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魔境地帯編
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「おrrrrrrrr」
必中魔法を使えるようになった俺は案の定メデューサを完封。しっかり死んだ事を確認し、レイを蘇生。リングとカイロンに関してはメデューサを倒しても石化されたままだったので、クルミの回復魔法で石化を解いた。状態異常回復というヤツだ。
「さて、キョウくんの活躍で二体目も討伐できたことだし、レイが回復次第いよいよ最後の三体目だよ!」
「…蘇生魔法、初めて受けたが…はぁ…こんなキツイのか」
「一級指定を全て討伐…ふふふっ…夢のハンター王はすぐそばだよ!」
四人がレイの体を気遣う中、一人だけ興奮状態のジュナ。そんな彼女を苦笑いして見るパーティメンバー達。
「それでジュナさん。最後の一匹はどんな相手なのでしょう?」
「はいっ、アナシア、待ってましたその質問。それがさ~、全く情報が無いんだよ~ディアボロスに関しては…」
魔王ディアボロス
名前しか知られておらず、容姿や能力の詳細は一切不明。つまりディアボロスと出くわして生還した者がいないという事になる。
「こればかりは…諦めるか?」
「いーやーだ!ここまで来たんだもん!絶対見つけて討伐してやるんだから!」
「カイロン、ジュナはこういう性格なの知ってんだろ」
「そうだったな」
皆が作戦会議をしながらレイを看病する中、俺は一人メデューサの死骸の前に来ていた
(やっぱり…コイツにもある)
メデューサの死骸の傍ら、キマイラの時と同じようにビー玉サイズの球体が落ちている。拾い上げると案の定、俺の体に吸い込まれて消えてった。
「四大王者の加護」
これは一級怪奇の体を支え、力を保つための核のようなもの。触れれば誰だろうと能力を受け取る意思さえあれば受け取ることができる。一級を倒した褒美のようなものだろう。
さて、ここで問題だ。
これを手にした時「四大王者の加護」と言う名前が確かに頭に入ってきた。皆は次の一級怪奇で最後だと思っている。俺も思っていた。しかし、この名前を聞いた時、次を倒しても、まだ次があるのだと俺だけが確信してしまった。
蛇王の加護獲得
加護詳細
石化魔法
必中魔法を使えるようになった俺は案の定メデューサを完封。しっかり死んだ事を確認し、レイを蘇生。リングとカイロンに関してはメデューサを倒しても石化されたままだったので、クルミの回復魔法で石化を解いた。状態異常回復というヤツだ。
「さて、キョウくんの活躍で二体目も討伐できたことだし、レイが回復次第いよいよ最後の三体目だよ!」
「…蘇生魔法、初めて受けたが…はぁ…こんなキツイのか」
「一級指定を全て討伐…ふふふっ…夢のハンター王はすぐそばだよ!」
四人がレイの体を気遣う中、一人だけ興奮状態のジュナ。そんな彼女を苦笑いして見るパーティメンバー達。
「それでジュナさん。最後の一匹はどんな相手なのでしょう?」
「はいっ、アナシア、待ってましたその質問。それがさ~、全く情報が無いんだよ~ディアボロスに関しては…」
魔王ディアボロス
名前しか知られておらず、容姿や能力の詳細は一切不明。つまりディアボロスと出くわして生還した者がいないという事になる。
「こればかりは…諦めるか?」
「いーやーだ!ここまで来たんだもん!絶対見つけて討伐してやるんだから!」
「カイロン、ジュナはこういう性格なの知ってんだろ」
「そうだったな」
皆が作戦会議をしながらレイを看病する中、俺は一人メデューサの死骸の前に来ていた
(やっぱり…コイツにもある)
メデューサの死骸の傍ら、キマイラの時と同じようにビー玉サイズの球体が落ちている。拾い上げると案の定、俺の体に吸い込まれて消えてった。
「四大王者の加護」
これは一級怪奇の体を支え、力を保つための核のようなもの。触れれば誰だろうと能力を受け取る意思さえあれば受け取ることができる。一級を倒した褒美のようなものだろう。
さて、ここで問題だ。
これを手にした時「四大王者の加護」と言う名前が確かに頭に入ってきた。皆は次の一級怪奇で最後だと思っている。俺も思っていた。しかし、この名前を聞いた時、次を倒しても、まだ次があるのだと俺だけが確信してしまった。
蛇王の加護獲得
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石化魔法
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