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~第七章:魔神復活編~
235ページ目…プリン復活大作戦【3】
しおりを挟む ダンスラ(ダンジョン担当のスライムの略)との念話を終えると、僕は直様プチドラを無限庫から取り出すと、僕の前に来る様に指示をする。
すると、その指示を受けてプチドラは僕の前に来ると、ちょこんとお座り?をした。
「さて、ダンスラの許容量はどうかな…。」
僕は誰に言うでもなく、プチドラへと右手を伸ばす。
もっとも、僕の後ろにはクズハがいるのだから、独り言か?と言うと、微妙だったりする。
そして判明するプチドラの許容量…うん、ダメだ。
折角、希望が出てきたと思ったのに、プリンの魂を受け入れるには許容量が足りなすぎる。
「あ、あの…ご主人様、プチドラの許容量はどうですか?」
僕が何も言わず動きが止まっていたからか、クズハが恐る恐る聞いてくる。
「あ、あぁ…残念だけど、プリンの魂を受け入れるだけの容量は、残念ながら無いみたいだ…。
せめて、あと数体…同じ様な特殊な個体がいれば、何とかなったかも知れないけど…。」
「そ、そんな…それじゃプリン様は復活出来ないんですか?」
「ごめん…今の僕には力不足みたいだ…。」
せっかく見付けた希望だったのに、その希望も潰えた。
そう思ったら、いつの間にか、僕の目から涙がこぼれ落ちていた。
『ポタッ、ポタッ…。』
少しずつ、地面が濡れていく中、指示を出さないと勝手に動かないはずのプチドラが、いつの間にか僕の側までやってきいた。
『ぴゅ~ぃ…。』
唐突に一声、悲しそうな声で鳴くプチドラ…。
僕はその行動に驚く…そもそも、指示をするか、僕の思念を受けない限り動く事すら出来ないはずだった個体だったはずだ。
それなのに、自らの意志で動いたかの様に僕に近付き、なおかつ悲しそうに鳴くなど、普通なら絶対にありえないのだ…。
ならば、何故、このタイミングで?
色々な思考が僕の頭の中を巡り、浮かんでは消え、消えては浮かぶ。
そんな疑問に、動けなくなっていた僕に、クズハが声を掛ける。
「ご、ご主人様!こ、こちらに何かが急速に接近しています!」
クズハの声に我に返り、クズハが見ている方を向く。
すると、そこには確かに、こちらに飛んでくる七つの何かがいた…。
しかも、それなりに強い存在なのか、重圧を感じる。
僕は急いで立ち上がると迎撃する為に、力を開放し、〖闘気剣〗改め〖魔王剣〗を発動する。
だが、それらが近付くにつれ、警戒する必要がなかった事を知り〖魔王剣〗を解除した。
「大丈夫だ、クズハ、アレは他のプチドラ達だ。」
そう、急接近していたのは、『七つの大罪』の名を与えていたプチドラ達である。
何て事はない、魔族が出た事により、すっかりその存在を忘れ、回収し忘れたプチドラ達が戻ってきただけである。
もっとも、プチドラだけではなくプチスラ達も、本来であれば、プリンが命令しなければ待機行動を続ける筈なのだが…。
そして、到着するプチドラシリーズ…これで全員集合と言った所か。
ただし…そこからは予期せぬ事が起こる。
何と七体のプチドラ達は触手を伸ばすと、僕の持っていたプチドラに触れたのだ。
しかも、そのまま少しずつ小さくなり一つのスライムへと合体してしまった。
「ご、ご主人様、いったい何がどうなっているんですか?」
「いや、僕にもさっぱり…何がどうなってるのか分かんないんだけど…。」
『きゅぃ~…。』
再び小さくなくスライム…その声に導かれる様に、僕は再びスライムへと右手を伸ばし、器の容量を確認する。
「えッ!?マジかッ!!」
「ど、どうしたのですかッ!?」
僕の驚いた反応に、クズハが慌てて聞いてくる。
いや、半ば半信半疑ではあったが、まさかと思いつつも確認したとは言え、その衝撃は、あまりにも大き過ぎた。
プリンを復活させる手段を失い、途方に暮れていたとは言え、プチドラ達が一つになったスライムに希望を持つなど、あまりにもバカげていると思ったのだ…。
だが、その結果は、何と、プリンの魂を受け入れるだけの容量を満たしているではないか。
つまり、このスライムにプリンの魂を入れる事が出来れば、拒絶反応が出なければ、プリンが復活する事を意味していたのだった…。
すると、その指示を受けてプチドラは僕の前に来ると、ちょこんとお座り?をした。
「さて、ダンスラの許容量はどうかな…。」
僕は誰に言うでもなく、プチドラへと右手を伸ばす。
もっとも、僕の後ろにはクズハがいるのだから、独り言か?と言うと、微妙だったりする。
そして判明するプチドラの許容量…うん、ダメだ。
折角、希望が出てきたと思ったのに、プリンの魂を受け入れるには許容量が足りなすぎる。
「あ、あの…ご主人様、プチドラの許容量はどうですか?」
僕が何も言わず動きが止まっていたからか、クズハが恐る恐る聞いてくる。
「あ、あぁ…残念だけど、プリンの魂を受け入れるだけの容量は、残念ながら無いみたいだ…。
せめて、あと数体…同じ様な特殊な個体がいれば、何とかなったかも知れないけど…。」
「そ、そんな…それじゃプリン様は復活出来ないんですか?」
「ごめん…今の僕には力不足みたいだ…。」
せっかく見付けた希望だったのに、その希望も潰えた。
そう思ったら、いつの間にか、僕の目から涙がこぼれ落ちていた。
『ポタッ、ポタッ…。』
少しずつ、地面が濡れていく中、指示を出さないと勝手に動かないはずのプチドラが、いつの間にか僕の側までやってきいた。
『ぴゅ~ぃ…。』
唐突に一声、悲しそうな声で鳴くプチドラ…。
僕はその行動に驚く…そもそも、指示をするか、僕の思念を受けない限り動く事すら出来ないはずだった個体だったはずだ。
それなのに、自らの意志で動いたかの様に僕に近付き、なおかつ悲しそうに鳴くなど、普通なら絶対にありえないのだ…。
ならば、何故、このタイミングで?
色々な思考が僕の頭の中を巡り、浮かんでは消え、消えては浮かぶ。
そんな疑問に、動けなくなっていた僕に、クズハが声を掛ける。
「ご、ご主人様!こ、こちらに何かが急速に接近しています!」
クズハの声に我に返り、クズハが見ている方を向く。
すると、そこには確かに、こちらに飛んでくる七つの何かがいた…。
しかも、それなりに強い存在なのか、重圧を感じる。
僕は急いで立ち上がると迎撃する為に、力を開放し、〖闘気剣〗改め〖魔王剣〗を発動する。
だが、それらが近付くにつれ、警戒する必要がなかった事を知り〖魔王剣〗を解除した。
「大丈夫だ、クズハ、アレは他のプチドラ達だ。」
そう、急接近していたのは、『七つの大罪』の名を与えていたプチドラ達である。
何て事はない、魔族が出た事により、すっかりその存在を忘れ、回収し忘れたプチドラ達が戻ってきただけである。
もっとも、プチドラだけではなくプチスラ達も、本来であれば、プリンが命令しなければ待機行動を続ける筈なのだが…。
そして、到着するプチドラシリーズ…これで全員集合と言った所か。
ただし…そこからは予期せぬ事が起こる。
何と七体のプチドラ達は触手を伸ばすと、僕の持っていたプチドラに触れたのだ。
しかも、そのまま少しずつ小さくなり一つのスライムへと合体してしまった。
「ご、ご主人様、いったい何がどうなっているんですか?」
「いや、僕にもさっぱり…何がどうなってるのか分かんないんだけど…。」
『きゅぃ~…。』
再び小さくなくスライム…その声に導かれる様に、僕は再びスライムへと右手を伸ばし、器の容量を確認する。
「えッ!?マジかッ!!」
「ど、どうしたのですかッ!?」
僕の驚いた反応に、クズハが慌てて聞いてくる。
いや、半ば半信半疑ではあったが、まさかと思いつつも確認したとは言え、その衝撃は、あまりにも大き過ぎた。
プリンを復活させる手段を失い、途方に暮れていたとは言え、プチドラ達が一つになったスライムに希望を持つなど、あまりにもバカげていると思ったのだ…。
だが、その結果は、何と、プリンの魂を受け入れるだけの容量を満たしているではないか。
つまり、このスライムにプリンの魂を入れる事が出来れば、拒絶反応が出なければ、プリンが復活する事を意味していたのだった…。
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