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転校生
しおりを挟む2学期
学校へ来るといつのもメンバーが迎えてくれた。相変わらず背の低い俺を取り囲む彼女達、真っ先に天野さんが抱き着いてきた。
「会えなくて、寂しかったんだから~」
「恵ちゃんずるい」
山田さんが俺に抱き着いてきた。
「恵ちゃん、この間も抱き着いていたでしょう」
すると井上さんが
「そう言う山田さんもちゃっかり抱き着いているじゃない」
「わかった・・一人づつハグするから」
「はぐって?」
こうすることと一人ずつハグしていくと、
「ひゅーひゅー熱いね!!」
川村と三宅が冷やかしてきた。しかし、そんなことはムシムシ岡田さんと抱き着いた時にちゃっかりとお尻を触っていた。すると
「学校じゃ、ここまでよ」
岡田さんはそっと呟いていた。
「熱いね・・・お二人さん」
二人が言っている横で今度は太田さんと抱き着いて見せると
「え・・?うそ・・」
川村の顔色が変わった。そして、井上さんに抱き着くと
「う・・・」
どうやら彼らも思春期らしい。顔が蒼くなっていた。
「どうしたんだ?たかがハグしたぐらいで」
呆然としている二人を更に驚かせたのは
「佐藤くーん。会いたかった」
小宮山さんまで現れてハグをしたことだった。
そして、朝の会が始まった・・・
そこで・・
転校生の紹介があった。
「小林凛音です。神奈川県から転校してきました。よろしくお願いします」
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