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~チュートリアル?~
14ページ目…ボス戦?【2】
しおりを挟む 目が覚めた…どれだけ意識を失っていたのか分からない物の闘気剣の発動が間に合わず巨大鼠に攻撃を喰らったのだけは覚えている。
だとすれば巨大鼠の追撃があるはずで…この瞬間にも僕の命は失われてしまうのでは?と言う恐怖が襲ってきた。
ヤバイ、ヤバい、やばいッ!命の危険を感じ慌てて起き上がろうとする…が、何故か思う様に体か動かない。
よく見ると左腕と右脚が可笑しな方向に曲がっていた。
どうやら階段を転がり落ちた時の衝撃で、折れたみたいだ。
それだけで絶対にヤバイ状態だと思い、急いでステータス開き確認する。
◆◇◆◇◆◇◆
HP:3/40 MP:14/14 SP:39/45
◆◇◆◇◆◇◆
え?HPが3?確かに階段から転げ落ちたとは言え、巨大鼠の一撃で体力の9割以上を削られたって事なのか?
そして…僕は、視線を感じ階段の上を見た。
いる…巨大鼠が僕をじっと見ている。
次の瞬間、僕は恐怖に駆られ、一瞬だけ目を逸らしてしまった。
『ダッ!』
階段の上から巨大鼠が僕目掛けてジャンプするのが見えた。
そんな巨大鼠は、器用にも、空中でその体をクルクルと回転させ、僕にトドメを刺しに来た。
先ほど喰らった体当たりの時に見えた動きだ…おそらく、僕が吹き飛ばされた技だと思う。
HPが残り3しかない今の僕が喰らえば確実に死ぬであろう攻撃だ。
だが、動けない僕にとって、このピンチはチャンスでもある。
「〖闘気剣〗ーーーッ!!」
今まで使ったどの〖闘気剣〗よりも、更に一際輝く光の剣が右手に現れる。
正真正銘、最後の一撃になるであろう、この一撃は外す訳にはいかない。
僕は動く右手で最後の力を振り絞りながら〖闘気剣〗を振るった。
『パシャッ…ドサッ、ドサッ!』
何やら生暖かい物が僕の顔に降りかかる…しかし、瀕死の状態で無理をした僕は限界を超え、再び意識を失うのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
あれからどれだけの時間が経ったのだろうか…。
僕が再び目を覚ました時、既に巨大鼠はいなかった。
え~っと…僕は生きてるのだろうか?
う~ん、どうやら上手く頭が働いていないみたいだ。
こう言う時は、神頼み…もとい、先生頼みだ。
もしも~し、せんせ~い、いますか~?
やっぱり頭ちゃんと働いてないみたいだ…何で僕はこんなにものんびりと話掛けて居るんだろう…。
【ふぁ~ぁ、なによもぅ…せっかく昼寝してたのに~。】
あの…昼寝してたんですか?
【まだ仕事中なのに、私が昼寝なんてする訳ないじゃない。】
いやいやいや…先程、昼寝してたって言ってましたよね?
【ふぁ~ぁ…冗談よ、冗談♪】
【それで、今度はどうしたの?】
…今、もろに欠伸《あくび》しましたよね?
【え?何の事?私、知らないな~。】
まぁ、良いや…先生、つかぬ事を伺いますが、僕、死にましたか?
【はぁ~?貴方ね~本気で聞いてるかしら?】
思い切り溜め息をつかれてしまった…って言うか、本気で聞いてます。
【人に聞く前に、まず最初にステータスの確認をしなさいッ!】
「イ、イエッサー!」
怒った先生が怖かったのか、まだ頭が働いてないのか…軍人でもないのにイエッサーと答えてしまった。
まぁ、それは置いておいてステータスの確認をする。
◆◇◆◇◆◇◆
Lv:5
HP:63/63 MP:25/25 SP:70/70
攻撃力:35 防御力:20 魔法力:15 素早さ:21
◆◇◆◇◆◇◆
おぉ~HPが満タンだ!って言うか、Lvが一気に2から5に上がってる。
つまり、僕は生きてるって事だッ!…で合ってますよね、先生?
最後の方は本当に合っているのか?と不安になった為、疑問系になったのは許して欲しい。
【そうですね…大変、良く出来ました。】
褒められたって事は、生きてるって事で合ってるみたいだ…良かった良かった。
しかし、あの鼠…鼠の癖に、何て強さだ。
いくら初心者とは言え、よもや鼠如きに殺され掛けた…とか言ったら笑われてしまいそうだ。
とりあえず、体を起こそう…。
僕はゆっくり体を起こし、そのまま立ち上がった。
「あれ?そう言えば左腕と右脚…治ってるじゃん!」
そう…今まで忘れていたのが階段から落ちた時、確かに僕の骨は折れていたはずだ。
それなのに今は完治しているのだろうか?
折れていた筈の腕も脚も痛くはないし、ちゃんと思い通りに動く。
まるで骨折したのが嘘の様である。
悩んだ物の答えが出ない僕は、また呆れられると思いつつ、先生に疑問を聞く事にしたのだった…。
だとすれば巨大鼠の追撃があるはずで…この瞬間にも僕の命は失われてしまうのでは?と言う恐怖が襲ってきた。
ヤバイ、ヤバい、やばいッ!命の危険を感じ慌てて起き上がろうとする…が、何故か思う様に体か動かない。
よく見ると左腕と右脚が可笑しな方向に曲がっていた。
どうやら階段を転がり落ちた時の衝撃で、折れたみたいだ。
それだけで絶対にヤバイ状態だと思い、急いでステータス開き確認する。
◆◇◆◇◆◇◆
HP:3/40 MP:14/14 SP:39/45
◆◇◆◇◆◇◆
え?HPが3?確かに階段から転げ落ちたとは言え、巨大鼠の一撃で体力の9割以上を削られたって事なのか?
そして…僕は、視線を感じ階段の上を見た。
いる…巨大鼠が僕をじっと見ている。
次の瞬間、僕は恐怖に駆られ、一瞬だけ目を逸らしてしまった。
『ダッ!』
階段の上から巨大鼠が僕目掛けてジャンプするのが見えた。
そんな巨大鼠は、器用にも、空中でその体をクルクルと回転させ、僕にトドメを刺しに来た。
先ほど喰らった体当たりの時に見えた動きだ…おそらく、僕が吹き飛ばされた技だと思う。
HPが残り3しかない今の僕が喰らえば確実に死ぬであろう攻撃だ。
だが、動けない僕にとって、このピンチはチャンスでもある。
「〖闘気剣〗ーーーッ!!」
今まで使ったどの〖闘気剣〗よりも、更に一際輝く光の剣が右手に現れる。
正真正銘、最後の一撃になるであろう、この一撃は外す訳にはいかない。
僕は動く右手で最後の力を振り絞りながら〖闘気剣〗を振るった。
『パシャッ…ドサッ、ドサッ!』
何やら生暖かい物が僕の顔に降りかかる…しかし、瀕死の状態で無理をした僕は限界を超え、再び意識を失うのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
あれからどれだけの時間が経ったのだろうか…。
僕が再び目を覚ました時、既に巨大鼠はいなかった。
え~っと…僕は生きてるのだろうか?
う~ん、どうやら上手く頭が働いていないみたいだ。
こう言う時は、神頼み…もとい、先生頼みだ。
もしも~し、せんせ~い、いますか~?
やっぱり頭ちゃんと働いてないみたいだ…何で僕はこんなにものんびりと話掛けて居るんだろう…。
【ふぁ~ぁ、なによもぅ…せっかく昼寝してたのに~。】
あの…昼寝してたんですか?
【まだ仕事中なのに、私が昼寝なんてする訳ないじゃない。】
いやいやいや…先程、昼寝してたって言ってましたよね?
【ふぁ~ぁ…冗談よ、冗談♪】
【それで、今度はどうしたの?】
…今、もろに欠伸《あくび》しましたよね?
【え?何の事?私、知らないな~。】
まぁ、良いや…先生、つかぬ事を伺いますが、僕、死にましたか?
【はぁ~?貴方ね~本気で聞いてるかしら?】
思い切り溜め息をつかれてしまった…って言うか、本気で聞いてます。
【人に聞く前に、まず最初にステータスの確認をしなさいッ!】
「イ、イエッサー!」
怒った先生が怖かったのか、まだ頭が働いてないのか…軍人でもないのにイエッサーと答えてしまった。
まぁ、それは置いておいてステータスの確認をする。
◆◇◆◇◆◇◆
Lv:5
HP:63/63 MP:25/25 SP:70/70
攻撃力:35 防御力:20 魔法力:15 素早さ:21
◆◇◆◇◆◇◆
おぉ~HPが満タンだ!って言うか、Lvが一気に2から5に上がってる。
つまり、僕は生きてるって事だッ!…で合ってますよね、先生?
最後の方は本当に合っているのか?と不安になった為、疑問系になったのは許して欲しい。
【そうですね…大変、良く出来ました。】
褒められたって事は、生きてるって事で合ってるみたいだ…良かった良かった。
しかし、あの鼠…鼠の癖に、何て強さだ。
いくら初心者とは言え、よもや鼠如きに殺され掛けた…とか言ったら笑われてしまいそうだ。
とりあえず、体を起こそう…。
僕はゆっくり体を起こし、そのまま立ち上がった。
「あれ?そう言えば左腕と右脚…治ってるじゃん!」
そう…今まで忘れていたのが階段から落ちた時、確かに僕の骨は折れていたはずだ。
それなのに今は完治しているのだろうか?
折れていた筈の腕も脚も痛くはないし、ちゃんと思い通りに動く。
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