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~第二章:冒険者編(初期)~
49ページ目…お買い物【2】
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斜め掛け鞄購入から、僕達は人目に付きにくい場所に移動した。
そう、無限庫に購入した物を入れる為である。
だけど、ここで僕は、予想外の失敗をした。
と、言うのも…無限庫は、当然ながら僕の特殊スキルだ。
なので、必然的に、使えるのは僕だけとなる。
よく考えて欲しい…さっきまで、僕達が何処で何を買ったのかと言う事を…。
とは言え、まだ服ならば問題はない。
そう、服だけなら問題はないのだが…問題があるのはコレだッ!
お見せ出来ないのが非常に残念だが、僕の手には女性用の下着…所謂、パンツ、パンティー、ショーツ…と、呼び名は色々あるが、女性の大事な部分を隠す布があるのだ。
無限庫に収納して運ぶから、買った物を…と言ったのがまずかった。
次々に渡される物を無限庫に入れていたのだが…流石に、これには僕の手が止まって、ついマジマジと見てしまったのだ。
白い布地に、真ん中らへんにアクセントとして小さな赤いリボンが一つ…うん、僕好みかもしれない…。
そして、その下着を履くのは…僕の目の前にいるクズハな訳で…。
〔クスクスクス…。〕
「プリン…わざとやってるだろ?」
僕は無限庫にどんどん物を入れていたのだが、クズハが渡したと思っていた物は、実はプリンが渡した物だった。
僕は軽くプリンを睨み付ける…そう、下着を渡したのは、プリンの悪戯だったのだ…。
その証拠に、僕の目の前で、クズハは顔を真っ赤にして、アウアウと、上手く言葉に出来ずに慌てているからだ。
確かに…これは悪戯心をくすぐる反応だ。
僕も、クズハを、からかうと面白そうだ…と思ってしまう。
もしかすると、コレも魔王化の影響で僕の性格の一部がプリンに影響を与えてるのかもしれない。
これは暫く、プリンに玩具にされるんだろうな…と思いつつも注意だけは忘れない。
「プリン、あとでお仕置きだからな…。
それと…さっきの鞄屋まで戻って、リュックを買おう…。
そんでもってクズハには、自分の物をリュックの中に入れて、プリンが悪戯しない様に自分で持っていてね?」
そう言うと、再び鞄屋まで戻った。
◆◇◆◇◆◇◆
「おや?さっきのにぃちゃんじゃねーか、今度は何を買いに来たんだい?」
と、鞄屋の店主が声を掛けてくる。
「え、えぇ…実は、こっちの女の子用のリュック…背負い鞄を買い忘れていまして、何か、安くて良い物ありますか?」
「ははは…安くて良い物と来たか。
俺としては高い物の方が嬉しいんだけどね~。」
と、笑いながら商品を取りに行ってくれた。
まぁ、確かに、高い物が売れた方が店にはありがたいはず…ちょっと失言だったかもしれない。
とは言え、店主は笑いながら店の奥へと入って行ったので、問題なかったと思いたい。
その後、少ししたら店主が何個かリュックを持ってきてくれた。
「とりあえず、3つ程持ってきた。
軽く説明すると、こっちのがポケットが多く、色々名場所に物を入れれるタイプだな。
そんで、この真ん中のコイツが防水に優れてるタイプだ…上手く使えば浮き輪代わりにもなるから海や川のルートで行くんなら、便利って代物だな。
で、最後のコイツは…特に何もない…シンプルな作りだ。
まぁ、その分、丈夫で長持ちするって感じだが…どれか良いのあったかい?」
僕は、迷わず最後のに決めた…シンプル・イズ・ザ・ベスト…だ。
英語だから合ってるか疑問だが…要は単純…シンプルな物が一番だと言う事だ。
「おじさん、この最後のを…あれば2つ欲しいのですが…。」
「2つだと?確か、もう一個あったはずだが…。
すぐに取ってくるから、ちょっと待ってな。」
店主はそう言うと、再び奥に行ってしまった。
「ご、ご主人様…どうしてリュックを2つも買うのですか?」
と、クズハが聞いてきた。
「いや、確かに今すぐ必要な訳じゃないんだけど…クズハも知っての通り、僕達は旅をしているんだよ。
だから、今の内に、少しでも用意しておいた方が良いかな?って思ったんだ。
どうせ、買わなきゃいけない物なら、一緒に買った方が手間も省けるでしょ?」
などと話していると、店主が戻ってきた。
「遅くなってすまない、ちょっと鞄の下から、古い財布が見付かってね。
いっぱい買ってくれた、にぃちゃんにオマケしてやろうと思って、綺麗にしてたんだよ。」
と、言って、小さめの財布を見せてくれた。
確かに、少し古いが、目立った傷もなく作りもしっかりしている様に見える。
もっとも、この世界のお金は硬貨しかないので袋型の財布となるのだが…。
何はともあれ、こうして無事にリュックを買う事が出来た。
それに、財布に関しても、人前で無限庫から物を取り出すのはアレだったから、ちょうど良かった。
銅貨と賤貨だけでも入れておけば、すぐに使えて良いだろう…要は、小銭入れ的な感覚だ。
◆◇◆◇◆◇◆
鞄屋から出た僕達は、そのまま雑貨屋に寄り、携帯食料…非常食とか鍋や調理用のナイフ、更には食器の類を購入。
まぁ、流石にリュックに入れて運ぶには厳しい量となった為、少し手数料を取られたが、明日の朝、宿屋に配達して貰う事にした。
なお、雑貨屋から帰ってる途中、雑貨屋で聞いておいた場所に、冒険者ギルドを発見した。
旅を続けるなら冒険者になるのが一番、情報やらお金を稼いだりするのに便利だと聞いたから登録だけでもしようと思ったのだ。
『グゥ~~~。』
だが、冒険者ギルドまであと少しと言う所で、僕のお腹が大音量でご飯をお強請りしてきた。
「ごめん…お腹減ったから、登録は明日にして宿屋に帰ろう。」
と、恥ずかしそうに僕は二人に声を掛け、宿屋に向かう事にした。
それに、だいぶ日も暮れて、辺りは、かなり暗くなっている。
暫く歩くと露天(露店とも言うが、僕は空の下と連想させる露天と呼んでいる)が並んでいる場所に出くわした。
「クンクン…ご、ご主人様、美味しそうな匂いが、いっぱいです!」
と、クズハが言ってくる。
ちなみに、呼び方に関しては買い物の途中の出来事で、ムゲン様だと言い難いのか、ご主人様と呼ぶ回数が多かたので、僕は諦めてどっちで呼んでも良いと言ったら、それ以降、ご主人様で定着してしまった様だ。
「う~ん…でも、宿屋に戻ったらご飯のつもりだから我慢だよ?」
と、僕が言うとクズハが『は、はい…。』と言って、あからさまにガッカリしていた。
それから更に歩いた所で今度は串焼きの店を発見する。
スパイスの効いた匂いの所為なのか、空きっ腹にガツンと来る匂いに誘われる様に、僕は躊躇する事なく串焼きを買いに移動した。
「おじさん、その串焼き6本ください。」
「へい、まいどあり…6本で20ゴルドだよ。」
と、言われたので、僕は露天のおじさんに銅貨を2枚渡す。
何て事ない…クズハには我慢と言った癖に、スパイスの匂いに興味を持ったプリンに、念話で串焼きを食べたいと言われたので、迷うことなく買ってしまったのだ。
串焼きが焼き上がるまでの間に、クズハから鞄に擬態しているプリンを受け取ると、肩に掛ける。
そうこうする内に、串焼きも焼き上がった。
「はい、2本ずつ…ね。」
「わ、私も良いんですか、ご主人様ッ!?あ、ありがとうございます!」
と、クズハは目を輝かして喜んでくれた。
一方、プリンは…と言うと…。
〔食べさせて~、あ~ん!〕
と、食べさせてと催促している…まぁ、鞄状態だから鞄に串焼きを入れるだけだから構わないが、何とも色気がない格好だ。
とは言え、プリンは満更《まんざら》ではない様なので、コレはコレで良しとする。
ただ、プリンが〖擬態〗した鞄に、串のまま入れた僕が悪いとは言え、串焼きの串まで食べるのは、どうなんだろう?
まぁ、プリンはスライムだから、それはそれで良いのかも知れない…。
ってな訳で、僕達は串焼きを食べながら、再び宿屋に向かって歩きだしたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
『ク~ン、ク~ン…。』
どこかで犬みたいな鳴き声が聞こえる。
僕はキョロキョロしていたら、プリンが声の主を見付けてくれた。
〔ご主人様、前方左方向の脇道に…犬?がいます。〕
あぁ、確かに犬?が居るな…だが、僕が知ってる犬とは少し違うが…。
僕は声の主に近づいていく。
そこで、ようやく僕はその声の主を、ちゃんと見た。
正直、あまり関わりたくない存在だった…だけど、その子の健康状態が空腹だった…。
流石に、そのまま放置は可哀想なので、僕の食べかけの串焼きを差し出したら、尻尾を振りまくり喜んで食べた。
空腹状態に、消化の悪そうな串焼きを与えて良いかは別として、少しでも食べれたのなら今すぐどうこうなる事はないだろう。
なので、僕はプリン達を連れ、急いで宿屋に帰った。
さっきも言ったが、こいつには関わりたくなかったのだ…。
そう、無限庫に購入した物を入れる為である。
だけど、ここで僕は、予想外の失敗をした。
と、言うのも…無限庫は、当然ながら僕の特殊スキルだ。
なので、必然的に、使えるのは僕だけとなる。
よく考えて欲しい…さっきまで、僕達が何処で何を買ったのかと言う事を…。
とは言え、まだ服ならば問題はない。
そう、服だけなら問題はないのだが…問題があるのはコレだッ!
お見せ出来ないのが非常に残念だが、僕の手には女性用の下着…所謂、パンツ、パンティー、ショーツ…と、呼び名は色々あるが、女性の大事な部分を隠す布があるのだ。
無限庫に収納して運ぶから、買った物を…と言ったのがまずかった。
次々に渡される物を無限庫に入れていたのだが…流石に、これには僕の手が止まって、ついマジマジと見てしまったのだ。
白い布地に、真ん中らへんにアクセントとして小さな赤いリボンが一つ…うん、僕好みかもしれない…。
そして、その下着を履くのは…僕の目の前にいるクズハな訳で…。
〔クスクスクス…。〕
「プリン…わざとやってるだろ?」
僕は無限庫にどんどん物を入れていたのだが、クズハが渡したと思っていた物は、実はプリンが渡した物だった。
僕は軽くプリンを睨み付ける…そう、下着を渡したのは、プリンの悪戯だったのだ…。
その証拠に、僕の目の前で、クズハは顔を真っ赤にして、アウアウと、上手く言葉に出来ずに慌てているからだ。
確かに…これは悪戯心をくすぐる反応だ。
僕も、クズハを、からかうと面白そうだ…と思ってしまう。
もしかすると、コレも魔王化の影響で僕の性格の一部がプリンに影響を与えてるのかもしれない。
これは暫く、プリンに玩具にされるんだろうな…と思いつつも注意だけは忘れない。
「プリン、あとでお仕置きだからな…。
それと…さっきの鞄屋まで戻って、リュックを買おう…。
そんでもってクズハには、自分の物をリュックの中に入れて、プリンが悪戯しない様に自分で持っていてね?」
そう言うと、再び鞄屋まで戻った。
◆◇◆◇◆◇◆
「おや?さっきのにぃちゃんじゃねーか、今度は何を買いに来たんだい?」
と、鞄屋の店主が声を掛けてくる。
「え、えぇ…実は、こっちの女の子用のリュック…背負い鞄を買い忘れていまして、何か、安くて良い物ありますか?」
「ははは…安くて良い物と来たか。
俺としては高い物の方が嬉しいんだけどね~。」
と、笑いながら商品を取りに行ってくれた。
まぁ、確かに、高い物が売れた方が店にはありがたいはず…ちょっと失言だったかもしれない。
とは言え、店主は笑いながら店の奥へと入って行ったので、問題なかったと思いたい。
その後、少ししたら店主が何個かリュックを持ってきてくれた。
「とりあえず、3つ程持ってきた。
軽く説明すると、こっちのがポケットが多く、色々名場所に物を入れれるタイプだな。
そんで、この真ん中のコイツが防水に優れてるタイプだ…上手く使えば浮き輪代わりにもなるから海や川のルートで行くんなら、便利って代物だな。
で、最後のコイツは…特に何もない…シンプルな作りだ。
まぁ、その分、丈夫で長持ちするって感じだが…どれか良いのあったかい?」
僕は、迷わず最後のに決めた…シンプル・イズ・ザ・ベスト…だ。
英語だから合ってるか疑問だが…要は単純…シンプルな物が一番だと言う事だ。
「おじさん、この最後のを…あれば2つ欲しいのですが…。」
「2つだと?確か、もう一個あったはずだが…。
すぐに取ってくるから、ちょっと待ってな。」
店主はそう言うと、再び奥に行ってしまった。
「ご、ご主人様…どうしてリュックを2つも買うのですか?」
と、クズハが聞いてきた。
「いや、確かに今すぐ必要な訳じゃないんだけど…クズハも知っての通り、僕達は旅をしているんだよ。
だから、今の内に、少しでも用意しておいた方が良いかな?って思ったんだ。
どうせ、買わなきゃいけない物なら、一緒に買った方が手間も省けるでしょ?」
などと話していると、店主が戻ってきた。
「遅くなってすまない、ちょっと鞄の下から、古い財布が見付かってね。
いっぱい買ってくれた、にぃちゃんにオマケしてやろうと思って、綺麗にしてたんだよ。」
と、言って、小さめの財布を見せてくれた。
確かに、少し古いが、目立った傷もなく作りもしっかりしている様に見える。
もっとも、この世界のお金は硬貨しかないので袋型の財布となるのだが…。
何はともあれ、こうして無事にリュックを買う事が出来た。
それに、財布に関しても、人前で無限庫から物を取り出すのはアレだったから、ちょうど良かった。
銅貨と賤貨だけでも入れておけば、すぐに使えて良いだろう…要は、小銭入れ的な感覚だ。
◆◇◆◇◆◇◆
鞄屋から出た僕達は、そのまま雑貨屋に寄り、携帯食料…非常食とか鍋や調理用のナイフ、更には食器の類を購入。
まぁ、流石にリュックに入れて運ぶには厳しい量となった為、少し手数料を取られたが、明日の朝、宿屋に配達して貰う事にした。
なお、雑貨屋から帰ってる途中、雑貨屋で聞いておいた場所に、冒険者ギルドを発見した。
旅を続けるなら冒険者になるのが一番、情報やらお金を稼いだりするのに便利だと聞いたから登録だけでもしようと思ったのだ。
『グゥ~~~。』
だが、冒険者ギルドまであと少しと言う所で、僕のお腹が大音量でご飯をお強請りしてきた。
「ごめん…お腹減ったから、登録は明日にして宿屋に帰ろう。」
と、恥ずかしそうに僕は二人に声を掛け、宿屋に向かう事にした。
それに、だいぶ日も暮れて、辺りは、かなり暗くなっている。
暫く歩くと露天(露店とも言うが、僕は空の下と連想させる露天と呼んでいる)が並んでいる場所に出くわした。
「クンクン…ご、ご主人様、美味しそうな匂いが、いっぱいです!」
と、クズハが言ってくる。
ちなみに、呼び方に関しては買い物の途中の出来事で、ムゲン様だと言い難いのか、ご主人様と呼ぶ回数が多かたので、僕は諦めてどっちで呼んでも良いと言ったら、それ以降、ご主人様で定着してしまった様だ。
「う~ん…でも、宿屋に戻ったらご飯のつもりだから我慢だよ?」
と、僕が言うとクズハが『は、はい…。』と言って、あからさまにガッカリしていた。
それから更に歩いた所で今度は串焼きの店を発見する。
スパイスの効いた匂いの所為なのか、空きっ腹にガツンと来る匂いに誘われる様に、僕は躊躇する事なく串焼きを買いに移動した。
「おじさん、その串焼き6本ください。」
「へい、まいどあり…6本で20ゴルドだよ。」
と、言われたので、僕は露天のおじさんに銅貨を2枚渡す。
何て事ない…クズハには我慢と言った癖に、スパイスの匂いに興味を持ったプリンに、念話で串焼きを食べたいと言われたので、迷うことなく買ってしまったのだ。
串焼きが焼き上がるまでの間に、クズハから鞄に擬態しているプリンを受け取ると、肩に掛ける。
そうこうする内に、串焼きも焼き上がった。
「はい、2本ずつ…ね。」
「わ、私も良いんですか、ご主人様ッ!?あ、ありがとうございます!」
と、クズハは目を輝かして喜んでくれた。
一方、プリンは…と言うと…。
〔食べさせて~、あ~ん!〕
と、食べさせてと催促している…まぁ、鞄状態だから鞄に串焼きを入れるだけだから構わないが、何とも色気がない格好だ。
とは言え、プリンは満更《まんざら》ではない様なので、コレはコレで良しとする。
ただ、プリンが〖擬態〗した鞄に、串のまま入れた僕が悪いとは言え、串焼きの串まで食べるのは、どうなんだろう?
まぁ、プリンはスライムだから、それはそれで良いのかも知れない…。
ってな訳で、僕達は串焼きを食べながら、再び宿屋に向かって歩きだしたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆
『ク~ン、ク~ン…。』
どこかで犬みたいな鳴き声が聞こえる。
僕はキョロキョロしていたら、プリンが声の主を見付けてくれた。
〔ご主人様、前方左方向の脇道に…犬?がいます。〕
あぁ、確かに犬?が居るな…だが、僕が知ってる犬とは少し違うが…。
僕は声の主に近づいていく。
そこで、ようやく僕はその声の主を、ちゃんと見た。
正直、あまり関わりたくない存在だった…だけど、その子の健康状態が空腹だった…。
流石に、そのまま放置は可哀想なので、僕の食べかけの串焼きを差し出したら、尻尾を振りまくり喜んで食べた。
空腹状態に、消化の悪そうな串焼きを与えて良いかは別として、少しでも食べれたのなら今すぐどうこうなる事はないだろう。
なので、僕はプリン達を連れ、急いで宿屋に帰った。
さっきも言ったが、こいつには関わりたくなかったのだ…。
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