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日本人街2

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 ヒデを連れて初めてサンベット王を正式に訪問する。ヒデの部下として九郎が兵を連れて騎馬で宮殿に入る。宮殿ではリーが入ってきて王の部屋に案内する。
「どうしてすぐに来てくれないのだ?」
「荷を南蛮船に積み送り出すのに手がかかったのです」
「ラオスはどうだった?」
「やはり周辺の部族の力が強くて政権は弱いですね」
「それなのだ。アユタヤと同じ症状だ。ビルマもアユタヤの部族であった時期もある。今アユタヤのその他の部族もビルマ化している。どうすればいいと思う?」
「アユタヤでは武力統一は無理ですね。ゴラクさんの力を借りて交易で周辺の部族をまとめるのです。今回シルクロードともつながりました。護衛隊を商人とともに育てるのです。ヒデを今回護衛隊隊長にします」
「茉緒はどうするのだ?」
「私は南蛮船のお頭です。それで半島周辺に日本人街を作ることを承認いただきたいのです。もちろん税は納めます」
 茉緒は持ってきた地図を広げる。半島には元チャクラバットの屋敷がある。今は茉緒の屋敷だ。そこから都までの河口と今まで和寇の港があった海岸一帯だ。
「今日本人はいくらほどいる?」
「子供女を入れて5百ほどになります」
「そんなに?」
「現地の人と子供ができますからね?」
「この際私とどうですか?」




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