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~第一章:冒険開始~
37ページ目…一つの疑問
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「君の名前は『プリン・アラモード』だッ!!」
僕は、声を大にして彼女に名前を告げた。
やっぱり、食後って言うのは問題だっかもしれない。
デザートが食べたいなどと考えてしまった為に、名前を適当に付けた感がある。
いくら彼女が、ぷるんぷるんのゼリー状だからと言っても、それはあくまでゼリーではなくゼリー状なだけだ。
ましてや、それをプリンと言うのは、コレ如何に…だ。
しかも、プリン・アラモードって…突発的に思い付いたとは言え、流石に酷い気がする。
うん、やはり新しい名前を考えよう。
僕は彼女に、今の無しと告げようとした…したのだが…。
〔私の名前…プリン・アラモード…う、嬉しい…。〕
い、いかん…既に手遅れだった。
彼女、僕が考えた名前が気に入った様で、両手を自分の頬に当て、恍惚な表情で笑みを浮かべて僕に微笑んでいる。
こうなると、何を言っても無駄だ…僕は、違う名前を考えるのを放棄した。
「き、気に入ってくれた?」
〔はい、ご主人様大好きです♪〕
『グサッ!!』
プリンのターン、俺に精神攻撃にクリティカルヒット…俺の心に999ポイントの精神ダメージを与えた。
僕の精神ポイントは瀕死状態だ。
いや、そんなに僕の精神は強くない。
って言うか、痛い…痛すぎる。
見えないナイフが僕の心臓に突き刺さりグリグリと抉る。
だが、彼女が喜んでいる以上、俺は苦しい表情を見せる訳にはいかない。
なので、僕は彼女をプリンと呼ぶ事にした。
「なら、今日から君は、プリンだ…改めてよろしくね!」
僕は痛い胸を押さえてつつ、何とか笑顔でプリンに挨拶をする。
〔こちらこそ、よろしくお願いします、旦那様〕
と、返事をしてくれた…って、ちょっと待て!また旦那様?
先ほどの疑問が、再浮上だ。
「あ、あの…その旦那様って、いったい何の事?」
〔え?妾は、お主の奥さんであろう?
ならば、お主を旦那様と言っても問題なかろう?〕
はい、来たコレ、嫌な予感的中!
僕は急いで弁明を決行する。
「いやいやいや、まだ結婚してないから旦那様は問題あり!
今はまだ彼女だから!」
〔そ、そうじゃったか…妾とした事が…。
妾に名を与えてくれた故、勘違いをしていた様じゃ…ちと、気を早らせ過ぎたみたいじゃな、すまぬ。
じゃが、『まだ彼女』と言う事は、その内、奥さんにしてくれると言う事じゃな?〕
あ…なんか地雷踏んだっぽい。
いや、墓穴を掘ったと言うべきか?
でもまぁ、今まで話していて分かった事だが、彼女とは命懸けで戦ったが、不思議な事に、俺は彼女の事は嫌いじゃない…と言うか、むしろ好きになっている。
それも、魂の片割れを見付けたかの様に…。
まぁ、この件に関しては、おいおい考えれば良いだろう…と思う。
決して逃げた訳じゃないぞ…たぶん…。
「ま、まぁ…今すぐは無理だけど…その内、結婚するかもしれないって事で…今は、まだ保留でお願いします。」
僕はダメ男丸出しな返事をしてしまった。
〔ぶ~ぶ~!でも、今は我慢します。
その代わり…ちゃんと考えてくださいね、だ・ん・な・さ・ま♪〕
何処で覚えた、そんな言葉…そんな事を考えつつ、もう、逃げられないのを自覚する。
そして、彼女の笑顔にドキッとなり…。
「は、はいッ!」
と、声が裏返った返事をした。
やっちゃった感は満載だが、からかって来るあたり、彼女も怒っている訳で無い様だ。
この瞬間、僕はこの可愛い彼女を一生大事にしようと心に決めた。
って、何故、僕は人間じゃない彼女に対して、普通に接してるんだろうか?異世界だからか?
やはり、僕自身、異常な思考になってるのかもしれない…と、考えたが、考えるだけ無駄な気がしたので頭の片隅に追いやったのだった…。
僕は、声を大にして彼女に名前を告げた。
やっぱり、食後って言うのは問題だっかもしれない。
デザートが食べたいなどと考えてしまった為に、名前を適当に付けた感がある。
いくら彼女が、ぷるんぷるんのゼリー状だからと言っても、それはあくまでゼリーではなくゼリー状なだけだ。
ましてや、それをプリンと言うのは、コレ如何に…だ。
しかも、プリン・アラモードって…突発的に思い付いたとは言え、流石に酷い気がする。
うん、やはり新しい名前を考えよう。
僕は彼女に、今の無しと告げようとした…したのだが…。
〔私の名前…プリン・アラモード…う、嬉しい…。〕
い、いかん…既に手遅れだった。
彼女、僕が考えた名前が気に入った様で、両手を自分の頬に当て、恍惚な表情で笑みを浮かべて僕に微笑んでいる。
こうなると、何を言っても無駄だ…僕は、違う名前を考えるのを放棄した。
「き、気に入ってくれた?」
〔はい、ご主人様大好きです♪〕
『グサッ!!』
プリンのターン、俺に精神攻撃にクリティカルヒット…俺の心に999ポイントの精神ダメージを与えた。
僕の精神ポイントは瀕死状態だ。
いや、そんなに僕の精神は強くない。
って言うか、痛い…痛すぎる。
見えないナイフが僕の心臓に突き刺さりグリグリと抉る。
だが、彼女が喜んでいる以上、俺は苦しい表情を見せる訳にはいかない。
なので、僕は彼女をプリンと呼ぶ事にした。
「なら、今日から君は、プリンだ…改めてよろしくね!」
僕は痛い胸を押さえてつつ、何とか笑顔でプリンに挨拶をする。
〔こちらこそ、よろしくお願いします、旦那様〕
と、返事をしてくれた…って、ちょっと待て!また旦那様?
先ほどの疑問が、再浮上だ。
「あ、あの…その旦那様って、いったい何の事?」
〔え?妾は、お主の奥さんであろう?
ならば、お主を旦那様と言っても問題なかろう?〕
はい、来たコレ、嫌な予感的中!
僕は急いで弁明を決行する。
「いやいやいや、まだ結婚してないから旦那様は問題あり!
今はまだ彼女だから!」
〔そ、そうじゃったか…妾とした事が…。
妾に名を与えてくれた故、勘違いをしていた様じゃ…ちと、気を早らせ過ぎたみたいじゃな、すまぬ。
じゃが、『まだ彼女』と言う事は、その内、奥さんにしてくれると言う事じゃな?〕
あ…なんか地雷踏んだっぽい。
いや、墓穴を掘ったと言うべきか?
でもまぁ、今まで話していて分かった事だが、彼女とは命懸けで戦ったが、不思議な事に、俺は彼女の事は嫌いじゃない…と言うか、むしろ好きになっている。
それも、魂の片割れを見付けたかの様に…。
まぁ、この件に関しては、おいおい考えれば良いだろう…と思う。
決して逃げた訳じゃないぞ…たぶん…。
「ま、まぁ…今すぐは無理だけど…その内、結婚するかもしれないって事で…今は、まだ保留でお願いします。」
僕はダメ男丸出しな返事をしてしまった。
〔ぶ~ぶ~!でも、今は我慢します。
その代わり…ちゃんと考えてくださいね、だ・ん・な・さ・ま♪〕
何処で覚えた、そんな言葉…そんな事を考えつつ、もう、逃げられないのを自覚する。
そして、彼女の笑顔にドキッとなり…。
「は、はいッ!」
と、声が裏返った返事をした。
やっちゃった感は満載だが、からかって来るあたり、彼女も怒っている訳で無い様だ。
この瞬間、僕はこの可愛い彼女を一生大事にしようと心に決めた。
って、何故、僕は人間じゃない彼女に対して、普通に接してるんだろうか?異世界だからか?
やはり、僕自身、異常な思考になってるのかもしれない…と、考えたが、考えるだけ無駄な気がしたので頭の片隅に追いやったのだった…。
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