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~第四章:冒険者編(中期)~
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しおりを挟む ふむふむ…どうやら、動きに関しては問題ない様な気がするが、何故か違和感がある。
とは言っても、その違和感はが何か分からない。
そう思っていたのだが、違和感の正体は、比較的すぐに分かった…。
「レオ、こっちおいで~。」
チェックを終えたレオを、少し離れていたプリンが呼ぶ。
「ガウッ!」
『タッタタッタッタタッ』
あッ!何事もなく走っていたと思ったら、プリンの元に辿り着く寸前、バランスを崩し掛けた。
バランスを崩す…俺が作り上げたレオにならば、本来あり得ない事だ。
何せ、イメージから作り上げられているのだから、たとえ不格好だったとしても、動くのに支障が無いからだ。
だとするならば、コレは、もしかして…。
「なぁ、プリン、レオの事なんだけど…。」
「はい、なんでしょう?」
「レオにドラゴンの素材を混ぜた時の話を、詳しく聞きたいんだけど…。」
と、話を切り出すと、プリンは色々と話てくれた。
「ですから、パーツ毎ごとに鱗やら爪を、こう、グニグニと…。」
「パーツ毎って…それって、どれだけ入れたか分かる?」
すると、プリンは驚いた様な顔をして、こう言った。
「えッ!?それって…重要なんですか?」
僕は、その言葉を聞いて唖然とする。
つまり、要約するとプリンは均等に素材を混ぜたのではなく、『適当』に混ぜたと言っているのだ。
もちろん、悪い意味での『適当』である。
そんな事をすればどうなるか…当然、バランスが崩れるのも頷ける。
とは言え、〖融合〗してる間は、僕もドラゴンの素材をレオに混ぜる事を考えていたのだから、プリンだけを責める訳にはいかない。
何せ、〖融合〗する時に、記憶までも混ざる為、記憶の共有が発生するのだから…。
とは言え、いくら記憶を共有しても、その記憶を引き出そうとしない限り、詳細までは分からない。
故に、混ぜる事は分かっても、比率などの大事な所までは気が回らなかった様だ。
「そっか…えっとね、レオはプリンと違って、自分では姿を自由に変えれないんだ。
だから、ちゃんとバランスを整えてあげないとダメなんだ。」
僕がそう言うと、プリンは首を傾げる。
「まぁ、細かい事は分からないだろうから気にしなくても良いけど…コレからは、一人でするんじゃなく、僕と一緒にやろうね?」
「はい、よく分からないけど、これからはご主人様とやれば良いんですね♪」
「うん、今度からは一緒に…ね。
それじゃ、ちょっと僕はレオの性能を確認したいから、レオと散歩に行ってくるから、プリンはお留守番をお願いするね。」
僕はそう言うと、プリンにお留守番をお願いして、レオを連れて山を登り始めたのであった。
◆◇◆◇◆◇◆
「あちゃ~、ここも、左右のバランスが可笑しいのか…って、こっちもかよ…。
これは一度、潰して新しく作り直した方が早いかな?
う~ん、プリンには悪いが、仕方がない…。
ちょっと手直しってレベルじゃないし…この際だから、新機構も詰め込むか…。」
僕はそう言うと、〖スキル:魂強奪〗を使い、レオから疑似魂を抜き出す。
そして〖魔法:模型創造〗を使い、金属の塊に変えていく。
その際、素材の成分が均等になる様に、攪拌するのを忘れない。
こうして作り出した金属の塊なのだが…再度〖魔法:模型創造モデリング〗でレオを作り出そうとしてある事に気が付く…。
レオの形って、どうだったかな…いや、大体は覚えているんだよ?
それでも、細部に関しては忘れていたのだ。
情けない話だが、改めて作り直そうとして気が付いた凡ミスである。
とは言え、プリンには散歩と言って出掛けている以上、それほど時間を掛ける事は出来ない。
仕方がないので、僕は奥の手を使う事に決めたのだった…。
とは言っても、その違和感はが何か分からない。
そう思っていたのだが、違和感の正体は、比較的すぐに分かった…。
「レオ、こっちおいで~。」
チェックを終えたレオを、少し離れていたプリンが呼ぶ。
「ガウッ!」
『タッタタッタッタタッ』
あッ!何事もなく走っていたと思ったら、プリンの元に辿り着く寸前、バランスを崩し掛けた。
バランスを崩す…俺が作り上げたレオにならば、本来あり得ない事だ。
何せ、イメージから作り上げられているのだから、たとえ不格好だったとしても、動くのに支障が無いからだ。
だとするならば、コレは、もしかして…。
「なぁ、プリン、レオの事なんだけど…。」
「はい、なんでしょう?」
「レオにドラゴンの素材を混ぜた時の話を、詳しく聞きたいんだけど…。」
と、話を切り出すと、プリンは色々と話てくれた。
「ですから、パーツ毎ごとに鱗やら爪を、こう、グニグニと…。」
「パーツ毎って…それって、どれだけ入れたか分かる?」
すると、プリンは驚いた様な顔をして、こう言った。
「えッ!?それって…重要なんですか?」
僕は、その言葉を聞いて唖然とする。
つまり、要約するとプリンは均等に素材を混ぜたのではなく、『適当』に混ぜたと言っているのだ。
もちろん、悪い意味での『適当』である。
そんな事をすればどうなるか…当然、バランスが崩れるのも頷ける。
とは言え、〖融合〗してる間は、僕もドラゴンの素材をレオに混ぜる事を考えていたのだから、プリンだけを責める訳にはいかない。
何せ、〖融合〗する時に、記憶までも混ざる為、記憶の共有が発生するのだから…。
とは言え、いくら記憶を共有しても、その記憶を引き出そうとしない限り、詳細までは分からない。
故に、混ぜる事は分かっても、比率などの大事な所までは気が回らなかった様だ。
「そっか…えっとね、レオはプリンと違って、自分では姿を自由に変えれないんだ。
だから、ちゃんとバランスを整えてあげないとダメなんだ。」
僕がそう言うと、プリンは首を傾げる。
「まぁ、細かい事は分からないだろうから気にしなくても良いけど…コレからは、一人でするんじゃなく、僕と一緒にやろうね?」
「はい、よく分からないけど、これからはご主人様とやれば良いんですね♪」
「うん、今度からは一緒に…ね。
それじゃ、ちょっと僕はレオの性能を確認したいから、レオと散歩に行ってくるから、プリンはお留守番をお願いするね。」
僕はそう言うと、プリンにお留守番をお願いして、レオを連れて山を登り始めたのであった。
◆◇◆◇◆◇◆
「あちゃ~、ここも、左右のバランスが可笑しいのか…って、こっちもかよ…。
これは一度、潰して新しく作り直した方が早いかな?
う~ん、プリンには悪いが、仕方がない…。
ちょっと手直しってレベルじゃないし…この際だから、新機構も詰め込むか…。」
僕はそう言うと、〖スキル:魂強奪〗を使い、レオから疑似魂を抜き出す。
そして〖魔法:模型創造〗を使い、金属の塊に変えていく。
その際、素材の成分が均等になる様に、攪拌するのを忘れない。
こうして作り出した金属の塊なのだが…再度〖魔法:模型創造モデリング〗でレオを作り出そうとしてある事に気が付く…。
レオの形って、どうだったかな…いや、大体は覚えているんだよ?
それでも、細部に関しては忘れていたのだ。
情けない話だが、改めて作り直そうとして気が付いた凡ミスである。
とは言え、プリンには散歩と言って出掛けている以上、それほど時間を掛ける事は出来ない。
仕方がないので、僕は奥の手を使う事に決めたのだった…。
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