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~第二章:冒険者編(初期)~
56ページ目…装備一新
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『チャリチャリ…。』
僕はギルドから支給された支度金を確認する。
金貨が2枚、それ以外にも銀貨と大銅貨が数枚入っていた。
とりあえず、これだけあれば、ある程度の装備を整えれるはずだ。
最悪、防具だけでも揃える事が出来れば十分だと言えるだろう。
僕はプリンがいれば何とかなると思うが、クズハは別だ。
特に、レベルが2しかないクズハの装備を強化出来るのはありがたかった。
「これと…それ、ついでにこれも…。
あ、あと…そこの弓と矢もお願いします。」
そんなこんなで、僕達は大急ぎで武器屋に来て、武器を購入していた。
僕は長剣を7本、投擲用に投げナイフを20本…それと使えるか分からないけど弓と矢を購入。
また、クズハに関しても、長剣1本と短剣を2本…あと、クロスボウとそれ用の矢…ボルトを大量に買い与える。
ちなみに、このクロスボウには、小さな力でも弦を引き絞れる仕掛けが付いており、女子供でも扱える様になっていた。
「次は防具屋だ!」
今度は更に、数件隣の防具屋へ走る。
そして、再び大忙しで装備を整える。
僕は、革をベースに一部を金属で補強した複合式とも言える軽鎧を一式。
地味に、少し重く感じるが、問題ないだろう。
最悪、プリンがいればどうとでもなるので、今回は多少動きが鈍くなっても防御力重視の選択である。
一方、クズハには魔物の皮を素材とした革鎧を一式…クズハはまだレベルが低いので、少しでも重く感じられる装備だと防御云々よりも回避が出来ず致命傷を受ける事を懸念して、防御よりも逃げ回れる様に…との考えでの選択である。
もっとも、クズハには、まともに動ける装備が、それ位しかなかったのだが…。
「次は道具屋!」
こうやって色々と買い物をしていると、時間がいくらあっても足りない気がしてくるが、それでも準備は必要だ。
回復薬や、毒消し、麻痺治し…その他使えそうな物も幾つか購入。
色々と慌てて買った為、買い忘れがありそうだが、一刻も争う状況だ。
僕達は、急いでギルドへと戻った。
◆◇◆◇◆◇◆
「お、お待たせしました!」
僕はそう言うと、クズハを連れて、ラオンさんが用意してくれた馬車に乗り込む。
「本当にすまない…まさか、いきなりこんな事になるとは予想してなかった。」
「いえ、これはラオンさんの所為じゃないので…それより、本当に時間がないんですよね?
でしたら、もう、出発したいと思うのですが…。」
「あ、あぁ、気を付けて行ってくれ…ちゃんと生きて帰るんだぞ?」
「「はい!」」〔はい!〕
僕達は声をハモらせて返事をする。
流石に、他の人もいるので、プリンは声を出す訳にはいかないので念話だったが…。
僕達が返事をすると、ラオンさんが御者に合図を送る。
すると、それを合図に、馬車はゆっくりと…そして次第に加速してダンジョンに向けて走り出した。
そんな中、僕達は馬車の中で購入したばかりの装備を身に付け始めた。
そう、装備を付けたままだと走るのに不便だった為、一旦、無限庫に収納して馬車で着替える事にしたのだ。
まぁ、簡単に言うと、少しでも体力温存する為である。
もっとも、この作戦はある意味では失敗だった。
何せ、予想以上に馬車が揺れるのだ。
その為、着替えるのに一苦労する羽目になった。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!」
ん?何の音だ?僕は、馬車の中を確認する…。
すると…そこには一昨日、僕が串焼きを与えた物がいた。
どうやって乗り込んだのか知らないが、極力、会いたくない存在だった。
そう…僕は、あの時、初めて見る犬種に、つい何て種類の犬かと思い、つい見てしまったのだ。
それ故、僕は串焼きを与え、その隙に急いで逃げたと言うのに…。
僕はギルドから支給された支度金を確認する。
金貨が2枚、それ以外にも銀貨と大銅貨が数枚入っていた。
とりあえず、これだけあれば、ある程度の装備を整えれるはずだ。
最悪、防具だけでも揃える事が出来れば十分だと言えるだろう。
僕はプリンがいれば何とかなると思うが、クズハは別だ。
特に、レベルが2しかないクズハの装備を強化出来るのはありがたかった。
「これと…それ、ついでにこれも…。
あ、あと…そこの弓と矢もお願いします。」
そんなこんなで、僕達は大急ぎで武器屋に来て、武器を購入していた。
僕は長剣を7本、投擲用に投げナイフを20本…それと使えるか分からないけど弓と矢を購入。
また、クズハに関しても、長剣1本と短剣を2本…あと、クロスボウとそれ用の矢…ボルトを大量に買い与える。
ちなみに、このクロスボウには、小さな力でも弦を引き絞れる仕掛けが付いており、女子供でも扱える様になっていた。
「次は防具屋だ!」
今度は更に、数件隣の防具屋へ走る。
そして、再び大忙しで装備を整える。
僕は、革をベースに一部を金属で補強した複合式とも言える軽鎧を一式。
地味に、少し重く感じるが、問題ないだろう。
最悪、プリンがいればどうとでもなるので、今回は多少動きが鈍くなっても防御力重視の選択である。
一方、クズハには魔物の皮を素材とした革鎧を一式…クズハはまだレベルが低いので、少しでも重く感じられる装備だと防御云々よりも回避が出来ず致命傷を受ける事を懸念して、防御よりも逃げ回れる様に…との考えでの選択である。
もっとも、クズハには、まともに動ける装備が、それ位しかなかったのだが…。
「次は道具屋!」
こうやって色々と買い物をしていると、時間がいくらあっても足りない気がしてくるが、それでも準備は必要だ。
回復薬や、毒消し、麻痺治し…その他使えそうな物も幾つか購入。
色々と慌てて買った為、買い忘れがありそうだが、一刻も争う状況だ。
僕達は、急いでギルドへと戻った。
◆◇◆◇◆◇◆
「お、お待たせしました!」
僕はそう言うと、クズハを連れて、ラオンさんが用意してくれた馬車に乗り込む。
「本当にすまない…まさか、いきなりこんな事になるとは予想してなかった。」
「いえ、これはラオンさんの所為じゃないので…それより、本当に時間がないんですよね?
でしたら、もう、出発したいと思うのですが…。」
「あ、あぁ、気を付けて行ってくれ…ちゃんと生きて帰るんだぞ?」
「「はい!」」〔はい!〕
僕達は声をハモらせて返事をする。
流石に、他の人もいるので、プリンは声を出す訳にはいかないので念話だったが…。
僕達が返事をすると、ラオンさんが御者に合図を送る。
すると、それを合図に、馬車はゆっくりと…そして次第に加速してダンジョンに向けて走り出した。
そんな中、僕達は馬車の中で購入したばかりの装備を身に付け始めた。
そう、装備を付けたままだと走るのに不便だった為、一旦、無限庫に収納して馬車で着替える事にしたのだ。
まぁ、簡単に言うと、少しでも体力温存する為である。
もっとも、この作戦はある意味では失敗だった。
何せ、予想以上に馬車が揺れるのだ。
その為、着替えるのに一苦労する羽目になった。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ!」
ん?何の音だ?僕は、馬車の中を確認する…。
すると…そこには一昨日、僕が串焼きを与えた物がいた。
どうやって乗り込んだのか知らないが、極力、会いたくない存在だった。
そう…僕は、あの時、初めて見る犬種に、つい何て種類の犬かと思い、つい見てしまったのだ。
それ故、僕は串焼きを与え、その隙に急いで逃げたと言うのに…。
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