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天下の行方5
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姫路に入って3月になる。秀吉につくものが弱い。秀吉には表向きには荷隊の女主として仕えている。
「互いに密書が」
下忍と薬売りを全員動員している。小競り合いはあるが情報戦だ。
「お頭」
京に入れた女忍がわざわざ姫路まで来ている。
「このところ明智殿の行動が怪しいのです」
あの日の将軍との会話を思い出した。
「朝廷の公家と度々密会されています。それと徳川殿とも。徳川殿には服部がびっしり囲んでいます」
「服部の勢力は?」
「徳川殿の動きに合わせて50人ほど。息子の半蔵が率いているようです」
「伊賀では?」
「しばらく伊賀を離れていた服部の豪族が村に戻っていて藤林や百地の残党狩りをしています。最近は凛さまが鉄砲隊を率いておられます」
元気になったのだな。
「信長さまは?」
「近々京に参られるとか」
「しばらく明智さまに5人ほどつけるのだ」
「互いに密書が」
下忍と薬売りを全員動員している。小競り合いはあるが情報戦だ。
「お頭」
京に入れた女忍がわざわざ姫路まで来ている。
「このところ明智殿の行動が怪しいのです」
あの日の将軍との会話を思い出した。
「朝廷の公家と度々密会されています。それと徳川殿とも。徳川殿には服部がびっしり囲んでいます」
「服部の勢力は?」
「徳川殿の動きに合わせて50人ほど。息子の半蔵が率いているようです」
「伊賀では?」
「しばらく伊賀を離れていた服部の豪族が村に戻っていて藤林や百地の残党狩りをしています。最近は凛さまが鉄砲隊を率いておられます」
元気になったのだな。
「信長さまは?」
「近々京に参られるとか」
「しばらく明智さまに5人ほどつけるのだ」
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