる。
だが、その渋味は決して不快な物を感じさせるのではなく、その後から来る仄《ほの》かな甘味と旨味を引き立たせる脇役に徹している。
また、仄かに香る柑橘系の匂いが鼻をスーっと抜ける様な感じが、これまた良い。
そして、おそらくストレートで入れたであろう紅茶ではある物の、自然の甘さが若干あり、この紅茶であれば何杯でも飲めそうな不思議な感覚に陥ってしまう。
「フォッホッホッ、どうやらお気に召した様で幸いで御座います。
それで、先程の質問の答えですが、実は、私めは…生前、執事などをやらせて頂いておりました故、執事の嗜みと申しますか…何となくでは御座いますが、主人が何を望んでいるのか分かる様になっておりまして、それで、お答えさせていただきました。」
「そ、そうなんだ…って、アレ?もう紅茶が無くなっちゃったか…。」
あまりに紅茶が美味しかった為か気が付いたらすでに紅茶が無くなっていた。
流石に空になったティーカップを何時までも持っている訳にはいかないので、受け皿に置いた所、何も聞かれずに、新しい紅茶を用意してくれた。
ただ、わざわざ新しいティーカップと交換しなくても良いのにと思うのは僕だけだろうか?
「いえ、ティーカップの底に、僅かながら茶葉の粕が沈殿しておりましたので、続けてお入れすると味が若干、悪くなりますので…。
それで、何やらお探しの様子ですが、何をお探しにこちらへ?」
「えっと…高級回復薬なんだけど、20本ほど分けて欲しいんだけど…あるかな?
それと、何となくって言ってたけど、心を読んでいる訳ではないよね?」
「ハイポーションを20本ですね?では、こちらをお持ち下さい。
念の為、運びやすい様に専用のケースとバックに入れておりますので、どうぞお納め下さい。
それと、流石に、私めには心を読む事は出来ませんのでご安心下さい。」
そう言うと、高級回復薬が入った背負い鞄を渡してくれた。
しかも、多少の衝撃でも瓶が割れない様に緩衝材も入っており、予め注文した物を取りに来たと言っても良い様に、至れり尽くせり仕様だったりする。
ちなみに、その背負い鞄だが、何故か高級回復薬が12本入った箱が2箱入っているのだが、これまた下手な遊びが無く計ったかの如くぴったりに作られいる為、余程、強い衝撃を与えない限り中身の心配は無いと思う。
「って、頼んだのは20本なんだけど…何で24本?」
「それは…大は小を兼ねると言いますか…。
そちらの品は回復薬…しかも、高級回復薬で御座います。
その為、比較的、重傷な傷であっても治す事が可能な回復薬となっております。
ですので、万が一の事を考えると、多めに持って置いた方が良いと思われます。
まぁ、備えあれば嬉しいな…もとい、備えあれば憂い無しと申しますので、お持ちいただけばと存じます。」
ちょっとボケをかまそうとして失敗した雰囲気を醸し出しながら、執事なリッチさんは答えてくれた。
「なるほど…確かに、何かあった時の為にって考えると、少し多い方が良いかもしれないね。
ちなみに、お代は幾ら払えば良いのかな?」
「いえ、お代は結構で御座います。
そもそも、このダンジョンの物は、すべてダンジョンマスター様の物であります。
故に、ダンジョンマスターである貴方様がお持ちになるのであれば、代金は不要と言う事で御座います。
あ、ちなみに商品の心配はいりません。
こちらで扱っている商品は、私めが趣味で栽培している薬草などの素材を使用している為、ダンジョンポイントを消費しておりませんので、基本的に損失…赤字になる事は御座いませんので問題はありまん。」
お客として来たから代金を払おうとしたら断られてしまった。
しかも、それではダンジョンポイントが赤字に…と思ったら、その心配もないと先に言われてしまった。
まぁ、そこまで言われたしまったのなら、ありがたく頂いていくとしよう。
しかし、ハイポーションまで調合出来るとは」、えらく優秀なリッチが店番してるんだな…。
「分かった…そう言う事なら、今回はありがたく頂いていく事にする。
そう言えば…名前は?」
「私めの名前…で御座いますか?生前の物で宜しければ御座いますが…今の名前はは御座いません。」
「あぁ、だったら、生前の名前で構わないぞ?」
「そうですか…では、改めまして自己紹介をさせていただきます。
私、執事の『セバ・スチャン』と申します。
他の皆様からはセバスと呼ばれていたので、ダンジョンマスター様にもセバスと呼んでいただけたらと存じます。」
「そっか…色々とありがと、また紅茶を飲みに来ても良いかな?
それと、僕の事は夢幻で良いから。」
「畏まりました、ムゲン様で御座いますね。
その時は、美味しいクッキーでもご用意いたしましょう。」
セバスはそう言うと、頭を下げる…うん、執事だけあってピシッと決まったお辞儀である。
「って、『様』はいらないから!
それじゃ、僕はもう戻るけど…最近、マナーの悪い冒険者もいるって話だからセバスも気を付けてね?」
「フォッホッホッ、心配ありがとう御座います。
ですが、こう見えて私は執事であると共に戦士でしたので、腕にはそこそこ自信がありますので、ご心配は無用だと思いますのでご安心下さい。」
そう言うと、セバスの手には、いつの間にか抜刀した細身の剣が握られている。
しかも、剣を握っている手とは反対の方には、何故か木を削って作られた招き猫を持っている。
そして、足下には木屑が散乱…つまり、その一瞬で作ったと言う事なのだろう…。
って、…この人、なんでリッチなんて物になったんだろう?
リッチって、確か、魔法使いが死んでなる物だったんじゃ…。
「それは、秘密で御座います。」
「いや、だから絶対に心読んでるよねッ!?ねぇ?」
「はて、私めには何の事か分かりませんが?」
セバスはそう言って、顔を背け目線を逸らす…。
まぁ、顔を背けたのは、骸骨故に目がないからだろう。
うん、分かってる…この人、絶対にわざとやってる…。
だから、ツッコんだら負けだと思うので、ツッコミたいがグッと我慢して堪える事にした。
「ま、まぁ良いや…とりあえず、また来るよ。」
僕はそう言うと、急いでダンジョンの入り口へ転移する。
そう…そのまま、その場にいたら必ず何か仕掛けてくると思ったからだ。
そして…僕が居なくなったその場所では…。
「おやおや…残念、逃げられてしまいましたか…。
とは言え、今度の旦那様は、お仕えしがいがありそうで僥倖ですな…。
まぁ、せっかくリッチとして生まれ変わったのですから、長い人生を楽しませていただく事にしましょう。
もっとも、既に死んでいるんですけどね…フォッホッホッホッホッ!」
と、死者であるにも関わらず、何とも陽気な声がダンジョンの一角に響き渡ったのだった…。
そう言ってきたのは、第30階層へと続く階段前にある安全地帯にある雑貨屋の店主である不死者さん…ご存じ、リッチである。
うん…今更だが、お客さんに対応出来る様にとリッチを店主に据えているが、リッチのやっている店に、お客さんなんて来るのだろうか?
「ご心配なく、冒険者様達もご自分の命が大事ですから、ちゃんとご利用なさいますよ。
もっとも、この階層には滅多に来られませんけどね。」
「へ~、そうなのか…って、今、僕、声に出してたか?」
「いえ、その様な事は御座いませんが?」
そう言うと、リッチは、いつの間にか僕の方に、良い香りのする紅茶を差し出してきた。
「えっと…コレは?」
「こちらの葉は、ムスビ山の袂で育てられている一級品の茶葉を使用した紅茶で御座います。
最近、運良く手に入れる事が出来ましたので、ダンジョンマスター様にも…と思い、勝手ながらご用意させていただきました。」
「そ、そっか…で、話を戻すけど、声に出してなかったのに何で分かったんだ?…って、美味ッ!?」
折角入れてくれたのだから、冷めては勿体ないと思い、気軽に口を付けた紅茶、これが実に美味かった。
僕は紅茶に詳しい訳ではないが、最初にガツンと強烈な旨味が来たかと思うと微かな渋味を感じる。
だが、その渋味は決して不快な物を感じさせるのではなく、その後から来る仄《ほの》かな甘味と旨味を引き立たせる脇役に徹している。
また、仄かに香る柑橘系の匂いが鼻をスーっと抜ける様な感じが、これまた良い。
そして、おそらくストレートで入れたであろう紅茶ではある物の、自然の甘さが若干あり、この紅茶であれば何杯でも飲めそうな不思議な感覚に陥ってしまう。
「フォッホッホッ、どうやらお気に召した様で幸いで御座います。
それで、先程の質問の答えですが、実は、私めは…生前、執事などをやらせて頂いておりました故、執事の嗜みと申しますか…何となくでは御座いますが、主人が何を望んでいるのか分かる様になっておりまして、それで、お答えさせていただきました。」
「そ、そうなんだ…って、アレ?もう紅茶が無くなっちゃったか…。」
あまりに紅茶が美味しかった為か気が付いたらすでに紅茶が無くなっていた。
流石に空になったティーカップを何時までも持っている訳にはいかないので、受け皿に置いた所、何も聞かれずに、新しい紅茶を用意してくれた。
ただ、わざわざ新しいティーカップと交換しなくても良いのにと思うのは僕だけだろうか?
「いえ、ティーカップの底に、僅かながら茶葉の粕が沈殿しておりましたので、続けてお入れすると味が若干、悪くなりますので…。
それで、何やらお探しの様子ですが、何をお探しにこちらへ?」
「えっと…高級回復薬なんだけど、20本ほど分けて欲しいんだけど…あるかな?
それと、何となくって言ってたけど、心を読んでいる訳ではないよね?」
「ハイポーションを20本ですね?では、こちらをお持ち下さい。
念の為、運びやすい様に専用のケースとバックに入れておりますので、どうぞお納め下さい。
それと、流石に、私めには心を読む事は出来ませんのでご安心下さい。」
そう言うと、高級回復薬が入った背負い鞄を渡してくれた。
しかも、多少の衝撃でも瓶が割れない様に緩衝材も入っており、予め注文した物を取りに来たと言っても良い様に、至れり尽くせり仕様だったりする。
ちなみに、その背負い鞄だが、何故か高級回復薬が12本入った箱が2箱入っているのだが、これまた下手な遊びが無く計ったかの如くぴったりに作られいる為、余程、強い衝撃を与えない限り中身の心配は無いと思う。
「って、頼んだのは20本なんだけど…何で24本?」
「それは…大は小を兼ねると言いますか…。
そちらの品は回復薬…しかも、高級回復薬で御座います。
その為、比較的、重傷な傷であっても治す事が可能な回復薬となっております。
ですので、万が一の事を考えると、多めに持って置いた方が良いと思われます。
まぁ、備えあれば嬉しいな…もとい、備えあれば憂い無しと申しますので、お持ちいただけばと存じます。」
ちょっとボケをかまそうとして失敗した雰囲気を醸し出しながら、執事なリッチさんは答えてくれた。
「なるほど…確かに、何かあった時の為にって考えると、少し多い方が良いかもしれないね。
ちなみに、お代は幾ら払えば良いのかな?」
「いえ、お代は結構で御座います。
そもそも、このダンジョンの物は、すべてダンジョンマスター様の物であります。
故に、ダンジョンマスターである貴方様がお持ちになるのであれば、代金は不要と言う事で御座います。
あ、ちなみに商品の心配はいりません。
こちらで扱っている商品は、私めが趣味で栽培している薬草などの素材を使用している為、ダンジョンポイントを消費しておりませんので、基本的に損失…赤字になる事は御座いませんので問題はありまん。」
お客として来たから代金を払おうとしたら断られてしまった。
しかも、それではダンジョンポイントが赤字に…と思ったら、その心配もないと先に言われてしまった。
まぁ、そこまで言われたしまったのなら、ありがたく頂いていくとしよう。
しかし、ハイポーションまで調合出来るとは」、えらく優秀なリッチが店番してるんだな…。
「分かった…そう言う事なら、今回はありがたく頂いていく事にする。
そう言えば…名前は?」
「私めの名前…で御座いますか?生前の物で宜しければ御座いますが…今の名前はは御座いません。」
「あぁ、だったら、生前の名前で構わないぞ?」
「そうですか…では、改めまして自己紹介をさせていただきます。
私、執事の『セバ・スチャン』と申します。
他の皆様からはセバスと呼ばれていたので、ダンジョンマスター様にもセバスと呼んでいただけたらと存じます。」
「そっか…色々とありがと、また紅茶を飲みに来ても良いかな?
それと、僕の事は夢幻で良いから。」
「畏まりました、ムゲン様で御座いますね。
その時は、美味しいクッキーでもご用意いたしましょう。」
セバスはそう言うと、頭を下げる…うん、執事だけあってピシッと決まったお辞儀である。
「って、『様』はいらないから!
それじゃ、僕はもう戻るけど…最近、マナーの悪い冒険者もいるって話だからセバスも気を付けてね?」
「フォッホッホッ、心配ありがとう御座います。
ですが、こう見えて私は執事であると共に戦士でしたので、腕にはそこそこ自信がありますので、ご心配は無用だと思いますのでご安心下さい。」
そう言うと、セバスの手には、いつの間にか抜刀した細身の剣が握られている。
しかも、剣を握っている手とは反対の方には、何故か木を削って作られた招き猫を持っている。
そして、足下には木屑が散乱…つまり、その一瞬で作ったと言う事なのだろう…。
って、…この人、なんでリッチなんて物になったんだろう?
リッチって、確か、魔法使いが死んでなる物だったんじゃ…。
「それは、秘密で御座います。」
「いや、だから絶対に心読んでるよねッ!?ねぇ?」
「はて、私めには何の事か分かりませんが?」
セバスはそう言って、顔を背け目線を逸らす…。
まぁ、顔を背けたのは、骸骨故に目がないからだろう。
うん、分かってる…この人、絶対にわざとやってる…。
だから、ツッコんだら負けだと思うので、ツッコミたいがグッと我慢して堪える事にした。
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僕はそう言うと、急いでダンジョンの入り口へ転移する。
そう…そのまま、その場にいたら必ず何か仕掛けてくると思ったからだ。
そして…僕が居なくなったその場所では…。
「おやおや…残念、逃げられてしまいましたか…。
とは言え、今度の旦那様は、お仕えしがいがありそうで僥倖ですな…。
まぁ、せっかくリッチとして生まれ変わったのですから、長い人生を楽しませていただく事にしましょう。
もっとも、既に死んでいるんですけどね…フォッホッホッホッホッ!」
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