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~第五章:ダンジョン開拓編~
140ページ目…トレイン
しおりを挟む ダンジョンの難易度を簡単モードから通常モードへと変更した事で、僕はラオンさんを探し走り回った。
「や、やっと見付けた…ラオンさん!」
「あぁ、お前か…そんなに慌ててどうした?」
ダンジョンの難易度を変更した為、少し焦り気味の僕と違い、何も事情を知らないラオンさんは、当然の様に落ち着いている。
ひょとして、ラオンさんは回復薬を持ち帰った冒険者達を見ていないのだろうか?
「あの、ラオンさんは、ポーションを落ち帰った冒険者達を見てないんですか?」
「ん?それなら先程見たぞ?だが、それがどうした?」
それなのに、ラオンさんは普通に落ち着いていられるのか…流石、ギルドマスターと言って良いのかな?
「い、いえ、僕の気の所為なら良いんですが、あれを見た冒険者達の目の色が変わった気がしたんですよ。」
「あぁ、そんな事か…そりゃ、ポーションが上層でドロップすると知れたら、仕方がないだろ。」
「そりゃ、普通はそうでしょうけど…。」
「だろ?だったら大した事じゃないだろ?」
大した事で無いと言えばそれまでである。
しかし、僕が見た彼等の雰囲気は、それだけで済むとは、到底、思えない物だった。
それ程までに、人の欲と言うのは、簡単に人を狂わせる物なのだ。
「確かに、それだけなら問題はないんでしょうけど、ラオンさんが発行した免許には、初心者用の第2階層までの許可しか与えていないんですよね?」
「あ、あぁ、しばらくの間は初心者用だけ…そう言う約束だからな。」
その話を聞いて、僕は今まで感じていた嫌な予感の正体に気が付いた…。
そして、それをラオンさんに教える事にした。
ただし、僕がダンジョンマスターである事は秘密なので、ラオンさんだけに聞こえる様にしなきゃダメだった。
そこで便利なのが〖念話〗だ。
確かに、耳打ちでも問題がないのだが、獣人とかの中には、異常に音に敏感な者もいる。
そんなヤツが近くにいた場合…情報が漏れる可能性があるのだ。
〔ラオンさん、聞こえますか?これは僕の〖念話〗と言うスキルです…。
聞こえたなら、声に出さずに頭の中で返事をしてください。〕
〔あ、あぁ…これで良いのか?〕
〔はい、ちゃんと出来ています。〕
〔なるほど、最初は驚いたが、これなら内緒話には持ってこいだな。
で、こんなスキルまで使って話すって事は、余程、重要な事なんだろ?〕
〔えぇ、ちゃんと分かってくれた様で、話が早くて助かります。
それでですね?回復薬が手に入る階層の事なんですけど、実は、第3階層以降からでして…。
つまり、中級者向けのダンジョンなんです!
第1、第2階層のドロップは薬草とかの初心者ダンジョンならではの物…って感じで、微妙な物しかドロップしない様になっていたはずなんです…。〕
「な、何だってッ!」
興奮したラオンさんが、思わず声を上げる。
「ラオンさん、落ち着いて下さい!声が出てます!」
「す、すまん…つい…。」
〔それで…話を戻しますが良いですか?〕
〔あ、あぁ…すまん、続けてくれ。〕
〔正直な話、実力がある人が、中級者の階層に入る分には問題はないんです。
当然ながら、危険を察知するだけの力も持ち合わせているはずなので、危険を感じたら撤退するはずですので…。
ただ、今回、冒険者の数が多かった為、先程、難易度を通常モードにしたので、第3階層からは本気で実力がないと危ないんです!〕
〔そ、そんなに危険なのか?〕
〔ラオンさんは、トレインって聞いた事ありますか?〕
僕にとっては馴染みのゲームの用語だが、ラオンさんにとって、どうなんだろ?
〔いや、聞いた事がないが、それがどうしたのだ?〕
残念、聞いた事は無い様である。
〔トレイン…列車って意味なんですけど、僕のいた世界には列車と言う物があって…。
ラオンさんがイメージしやすい物で言えば、馬車の長蛇の列?と言えば想像出来ますか?〕
〔あぁ、馬車が長く並んでいると言う事だよな?〕
うん、ここまでは良いな…問題はここからの説明だ。
上手く説明出来るか心配ではあるが、やるしかないだろう。
〔第3階層からは中級者用と言うのは先ほども説明した通りですが、冒険者の人達にはその危険性が分かっていない様です。
戦う実力がなければ逃げれば良い…ここまでは当然の事なので、逃げたとしても、誰も責める訳にはいかないんですが、ダンジョンの中の魔物達は、自分達の縄張りと言うのを持たない者が多いんです。
その結果、敵が強くて逃げる場合、魔物達が際限なく追ってくる可能性があると言う事で…。〕
〔まぁ、確かに追われる方の身になれば怖いだろうが…。〕
〔えぇ…そうですね…でも、僕が言いたいのは、この後の事です。〕
何処まで分かって貰えるか心配だが、僕はラオンさんに、拙いが説明を始める。
〔どう言う事だ?〕
〔当然、敵かなわないから逃げている訳ですよね?〕
〔あぁ、自分達で倒せないなら逃げるしかないだろうな。〕
〔なら…その逃げている人の側に、別の人がいたら、逃げてる人はどうしますか?〕
〔ん?そりゃ…当然、助けを求めて近くの人の所へ向かうだろうな…。〕
まぁ、普通ならばそれが正解なのだろうが…。
〔ですが、その近くの人も一緒に逃げたら、その冒険者達も一緒に追われる…と言う事ですよね?〕
〔まぁ、迷惑な話だが…そうだな、その場合は縄張りの外まで逃げるしか無くなるだろうな…。〕
〔ですが、ダンジョンの魔物には縄張りがありませんよ?〕
〔あ…。〕
そこで…ラオンさんも、ダンジョン内でのトレインが、どれだけ危険なのか、ようやく気が付いた様だ。
〔つまり、ダンジョンの様な特殊な空間だと、延々と追いかけられる…と言う事なのか?〕
〔えぇ、それだけなら良いんですが、先ほどのトレインって話を思い出してください。〕
〔馬車の行列…だな?それで、どうしたんだ??〕
〔つまり、逃げる人がいっぱいな上に、逃げる冒険者達を追う様にして、魔物も行列をなして追い掛けて来る事もあるんです。
それを、僕のいた世界では、トレインと呼んでいます。〕
〔ま、まさか…一部の冒険者が許可を出していない中級者向けの階層に入った事により、その自体が起こりうると?〕
〔えぇ…そう言う事ですね。
迷路なのは初心者用のダンジョンのみ…もし、そんな場所でトレインを起こされたら、最悪、死傷者が多数出る可能性が高くなります。
だからこそ、初心者用のダンジョンで様子見をする為に、免許を初心者用のみでお願いしたんです。〕
〔だが、冒険者達が勝手に中級者用に…か、かなり不味いな…。〕
〔まぁ、必ず起こると言う訳ではないのですが…ただ、約束を守らない人達が死んでも、僕は知りませんからね?〕
〔そ、そうだな…元々、冒険者と言うのは自分の命をチップにお宝を手に入れる者達であり、全てにおいて自己責任の商売だから…な。〕
ラオンさんはそう言うと、大きな溜息を付いた。
「まぁ、そんな訳で何が起こるか分からないので、ギルドの方でも注意してくださいね?」
「あぁ、用心しておく…そう言えば、レオナは?」
「レオナですか?一応、これからダンジョンに入ってレベルを上げる予定です。
一応、彼女は、そこそこの強さを持っているはずですが…、実戦経験がないんじゃ、強さも何も…参考になりませんからね。」
彼女には過去の記憶が無いのだが、何故か、そこそこ戦えてしまうのだ。
「そうか…とりあえず、お前達に言うのは変な話だが、お前達も注意してダンジョンに入るんだぞ?」
ラオンさんはそう言うと、受付の方へと走っていった。
なので、僕も、みんなが待つ行列の方へと、ゆっくり戻って行くのであった…。
「や、やっと見付けた…ラオンさん!」
「あぁ、お前か…そんなに慌ててどうした?」
ダンジョンの難易度を変更した為、少し焦り気味の僕と違い、何も事情を知らないラオンさんは、当然の様に落ち着いている。
ひょとして、ラオンさんは回復薬を持ち帰った冒険者達を見ていないのだろうか?
「あの、ラオンさんは、ポーションを落ち帰った冒険者達を見てないんですか?」
「ん?それなら先程見たぞ?だが、それがどうした?」
それなのに、ラオンさんは普通に落ち着いていられるのか…流石、ギルドマスターと言って良いのかな?
「い、いえ、僕の気の所為なら良いんですが、あれを見た冒険者達の目の色が変わった気がしたんですよ。」
「あぁ、そんな事か…そりゃ、ポーションが上層でドロップすると知れたら、仕方がないだろ。」
「そりゃ、普通はそうでしょうけど…。」
「だろ?だったら大した事じゃないだろ?」
大した事で無いと言えばそれまでである。
しかし、僕が見た彼等の雰囲気は、それだけで済むとは、到底、思えない物だった。
それ程までに、人の欲と言うのは、簡単に人を狂わせる物なのだ。
「確かに、それだけなら問題はないんでしょうけど、ラオンさんが発行した免許には、初心者用の第2階層までの許可しか与えていないんですよね?」
「あ、あぁ、しばらくの間は初心者用だけ…そう言う約束だからな。」
その話を聞いて、僕は今まで感じていた嫌な予感の正体に気が付いた…。
そして、それをラオンさんに教える事にした。
ただし、僕がダンジョンマスターである事は秘密なので、ラオンさんだけに聞こえる様にしなきゃダメだった。
そこで便利なのが〖念話〗だ。
確かに、耳打ちでも問題がないのだが、獣人とかの中には、異常に音に敏感な者もいる。
そんなヤツが近くにいた場合…情報が漏れる可能性があるのだ。
〔ラオンさん、聞こえますか?これは僕の〖念話〗と言うスキルです…。
聞こえたなら、声に出さずに頭の中で返事をしてください。〕
〔あ、あぁ…これで良いのか?〕
〔はい、ちゃんと出来ています。〕
〔なるほど、最初は驚いたが、これなら内緒話には持ってこいだな。
で、こんなスキルまで使って話すって事は、余程、重要な事なんだろ?〕
〔えぇ、ちゃんと分かってくれた様で、話が早くて助かります。
それでですね?回復薬が手に入る階層の事なんですけど、実は、第3階層以降からでして…。
つまり、中級者向けのダンジョンなんです!
第1、第2階層のドロップは薬草とかの初心者ダンジョンならではの物…って感じで、微妙な物しかドロップしない様になっていたはずなんです…。〕
「な、何だってッ!」
興奮したラオンさんが、思わず声を上げる。
「ラオンさん、落ち着いて下さい!声が出てます!」
「す、すまん…つい…。」
〔それで…話を戻しますが良いですか?〕
〔あ、あぁ…すまん、続けてくれ。〕
〔正直な話、実力がある人が、中級者の階層に入る分には問題はないんです。
当然ながら、危険を察知するだけの力も持ち合わせているはずなので、危険を感じたら撤退するはずですので…。
ただ、今回、冒険者の数が多かった為、先程、難易度を通常モードにしたので、第3階層からは本気で実力がないと危ないんです!〕
〔そ、そんなに危険なのか?〕
〔ラオンさんは、トレインって聞いた事ありますか?〕
僕にとっては馴染みのゲームの用語だが、ラオンさんにとって、どうなんだろ?
〔いや、聞いた事がないが、それがどうしたのだ?〕
残念、聞いた事は無い様である。
〔トレイン…列車って意味なんですけど、僕のいた世界には列車と言う物があって…。
ラオンさんがイメージしやすい物で言えば、馬車の長蛇の列?と言えば想像出来ますか?〕
〔あぁ、馬車が長く並んでいると言う事だよな?〕
うん、ここまでは良いな…問題はここからの説明だ。
上手く説明出来るか心配ではあるが、やるしかないだろう。
〔第3階層からは中級者用と言うのは先ほども説明した通りですが、冒険者の人達にはその危険性が分かっていない様です。
戦う実力がなければ逃げれば良い…ここまでは当然の事なので、逃げたとしても、誰も責める訳にはいかないんですが、ダンジョンの中の魔物達は、自分達の縄張りと言うのを持たない者が多いんです。
その結果、敵が強くて逃げる場合、魔物達が際限なく追ってくる可能性があると言う事で…。〕
〔まぁ、確かに追われる方の身になれば怖いだろうが…。〕
〔えぇ…そうですね…でも、僕が言いたいのは、この後の事です。〕
何処まで分かって貰えるか心配だが、僕はラオンさんに、拙いが説明を始める。
〔どう言う事だ?〕
〔当然、敵かなわないから逃げている訳ですよね?〕
〔あぁ、自分達で倒せないなら逃げるしかないだろうな。〕
〔なら…その逃げている人の側に、別の人がいたら、逃げてる人はどうしますか?〕
〔ん?そりゃ…当然、助けを求めて近くの人の所へ向かうだろうな…。〕
まぁ、普通ならばそれが正解なのだろうが…。
〔ですが、その近くの人も一緒に逃げたら、その冒険者達も一緒に追われる…と言う事ですよね?〕
〔まぁ、迷惑な話だが…そうだな、その場合は縄張りの外まで逃げるしか無くなるだろうな…。〕
〔ですが、ダンジョンの魔物には縄張りがありませんよ?〕
〔あ…。〕
そこで…ラオンさんも、ダンジョン内でのトレインが、どれだけ危険なのか、ようやく気が付いた様だ。
〔つまり、ダンジョンの様な特殊な空間だと、延々と追いかけられる…と言う事なのか?〕
〔えぇ、それだけなら良いんですが、先ほどのトレインって話を思い出してください。〕
〔馬車の行列…だな?それで、どうしたんだ??〕
〔つまり、逃げる人がいっぱいな上に、逃げる冒険者達を追う様にして、魔物も行列をなして追い掛けて来る事もあるんです。
それを、僕のいた世界では、トレインと呼んでいます。〕
〔ま、まさか…一部の冒険者が許可を出していない中級者向けの階層に入った事により、その自体が起こりうると?〕
〔えぇ…そう言う事ですね。
迷路なのは初心者用のダンジョンのみ…もし、そんな場所でトレインを起こされたら、最悪、死傷者が多数出る可能性が高くなります。
だからこそ、初心者用のダンジョンで様子見をする為に、免許を初心者用のみでお願いしたんです。〕
〔だが、冒険者達が勝手に中級者用に…か、かなり不味いな…。〕
〔まぁ、必ず起こると言う訳ではないのですが…ただ、約束を守らない人達が死んでも、僕は知りませんからね?〕
〔そ、そうだな…元々、冒険者と言うのは自分の命をチップにお宝を手に入れる者達であり、全てにおいて自己責任の商売だから…な。〕
ラオンさんはそう言うと、大きな溜息を付いた。
「まぁ、そんな訳で何が起こるか分からないので、ギルドの方でも注意してくださいね?」
「あぁ、用心しておく…そう言えば、レオナは?」
「レオナですか?一応、これからダンジョンに入ってレベルを上げる予定です。
一応、彼女は、そこそこの強さを持っているはずですが…、実戦経験がないんじゃ、強さも何も…参考になりませんからね。」
彼女には過去の記憶が無いのだが、何故か、そこそこ戦えてしまうのだ。
「そうか…とりあえず、お前達に言うのは変な話だが、お前達も注意してダンジョンに入るんだぞ?」
ラオンさんはそう言うと、受付の方へと走っていった。
なので、僕も、みんなが待つ行列の方へと、ゆっくり戻って行くのであった…。
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