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~第三章:美味い物ツアー編~
69ページ目…修理と改造【2】
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『悪夢の長剣』が完成した事に気分が良くなった僕は、調子に乗って長剣・改も追加で2本作ってしまった。
ただ、コレにより、僕達が使う剣は十分確保出来た事になる。
そして、残ったのは、地味にボロボロになった長剣が2本と投げナイフが数本…とりあえず、今後の事を考え長剣に関しては使いやすい様に〖魔法:模型創造〗にて金属の塊に変えておく。
余談ではあるが、クズハが使う予定の長剣も長剣・改に改造済みである。
ひとまず武器はコレで十分だと思う…次は防具だ。
もっとも、僕の鎧はモデリングで表面の傷を直すだけだったので、すぐに終わった。
問題はクズハの壊れた革鎧だ。
ここで無限庫の隅に転がっていたある物を見付けた。
それは、スタトの塔で手に入れた『大口鼠《ビッグマウス》の皮』だ。
僕は直ぐに〖模型創造〗を使い、クズハの装備を魔改造する事に決めた。
まずは、破れている所をモデリングで塞ぐ。
次に、大口鼠の皮を強化する為のパーツと適当な長さの革紐へと変化させる。
そこに金属の塊をプレート状にして、追加装甲として作り上げた。
更に、鎧以外にも金属のプレートを使用して、全体的に防御力を増加させる。
そうして完成したのが革鎧シリーズを魔改造するはずだった革鎧・改だである。
とは言っても、実際の所は、先ほどの金属の塊だけでは材料が不足しており〖無限庫〗の中にあった短剣2本も潰したが、それでも足りず…ただの改造止まりだったりする。
まぁ、修理&改造を、いつでも出来る様になったのだから、今は焦って改造等をする必要はない。
地道に強化するか、新しい装備に買い替えるかすれば良いだろう。
材料が手に入ったらオリジナルの武防具を作って売っても良いのでは?とまで思えてくる。
そう言えば…昔から、じぃちゃん手先が器用だからか、よく竹馬やら竹トンボ、独楽などの色々な物を自作してくれたな…。
何故か、弓まで自作してたのには驚いたが…と、改めて、じぃちゃんの凄さに感心したのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
一通り装備を修理?改造?したので、悪霊討伐のクエスト向かう事にして宿屋を出る。
すると、そこには、あのフェンリル(幼生)がいた…。
って、すっかり忘れてたが…クズハの護衛を頼んでいたはずなのに、いつの間にか居なくなってたんだよね。
〔オレ クズハ マモル デキナカッタ
オレ ヤクタタズ オレ カナシイ〕
まぁ、クズハの怪我に関しては、フェンリルの所為では無い。
何故なら、クズハが自分の意思で他の人を庇った事で怪我をしたのだから…。
つまり、クズハが他の人を庇わなければ怪我を負わず、フェンリルはきちんと守った…となっていたはずだ。
〔いや、アレはクズハが悪かっただけだから、フェンリルの所為じゃないよ。
まぁ…それで納得出来ないなら、次回頑張れば良いんじゃないか?〕
と、慰めるつもりで、つい言ってしまった。
〔ワカッタ オレ マタ ツイテ イク〕
と、僕は、再びフェンリルに付いてくる口実を与えてしまったのだった…。
ただ、コレにより、僕達が使う剣は十分確保出来た事になる。
そして、残ったのは、地味にボロボロになった長剣が2本と投げナイフが数本…とりあえず、今後の事を考え長剣に関しては使いやすい様に〖魔法:模型創造〗にて金属の塊に変えておく。
余談ではあるが、クズハが使う予定の長剣も長剣・改に改造済みである。
ひとまず武器はコレで十分だと思う…次は防具だ。
もっとも、僕の鎧はモデリングで表面の傷を直すだけだったので、すぐに終わった。
問題はクズハの壊れた革鎧だ。
ここで無限庫の隅に転がっていたある物を見付けた。
それは、スタトの塔で手に入れた『大口鼠《ビッグマウス》の皮』だ。
僕は直ぐに〖模型創造〗を使い、クズハの装備を魔改造する事に決めた。
まずは、破れている所をモデリングで塞ぐ。
次に、大口鼠の皮を強化する為のパーツと適当な長さの革紐へと変化させる。
そこに金属の塊をプレート状にして、追加装甲として作り上げた。
更に、鎧以外にも金属のプレートを使用して、全体的に防御力を増加させる。
そうして完成したのが革鎧シリーズを魔改造するはずだった革鎧・改だである。
とは言っても、実際の所は、先ほどの金属の塊だけでは材料が不足しており〖無限庫〗の中にあった短剣2本も潰したが、それでも足りず…ただの改造止まりだったりする。
まぁ、修理&改造を、いつでも出来る様になったのだから、今は焦って改造等をする必要はない。
地道に強化するか、新しい装備に買い替えるかすれば良いだろう。
材料が手に入ったらオリジナルの武防具を作って売っても良いのでは?とまで思えてくる。
そう言えば…昔から、じぃちゃん手先が器用だからか、よく竹馬やら竹トンボ、独楽などの色々な物を自作してくれたな…。
何故か、弓まで自作してたのには驚いたが…と、改めて、じぃちゃんの凄さに感心したのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
一通り装備を修理?改造?したので、悪霊討伐のクエスト向かう事にして宿屋を出る。
すると、そこには、あのフェンリル(幼生)がいた…。
って、すっかり忘れてたが…クズハの護衛を頼んでいたはずなのに、いつの間にか居なくなってたんだよね。
〔オレ クズハ マモル デキナカッタ
オレ ヤクタタズ オレ カナシイ〕
まぁ、クズハの怪我に関しては、フェンリルの所為では無い。
何故なら、クズハが自分の意思で他の人を庇った事で怪我をしたのだから…。
つまり、クズハが他の人を庇わなければ怪我を負わず、フェンリルはきちんと守った…となっていたはずだ。
〔いや、アレはクズハが悪かっただけだから、フェンリルの所為じゃないよ。
まぁ…それで納得出来ないなら、次回頑張れば良いんじゃないか?〕
と、慰めるつもりで、つい言ってしまった。
〔ワカッタ オレ マタ ツイテ イク〕
と、僕は、再びフェンリルに付いてくる口実を与えてしまったのだった…。
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