ポーカーフェイスな悪役

マル

文字の大きさ
上 下
45 / 48
ゲームの始まり高等部

高等部編 恋の話をしよう

しおりを挟む
 バレンタイン!そう…男が特にそわそわし願い待ちわびてしまう日…
本命、義理、友、逆…と行き交うお菓子

私は関係ないけど、自分のだけだし、友チョコさえ準備してない、あげる予定もない

ただ学園へ行き昼になったらご飯をぱぱっと作って、食べるけどね
学校にキッチンあると楽だよね、そうだ、しっかり許可とってるからね、一様言っとくけどね

材料はもう冷蔵庫に入ってる、お弁当の交換は今日休みだから、作るの…和食をね

美「舜生徒会に呼ばれてるよ」 
 舜「どうして君に」
美「連絡交換してないからじゃな~い」
‥そうか

 舜「…チョコ凄いね」
美「ふは、意外ともらっちゃった、ひにゃ~」
ちょっと赤い、嬉しそう…チョコの匂いが

美「舜もう行かないと」
 舜「うん、後でな」


 舜「お待たせしました」
彩「いえいえ」
いい匂い
如「舜さん♪どうぞどうぞ」

なんだか嬉しそうにしている如月に
1人がけのソファに案内され、ケーキと紅茶を私の前に出した

紅茶はケーキに合うものが選べれている
ケーキは木苺が乗っているチョコレートケーキ

如「あたしは少し手伝うことしか出来なかったけど」

何を自慢げに‥

加「味は保証する」
 舜「いわゆる料理男子…」
聖「そうそれ、美味しいよ〈結衣君が作ったから〉」

料理男子様々だな
美味しい!雇いたい、どんな料理作れるのかな…最近の不良さんは料理上手いのか?


 ーーーーー

急に変わるわよ、許してね ♪

みんな黙々と食べてるわね、舜から貰えないことを察したようね…
完全手ぶらだもの!

舜は今如月と何故だか風紀委員に入って風紀委員長代理できた相川琴と話をしている

ストーカーの割に今では友達?かしらね
ストーカーの部分はまだ…あるけど

如「舜さんの噂を最近聞きます」
 舜「そう…もしかしてあれ?」
琴「風紀の荒れるか・お・り」

噂‥最近やたらと多いのよね

如「黒葛舜は‥男女関係なしに荒れていてだらしない」
 舜「…だらしなくないよ」
彩「ばっ」
可「馬鹿馬鹿しにも程があります!」

熱い、舜も固まってる
彩吹くんは遮られてご立腹のような
私も少しぴきっときちゃった

澪「おかしな噂ね」
琴「消します!抹消だー!」
 舜「……うるさい、けど忠告はしといてね…めんどうくさいのは嫌いだからね」

ずっしりしてるわ、舜はきっと、たかだか16の小娘に‥大層なって思ってるわね

やっと静かになったんだから、休みたいわ、さすがにもう少しで私たちは卒業だし大学は王月は変わらないけど、会える時間が…減る
私も変わらなきゃいけないのかしら…新しい恋?私の場合伝えるとしても断られても関係はきっと変わらない…のよね~

もう分からない…


 ーーーーー

琴「お・ひ・る」
 舜「…いいよ、その代わり味は保証しないからね」

嬉しそう、そんなに食べたかったか?

あの後何となく生徒会室を抜け出し教室に戻り、授業を受けたこれでも一生徒
奴らはたまに授業に出るくらいで、教室にはそんなに居ない、仕事はしっかりしているみたいだか…

まぁ私よかいいよね、授業はまれだから
今日なんて驚かれたし、真面目なんだか不真面目なんだか‥

そんなこんなで昼‥になった、ネコも誘ったがあえなく断られた、その代わりプリン貰ったけどね
デザートがきた

色々作っている時に琴が来たわけだか‥
私のご飯が減る

琴「舜さんは料理上手いでしょう、根は優しいのか腐ってるのか分からないけどー」

 舜「えー」
ひっど、何も言えん

琴「ゆば~美味そう♪」
 舜「美味しいぞこれは、熱いから気をつけて」
琴「は~い」

昼に湯葉…いいぞ

琴「湯葉好きなんですか?なんだか手際がいいですし」

 舜「まぁね、好物だよ」
とてつもなく好きなことには変わりない
ここ最近何故だか忙しく食べれていなかったため、今日やっと食べれる


琴「…僕が食べていいんでしょうか」
 舜「うん、食べてんじゃん」

喋るね…ほんと
良いことだ

 舜「いいでしょう、それに私にも慣れてきたね、いいんじゃない」
琴「慣れるなんて‥」
お‥怯えなくてもいいと思うんだけれど
そうだ‥

 舜「如月とはどうなったんだい?」

さて‥甘く美味しいチョコのアップルパイとプリンを食べながら甘い話をしよう


琴「……バレてしまいましたか」
 舜「男ってことは知ってたけど恋に落ちるとは思ってなかった…」
琴「‥そうです」

つくづく罪な男だね

琴「僕だって思いもよらなかったんですよ…すっ好きになるなんて」
モゴモゴしてる、恋してんな~

 舜「告白は?」
琴「まだ‥です」
 舜「はぁー複雑…如月は」
琴「舜さんは如月君の事どう思ってますか?」

聞くまでもないだろうに
 舜「如月は恋愛対象外だよ、それに私の周りにチラホラいる美形共は私からしたら可愛いものだ」
難しいんだよ

琴「そっか…」

好きになるきっかけは意外なものかもしれない

琴「でもね舜さんは恋すると思うんだ、僕たちとあんまり関係ない人にね、
それに話しよく聞いてくれるでしょう?
それがとってもありがたい」

悩みがある?

琴「分からないって顔してるね
うん、それでいいの舜さんに頼ってばっかはダメだからね、それに振り向いてくれるチャンスはまだあるからね」

いい笑顔だ‥‥切ないな





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

気絶した婚約者を置き去りにする男の踏み台になんてならない!

ひづき
恋愛
ヒロインにタックルされて気絶した。しかも婚約者は気絶した私を放置してヒロインと共に去りやがった。 え、コイツらを幸せにする為に私が悪役令嬢!?やってられるか!! それより気絶した私を運んでくれた恩人は誰だろう?

悪役令嬢の末路

ラプラス
恋愛
政略結婚ではあったけれど、夫を愛していたのは本当。でも、もう疲れてしまった。 だから…いいわよね、あなた?

悪役令嬢のビフォーアフター

すけさん
恋愛
婚約者に断罪され修道院に行く途中に山賊に襲われた悪役令嬢だが、何故か死ぬことはなく、気がつくと断罪から3年前の自分に逆行していた。 腹黒ヒロインと戦う逆行の転生悪役令嬢カナ! とりあえずダイエットしなきゃ! そんな中、 あれ?婚約者も何か昔と態度が違う気がするんだけど・・・ そんな私に新たに出会いが!! 婚約者さん何気に嫉妬してない?

悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない

陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」 デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。 そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。 いつの間にかパトロンが大量発生していた。 ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

【完結】悪役令嬢の反撃の日々

くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。 「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。 お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。 「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。

あなたを忘れる魔法があれば

美緒
恋愛
乙女ゲームの攻略対象の婚約者として転生した私、ディアナ・クリストハルト。 ただ、ゲームの舞台は他国の為、ゲームには婚約者がいるという事でしか登場しない名前のないモブ。 私は、ゲームの強制力により、好きになった方を奪われるしかないのでしょうか――? これは、「あなたを忘れる魔法があれば」をテーマに書いてみたものです――が、何か違うような?? R15、残酷描写ありは保険。乙女ゲーム要素も空気に近いです。 ※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

処理中です...