積もるのは嘘と気持ちと

どんころ

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呆然としたままホテルの床に座り込む。

どうして。
だって、さっきわかったって…。

僕の人生なんて、そんなものか。
涙が次から次へと溢れていく。
こんなに泣いたのは初めてかもしれない。

もし、神様がいるなら、僕の感情を全て奪ってくれないだろうか。
もう何も感じたくない。
できることならロボットになりたい。

すぐ横のベッドに横たわるとサイドテーブルに何か置いてあるのに気づく。

それは蓮くんからの書き置きだった。

そこには

本当にごめんね
会計は済んでるから
大好きだよ

と書かれていた。

きっとこの優しい人もごめんねと言いながら傷ついているそんな心苦しそうな文字だった。
本当にごめんなさい。
どうして彼の運命が僕だったのだろう。
こんな僕で、ごめんなさい。
ありがとう


蓮くん


さようなら。

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