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~第二章:冒険者編(初期)~
42ページ目…遭遇(エンカウント)
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『ダッ…ダッ…ダッ…。』
現在、僕は森の中を疾走している。
時折、出て来る魔物は『彼女』が瞬殺しアイテム回収しながらではあるが、それでも僕達はメルトへ急いでいた。
「やっぱり、魔王化した時に覚えた魔法…〖魔法:身体強化〗と〖魔法:加速〗の重ね掛けは便利だね。」
〔ですね…ご主人様ステキです♪〕
「いやいや、プリンだって、瞬殺かましてたじゃないですか~。」
と、相変わらずバカップル丸出しで移動を続ける僕達の前に、多数の気配を感知した。
もちろん、感知したのはプリンですけどね?
〔ご主人様、前方に大きな反応…何体か魔物が居る様です。〕
『キキーーーーーッ!』
僕は、慌てて足を踏ん張りブレーキを掛ける。
まぁ、ブレーキの音に関してはネタだから気にしないでくれ。
「プリン、どんな反応か分かる?」
いつの間に、感知系のスキルを?と思ったが、プリンもレベルが上っているはずだから、その途中で手に入れたのかもしれない。
何はともあれ、今は、プリンが感じとった反応が気になる所である。
〔いえ…もっと近付けば分かると思いますが、今は何とも言えません。〕
ふむ…現在地を見て森を抜けるまでの距離を確認…大体、2kmほど…ちょっと位なら寄り道しても日がくれる前に余裕で辿り着ける計算だ。
なお、『神の目』が『神眼』へと変化した事により、自然に見る事が出来る様になっていた。
「う~ん…日暮れまで時間的にはまだ余裕があるから、ちょと見に行ってみようか?
危ないと思ったら逃げちゃえば良いし…ね?」
魔法の重ね掛けと、魔物の討伐のお陰で、アレからステータスが少し上がっている。
そのお陰もあって、時間が短縮出来たのである。
〔はい、ご主人様にお任せします。〕
「っと、その前に…ずっと鎧化したままだけど、大丈夫?」
〔まだまだ大丈夫です♪〕
「そっか…絶対に無理しちゃダメだよ?」
〔はい♪〕
◆◇◆◇◆◇◆
〔魔物が7…それと人族らしき反応が2…獣人らしき反応が4…ですね。〕
プリンの言う反応に近付いたら、プリンが団体さんの数を教えてくれた。
って言うか、さすが異世界…やはり獣人って存在したのか…。
そして…風に乗って、錆びた鉄の匂いがする。
つまり、この匂いの元は、戦闘による負傷した血…と言う事だろう。
「えっと…もしかして、戦闘中って事かな?」
〔はい、おそらくは…。〕
「だったら…逃げちゃおうか?」
〔ご主人様が逃げると言うなら逃げましょう!
多勢に無勢ですし…ただ…。〕
「ただ?」
〔ただ、ここで助けたらお礼が貰えるのは?と思いまして…。
そしたら、ご主人様の装備を整えれるかな…と…。〕
『ぎゅ~ッ!』
まぁ、なんて良い子なんでしょう!
プリンを彼女にしてから、いつも僕を優先する考えばかり…なんて可愛いんだろう。
僕は嬉しくなって、鎧状態の彼女を抱き締める…さわさわ…。
〔あ…あん♪〕
って、よく考えたらコレって…他の人に見られたら、かなりキモイのではないだろうか?
想像して欲しい…森の中、自分を嬉しそうに抱き締める男の姿を…はっきり言って変態である。
これで、体をクネクネなんてした日にゃ、一部例外の人もいるだろうが、十中八九、気持ち悪いと思うだろう。
うん、自分で言っておいて何だが、かなり気持ち悪いから想像しない方が良いと思う…。
前言撤回だ、絶対に想像しないでくれ!
「なら、可能な限り助ける方向で…フォロー頼めるかな?」
〔お任せください!でも、油断して近付き過ぎないでくださいね?〕
「了解!気を付けるよ。」
◆◇◆◇◆◇◆
『ばん!バン!BANG!』
僕は魔物に向けて、骸の魔銃を連射する…7匹いた魔物…ゴブリンも残り5匹まで減っている。
だが、ここに来るまでの間に、生きてる人間の数は一人になっていた。
「く、くそ…こうなれば…お、おい、お前!
ヤツらの囮になれ、その間にワシは逃げる!」
『ゲシッ!…ドサッ、ゴロゴロゴロ…。』
「ちょっ!?何やってんだよ、あんたはッ!!」
そう、生き残っていた人間…脂ぎったデブったオッサンが、あろう事か馬車の荷台から獣人の女の子の一人を蹴り落としたかと思うと、そのまま馬車を走らせ逃げていきやがった。
いくら自分が助かりたいからって、それは人としてどうなのだろう…と思う。
〔ご主人様…良くある事です…。
私が人族と出会った時も…(ボソボソ)。〕
「あ~…あの時…ね。」
〔はい…。(ションボリ)〕
魔王化した時の記憶にあった、あの場面だな。
今の彼女は、僕の記憶と混ざった為、どうも、その事を恥じている感がある。
だけど…ソレとコレとは話は別だ。
そもそも、その時は自我のない魔物だったのだから、今の彼女には関係ない話だ。
「君、早く逃げるんだ!」
僕は落とされた女の子に声を掛ける。
だが、女の子は…逃げないッ!?な、なんで逃げないんだ?
僕は慌てて女の子の所に駆け寄る。
その際に、ゴブリンを魔銃で2匹倒した。
「君、聞こえてる?大丈夫かッ!?」
「は、はい!」
「だったら、何で逃げないのッ?!」
「あ、あの…逃げたら、この首輪が…。」
首輪?僕は彼女の首元を見る…なんと、物語などでよく目にする、首輪…隷属の首輪と言う物だった。
隷属の首輪と言うのは、奴隷に着ける首輪で、命令に逆らうと首が絞まる魔導具と言う事が分かった。
僕は〖神の目〗を起動…いや、今は〖神眼〗だったな。
〖神眼〗を起動…って、すでに見えてるじゃんッ!?
いや、既に何となく気が付いていたのだが、今更ながら僕は思う。
〖神の目〗を起動する事無く、ちょくちょく見えていた。
つまり、〖神の目〗が任意の起動型に対し、〖神眼〗は常時起動…常駐型と言った方が分かりやすいかもしれない。
簡単に言うと…わざわざスキルを起動を意識しなくても、見ようと思うだけで、常に神眼で見る事が出来る様だ。
ついでに言うと、首輪を見た時に、オマケとばかりに女の子の情報も少し見えた。
狐の耳と尻尾が見えるから、狐族の獣人かと思ったら妖狐族ってのが見えた。
とは言え、見ただけじゃ意味がない…僕は無限庫から錆びた短剣を取り出すと、女の子に急いで渡す。
「ごめん…こいつらを倒す間、それで身を守っていて!」
そう言うと、僕は女の子に背を向けたのだった…。
現在、僕は森の中を疾走している。
時折、出て来る魔物は『彼女』が瞬殺しアイテム回収しながらではあるが、それでも僕達はメルトへ急いでいた。
「やっぱり、魔王化した時に覚えた魔法…〖魔法:身体強化〗と〖魔法:加速〗の重ね掛けは便利だね。」
〔ですね…ご主人様ステキです♪〕
「いやいや、プリンだって、瞬殺かましてたじゃないですか~。」
と、相変わらずバカップル丸出しで移動を続ける僕達の前に、多数の気配を感知した。
もちろん、感知したのはプリンですけどね?
〔ご主人様、前方に大きな反応…何体か魔物が居る様です。〕
『キキーーーーーッ!』
僕は、慌てて足を踏ん張りブレーキを掛ける。
まぁ、ブレーキの音に関してはネタだから気にしないでくれ。
「プリン、どんな反応か分かる?」
いつの間に、感知系のスキルを?と思ったが、プリンもレベルが上っているはずだから、その途中で手に入れたのかもしれない。
何はともあれ、今は、プリンが感じとった反応が気になる所である。
〔いえ…もっと近付けば分かると思いますが、今は何とも言えません。〕
ふむ…現在地を見て森を抜けるまでの距離を確認…大体、2kmほど…ちょっと位なら寄り道しても日がくれる前に余裕で辿り着ける計算だ。
なお、『神の目』が『神眼』へと変化した事により、自然に見る事が出来る様になっていた。
「う~ん…日暮れまで時間的にはまだ余裕があるから、ちょと見に行ってみようか?
危ないと思ったら逃げちゃえば良いし…ね?」
魔法の重ね掛けと、魔物の討伐のお陰で、アレからステータスが少し上がっている。
そのお陰もあって、時間が短縮出来たのである。
〔はい、ご主人様にお任せします。〕
「っと、その前に…ずっと鎧化したままだけど、大丈夫?」
〔まだまだ大丈夫です♪〕
「そっか…絶対に無理しちゃダメだよ?」
〔はい♪〕
◆◇◆◇◆◇◆
〔魔物が7…それと人族らしき反応が2…獣人らしき反応が4…ですね。〕
プリンの言う反応に近付いたら、プリンが団体さんの数を教えてくれた。
って言うか、さすが異世界…やはり獣人って存在したのか…。
そして…風に乗って、錆びた鉄の匂いがする。
つまり、この匂いの元は、戦闘による負傷した血…と言う事だろう。
「えっと…もしかして、戦闘中って事かな?」
〔はい、おそらくは…。〕
「だったら…逃げちゃおうか?」
〔ご主人様が逃げると言うなら逃げましょう!
多勢に無勢ですし…ただ…。〕
「ただ?」
〔ただ、ここで助けたらお礼が貰えるのは?と思いまして…。
そしたら、ご主人様の装備を整えれるかな…と…。〕
『ぎゅ~ッ!』
まぁ、なんて良い子なんでしょう!
プリンを彼女にしてから、いつも僕を優先する考えばかり…なんて可愛いんだろう。
僕は嬉しくなって、鎧状態の彼女を抱き締める…さわさわ…。
〔あ…あん♪〕
って、よく考えたらコレって…他の人に見られたら、かなりキモイのではないだろうか?
想像して欲しい…森の中、自分を嬉しそうに抱き締める男の姿を…はっきり言って変態である。
これで、体をクネクネなんてした日にゃ、一部例外の人もいるだろうが、十中八九、気持ち悪いと思うだろう。
うん、自分で言っておいて何だが、かなり気持ち悪いから想像しない方が良いと思う…。
前言撤回だ、絶対に想像しないでくれ!
「なら、可能な限り助ける方向で…フォロー頼めるかな?」
〔お任せください!でも、油断して近付き過ぎないでくださいね?〕
「了解!気を付けるよ。」
◆◇◆◇◆◇◆
『ばん!バン!BANG!』
僕は魔物に向けて、骸の魔銃を連射する…7匹いた魔物…ゴブリンも残り5匹まで減っている。
だが、ここに来るまでの間に、生きてる人間の数は一人になっていた。
「く、くそ…こうなれば…お、おい、お前!
ヤツらの囮になれ、その間にワシは逃げる!」
『ゲシッ!…ドサッ、ゴロゴロゴロ…。』
「ちょっ!?何やってんだよ、あんたはッ!!」
そう、生き残っていた人間…脂ぎったデブったオッサンが、あろう事か馬車の荷台から獣人の女の子の一人を蹴り落としたかと思うと、そのまま馬車を走らせ逃げていきやがった。
いくら自分が助かりたいからって、それは人としてどうなのだろう…と思う。
〔ご主人様…良くある事です…。
私が人族と出会った時も…(ボソボソ)。〕
「あ~…あの時…ね。」
〔はい…。(ションボリ)〕
魔王化した時の記憶にあった、あの場面だな。
今の彼女は、僕の記憶と混ざった為、どうも、その事を恥じている感がある。
だけど…ソレとコレとは話は別だ。
そもそも、その時は自我のない魔物だったのだから、今の彼女には関係ない話だ。
「君、早く逃げるんだ!」
僕は落とされた女の子に声を掛ける。
だが、女の子は…逃げないッ!?な、なんで逃げないんだ?
僕は慌てて女の子の所に駆け寄る。
その際に、ゴブリンを魔銃で2匹倒した。
「君、聞こえてる?大丈夫かッ!?」
「は、はい!」
「だったら、何で逃げないのッ?!」
「あ、あの…逃げたら、この首輪が…。」
首輪?僕は彼女の首元を見る…なんと、物語などでよく目にする、首輪…隷属の首輪と言う物だった。
隷属の首輪と言うのは、奴隷に着ける首輪で、命令に逆らうと首が絞まる魔導具と言う事が分かった。
僕は〖神の目〗を起動…いや、今は〖神眼〗だったな。
〖神眼〗を起動…って、すでに見えてるじゃんッ!?
いや、既に何となく気が付いていたのだが、今更ながら僕は思う。
〖神の目〗を起動する事無く、ちょくちょく見えていた。
つまり、〖神の目〗が任意の起動型に対し、〖神眼〗は常時起動…常駐型と言った方が分かりやすいかもしれない。
簡単に言うと…わざわざスキルを起動を意識しなくても、見ようと思うだけで、常に神眼で見る事が出来る様だ。
ついでに言うと、首輪を見た時に、オマケとばかりに女の子の情報も少し見えた。
狐の耳と尻尾が見えるから、狐族の獣人かと思ったら妖狐族ってのが見えた。
とは言え、見ただけじゃ意味がない…僕は無限庫から錆びた短剣を取り出すと、女の子に急いで渡す。
「ごめん…こいつらを倒す間、それで身を守っていて!」
そう言うと、僕は女の子に背を向けたのだった…。
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