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~第六章:冒険者編(後期)~
174ページ目…聖王都への旅路【5】
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「な、何か凄い量になってないか?」
「そ、そうですね…私達以外のお客さんは8人なのに、何故か、1、2、3…14品ありますし。」
クズハが丁寧に数を数えて報告してくる。
そう…この時点で並んでいる料理の量が異常に可笑しいのだ。
何故か、オーク肉のお礼に一人一皿を、僕達に奢ると言う話になっているのが、まず1つ。
そして、お客さんが8人なのに対し、並んでいるお皿は8皿のはずなのに何故なのかは分からないが、何と目の前には14皿もあると言うのが1つ。
もっとも、その内、1皿だけは僕が注文し材料を提供したオーク肉のステーキである。
つまり、それ以外は他の客からの差し入れと言う事になる…訳だが、果たして、5皿は誰からの提供なのだろうか…?
そして、その提供された皿、すべての料理が大盛りを通り越して、メガ盛りである事が1つ。
「と、とりあえず…折角だから、暖かい内に食べようか…。」
「「は、はい。」」
僕の提案に二人が返事をする。
そして僕は、自分で頼んだステーキから食べ始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
「う~ん…さすがに、無茶な量あるよな…。」
地味にボリュームのあった、オーク肉のステーキを食べ終わり、次に食べたかった山賊焼きに取りかかった僕は、ポツリと呟いた。
「そ、そうですよね、私も流石に多過ぎだと思います…。」
クズハも同じ事を考えた様だ。
そんな中、僕は黙々と食べているプリンの口元に目が行った。
そこには、口の中に入った瞬間、フッと消えているのが見えた。
その現象を見て、思い付いた事がある…それは先程、プリンも言っていたが、スライムと言う種が持つ特徴、〖胃袋〗である。
ネタが分かれば簡単な話で、ステータスには表示されない特徴ではあるが、プリンは料理を〖胃袋〗と言う異空間に収納しているのだ。
それを見た僕は、ある方法を思い付き、某スパイ映画のBGM脳内で流しながら〖加速〗の魔法を使い自分の速度を数段上げる。
そして、自分の前のお皿の料理を、ほんの僅かな一瞬で無限庫に収納する。
更には、無限庫に収納している食器に、収納したばかりの料理を移し替えると、今度はお店のお皿を元あった場所に戻す。
この間、僅か1秒にも満たない早技だった。
そして、プリンもまた〖胃袋〗へと料理を運ぶ。
とりあえず、食糧不足でプリンに分けて貰う事になった場合、見た目的に嫌悪感がありそうなので、一度、人化を解いてスライムの状態になって貰ってから取り出して貰おうと決意したのだった。
「クズハも、無理して食べる必要ないからね?」
僕は頑張って残さず食べようとしているクズハに声を掛ける。
「で、ですが…これだけの量となると、流石にご主人様とプリン様だけでは…。」
うん、そうだね、どう考えても、確かに食べきれないね。
だから、こっそりと無限庫に収納してお持ち帰りにしてるんだもんね…。
「クズハ…ちょっと見てて?」
僕はそう言うと、まだ手付かずの料理の皿を自分の前に持ってくる。
そして、次の瞬間…先ほどと同様に早技で無限庫へと収納する。
「え?料理は?なんで?」
僕の方を向いて驚いてるクズハに、僕は口元に指を持って行くと『し~』と合図をする。
「ね?だから、無理する必要はないからね?」
その言葉を聞いて、クズハはイマイチ理解出来ていないにも関わらず、僕の指示に素直に従ってくれる。
「ってな訳で…どんどん片付けていこうかな…。」
ただし、この方法には致命的な欠点があったりする。
と、言うのも…元々、旅をする上で、食器と言うのは嵩張る事が多い。
それ故、僕も最低限度の食器しか持ち歩かない事にしていたのだ。
その為、料理を移す受け皿となる皿の枚数が、極端に少なくなっているのだ。
もっとも、そのまま料理だけを無限庫に収納する…と言う手もあるにはあるのだが、もし取り出す際に、お皿がないのを忘れていた場合、大惨事になる事間違いない。
食材を無駄にすると言うのは罰当たりな事は許されないのだ。
だがしかし、この方法にも限界は自ずとやって来る事になる。
「しまった…もう、お皿がなくなったか…。」
そう、残り5品となった時、持っていたお皿がなくなってしまったのだ…だが、僕には奥の手はまだある。
その方法とは、料理する為に用意したフライパンと、鍋が一つずつ…これで残り3品…。
しかし、これで僕の方は、残念ながら、本当に打ち止めだ。
そして、プリンはと言うと…。
「ご主人様、食べるの飽きた…。」
「…はい?」
飽きたって…いやいやいや、その台詞は、ご飯を食べる事に対して、絶対に言ったらいけない台詞だよね?
食べ物に対して…作ってくれた人や犠牲になった食材さんに無礼千万、失礼極まりない台詞だよ?
流石に、僕が作った訳ではないのにも関わらず、何故かカチンと頭に来たが、お説教は後にして我慢する。
それよりも残り3皿を、どうにか片付けなければ…。
「ご、ご主人様…私、1皿ならなんとか…。」
これで残り2皿…僕は改めてプリンを見る。
その視線を受けて、プリンは…プイッと視線を外した。
「仕方がない…僕が食べるしかないか…。」
『カツン。』
僕は諦めて、残りの2皿を片付け…って、えッ!?
「お客さん、これは私達から、オーク肉のお礼のサービスだよ。」
そう言って、おばちゃんが鳥の丸焼きを笑顔で死刑宣告よろしくテーブルの上に置くのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
「ご、ご主人様…大丈夫ですか?」
「あぁ、食べ過ぎで苦しくて動けないだけだから…それよりも、ちゃんと前見て操縦するんだぞ?」
「は、はい!がんばります!」
あの後、追加で出された鳥の丸焼きはお皿に盛らず、そのまま無限庫の中へと収納、残りの二品を何とか無理矢理全部食べきった僕達一行は、クズハの操縦でゴーレム馬車は聖王都へ向けて旅立っていた。
そんな中、大量の食事と限界を超えて戦いダウンした僕は、プリンに膝枕されたまま寝込んでいた。
ちなみに、クズハが操縦出来ているのは、緊急事態と言う事で、クズハの魔力パターンを登録したからである。
「ご主人様、そんな状態になるまで食べずに残せば良かったに…。」
「そうは言ってもね?僕が前居た世界では、食事を残すと言うのは、物凄く不敬に値する行為だったからね?」
そう、料理を作ってくれた人にも、そして、料理になった物達にも…だ。
「僕がご飯を食べる前に『いただきます』と言うのは知ってるだろ?」
「そうですね…あッ!」
「やっと、記憶を読んだみたいだね?」
「はい…貴方の命を、自分が生きていく為に『いただきます』って…。」
「うん、プリンだってさっきみたいな食事ではなく、本当の食事…僕から吸収する時、いつも『ごめんなさい』って謝るけど、それは僕から生きる為に奪う行為だから、仕方がない事だと分かっているからでしょ?
その気持ちがあるなら、さっきみたいな食事にも、同じ気持ちを持ってくれたら嬉しいな…って思う。」
今まで一緒に過ごして気が付いた事だが、プリンは常識が無いだけで、悪い子ではない。
しかも、僕と〖融合〗した事により、僕の記憶から多少なりとも、その手の知識を得ているのだ。
「そうですね…ご主人様から『いただいてる』力には感謝しています。
ご主人様は、食事に他の命が使われているから『いただきます』と言うんですよね?」
「うん…そして、その犠牲になった物達を残すと言うのは、どれだけ不敬なのか分かるよね?」
この世界はゲームみたいに魔法や、回復薬などの特殊な物がある。
それでも、欠損部位の再生が可能な魔法使いは稀だし、エリクサーなんて物は手に入れようとしても、普通は、まず不可能に近い。
だが、無い訳ではない…それでも、蘇生魔法なんて言う物は存在しないのだ。
それがこの世界での決まり事なのだ。
ならば、その命の価値は、計り知れない物となるのではないだろうか。
「はい、ご主人様が無理した理由が、何となくですが分かりました。」
「そっか、それなら、良かった。」
何となくと言うのは、ちょっと残念だが、それでも昔のプリンに比べれば、かなりの進歩である。
僕はそう言うと、覗き込んでいたプリンの頭を優しく撫でるのだった…。
「そ、そうですね…私達以外のお客さんは8人なのに、何故か、1、2、3…14品ありますし。」
クズハが丁寧に数を数えて報告してくる。
そう…この時点で並んでいる料理の量が異常に可笑しいのだ。
何故か、オーク肉のお礼に一人一皿を、僕達に奢ると言う話になっているのが、まず1つ。
そして、お客さんが8人なのに対し、並んでいるお皿は8皿のはずなのに何故なのかは分からないが、何と目の前には14皿もあると言うのが1つ。
もっとも、その内、1皿だけは僕が注文し材料を提供したオーク肉のステーキである。
つまり、それ以外は他の客からの差し入れと言う事になる…訳だが、果たして、5皿は誰からの提供なのだろうか…?
そして、その提供された皿、すべての料理が大盛りを通り越して、メガ盛りである事が1つ。
「と、とりあえず…折角だから、暖かい内に食べようか…。」
「「は、はい。」」
僕の提案に二人が返事をする。
そして僕は、自分で頼んだステーキから食べ始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
「う~ん…さすがに、無茶な量あるよな…。」
地味にボリュームのあった、オーク肉のステーキを食べ終わり、次に食べたかった山賊焼きに取りかかった僕は、ポツリと呟いた。
「そ、そうですよね、私も流石に多過ぎだと思います…。」
クズハも同じ事を考えた様だ。
そんな中、僕は黙々と食べているプリンの口元に目が行った。
そこには、口の中に入った瞬間、フッと消えているのが見えた。
その現象を見て、思い付いた事がある…それは先程、プリンも言っていたが、スライムと言う種が持つ特徴、〖胃袋〗である。
ネタが分かれば簡単な話で、ステータスには表示されない特徴ではあるが、プリンは料理を〖胃袋〗と言う異空間に収納しているのだ。
それを見た僕は、ある方法を思い付き、某スパイ映画のBGM脳内で流しながら〖加速〗の魔法を使い自分の速度を数段上げる。
そして、自分の前のお皿の料理を、ほんの僅かな一瞬で無限庫に収納する。
更には、無限庫に収納している食器に、収納したばかりの料理を移し替えると、今度はお店のお皿を元あった場所に戻す。
この間、僅か1秒にも満たない早技だった。
そして、プリンもまた〖胃袋〗へと料理を運ぶ。
とりあえず、食糧不足でプリンに分けて貰う事になった場合、見た目的に嫌悪感がありそうなので、一度、人化を解いてスライムの状態になって貰ってから取り出して貰おうと決意したのだった。
「クズハも、無理して食べる必要ないからね?」
僕は頑張って残さず食べようとしているクズハに声を掛ける。
「で、ですが…これだけの量となると、流石にご主人様とプリン様だけでは…。」
うん、そうだね、どう考えても、確かに食べきれないね。
だから、こっそりと無限庫に収納してお持ち帰りにしてるんだもんね…。
「クズハ…ちょっと見てて?」
僕はそう言うと、まだ手付かずの料理の皿を自分の前に持ってくる。
そして、次の瞬間…先ほどと同様に早技で無限庫へと収納する。
「え?料理は?なんで?」
僕の方を向いて驚いてるクズハに、僕は口元に指を持って行くと『し~』と合図をする。
「ね?だから、無理する必要はないからね?」
その言葉を聞いて、クズハはイマイチ理解出来ていないにも関わらず、僕の指示に素直に従ってくれる。
「ってな訳で…どんどん片付けていこうかな…。」
ただし、この方法には致命的な欠点があったりする。
と、言うのも…元々、旅をする上で、食器と言うのは嵩張る事が多い。
それ故、僕も最低限度の食器しか持ち歩かない事にしていたのだ。
その為、料理を移す受け皿となる皿の枚数が、極端に少なくなっているのだ。
もっとも、そのまま料理だけを無限庫に収納する…と言う手もあるにはあるのだが、もし取り出す際に、お皿がないのを忘れていた場合、大惨事になる事間違いない。
食材を無駄にすると言うのは罰当たりな事は許されないのだ。
だがしかし、この方法にも限界は自ずとやって来る事になる。
「しまった…もう、お皿がなくなったか…。」
そう、残り5品となった時、持っていたお皿がなくなってしまったのだ…だが、僕には奥の手はまだある。
その方法とは、料理する為に用意したフライパンと、鍋が一つずつ…これで残り3品…。
しかし、これで僕の方は、残念ながら、本当に打ち止めだ。
そして、プリンはと言うと…。
「ご主人様、食べるの飽きた…。」
「…はい?」
飽きたって…いやいやいや、その台詞は、ご飯を食べる事に対して、絶対に言ったらいけない台詞だよね?
食べ物に対して…作ってくれた人や犠牲になった食材さんに無礼千万、失礼極まりない台詞だよ?
流石に、僕が作った訳ではないのにも関わらず、何故かカチンと頭に来たが、お説教は後にして我慢する。
それよりも残り3皿を、どうにか片付けなければ…。
「ご、ご主人様…私、1皿ならなんとか…。」
これで残り2皿…僕は改めてプリンを見る。
その視線を受けて、プリンは…プイッと視線を外した。
「仕方がない…僕が食べるしかないか…。」
『カツン。』
僕は諦めて、残りの2皿を片付け…って、えッ!?
「お客さん、これは私達から、オーク肉のお礼のサービスだよ。」
そう言って、おばちゃんが鳥の丸焼きを笑顔で死刑宣告よろしくテーブルの上に置くのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
「ご、ご主人様…大丈夫ですか?」
「あぁ、食べ過ぎで苦しくて動けないだけだから…それよりも、ちゃんと前見て操縦するんだぞ?」
「は、はい!がんばります!」
あの後、追加で出された鳥の丸焼きはお皿に盛らず、そのまま無限庫の中へと収納、残りの二品を何とか無理矢理全部食べきった僕達一行は、クズハの操縦でゴーレム馬車は聖王都へ向けて旅立っていた。
そんな中、大量の食事と限界を超えて戦いダウンした僕は、プリンに膝枕されたまま寝込んでいた。
ちなみに、クズハが操縦出来ているのは、緊急事態と言う事で、クズハの魔力パターンを登録したからである。
「ご主人様、そんな状態になるまで食べずに残せば良かったに…。」
「そうは言ってもね?僕が前居た世界では、食事を残すと言うのは、物凄く不敬に値する行為だったからね?」
そう、料理を作ってくれた人にも、そして、料理になった物達にも…だ。
「僕がご飯を食べる前に『いただきます』と言うのは知ってるだろ?」
「そうですね…あッ!」
「やっと、記憶を読んだみたいだね?」
「はい…貴方の命を、自分が生きていく為に『いただきます』って…。」
「うん、プリンだってさっきみたいな食事ではなく、本当の食事…僕から吸収する時、いつも『ごめんなさい』って謝るけど、それは僕から生きる為に奪う行為だから、仕方がない事だと分かっているからでしょ?
その気持ちがあるなら、さっきみたいな食事にも、同じ気持ちを持ってくれたら嬉しいな…って思う。」
今まで一緒に過ごして気が付いた事だが、プリンは常識が無いだけで、悪い子ではない。
しかも、僕と〖融合〗した事により、僕の記憶から多少なりとも、その手の知識を得ているのだ。
「そうですね…ご主人様から『いただいてる』力には感謝しています。
ご主人様は、食事に他の命が使われているから『いただきます』と言うんですよね?」
「うん…そして、その犠牲になった物達を残すと言うのは、どれだけ不敬なのか分かるよね?」
この世界はゲームみたいに魔法や、回復薬などの特殊な物がある。
それでも、欠損部位の再生が可能な魔法使いは稀だし、エリクサーなんて物は手に入れようとしても、普通は、まず不可能に近い。
だが、無い訳ではない…それでも、蘇生魔法なんて言う物は存在しないのだ。
それがこの世界での決まり事なのだ。
ならば、その命の価値は、計り知れない物となるのではないだろうか。
「はい、ご主人様が無理した理由が、何となくですが分かりました。」
「そっか、それなら、良かった。」
何となくと言うのは、ちょっと残念だが、それでも昔のプリンに比べれば、かなりの進歩である。
僕はそう言うと、覗き込んでいたプリンの頭を優しく撫でるのだった…。
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上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
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