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遠征4
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サンベット王が到着して国境を超えることになった。約束通りハル王女が千の兵を連れて現れた。王はハル王女と話して急に輿から下りると言い出してヒデの後ろを王女と並んで馬を走らせている。茉緒は下忍を連れて先に街道を進む。確かにヒデが言っていた通りカトマンズはアユタヤより大きな街だ。
下忍を警護で20人置いてきたが残りは街の情報を集めに走らせた。
「兄弟で仲が良くないかと?」
茉緒は商人姿でまだまばらな酒場に入る。やはり商人姿の年配の男がそれに答えた。
「この街は初めえてかよ?昔はそれはもうここは栄えていたさ。今の弟が父王がなくなって親衛隊を使って自らが王になったのだ。元々この兄弟は異母兄弟でそれぞれが支城を構える王族なのだよ」
「では兄の親族が取りかえした?」
「まあ、そういうことだな。今は弟の息子が王女に懸想しているわな」
「あの病弱だった王女のこと?」
茉緒は定員に酒を注文した。
「ああ、もうだめだろうって思われていたのだがな、他国から来た祈祷師が」
やはりここにも祈祷師が出た。
そこにちょうど王とハル王女が通り過ぎた。それで話は切り上げて王宮に入る前に隊列に戻った。今回は茉緒はりーの女官と言う身分だ。
「私の部屋を使ってください。茉緒さん」
「王宮ではだめよ。それとも夜忍んでこようか?」
「いえめっそうもないです」
「それより王さまハル王女に惚れちゃったようよ」
下忍を警護で20人置いてきたが残りは街の情報を集めに走らせた。
「兄弟で仲が良くないかと?」
茉緒は商人姿でまだまばらな酒場に入る。やはり商人姿の年配の男がそれに答えた。
「この街は初めえてかよ?昔はそれはもうここは栄えていたさ。今の弟が父王がなくなって親衛隊を使って自らが王になったのだ。元々この兄弟は異母兄弟でそれぞれが支城を構える王族なのだよ」
「では兄の親族が取りかえした?」
「まあ、そういうことだな。今は弟の息子が王女に懸想しているわな」
「あの病弱だった王女のこと?」
茉緒は定員に酒を注文した。
「ああ、もうだめだろうって思われていたのだがな、他国から来た祈祷師が」
やはりここにも祈祷師が出た。
そこにちょうど王とハル王女が通り過ぎた。それで話は切り上げて王宮に入る前に隊列に戻った。今回は茉緒はりーの女官と言う身分だ。
「私の部屋を使ってください。茉緒さん」
「王宮ではだめよ。それとも夜忍んでこようか?」
「いえめっそうもないです」
「それより王さまハル王女に惚れちゃったようよ」
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