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ーー損害賠償の戦い

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教会、ベストナイン、ファースト・ワンの手記より

ーー目の前のできた巨大な湖、これが人間ができるものではないのは明白、それは敵は魔王の配下にあることは明白であった。しかし、これが我々の上空で起きたとしたら…ぞっとする


全滅…


一瞬で、10万もの軍勢が消滅するほどの破壊力。

こんな神域とも言える攻撃に対処することはできない。

法王様がいらっしゃらなくてよかったと思える程、しかも、諸国連合の連中は既に逃げ出している。それは仕方ない。基本的に戦争に駆り出されるのは、騎士だけでなく、その他の雑兵は、基本的に農民が閑散期にアルバイトして参加するものだ。つまり、このの10万の軍全の内約半分は、雑兵なのだ。

だから、既に脱走兵が出始めている。

それは自然の摂理なのだが…それよりも…

手記はそこで終わっていた。


「爆睡中ですね」

「その通りですね。聖女様」

そう…私は、各部隊の食料に、催眠の魔力をこめていたのだった。しかし、ここまでとは

全員が爆睡になるとは…

そんなことを考えている暇はない。すると

「聖女様…この後はどうされるのですか?」

「全員…元の位置に戻します」

「はい?」

同行した武官は、眉間にしわを寄せ、怪訝な表情で私を睨んでいる。

「今回の作戦は、私の作戦が承認されています」

「その通りですが、ここで、全滅させておけば、今後の憂いをたてるかと」

「ですから…食料に細工をしているのです。その上で彼ら(軍)をそれぞれの国へ戻すのです」

「わかりました。それではお願いします」

こうして私は、全軍を元の国へ送り返したのだった。目を覚ました諸国連合はわが目を疑ったのだった。更に、従軍されていた兵士たちは従軍はできないと抵抗したことは言うまでもなかった。ただ、教会の騎士団を除いて


こうして、10万もの脅威は何とかなったのだが、やはり、教会の騎士団3万は再度攻めてきたのだった。






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