90 / 421
~第三章:美味い物ツアー編~
90ページ目…ムスビ山脈
しおりを挟む
「お客さん、今夜泊まる宿はもうお決まりですか?
うちの温泉は貸し切りもあるから、みんな揃って入る事だって出来ますよ!」
と、声を掛けてくる宿屋の客引き…そう、ココはムスビ山脈の麓にある町の一つ『オカカ』である。
では、何故、こんな所に居るのかと言うと、馬車で進む事の出来る道がここまでだったのだ。
いや、実際には歩いて登る道は複数存在している。
正確に言うと、俺の車であれば移動出来る道がなきもしにあらずだが、一般的な馬車が移動出来る道は此処までで、ここから先は途切れているのだ。
そんな訳で、移動手段が徒歩となった事で、ひとまず、美味しい物を調査する事になったのだ。
まぁ、元々が、美味い物ツアーなのだから、当然の結果だろう。
もっとも、その内の一つがニョロニョロ鍋…と言うのがオススメだと言うのは、メルトのギルド受付嬢ポプラさんの情報だ。
ニョロニョロ…某、カバみたいなのが住んでる谷に居る白いクネクネしたヤツによく似たキノコらしいのは雑誌で確認している。
ある意味、ゲテモノ感が強いのだが、この『オカカ』でも一番美味しいと言うお店が『ムーリン』との事だった。
…色んな意味で良いのか?と疑問になるネーミングである。
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
俺にプリン、クズハ、ローラ、アリス…今回からは、プリンの〖人化〗がすでに普通の人と同じに見えるほどレベルが上がっているので、一緒に食べたり出来る様になっているのだ。
もっとも、『普通』と言えないほど、プリンは可愛いと思っているのは俺だけではない様で、すれ違う人がちょくちょく振り返っているのを知っている。
「えっと…5名です。」
何はともあれ、プリンを含めて全員の人数を伝えると、直ぐに係の人が対応してくれる。
「では、席に案内しますので、こちらへどうぞ。」
そんなこんなで、店員さんが案内してくれた席は、所謂、座敷と呼ばれるタイプの席だった。
若干、和テイストの作りだな…と思いながらも席に着く。
ちなみに、ローラは〖人狼化〗して、人型になっているが、やはり俺の知っている人狼のイメージとは掛け離れているので違和感がある。
むしろ、人化と言われた方がしっくり来るのだが、この世界の事だから、仕方がないとしか言いようがない。
とは言え、人型のローラもプリンには劣るものの、十分綺麗だと思う。
そして、俺の後ろで控えるクズハだって、そこそこ可愛いと思う。
もっとも、クズハに関してはまだまだ発育途中なので、これから色々と期待が十分持てるだろう。
とりあえず、そんな事は置いておいてメシの注文だ。
そんな中、僕はメニューにある物を見付けた。
「おむすび…しかも、塩むすびと、おかか、さらには焼きおにぎりまであるのか…。
って言うか、この町には、米や醤油、味噌もあるのか?」
元の世界でよく読んでた小説とかの物語ではエルフ豆と呼ばれている豆が、味噌になっていたりするが、醤油まであるのには驚いたし、何より、こちらの世界に来て初めての米だ。
まぁ、元の世界みたいに品種改良された甘みのある米ではないとは思うが、まさかの米である。
ここで喰わずして、いつ喰うのだ!こうして、俺のメニューは決まったのだった…。
そうこうしている内に、みんなのメニューが決まった所で、ウエイトレスのお姉さんを呼んだ。
「すいません、注文良いですか!」
「は~い、少々お待ちください~!」
それから少し経ってから店員が注文を受けにやってきた。
「大変お待たせいたしました!ご注文を伺います。」
ふむ、有名所の店だけあって、ここも礼儀正しい店員の様だ。
「えっと…俺は、おむすびセットと焼きおにぎりセット、それから、ニョロニョロの鍋を…。
それから、こいつには、お肉たっぷり鍋をお願いします。」
俺はそう言うとローラの分の注文も一緒にする。
そうしないと、ずっと肉、肉と、うるさいからだ。
まぁ、『アオイ』に行った時と違い、普通に肉料理があるのだから、問題はないだろう。
「では、私は鳥鍋でお願いします。」
プリンは、俺とシェアする約束になっているので、俺が食べたい物をチョイスして選んでくれている。
本当なら、自分が食べたい物を選ぶのが正しいのだが、プリン曰く、俺が食べたい物がプリンの食べたい物なのだそうだ。
「わ、私は…この、つくね鍋…を、お願いします。」
クズハは俺の顔を見ながら注文をする。
わざわざ、つくね鍋と注文を言って、俺が肯くのを待たなくても良いのに…と思うのだが、性格なのだろうか?
もしかしたら、クズハもプリン同様にシェアするつもりなのかも知れない。
もしそうなのであれば、確かに、つくね鍋も気になっていた料理の一つだった。
「えっと…私は、このモツ鍋と言うのをお願いします。」
最後にアリス…他にも種類があっただろうに幾つか種類があるのに、あえてモツにいくのは凄いと思う。
そして、店員は全員の注文を紙に書いて奥へと戻っていった。
◆◇◆◇◆◇◆
「ふ~、食べた食べた…もう入らないぞ…ゲフッ」
流石に、おにきり4個に鍋を1つ…更に、みんなから少しずつ貰って食べたら、お腹もパンパンになっても不思議ではないと思う。
もっとも、俺の鍋もシェアしてるので少しは減っているのだが…それに関しては、一つ事件が起きた。
ただし、今回の発端はローラだったりする…。
普段、食いしん坊のローラが他人に肉を分ける事など無い。
にも関わらず、今回、鍋を半分ほど食べた時に、自分の食べてる鍋の肉を俺に食べさせようとしたのだ。
その行為が引き金となり、遠慮していたクズハやアリスまで参戦して、俺はみんなの鍋を少しずつ食べるハメになった。
とは言え、俺の鍋もみんなに少しずつ食べさせたのだが…プリンの提案で、文字通り『あ~ん』と言わされて、相手の口まで持って行き食べさせると言う恥ずかしい行為を強制させられてしまった。
その後も、他のみんなまで食べさせてと言われ、結果、全員に食べさせる羽目に…。
何て言うか、みんなの目が怖かったです。
ちなみに、味に関しては、俺の好みとしては名物のニョロニョロ鍋には肉が入っておらず、現代っ子の僕には物足りない感じで、鳥鍋の方が美味しかったのだが、ローラの食べていたお肉たっぷり鍋も良い味が出ていて、美味しかった、とだけ言っておこうと思う。
うちの温泉は貸し切りもあるから、みんな揃って入る事だって出来ますよ!」
と、声を掛けてくる宿屋の客引き…そう、ココはムスビ山脈の麓にある町の一つ『オカカ』である。
では、何故、こんな所に居るのかと言うと、馬車で進む事の出来る道がここまでだったのだ。
いや、実際には歩いて登る道は複数存在している。
正確に言うと、俺の車であれば移動出来る道がなきもしにあらずだが、一般的な馬車が移動出来る道は此処までで、ここから先は途切れているのだ。
そんな訳で、移動手段が徒歩となった事で、ひとまず、美味しい物を調査する事になったのだ。
まぁ、元々が、美味い物ツアーなのだから、当然の結果だろう。
もっとも、その内の一つがニョロニョロ鍋…と言うのがオススメだと言うのは、メルトのギルド受付嬢ポプラさんの情報だ。
ニョロニョロ…某、カバみたいなのが住んでる谷に居る白いクネクネしたヤツによく似たキノコらしいのは雑誌で確認している。
ある意味、ゲテモノ感が強いのだが、この『オカカ』でも一番美味しいと言うお店が『ムーリン』との事だった。
…色んな意味で良いのか?と疑問になるネーミングである。
「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
俺にプリン、クズハ、ローラ、アリス…今回からは、プリンの〖人化〗がすでに普通の人と同じに見えるほどレベルが上がっているので、一緒に食べたり出来る様になっているのだ。
もっとも、『普通』と言えないほど、プリンは可愛いと思っているのは俺だけではない様で、すれ違う人がちょくちょく振り返っているのを知っている。
「えっと…5名です。」
何はともあれ、プリンを含めて全員の人数を伝えると、直ぐに係の人が対応してくれる。
「では、席に案内しますので、こちらへどうぞ。」
そんなこんなで、店員さんが案内してくれた席は、所謂、座敷と呼ばれるタイプの席だった。
若干、和テイストの作りだな…と思いながらも席に着く。
ちなみに、ローラは〖人狼化〗して、人型になっているが、やはり俺の知っている人狼のイメージとは掛け離れているので違和感がある。
むしろ、人化と言われた方がしっくり来るのだが、この世界の事だから、仕方がないとしか言いようがない。
とは言え、人型のローラもプリンには劣るものの、十分綺麗だと思う。
そして、俺の後ろで控えるクズハだって、そこそこ可愛いと思う。
もっとも、クズハに関してはまだまだ発育途中なので、これから色々と期待が十分持てるだろう。
とりあえず、そんな事は置いておいてメシの注文だ。
そんな中、僕はメニューにある物を見付けた。
「おむすび…しかも、塩むすびと、おかか、さらには焼きおにぎりまであるのか…。
って言うか、この町には、米や醤油、味噌もあるのか?」
元の世界でよく読んでた小説とかの物語ではエルフ豆と呼ばれている豆が、味噌になっていたりするが、醤油まであるのには驚いたし、何より、こちらの世界に来て初めての米だ。
まぁ、元の世界みたいに品種改良された甘みのある米ではないとは思うが、まさかの米である。
ここで喰わずして、いつ喰うのだ!こうして、俺のメニューは決まったのだった…。
そうこうしている内に、みんなのメニューが決まった所で、ウエイトレスのお姉さんを呼んだ。
「すいません、注文良いですか!」
「は~い、少々お待ちください~!」
それから少し経ってから店員が注文を受けにやってきた。
「大変お待たせいたしました!ご注文を伺います。」
ふむ、有名所の店だけあって、ここも礼儀正しい店員の様だ。
「えっと…俺は、おむすびセットと焼きおにぎりセット、それから、ニョロニョロの鍋を…。
それから、こいつには、お肉たっぷり鍋をお願いします。」
俺はそう言うとローラの分の注文も一緒にする。
そうしないと、ずっと肉、肉と、うるさいからだ。
まぁ、『アオイ』に行った時と違い、普通に肉料理があるのだから、問題はないだろう。
「では、私は鳥鍋でお願いします。」
プリンは、俺とシェアする約束になっているので、俺が食べたい物をチョイスして選んでくれている。
本当なら、自分が食べたい物を選ぶのが正しいのだが、プリン曰く、俺が食べたい物がプリンの食べたい物なのだそうだ。
「わ、私は…この、つくね鍋…を、お願いします。」
クズハは俺の顔を見ながら注文をする。
わざわざ、つくね鍋と注文を言って、俺が肯くのを待たなくても良いのに…と思うのだが、性格なのだろうか?
もしかしたら、クズハもプリン同様にシェアするつもりなのかも知れない。
もしそうなのであれば、確かに、つくね鍋も気になっていた料理の一つだった。
「えっと…私は、このモツ鍋と言うのをお願いします。」
最後にアリス…他にも種類があっただろうに幾つか種類があるのに、あえてモツにいくのは凄いと思う。
そして、店員は全員の注文を紙に書いて奥へと戻っていった。
◆◇◆◇◆◇◆
「ふ~、食べた食べた…もう入らないぞ…ゲフッ」
流石に、おにきり4個に鍋を1つ…更に、みんなから少しずつ貰って食べたら、お腹もパンパンになっても不思議ではないと思う。
もっとも、俺の鍋もシェアしてるので少しは減っているのだが…それに関しては、一つ事件が起きた。
ただし、今回の発端はローラだったりする…。
普段、食いしん坊のローラが他人に肉を分ける事など無い。
にも関わらず、今回、鍋を半分ほど食べた時に、自分の食べてる鍋の肉を俺に食べさせようとしたのだ。
その行為が引き金となり、遠慮していたクズハやアリスまで参戦して、俺はみんなの鍋を少しずつ食べるハメになった。
とは言え、俺の鍋もみんなに少しずつ食べさせたのだが…プリンの提案で、文字通り『あ~ん』と言わされて、相手の口まで持って行き食べさせると言う恥ずかしい行為を強制させられてしまった。
その後も、他のみんなまで食べさせてと言われ、結果、全員に食べさせる羽目に…。
何て言うか、みんなの目が怖かったです。
ちなみに、味に関しては、俺の好みとしては名物のニョロニョロ鍋には肉が入っておらず、現代っ子の僕には物足りない感じで、鳥鍋の方が美味しかったのだが、ローラの食べていたお肉たっぷり鍋も良い味が出ていて、美味しかった、とだけ言っておこうと思う。
12
お気に入りに追加
404
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる