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ドラゴンスレイヤー編
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「ほーれ、もういっちょ!」
カレンが倒れた事で包風が解除され、他二人の位置が鮮明に分かった。ジンは続けてサルダに攻撃するが、彼に届く直前で巨大な盾に防がれた。
「ふぅ~、危ねぇ。ナイスだクレア」
クレア・フォーリス、彼女の盾魔法による妨害だった。それにしても、とてつもない強度の盾だ。ジンの魔力攻撃を防ぎ切るだけでもレベルが高いのが分かる。果たして俺の魔力で崩せるだろうか。
「カレンの仇…私が仕留めます。聖騎士の盾巡回」
目の前の大きな一枚の盾が小さくなって分散した。三枚の盾に分裂し、それに伴い大きさもそれぞれ先程の三分の一程度になった。それがクレアを中心にグルグルと回っている。
「この技はどんな攻撃をも受け流し、触れれば抉られますよ。さぁ、どうします?」
「そだなー…なら」
するとジンはクレアに背を向け、自陣のコチラまで戻って来た。俺と目が合うと「手を出せ」というジェスチャーを送られたので、俺は訳も分からぬまま、とりあえず手のひらをジンに向けた。その途端、ジンの手のひらと俺の手のひらが重なり合い、音を立て弾かれた。綺麗なハイタッチだ。
「ふっ…あとは任せた」
そして丸投げだ。
キメ顔でハイタッチしたのは良いが、すれ違いざまに聞こえた小声の「アレめんどい」という呟きを俺は聴き逃さなかった。
「あら、怖気付いたのですか?まぁ、誰が相手でも一緒ですけどね。この聖騎士の盾巡回の前では」
殺ろう。
普段は殺生を好まないのだが、今の俺は殺る気満々である。ジンに丸投げされイラッと来ていたのもあるが、彼女の盾魔法を見ていて欲しくなったというのがデカい。
ジンの魔力を防ぐ程の防御力。俺の魔法が通じるか分からない。魔力の無駄撃ちはしたくないので
「おい、クレア」
「なんで…す…」
とりあえず石化してみた。蛇王の加護を発動させた状態でクレアに声をかけ、目と目を合わせるよう仕向けた。一瞬にしてクレアは石化され、動かなくなった。俺はそのまま歩いて近づき、石化されたクレアの頭部を覇気で粉砕した。
〈おぉ、上手く覇気を扱えるようになってきたじゃないか〉
(…みたいだな)
クレアの首元までが跡形もなく無くなったところで石化を解除。途端に傷口から大量の血液が飛び出し、頭の無くなったクレアは周辺に血を撒き散らしながら倒れた。
「そんな馬鹿な…クレアが…我らの最強の盾が…」
目の前であっという間に同僚を殺されたショックで、サルダはその場にへたりこんだ。
盾魔法 レベル1 獲得
現在餞ストック
炎魔法 レベル3
風魔法 レベル1
雷魔法 レベル2
吹雪魔法 レベル1
毒魔法 レベル1
召喚魔法 レベル1
石化魔法 レベル1
覇気 レベル1
盾魔法 レベル1
カレンが倒れた事で包風が解除され、他二人の位置が鮮明に分かった。ジンは続けてサルダに攻撃するが、彼に届く直前で巨大な盾に防がれた。
「ふぅ~、危ねぇ。ナイスだクレア」
クレア・フォーリス、彼女の盾魔法による妨害だった。それにしても、とてつもない強度の盾だ。ジンの魔力攻撃を防ぎ切るだけでもレベルが高いのが分かる。果たして俺の魔力で崩せるだろうか。
「カレンの仇…私が仕留めます。聖騎士の盾巡回」
目の前の大きな一枚の盾が小さくなって分散した。三枚の盾に分裂し、それに伴い大きさもそれぞれ先程の三分の一程度になった。それがクレアを中心にグルグルと回っている。
「この技はどんな攻撃をも受け流し、触れれば抉られますよ。さぁ、どうします?」
「そだなー…なら」
するとジンはクレアに背を向け、自陣のコチラまで戻って来た。俺と目が合うと「手を出せ」というジェスチャーを送られたので、俺は訳も分からぬまま、とりあえず手のひらをジンに向けた。その途端、ジンの手のひらと俺の手のひらが重なり合い、音を立て弾かれた。綺麗なハイタッチだ。
「ふっ…あとは任せた」
そして丸投げだ。
キメ顔でハイタッチしたのは良いが、すれ違いざまに聞こえた小声の「アレめんどい」という呟きを俺は聴き逃さなかった。
「あら、怖気付いたのですか?まぁ、誰が相手でも一緒ですけどね。この聖騎士の盾巡回の前では」
殺ろう。
普段は殺生を好まないのだが、今の俺は殺る気満々である。ジンに丸投げされイラッと来ていたのもあるが、彼女の盾魔法を見ていて欲しくなったというのがデカい。
ジンの魔力を防ぐ程の防御力。俺の魔法が通じるか分からない。魔力の無駄撃ちはしたくないので
「おい、クレア」
「なんで…す…」
とりあえず石化してみた。蛇王の加護を発動させた状態でクレアに声をかけ、目と目を合わせるよう仕向けた。一瞬にしてクレアは石化され、動かなくなった。俺はそのまま歩いて近づき、石化されたクレアの頭部を覇気で粉砕した。
〈おぉ、上手く覇気を扱えるようになってきたじゃないか〉
(…みたいだな)
クレアの首元までが跡形もなく無くなったところで石化を解除。途端に傷口から大量の血液が飛び出し、頭の無くなったクレアは周辺に血を撒き散らしながら倒れた。
「そんな馬鹿な…クレアが…我らの最強の盾が…」
目の前であっという間に同僚を殺されたショックで、サルダはその場にへたりこんだ。
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吹雪魔法 レベル1
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