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~第六章:冒険者編(後期)~
180ページ目…聖王都探索【2】
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「た、大変申し訳ありませんでした!」
奥から戻ってきたギルド受付嬢のお姉さんは、顔を真っ青にして僕達に謝ってくる。
その際、勢い良く頭を下げた為、少々、胸元…谷間が目についた。
「いえ、僕達は怒っていませんので、お気になさらずに。」
僕は直ぐ様、問題ない事を伝える。
そうしないと、プリンがボロカスの様に文句を言いそうだったからだ。
僕は、横目でプリンを見ると、案の定、ほっぺたを膨らませて不機嫌な態度を取っていたのだが、さっき、僕がブラックドラゴンの部位を〖鑑定〗に出した時に、悪戯と言って、僕と一緒に笑っていたのに、何で今は不機嫌なのか疑問に思う。
「あの~失礼ですが、ギルドカードを拝見しても宜しいでしょうか?」
「えぇ、全然問題ないですよ?」
僕はそう言うと、お姉さんにカードを渡す。
すると、『うわ~』と言って、再び慌てて奥へと走っていってしまった。
あの~、流石に持って行かれると困るんですけど…。
すると、先ほどのお姉さんが、すぐに一人の爺さんを連れて戻ってきた。
「お初に目に掛かります、ワシはこのギルドのギルドマスターでクラウスと言う者です。
このパフィーがとんだ失礼をした様で、ワシの方からも謝罪をさせて頂きたいと思います。」
これはまた…何とも腰の低そうなギルドマスターである。
「いえ、先程も…パフィーさんですか?そちらのお姉さんにも言いましたが、どうかお気になさらずに…。」
まぁ、だからと言って、まったく気にしない様だと、問題があるが…。
「では、お言葉に甘えさせていただきたく存じます。
それでは改めて、お伺いを致したいのですが、こちらのギルドに何のご用でしょうか?」
「それはですね?今日、メルトの町から此方に着いたのですが、少々、路銀が減ってきましたのでクエストを受けようかと思いまして…。」
何処で誰が聞いているか分からない為、バカ正直に、『零の使い』を調べに来たとは言えず、路銀が少なくなったからと誤魔化しを入れる。
まぁ、普通であれば、こんな話を信じるとは思えないのだが…。
「なるほど…ですが、おそらく掲示板を見てガッカリしたと思われますが、当ギルドでは基本的に雑用クエストを扱うばかりでして…ムゲン様が満足出来るクエストはないかと思われます。」
一瞬、自己紹介していないのに何で名前を?と思ったが、先程、冒険者カードをパフィーさんが持って行ったのだから、いくらでも見る機会はあったはずだ。
「えぇ…先程、パフィーさんに聞きましたが、何でも聖騎士団の方に、討伐クエストが流れているとか。
しかし、魔物の討伐と言えば、普通は冒険者の仕事と言うイメージがあるんですが、何でそんな事になったのですか?」
「それが…ワシにもよく分からんのです。
いつの間にか、依頼が来なくなり、聖騎士団に取って代わられた、と言う感じで…。
正直、未だに何故そうなったのか、皆目、見当も付かないのです…。」
「つまり、原因不明なのですね?」
「お恥ずかし話ですが、その通りです。」
聖騎士と言えば、特別な加護を持った騎士で、強力な騎士と言うイメージがある。
そのイメージそのままの存在であるのなら、まぁ、こんな風に危ない仕事に騎士が立ち向かうのも納得がいくし、依頼が聖騎士団へと流れるのも理解出来る。
ただ、本当にそうなのか?そもそも、今まで田舎にいたとは言え、『聖王都』の聖騎士の噂など一度も聞いた事がないだの。
だとしたら、いったい何処から現れたのか…。
「あの…失礼ですが、聖騎士ってどの様な人達か伺っても?」
「それは、白い鎧を着た騎士達の事ですね。」
パフィーさんがクラウスさんの代わりに答えてくれた。
うん、でも聞きたいのは、どんな格好をって話ではないんだよね…。
「これこれ、パフィー、こちらの方は、その様な事を聞いておるのではない。
とは言え、パフィーの言う事も正しいがの。
確かに白い鎧を着ているのもそうなのじゃが、皆が皆、見た事もない様な強力な魔法を使う上に、王様より直接この街を守る様に言われたとかで、下手な貴族よりも権力があるとか言う噂ですな。
もっとも、裏ではとんでもない事をしていると言う噂もあるじゃが、何をしているかまでは全然聞こえてこないがの。」
「ちなみに、何人くらいいるんですか?」
「正確な数は分からんが、ワシが見た事があるのは、謁見の間で王様の護衛に付いていた、7人じゃな。」
7人…か、多い様な少ない様な微妙な数だが、下手に探ると、藪蛇になりそうだから、もう少し情報が集まるまでは放置しとくのが無難な様だ。
「分かりました、ありがとうございます。」
「いやいや、大して役に立てず申し訳ない。」
そう言うと、頭を下げるクラウスさん…その姿から、かなりの疲労が見て取れた。
「あの…失礼ですが、だいぶお疲れの様子、もし宜しければ、こちらをどうぞ。」
そう言うと僕は持っていた小さな小瓶…回復薬《ポーション》をクラウスさんに渡す。
「これは…見た所、ポーションとお見受けしますが、よろしいので?」
「はい、やはり健康が一番ですので…それでは失礼いたします。」
僕はそう言うと、二人を連れて宿屋へ戻るのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
「さて、二人共、これからどうする?
幸い、この宿屋は思ったよりも安いので、しばらくは泊まれるとして…問題は、聖騎士と呼ばれている者達の事と『零の使い魔』の探索…だな。」
「それと、美味しい物…ですよ、ご主人様。」
「あぁ、そうだった…それが本来の目的の筈だったからね。」
一応、表向きの理由となっているが、実際、それがメインである。
「そ、それで…どうしましょう?」
「ご主人様、協力していただけましたら、一つ方法が…。」
「ん?どういう事だ?」
「まず、『魔王化』します。」
「…ここで?」
「はい…その後、分裂して多数のプチスライムを作成します。」
確かにプチとは言え、スライムであれば潜入捜査にはもってこいであろう。
「なるほど…それで、そいつ等を使って情報収集って訳だ。」
「はい、それと…今回、私も嫌な予感と言うのですか?
何か危険な感じがしますので、保険を用意しておこうかと…。」
「保険って、どんな物を?」
プリンは、僕の感じる違和感は感じない様だが、別件で危険の予感は感じている様だ。
「それは、女の秘密ですよ♪」
「はいはい…なら、チャッチャとやっちゃいますか。」
そう言うと、僕はプリンと〖融合〗して『魔王化』するのだった…。
奥から戻ってきたギルド受付嬢のお姉さんは、顔を真っ青にして僕達に謝ってくる。
その際、勢い良く頭を下げた為、少々、胸元…谷間が目についた。
「いえ、僕達は怒っていませんので、お気になさらずに。」
僕は直ぐ様、問題ない事を伝える。
そうしないと、プリンがボロカスの様に文句を言いそうだったからだ。
僕は、横目でプリンを見ると、案の定、ほっぺたを膨らませて不機嫌な態度を取っていたのだが、さっき、僕がブラックドラゴンの部位を〖鑑定〗に出した時に、悪戯と言って、僕と一緒に笑っていたのに、何で今は不機嫌なのか疑問に思う。
「あの~失礼ですが、ギルドカードを拝見しても宜しいでしょうか?」
「えぇ、全然問題ないですよ?」
僕はそう言うと、お姉さんにカードを渡す。
すると、『うわ~』と言って、再び慌てて奥へと走っていってしまった。
あの~、流石に持って行かれると困るんですけど…。
すると、先ほどのお姉さんが、すぐに一人の爺さんを連れて戻ってきた。
「お初に目に掛かります、ワシはこのギルドのギルドマスターでクラウスと言う者です。
このパフィーがとんだ失礼をした様で、ワシの方からも謝罪をさせて頂きたいと思います。」
これはまた…何とも腰の低そうなギルドマスターである。
「いえ、先程も…パフィーさんですか?そちらのお姉さんにも言いましたが、どうかお気になさらずに…。」
まぁ、だからと言って、まったく気にしない様だと、問題があるが…。
「では、お言葉に甘えさせていただきたく存じます。
それでは改めて、お伺いを致したいのですが、こちらのギルドに何のご用でしょうか?」
「それはですね?今日、メルトの町から此方に着いたのですが、少々、路銀が減ってきましたのでクエストを受けようかと思いまして…。」
何処で誰が聞いているか分からない為、バカ正直に、『零の使い』を調べに来たとは言えず、路銀が少なくなったからと誤魔化しを入れる。
まぁ、普通であれば、こんな話を信じるとは思えないのだが…。
「なるほど…ですが、おそらく掲示板を見てガッカリしたと思われますが、当ギルドでは基本的に雑用クエストを扱うばかりでして…ムゲン様が満足出来るクエストはないかと思われます。」
一瞬、自己紹介していないのに何で名前を?と思ったが、先程、冒険者カードをパフィーさんが持って行ったのだから、いくらでも見る機会はあったはずだ。
「えぇ…先程、パフィーさんに聞きましたが、何でも聖騎士団の方に、討伐クエストが流れているとか。
しかし、魔物の討伐と言えば、普通は冒険者の仕事と言うイメージがあるんですが、何でそんな事になったのですか?」
「それが…ワシにもよく分からんのです。
いつの間にか、依頼が来なくなり、聖騎士団に取って代わられた、と言う感じで…。
正直、未だに何故そうなったのか、皆目、見当も付かないのです…。」
「つまり、原因不明なのですね?」
「お恥ずかし話ですが、その通りです。」
聖騎士と言えば、特別な加護を持った騎士で、強力な騎士と言うイメージがある。
そのイメージそのままの存在であるのなら、まぁ、こんな風に危ない仕事に騎士が立ち向かうのも納得がいくし、依頼が聖騎士団へと流れるのも理解出来る。
ただ、本当にそうなのか?そもそも、今まで田舎にいたとは言え、『聖王都』の聖騎士の噂など一度も聞いた事がないだの。
だとしたら、いったい何処から現れたのか…。
「あの…失礼ですが、聖騎士ってどの様な人達か伺っても?」
「それは、白い鎧を着た騎士達の事ですね。」
パフィーさんがクラウスさんの代わりに答えてくれた。
うん、でも聞きたいのは、どんな格好をって話ではないんだよね…。
「これこれ、パフィー、こちらの方は、その様な事を聞いておるのではない。
とは言え、パフィーの言う事も正しいがの。
確かに白い鎧を着ているのもそうなのじゃが、皆が皆、見た事もない様な強力な魔法を使う上に、王様より直接この街を守る様に言われたとかで、下手な貴族よりも権力があるとか言う噂ですな。
もっとも、裏ではとんでもない事をしていると言う噂もあるじゃが、何をしているかまでは全然聞こえてこないがの。」
「ちなみに、何人くらいいるんですか?」
「正確な数は分からんが、ワシが見た事があるのは、謁見の間で王様の護衛に付いていた、7人じゃな。」
7人…か、多い様な少ない様な微妙な数だが、下手に探ると、藪蛇になりそうだから、もう少し情報が集まるまでは放置しとくのが無難な様だ。
「分かりました、ありがとうございます。」
「いやいや、大して役に立てず申し訳ない。」
そう言うと、頭を下げるクラウスさん…その姿から、かなりの疲労が見て取れた。
「あの…失礼ですが、だいぶお疲れの様子、もし宜しければ、こちらをどうぞ。」
そう言うと僕は持っていた小さな小瓶…回復薬《ポーション》をクラウスさんに渡す。
「これは…見た所、ポーションとお見受けしますが、よろしいので?」
「はい、やはり健康が一番ですので…それでは失礼いたします。」
僕はそう言うと、二人を連れて宿屋へ戻るのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
「さて、二人共、これからどうする?
幸い、この宿屋は思ったよりも安いので、しばらくは泊まれるとして…問題は、聖騎士と呼ばれている者達の事と『零の使い魔』の探索…だな。」
「それと、美味しい物…ですよ、ご主人様。」
「あぁ、そうだった…それが本来の目的の筈だったからね。」
一応、表向きの理由となっているが、実際、それがメインである。
「そ、それで…どうしましょう?」
「ご主人様、協力していただけましたら、一つ方法が…。」
「ん?どういう事だ?」
「まず、『魔王化』します。」
「…ここで?」
「はい…その後、分裂して多数のプチスライムを作成します。」
確かにプチとは言え、スライムであれば潜入捜査にはもってこいであろう。
「なるほど…それで、そいつ等を使って情報収集って訳だ。」
「はい、それと…今回、私も嫌な予感と言うのですか?
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「保険って、どんな物を?」
プリンは、僕の感じる違和感は感じない様だが、別件で危険の予感は感じている様だ。
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