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大胸好好(タァオーパイハオハオ)の謀略

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「R先生は、儲かって仕方ないあるな」

ぽっちゃりとまん丸い顔に鼻の下から細長くピヨンと伸びた髭と丸い眼鏡をして、いつもチャイナ服を着ている大胸好好(タァオーパイハオハオ)の細い目がわずかに開いて私の方をギロリと見た。今、私と魔法使いメグはイーストタウンへ来ている。ヒールポーションとカップ食品を売りに来ているのだ。そんな私たちに大胸好好(タァオーパイハオハオ)が話しかけてきたのだった。

「いえ・・そんな訳でもないです」

「いやーそれでも、1週間でヒールポーション1000個に高級カップ食品500食とはすごいあるよ~。それに、魔法使いメグを雇ったんだって~すごいあるよ~本当に~」

確かにそうなんだけど、今やウサドンとメグ、そして、ゴブリン100体ほどと、モンスターR28体がヒールポーションとカップ食品の生産に従事していたのだ、そんなことはどうでもいいんだけど、実は横にメグは、私たちの他愛もない会話にかなり苛立っていた。

「そんなことより早くゴールドを渡しなさい」

彼女が睨んだ瞬間

「わ・・・わかったあるよ」

ようやく他愛もない会話も終わり、お金を受け取った私は、直ぐにそのお金の半分にし、メグわたし、残り半分を魔法袋にしまい込んだ。そして、便利屋(コンビニ)へ行って。みんなの分のカップ食品を購入して、帰途についた。

 盗賊が現れた。

こんな文字が画面に現れた。するとマップ画面に変わらずにいきなり戦闘画面に切り替わった。何故だろう?とおもっていると相手は、盗賊親分Aと盗賊A剣士、盗賊B魔導士、盗賊Cお笑い担当といった具合の訳の分からない連中が10名も現れた。すぐに、私とメグは戦闘態勢に入った。

 「どうせ、雑魚よ。一発でやっつけるわよ」

 「そうね!!真空刃」

 私は、両手で三角形を作り、真空刀刃の構えをした。そして、真空刃を撃った。

「ぐあ・・」

 すると魔力全開でやったせいか、目の前にはバラバラ死体の山が出来た。

「う・・・」

 目の前の光景を見て思わず気持ち悪くなった。瞬間、スコーンと頭に黄色いメガホンが飛んできた。

 HP2下がりました。

「何やっているのよ!!もう少し手加減しなさいよ。じゃないと黒幕わかんないじゃない」

私の首元を掴んでぶんぶんと振りまわすメグになすすべなく、ふりまわされているんだけど・・

「だって・・・一発で、やっつけろって」

私の一言にメグの手が一瞬止まった。しかし、次の瞬間、私は再び振り回されるのであった。

「だってじゃない!!限度ってものがあるでしょう!!限度ってものが!!」

「すみません・・」

「明日から、特訓ね!!」

「ええ!!」

「ええ!!じゃない・・」

そんな会話をしている私たちの後ろでさっきの光景を見て、冷汗をたらしている大胸好好(タァオーパイハオハオ)

「いや~出て行かなくてよかったあるよ・・・」

こうして、私たちの知らないところで大胸好好(タァオーパイハオハオ)の謀略は終わったのであった。

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