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銭湯で

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今回は、コーチとその友達が練習を終わった後に天野さん達の紹介で銭湯へ行った時の話です。よって、俺達は、出てきませんので、前もって言っておきます。

「あ~生き返るぅ~♡」

バシャバシャと音を立てながら湯船で背伸びをする涼子

「紗理奈・・・どうだった?」

チャポーンと水の音が響く湯船でチャプチャプと水音を鳴らしている紗理奈に涼子が話しかけたのだった。

「うーん・・・ま・・・あんなものでしょ」

「そうよね。なんだかんだ言っても小学生だもんね」

涼子は腕を伸ばしながら話をしている。

「うーん。でも・・」

「でも?どうしたの?」

腕伸ばし運動を途中でやめた涼子は、バシャバシャと紗理奈に近づいた。

「キャプテンだけは、少し骨がありそうね」

「あっ?紗理奈のボールを最後にバットに当てた。けど、紗理奈結構ボール投げてたし、偶然よ。偶然」

バチャバチャと水音を立て否定する涼子に、考え込む紗理奈は

「けど、あの子だけよね。多分私がど真ん中のストレートに投げてたのに気付いていたの」

「そんな訳ないわよ。本当に偶然よ。たまたま、出したバットに当たっただけよ。現に、バット落としてたじゃない」

「そうかな~」

「紗理奈は考え過ぎよ。それより、あのキャプテンの佐藤って名前の子、5人も女の子を連れて来て、女たらしなのかしら」

「そうよね・・・最初、私を見た瞬間、女の子たち、目の色変えてたもん」

「あの佐藤くんって小さいけど、何かあるのかな?」

「ひょっとして、ちんちんが大きかったりして」

「きゃはは・・・そんな?」

「今度見て見る?」

「どうやって?」

「あの子の身長だと多分、低学年でも通用するわよ」

「ひょっとして?ここ?」

「そう・・今日だって、私たち貸切みたいだし、この時間だったら。できるんじゃない?」

「涼子・・・勇気ある~」

「何言ってんのよ。あんたこそ、見て見たいでしょ」

「そんなことないわよ~でもちょっと興味あるかな~ところであの子童貞かしら?」

「童貞にきまってるわよ」

「ひょっとしたらあの子達の中で誰かと既にエッチしてるかも」

「あんな小ちゃいのに」

「今時の小学生は分からないから」

「やっぱ、気になる~」

「調べてみる?」

「どうやって?」

などとガールズトークが話されていたことなんて、俺は全く知る由もなかった。

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