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植民地1
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アユタヤに戻り2か月が経つ。あれから凜が頻繁に茉緒の部屋に泊まりに来るようになった。どこか離れたしまっていた凜の心が抜け人村の頃に戻ったようだ。でも朝凜が茉緒の胸の中でそっと泣いている。やはり子供のことを思い出すのだろう。
「もう陽が昇ってるのよ」
とリーが珍しく岬の館に来たようだ。
「たまに私も入ろうかな?」
「王と寝ているのじゃないの?」
そういう噂もある。
「茉緒、彼氏から手紙よ」
りーが差し出した手紙を開く。李の商船が運んできたようだ。李課長からだ。李代表が総督になったのを東インド会社は承認したようだ。それで李課長は商館の代表を継いだようだ。統括部長の生死は不明だそうだ。
「今日東インド会社から新しい支店長が来るので、私は王の代理で出迎えなの」
「東インド会社は今回の反応は?」
「とくにないけど、今までの商船とは別に軍船が同行しているようなの。今回はその軍船が現れるのではないかと」
それだけ言うとリーは部屋を出て馬車に向かう。窓から港を眺める。南蛮船は今は1艇だけで造船所で改造中だ。リーは馬車の先頭に馬に跨って騎馬隊が50騎続いている。ここで支店長を迎えて商船はさらに港に入っていく。東の海にイギリスの旗が見える。軍船が1艇先導して商船が3艇続く。
「軍船は手ごわそうだ」
軍船が桟橋に近づいてきて商船は並んでアユタヤの港に入っていく。軍船から支店長が降りてくる。その後から軍人が百人降りてくる。警備隊ではなく軍人だ。
「もう陽が昇ってるのよ」
とリーが珍しく岬の館に来たようだ。
「たまに私も入ろうかな?」
「王と寝ているのじゃないの?」
そういう噂もある。
「茉緒、彼氏から手紙よ」
りーが差し出した手紙を開く。李の商船が運んできたようだ。李課長からだ。李代表が総督になったのを東インド会社は承認したようだ。それで李課長は商館の代表を継いだようだ。統括部長の生死は不明だそうだ。
「今日東インド会社から新しい支店長が来るので、私は王の代理で出迎えなの」
「東インド会社は今回の反応は?」
「とくにないけど、今までの商船とは別に軍船が同行しているようなの。今回はその軍船が現れるのではないかと」
それだけ言うとリーは部屋を出て馬車に向かう。窓から港を眺める。南蛮船は今は1艇だけで造船所で改造中だ。リーは馬車の先頭に馬に跨って騎馬隊が50騎続いている。ここで支店長を迎えて商船はさらに港に入っていく。東の海にイギリスの旗が見える。軍船が1艇先導して商船が3艇続く。
「軍船は手ごわそうだ」
軍船が桟橋に近づいてきて商船は並んでアユタヤの港に入っていく。軍船から支店長が降りてくる。その後から軍人が百人降りてくる。警備隊ではなく軍人だ。
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