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日常

初めての回転する生魚【行くの確定編】

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☆●◇■△▼とある数日前の会話▽▲□◆○★

「鬼ーちゃーん」
「んー?どうしたー心美ー。あと、予測変換間違っとるぞーお前ー。誰がオーガだー?誰が」
「おーが~?」
「あー、何でもない。忘れてくれ。で、何の用だ?」
「これなぁにー?」

 心美が指さした先にあったのは居間のテレビ。そして、そこに今映っているモノは。

「あぁ、なんだ。回転寿司か」
「かいてんずし~?」
「心美、行ったこと無いのか?」
「うん」

 俺の質問に心美は頭をコクリと下げ頷く。あぁ可愛い。

「…行ってみるか?」
「いいの?」
「まぁ、今度のバイト代が入ってからだけどな」
「いくーっ!」

 両の握り拳をバンザイと言わんばかりに家の天井に向かって突き出す心美。相変わらず元気に返事を返す良い子だ。あぁ可愛い。
 という訳で心美を回転寿司屋に連れて行く事がこの日決定されたのであった。





 …おい誰だ今ロリコンって言ったヤツ。





☆●◇■△▼そして今▽▲□◆○★





「ほら、着いたぞ。ここだよ心美」
「わー。おきゃくさんいっぱいいるー」
「まぁ、休日の昼時だからなー…」

 ちょうど一番混む時間帯に到着してしまったようだ。寿司を食いに来た他のヤツらが既に行列を作っており、入り口の外まで順番待ちの客で溢れかえっている。これでは当分の間、寿司にありつけそうに無い。

「んー…もう少し来る時間ずらせば良かったなぁ…」

 と、今更後悔しても仕方がない。近くに時間を潰せそうな店は…。

①コンビニ
②パチンコ
③ゲームセンター
④ファストフード店

 まぁ、④は無しだろう。これから飯を食おうと言うのに腹を膨らませてどうする。
 ②も無しだ。心美に悪影響というのもあるが、高校生が幼女を連れてパチ屋に入店するなんて、その絵面だけで色々と問題視されそうだ。
 ③は…パチンコよりはまだマシかもしれんが、これも②と同様。俺はともかく心美に悪影響を及ぼす可能性がある。

「となると、消極的に無難な①になるのか…」
「いち~?」
「あぁ、いや、何でもない。気にしないでくれ」
「…?」

 コンビニか…。誰が、どんなヤツがいてもおかしくないありふれたスポットだ。変なヤツと遭遇するのだけは勘弁して欲しいところだ。

To Be Continued…とか言ってみる。
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