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北へ4
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「すでにサハリンに逃げたか?」
手分けしてゴンさんと牙は123件のうち半分を回った。稚内に着いてもう4日目になる。昨夜は大雪が降ってあの赤提灯の店に朝までいた。アクセスがないのでそれもあり得る。
「すすき野で発砲事件が昨日あった。相棒の報告では走っている車からやくざが発砲したのやが、あの兄貴の殺された女が住んでいたマンションだ」
「意味深ですね?」
「これは発砲されたマンションの住人の証言ではその空き室に男がいたと言うのだ」
「それは兄貴?」
「いやがせだ。その住人の女は刑事が調べたら関東の武闘派に繋がる組のヘルスに勤めていた。そちらの方はどうや?」
毎日夜こうして赤提灯の店でビールを飲みながらゴンさんと牙は情報を交換する。
「YOUのブログを調べて見たのですが、ここ稚内でのアクセスが7種類ありましたが、スマホからのもので同一のものが繰り返しアクセツをしているのです」
「もう少し具体的に言ってくれ?」
「同一人物と言うことです。あくまでも可能性です」
「それが事実ならまだ稚内にいるわけだな?」
「サハリンからはアクセツはないですからね?」
コピーの地図を並べて話しながらゴンさんがマークをバツをしていく。牙はスマホで例の赤いお守りを撮ってそれをYOUのブログに貼り付けて更新する。
「これを返しに行くよ」
とコメントを入れる。
その後からYOUからメールが入る。
「ばったりと青山の店で社長と会ったよ。今ワインを飲んでいる」
ばったりではなくてきっと会ったのだろう。妙に嫉妬している自分に牙はビールを流し込む。
手分けしてゴンさんと牙は123件のうち半分を回った。稚内に着いてもう4日目になる。昨夜は大雪が降ってあの赤提灯の店に朝までいた。アクセスがないのでそれもあり得る。
「すすき野で発砲事件が昨日あった。相棒の報告では走っている車からやくざが発砲したのやが、あの兄貴の殺された女が住んでいたマンションだ」
「意味深ですね?」
「これは発砲されたマンションの住人の証言ではその空き室に男がいたと言うのだ」
「それは兄貴?」
「いやがせだ。その住人の女は刑事が調べたら関東の武闘派に繋がる組のヘルスに勤めていた。そちらの方はどうや?」
毎日夜こうして赤提灯の店でビールを飲みながらゴンさんと牙は情報を交換する。
「YOUのブログを調べて見たのですが、ここ稚内でのアクセスが7種類ありましたが、スマホからのもので同一のものが繰り返しアクセツをしているのです」
「もう少し具体的に言ってくれ?」
「同一人物と言うことです。あくまでも可能性です」
「それが事実ならまだ稚内にいるわけだな?」
「サハリンからはアクセツはないですからね?」
コピーの地図を並べて話しながらゴンさんがマークをバツをしていく。牙はスマホで例の赤いお守りを撮ってそれをYOUのブログに貼り付けて更新する。
「これを返しに行くよ」
とコメントを入れる。
その後からYOUからメールが入る。
「ばったりと青山の店で社長と会ったよ。今ワインを飲んでいる」
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