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~第四章:冒険者編(中期)~
111ページ目…忘れ物は何ですか?
しおりを挟む「ガウガウッ!」
さて困った…何で、レオは僕を引き留めようとするんだろう?
いや、それ以前に、レオに僕を引き留める様に言ったであろうプリンの方が気になると言った方が正しいだろうか?
まさか、本当に妖精を食べるつもりなのか?
う~ん…さすがにそれはないと信じたい。
が、相手がプリンだけに絶対にないと言えないのが辛いと言うか何と言うか…とりあえず、下手に悩むよりプリンに聞いた方が早い…かな?
そんなこんなで、僕は諦めてプリンに聞く事にした。
「プリン、どうしたんだ?この妖精が、そんなに美味しそうなのか?」
すると、プリンがすぐに返事をする。
「いえ、確かに、この妖精を食べたら美味しそうってってのは否定しませんけど…。」
「ちょっと、そこのあんたッ!私を食べても美味しくないんだからねッ!!」
まぁ、ここで美味しいと言えば確実に食べられてしまうのだから、否定したい気持ちは分かるのだが、その態度は、色々と問題がある様な…。
「そんな事より、ご主人様は調査をせずに帰るんですか?」
「調査?何の?」
と、間抜けな事を聞き返してしまった。
もちろん、僕は質問の内容を直ぐに内容を思い出し、慌ててプリンに言った。
「ごめん、ゴーレムの調査の事だよね?色々あって忘れてたよ。」
そう、ここには配達に来た事が目的ではないし、ドラゴンとの戦闘でもない。
本当の目的は、この森で見られたと言う謎のゴーレムの調査だ。
バルムングさんの証言で、七色に輝くらしいが、上の湖で目撃したと言う目撃証言の確認中に、ドラゴンに襲われた所為で、その事をすっかり忘れていたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
ってな訳で、再びやってきました、上の湖…。
まぁ、ドラゴンと戦った後な所為で、その痕跡が、ちょっとアレだけど…。
とりわけ、それ以外には特に変わった事はない。
え?妖精はどうしたって?
もちろん、プリンが美味しく頂いた…って事はなく、ちゃんとバルムングさんに預けて来ましたよ?
そもそも、妖精の方も、疲弊していて、自由に動けるほど回復していなかったからね。
「う~ん、やっぱり、コレと言った物ない…か、プリンの方はどう?」
プリンと分裂…ではなく分離、つまり、融合解除してる今の僕は只の人族な為、魔物ほど感知能力は無い。
だってさ…スキルではなく生物としての本能が重要になっている為、元の世界では、のほほんと生きてきた僕には、高性能な感知能力なんて装備されているはずがないじゃないか…。
って事で、基本的に目視と言うよりは魔力感知で動く魔物であるプリンにお願いしたのだ。
何故って?今は〖人化〗して、人と変わりないけど…スライム状態だと、目とか無いんだよ?
完全に魔力感知能とかの力で周囲を認識してるんだから、感知能力が高いのは言うまでもないじゃないか。
「えっと、そうですね…湖の中に何か大きな物ある。
って所までは分かるんですけど、それが何か…は、分かりません。」
「それって、湖のどこら辺にあるのかな?」
「はい、ちょうど真ん中辺りにある様なんですが…すいません、水の中なんで、感知の精度があまり…。」
「そっか…。」
まぁ、普段、陸地で生活してるのだから、水の中までは上手く分からないのも仕方がない。
むしろ、それだけでも感知出来た事の方が、ありがたい…と言うか、凄いと思う。
とは言え、水の中か、どうやって調査するかな…。
レオなら…と、思ったが息をする必要がないとは言え、金属の鎧であるレオは沈んだら最後、浮上する事が出来ないだろうし…何より、底にヘドロとか溜まっていた場合、埋まったら救出すら出来なくなる。
更に言うなら…例え、回収出来たとしても、そんな臭くなったレオを僕は装備したくない。
誰が好きこのんで、臭い鎧なんて着るものか!と叫びたくなるのは、誰もが思う事だろう。
そうなると、回収もままならないのは明白である。
流石に、レオを使い捨てにするのは、かなり勿体ない気がするので、レオを使う案は却下である。
そして、プリン…スライムで呼吸不要とは言え、スライムではあるが女の子に行かせると言うのも男として少々アレだ…。
それに、プリンに行かせた場合、何が怪しいとか分からないのでは無いだろうか?
そうなると、僕が調査するのには一番適しているはずなんだけど…僕は呼吸が必要な訳で…。
つまり、僕は水中では活動出来ない訳で…。
「う~ん…ダメだ、良い方法が思い浮かばない、いったいどうしようかな…。」
と、僕は腕組みをしながら、頭を悩ませるのであった…。
さて困った…何で、レオは僕を引き留めようとするんだろう?
いや、それ以前に、レオに僕を引き留める様に言ったであろうプリンの方が気になると言った方が正しいだろうか?
まさか、本当に妖精を食べるつもりなのか?
う~ん…さすがにそれはないと信じたい。
が、相手がプリンだけに絶対にないと言えないのが辛いと言うか何と言うか…とりあえず、下手に悩むよりプリンに聞いた方が早い…かな?
そんなこんなで、僕は諦めてプリンに聞く事にした。
「プリン、どうしたんだ?この妖精が、そんなに美味しそうなのか?」
すると、プリンがすぐに返事をする。
「いえ、確かに、この妖精を食べたら美味しそうってってのは否定しませんけど…。」
「ちょっと、そこのあんたッ!私を食べても美味しくないんだからねッ!!」
まぁ、ここで美味しいと言えば確実に食べられてしまうのだから、否定したい気持ちは分かるのだが、その態度は、色々と問題がある様な…。
「そんな事より、ご主人様は調査をせずに帰るんですか?」
「調査?何の?」
と、間抜けな事を聞き返してしまった。
もちろん、僕は質問の内容を直ぐに内容を思い出し、慌ててプリンに言った。
「ごめん、ゴーレムの調査の事だよね?色々あって忘れてたよ。」
そう、ここには配達に来た事が目的ではないし、ドラゴンとの戦闘でもない。
本当の目的は、この森で見られたと言う謎のゴーレムの調査だ。
バルムングさんの証言で、七色に輝くらしいが、上の湖で目撃したと言う目撃証言の確認中に、ドラゴンに襲われた所為で、その事をすっかり忘れていたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
ってな訳で、再びやってきました、上の湖…。
まぁ、ドラゴンと戦った後な所為で、その痕跡が、ちょっとアレだけど…。
とりわけ、それ以外には特に変わった事はない。
え?妖精はどうしたって?
もちろん、プリンが美味しく頂いた…って事はなく、ちゃんとバルムングさんに預けて来ましたよ?
そもそも、妖精の方も、疲弊していて、自由に動けるほど回復していなかったからね。
「う~ん、やっぱり、コレと言った物ない…か、プリンの方はどう?」
プリンと分裂…ではなく分離、つまり、融合解除してる今の僕は只の人族な為、魔物ほど感知能力は無い。
だってさ…スキルではなく生物としての本能が重要になっている為、元の世界では、のほほんと生きてきた僕には、高性能な感知能力なんて装備されているはずがないじゃないか…。
って事で、基本的に目視と言うよりは魔力感知で動く魔物であるプリンにお願いしたのだ。
何故って?今は〖人化〗して、人と変わりないけど…スライム状態だと、目とか無いんだよ?
完全に魔力感知能とかの力で周囲を認識してるんだから、感知能力が高いのは言うまでもないじゃないか。
「えっと、そうですね…湖の中に何か大きな物ある。
って所までは分かるんですけど、それが何か…は、分かりません。」
「それって、湖のどこら辺にあるのかな?」
「はい、ちょうど真ん中辺りにある様なんですが…すいません、水の中なんで、感知の精度があまり…。」
「そっか…。」
まぁ、普段、陸地で生活してるのだから、水の中までは上手く分からないのも仕方がない。
むしろ、それだけでも感知出来た事の方が、ありがたい…と言うか、凄いと思う。
とは言え、水の中か、どうやって調査するかな…。
レオなら…と、思ったが息をする必要がないとは言え、金属の鎧であるレオは沈んだら最後、浮上する事が出来ないだろうし…何より、底にヘドロとか溜まっていた場合、埋まったら救出すら出来なくなる。
更に言うなら…例え、回収出来たとしても、そんな臭くなったレオを僕は装備したくない。
誰が好きこのんで、臭い鎧なんて着るものか!と叫びたくなるのは、誰もが思う事だろう。
そうなると、回収もままならないのは明白である。
流石に、レオを使い捨てにするのは、かなり勿体ない気がするので、レオを使う案は却下である。
そして、プリン…スライムで呼吸不要とは言え、スライムではあるが女の子に行かせると言うのも男として少々アレだ…。
それに、プリンに行かせた場合、何が怪しいとか分からないのでは無いだろうか?
そうなると、僕が調査するのには一番適しているはずなんだけど…僕は呼吸が必要な訳で…。
つまり、僕は水中では活動出来ない訳で…。
「う~ん…ダメだ、良い方法が思い浮かばない、いったいどうしようかな…。」
と、僕は腕組みをしながら、頭を悩ませるのであった…。
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