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第一章 旅の始まり
クロジャッカル再び
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「2匹…3匹…」
ポックは長い耳をピンとさせて辺りをうかがう。
レオンたちには何も聞こえないが、ポックの異変にはダンも気づいた。
「近づいてくる」
ポックは鼻をひくひくさせた。
「この足音、匂いは…クロジャッカル!」
ポックが言い終わるか言い終わらないうちに目の前に黒い影が横切った。
銀色の目が6つ。
昼間のクロジャッカルだろうか。今度は子分を2匹連れている。
レオンがブーメランに手をかけた。
しかし、それをダンは制止した。
「ここは任せといてくれ。同じ失敗は繰り返さない。」
ダンはそういうと指をパキパキ鳴らして立ち上がった。
「俺の必殺技、見せてやるよ」
レオンとクロジャッカルの間に割って入ったダンはニッと笑ってレオンを振り返り見た。
そして再びクロジャッカルに視線を戻す。
「昼間のお返しだ」
ダンはサッと構える。
肩の筋肉が盛り上がり、腕の筋肉も一回り大きくなったように見えた。
そんなダンをクロジャッカルたちはだらしなく口を開いてよだれを垂らして見ている。
「晩御飯だぁ♪」ぐらいに思っているのだろうか。
と、次の瞬間。
ダンは信じられない跳躍を見せた。
空に吸い込まれるような特大ジャンプ。
あの大きな身体がどうやったらあんなに跳ぶのだろうと思う位のジャンプから豪快な回し蹴りが放たれる。
ドスッ、ドスッ、ドスッと鈍い音が三つ。
脳天に蹴りを入れられ、三匹とももんどりうって転がった。
「痛そ…」
ポックが傍らで呟いたが、レオンも同感だった。
グエッと苦しそうな声をあげて三匹とも地面に転がった。
しかしボスの一匹は素早く立ち上がると果敢にダンへと向かってきた。
その動きはなんともトリッキーで、稲妻のように左右に振らしながら飛びかかってきた。
しかしダンはそのクロジャッカルの動きを完璧に予期していた。
襲い来るクロジャッカルをサッとかわした。
そしてすれ違いざまに目に見えるか見えないかという速度で拳を二、三発脇腹にヒットさせた。
グエッ!とうめいたクロジャッカルのボス。
すかさずダンは足を振り上げ、豪快なかかと落としをボスの脳天に叩き込んだ。
「すごい…」
レオンは感嘆して一瞬声をつまらせた。
恐らくあのかかと落としでクロジャッカルの頭蓋骨は粉々になっただろう。
圧倒的なパワーとスピード。
鮮やかな身のこなしは美しさすらあった。
旅の武道家は伊達じゃない。
レオンはそう思った。
ボスを倒された子分たちはキャンキャンと気弱く鳴きながら森の中に逃げ込んでいった。
森の奥に響くクロジャッカルの声が遠退くと、ダンはやっとフーッとゆっくりと息をはいた。
レオンが駆け寄るとダンは肩で息をしている。
「大丈夫、もう死んでる」
ダンはクロジャッカルの死体を見下ろしてそれだけ言った。
傷口が開いたのだろう。
身体中から汗が吹き出し、顔色もよくない。
息もかなり荒いようだ。
「ちょっと…無茶しすぎたかな…」
ダンは痛々しい笑顔でそう言った。
「凄かった。…確かに無茶するね…。」
レオンも笑った。
ダンは安心したのかその場で膝をついた。
「熱い…」
レオンは呟く。
傷口が開いて熱を持っている。
すぐに手当てをしなくては。
「ちょっとダン、あっちまで頑張れる?」
そう言って肩を貸す。
レオンはすぐに傷の手当てを始めた。
家からありったけの薬草は持ってきている。
川で布を洗い、薬草をくるむとしぼりながら傷に塗り込んでいく。
ポンポンと叩くようにして傷口に薬液を染み込ませた。
しみるようで、ダンは顔を歪める。
「今までこんな無茶して一人で旅をして来たんだね。よく今まで生きてたもんだ」
レオンはあきれたように笑っていう。
「くっ…、まぁ…、まだ始めたばっかりだったけどな」
ちょっとだけ無理して笑って見せる。
レオンはギュっと布をしぼると、
「明日はマクベスに向かうんだよね?」
と聞く。
そして布を背中の大きな傷に張り付けた。
ダンはよほどしみたのだろう。
「!! くー…しみるーっ。あそこは世界の情報が集まる城下町。手始めにマクベスの街へ行こう。」
指をひくひくさせてしみるのに耐えている姿はなんだか子どもみたいだ。
思わずレオンは笑ってしまったが、きちんと座ると、
「じゃあ今日はゆっくり休んで。明日から長い旅が始まるんだから。僕も旅の薬師になるんだね。旅の武道家と薬師のコンビだけれど、これからよろしくお願いします!」
レオンはおどけて、それでもきちんと頭を下げた。
そして笑った。
さっきまでの絶望感は少しだけ薄れたような気がした。
ダンも少しだけ安心したように笑った。
「で、このクロジャッカル、どうする?」
ダンはそういえば、と困った顔をした。
このまま放っておけば、他のモンスターや野獣たちが死体の腐敗臭に誘われて群がってくるだろう。
そのままにはしておけない。
「はいっ、これで傷はOK。そうだね、燃やして埋めた方がいいと思う。あっ、でもこいつの牙は毒があるけど薬の原料にもなるからもらってもいいかな?」
レオンはそう言うと小さなナイフを取りだし、手早い仕草で四本の牙を抜いた。
「毒に気を付けろよ」
ダンは心配そうに言った。
「大丈夫、はじめてじゃないから。こうやって布で牙をくるんでナイフで根本から…」
レオンは説明しながらすぐに四本の牙を抜き終わった。
そして丁寧に布でくるんでひもで縛り、麻の大きな袋の中に放り込んだ。
毛皮も何かの役に立つかもしれないと丁寧な作業で剥ぎ取った。
「かなり凄惨な光景だな…」
ダンはちょっと目を背けたがレオンは「そう?」とあまり気にしていない様子だった。
たんたんと作業を進める。
「よし、じゃああとは死体の処理だね」
そう言うとレオンはクロジャッカルの巨体を引きずるようにして運ぶ。
ダンは慌てて手伝おうとしたが、レオンは止めた。
「あっ、傷口が開くからおとなしくしといて。それにこいつ、爪にも毒があるから、担いだりしたら逆に危ない」
そう言いながらクロジャッカルを少し離れた場所まで引っ張っていく。
川原の石がゴロゴロしているところまで来ると、石をどけてクロジャッカルが収まるほどの窪みをつくる。
その窪みにクロジャッカルを転がした。
それから近場の枯れ葉を集め、明かり用の油を少しかけて火をつけた。
焼ける匂いがダンたちの辺りにいかないようにかなり風下まで引きずったが、大丈夫だろうか?
あとは火が消える頃にはきれいに骨だけになっているだろう。
火が消えて朝になったら窪みを埋めておけばいい。
レオンの手早い動きにダンは舌を巻く。
「すごいな…」
「さっきのダンのまわし蹴りよりかなり地味だけどね」
そう言って笑うとポックを抱き上げるとダンの近くに腰かけた。
「他にどんな技があるんだ?まだ何か隠してるんだろ?」
ダンは面白そうに笑うとレオンを覗き込んだ。
「何もないよ。…あっ…」
ふと気づいたようにレオンはポックを見た。
「どうした?」
ダンもポックを覗き込む。
「これも不思議な技のひとつ。僕、ポックと話が出来る」
ポックをダンの前に差し出す。
「ホントに?!」
驚くダン。
それはそうだろうね。
「うん。ホントに。そして僕の周りでは僕だけだったよ。みんなポックの言うことは分からない」
そう言うと、ポックをダンの顔の目の前まで持っていった。
ポックは「やぁ!」と声をかける。
だが、ダンは分からないようだ。
「今、『やぁ!』って言ったよ。ちなみにクロジャッカルが近づいていたことにいち早く気付いていたのはポック。ポックが教えてくれたんだ」
そう言ってポックを撫でる。
「そうなのか。全然気づかなかった。ソワソワしていたのは気づいてたけど…」
と、ダンは言った。
どうやらポックの言葉は届いていなかったらしい。
残念…。
「ホント、何で僕だけ話せるんだろう?」
レオンは首をかしげるが、答えはでなかった。
ポックは長い耳をピンとさせて辺りをうかがう。
レオンたちには何も聞こえないが、ポックの異変にはダンも気づいた。
「近づいてくる」
ポックは鼻をひくひくさせた。
「この足音、匂いは…クロジャッカル!」
ポックが言い終わるか言い終わらないうちに目の前に黒い影が横切った。
銀色の目が6つ。
昼間のクロジャッカルだろうか。今度は子分を2匹連れている。
レオンがブーメランに手をかけた。
しかし、それをダンは制止した。
「ここは任せといてくれ。同じ失敗は繰り返さない。」
ダンはそういうと指をパキパキ鳴らして立ち上がった。
「俺の必殺技、見せてやるよ」
レオンとクロジャッカルの間に割って入ったダンはニッと笑ってレオンを振り返り見た。
そして再びクロジャッカルに視線を戻す。
「昼間のお返しだ」
ダンはサッと構える。
肩の筋肉が盛り上がり、腕の筋肉も一回り大きくなったように見えた。
そんなダンをクロジャッカルたちはだらしなく口を開いてよだれを垂らして見ている。
「晩御飯だぁ♪」ぐらいに思っているのだろうか。
と、次の瞬間。
ダンは信じられない跳躍を見せた。
空に吸い込まれるような特大ジャンプ。
あの大きな身体がどうやったらあんなに跳ぶのだろうと思う位のジャンプから豪快な回し蹴りが放たれる。
ドスッ、ドスッ、ドスッと鈍い音が三つ。
脳天に蹴りを入れられ、三匹とももんどりうって転がった。
「痛そ…」
ポックが傍らで呟いたが、レオンも同感だった。
グエッと苦しそうな声をあげて三匹とも地面に転がった。
しかしボスの一匹は素早く立ち上がると果敢にダンへと向かってきた。
その動きはなんともトリッキーで、稲妻のように左右に振らしながら飛びかかってきた。
しかしダンはそのクロジャッカルの動きを完璧に予期していた。
襲い来るクロジャッカルをサッとかわした。
そしてすれ違いざまに目に見えるか見えないかという速度で拳を二、三発脇腹にヒットさせた。
グエッ!とうめいたクロジャッカルのボス。
すかさずダンは足を振り上げ、豪快なかかと落としをボスの脳天に叩き込んだ。
「すごい…」
レオンは感嘆して一瞬声をつまらせた。
恐らくあのかかと落としでクロジャッカルの頭蓋骨は粉々になっただろう。
圧倒的なパワーとスピード。
鮮やかな身のこなしは美しさすらあった。
旅の武道家は伊達じゃない。
レオンはそう思った。
ボスを倒された子分たちはキャンキャンと気弱く鳴きながら森の中に逃げ込んでいった。
森の奥に響くクロジャッカルの声が遠退くと、ダンはやっとフーッとゆっくりと息をはいた。
レオンが駆け寄るとダンは肩で息をしている。
「大丈夫、もう死んでる」
ダンはクロジャッカルの死体を見下ろしてそれだけ言った。
傷口が開いたのだろう。
身体中から汗が吹き出し、顔色もよくない。
息もかなり荒いようだ。
「ちょっと…無茶しすぎたかな…」
ダンは痛々しい笑顔でそう言った。
「凄かった。…確かに無茶するね…。」
レオンも笑った。
ダンは安心したのかその場で膝をついた。
「熱い…」
レオンは呟く。
傷口が開いて熱を持っている。
すぐに手当てをしなくては。
「ちょっとダン、あっちまで頑張れる?」
そう言って肩を貸す。
レオンはすぐに傷の手当てを始めた。
家からありったけの薬草は持ってきている。
川で布を洗い、薬草をくるむとしぼりながら傷に塗り込んでいく。
ポンポンと叩くようにして傷口に薬液を染み込ませた。
しみるようで、ダンは顔を歪める。
「今までこんな無茶して一人で旅をして来たんだね。よく今まで生きてたもんだ」
レオンはあきれたように笑っていう。
「くっ…、まぁ…、まだ始めたばっかりだったけどな」
ちょっとだけ無理して笑って見せる。
レオンはギュっと布をしぼると、
「明日はマクベスに向かうんだよね?」
と聞く。
そして布を背中の大きな傷に張り付けた。
ダンはよほどしみたのだろう。
「!! くー…しみるーっ。あそこは世界の情報が集まる城下町。手始めにマクベスの街へ行こう。」
指をひくひくさせてしみるのに耐えている姿はなんだか子どもみたいだ。
思わずレオンは笑ってしまったが、きちんと座ると、
「じゃあ今日はゆっくり休んで。明日から長い旅が始まるんだから。僕も旅の薬師になるんだね。旅の武道家と薬師のコンビだけれど、これからよろしくお願いします!」
レオンはおどけて、それでもきちんと頭を下げた。
そして笑った。
さっきまでの絶望感は少しだけ薄れたような気がした。
ダンも少しだけ安心したように笑った。
「で、このクロジャッカル、どうする?」
ダンはそういえば、と困った顔をした。
このまま放っておけば、他のモンスターや野獣たちが死体の腐敗臭に誘われて群がってくるだろう。
そのままにはしておけない。
「はいっ、これで傷はOK。そうだね、燃やして埋めた方がいいと思う。あっ、でもこいつの牙は毒があるけど薬の原料にもなるからもらってもいいかな?」
レオンはそう言うと小さなナイフを取りだし、手早い仕草で四本の牙を抜いた。
「毒に気を付けろよ」
ダンは心配そうに言った。
「大丈夫、はじめてじゃないから。こうやって布で牙をくるんでナイフで根本から…」
レオンは説明しながらすぐに四本の牙を抜き終わった。
そして丁寧に布でくるんでひもで縛り、麻の大きな袋の中に放り込んだ。
毛皮も何かの役に立つかもしれないと丁寧な作業で剥ぎ取った。
「かなり凄惨な光景だな…」
ダンはちょっと目を背けたがレオンは「そう?」とあまり気にしていない様子だった。
たんたんと作業を進める。
「よし、じゃああとは死体の処理だね」
そう言うとレオンはクロジャッカルの巨体を引きずるようにして運ぶ。
ダンは慌てて手伝おうとしたが、レオンは止めた。
「あっ、傷口が開くからおとなしくしといて。それにこいつ、爪にも毒があるから、担いだりしたら逆に危ない」
そう言いながらクロジャッカルを少し離れた場所まで引っ張っていく。
川原の石がゴロゴロしているところまで来ると、石をどけてクロジャッカルが収まるほどの窪みをつくる。
その窪みにクロジャッカルを転がした。
それから近場の枯れ葉を集め、明かり用の油を少しかけて火をつけた。
焼ける匂いがダンたちの辺りにいかないようにかなり風下まで引きずったが、大丈夫だろうか?
あとは火が消える頃にはきれいに骨だけになっているだろう。
火が消えて朝になったら窪みを埋めておけばいい。
レオンの手早い動きにダンは舌を巻く。
「すごいな…」
「さっきのダンのまわし蹴りよりかなり地味だけどね」
そう言って笑うとポックを抱き上げるとダンの近くに腰かけた。
「他にどんな技があるんだ?まだ何か隠してるんだろ?」
ダンは面白そうに笑うとレオンを覗き込んだ。
「何もないよ。…あっ…」
ふと気づいたようにレオンはポックを見た。
「どうした?」
ダンもポックを覗き込む。
「これも不思議な技のひとつ。僕、ポックと話が出来る」
ポックをダンの前に差し出す。
「ホントに?!」
驚くダン。
それはそうだろうね。
「うん。ホントに。そして僕の周りでは僕だけだったよ。みんなポックの言うことは分からない」
そう言うと、ポックをダンの顔の目の前まで持っていった。
ポックは「やぁ!」と声をかける。
だが、ダンは分からないようだ。
「今、『やぁ!』って言ったよ。ちなみにクロジャッカルが近づいていたことにいち早く気付いていたのはポック。ポックが教えてくれたんだ」
そう言ってポックを撫でる。
「そうなのか。全然気づかなかった。ソワソワしていたのは気づいてたけど…」
と、ダンは言った。
どうやらポックの言葉は届いていなかったらしい。
残念…。
「ホント、何で僕だけ話せるんだろう?」
レオンは首をかしげるが、答えはでなかった。
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