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ーーー私はどこ?ここは誰?

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「フリージア!!」

喜びMAXで私に抱き着いてくるこのおっさん。だれ?そして、その横で泣いているおばさんも

「ちょ…ちょっと!!離してよ!!」

おっさんを振り払うと

「フリージア?」

「あなたたちは誰?それとここはどこなのよ」

「フリージア?」

目の前のおっさんとおばさんは困惑した表情を浮かべている。

「フリージア!!お父さんだよ」

「お母さんだよ!!」

いきなりお父さんだとかお母さんだとか言われても理解に苦しむ。ここは本当にどこなんだろう?

「本当にわからないのか?」

軽くうなずくと、二人は慌てて部屋を後にした。そして、私はあることに気が付いた。

私は誰?

すると二人は数枚の絵をもってやってきた。

「こここ…これが、お前だフリージア」

そこにはきれいな服を着てにっこりと笑みを浮かべている女性の姿が描かれていたんだけど

「これのどこが私なのよ」

するとおばさんが鏡持ってきた。すると、そこにはさっきの絵に映っていた人物がそこにいたのだった。

「これでわかったか?フリージア」

そう言われても、この絵に描かれた人物と私は多分一緒なのだろう。としか言えない状況と二人の説明から、私の名前はフリージア・ドラボールそして、目の前にいるおっさんとおばさんが私の両親、中流貴族の娘であるということを知ったのであった。

***

丁度その頃、クラリス郊外、魔物に襲われている一行があって、すでに魔物に取り囲まれた状態だった。

「エドワード様!!」

「大丈夫だ!!」

「そっち!!」

「え?、ぐぁあああ!!」

一人が魔物に襲われた食べれていた。

「ひっ!!」

「何をやっている!!この!!」

「だめだ!!このままでは全滅だ」

「王子だけでもにがさないと」

「しかし」

当たりを見渡す限り逃げ切れる状態でないことは明白だった。しかし、魔物たちは突如、逃げ出したのだった。

「助かった…のか?」


***

一方、王宮では、

「エドワード様が郊外で魔物と遭遇、現在戦闘中とのことです」

すると王宮筆頭魔導士マーリンが現れた。

「おお!!マーリン、丁度良かった」

「国王様、この国にとてつもない魔力を持ったものが現れました」

「マーリン!!それどころでないのだ、我が息子が魔物に」

するとマーリンは手で国王の言葉を制した。

「国王様。その魔物は逃げておりますので、ご安心を」

「おお!!そうか」

「それよりも強力な魔物を持ったものですが、この国の災いとなるかどうかを調べたいのですが」

「それはお主に任せる」

「では、行って参る」


***

フリージアという名前が私の名前であるということだけがわかっただけて、相変わらず記憶はない。何をするわけでもなく、部屋にいた私は窓の外をじっと見ていた。すると一人の女性が突然と現れ、玄関の方へ歩いてきた。そして、家に入っていった。

すると部屋をノックする音が鳴った。

「お嬢様。応接間へ来てください」

「わかりました」

応接間に出るとさっきの女性が私の方を見た。

「あなたの魔力は強すぎる…」




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