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球技大会
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あの後、体育の授業で何度も先生に叱られながらも、俺は、四谷のアシストをやっているんだが、わがままなあいつは、結局一人で、暴走を始めてしまう。まるで、エ〇ンゲリオンが暴走したように、勝手に突進して、相手に簡単にボールを捕られてしまう。これが授業だからいいものの、球技大会だと致命的だった。
ちなみに球技大会は、4クラスで行われ、2回勝てば優勝と案外簡単なものなのだが、他のクラスには小山君や江藤君がいて、彼らの運動神経も侮れない。かと言って、この状況を打破する手段は、唯一、四谷君に改心をしてもらうほかなかった。しかし、彼は改心をすることなく球技大会を迎えることになった。
大会当日
前半のメンバーは、中田君、中村君の中々コンビのアシストに俺ということことに、そして、後半は、四谷君のアシストをすることになった。これは、俺の体力を考慮しての様だった。前半は、中々コンビのアシストということで、俺の体力を温存できる。しかも、得点力も高かった。そして、この攻撃をこの頃流行ったロボットアニメを参考に俺たちは、”ジェットストリームアタック”と呼んだ。
キックオフ
相手チームのボールで始まったこの試合、最初は押されたけど、ディフェンダー外やんの意外な活躍でボールを捕ると俺にパスが回ってきた。少しドリブルで前進すると俺の周りに敵が集まって来る。この頃合いを見て中田君へパスをし、前へ走り出した。すると中田君が
「中村!!佐藤!!」
「「おう!!」」
「行くぞ!!」
「「「ジェットストリームアタック!!!」」」
俺達はそう叫んで敵陣へと切り込んでいった。
中田君がしばらくドリブルをして、敵を集めるとボールを左側を走っている。中村君へパス。すると同時に中村君の方に敵は集まっていく、中村君もしばらくドリブルをして、今度は右サイドを走っている俺に大きくパスした。すると中村君に集まっていた。連中は、あきらめて、バックし、その代わり中田君についていた敵が、俺の方へ集まってきた。こうして、俺がしばらくドリブルで駆け上がると中田君がゴール前でフリーになっていた。そこへパスをすると見事にゴールを決めたのだった。
1点先取後、相手チームのキックオフから試合が再開する。もちろん、俺達はしばらく攻め込まれていた。そして、運よくボールは味方の物となってゴールラインを越えて、ゴールキックから再開した。
そのボールは、外やんから絹やん、そして、中村へわたり、最後に、中田へボールが渡った。そして再び、中田が
「行くぞ!!」
それに呼応する俺と中村
「「おう!!」」
「「「ジェットストリームアタック!!!」」」
こうして2点目をゲットしたのだった時に前半が終了した。
2対で迎えた後半、キックオフは当然、相手方から始まった。相変わらず暴走する四谷は何を考えているのか・・・敵のボールめがけて走り出したのだった。当然、軽くパスで交わされ
「くそ!!」
とか言いながら、そのボールを追いかけて行く、横で見ていて疲れないのだろうか?と思うほど走り回っている。しかも、全てが無駄に・・・そんな時矢部っちが敵のボールをカットすることに成功した。そして、そのボールを前線の俺に送ってくれたのだった。そして、俺はドリブルで上がっていくと、俺のほぼ真横を四谷は相変らず並走してくる。そして、
「俺にパスしろ!!」
そんなこと言っているが既に俺と一緒に敵に囲まれてしまっている。丁度、反対サイドに矢部っちが上がって来ていたので、そこへパスを送ると
「なんでパスしないんだ!!お前!!アシストするって言ってたろ!!」
そう叫んで今度は、矢部っ地の方へ走っていった。すると取り囲まれた矢部っちは、わんわん言われて、しぶしぶ、四谷へパスをしたようだった。すると、ボールをもらうとその勢いままに敵陣へ切り込んでいく。
「あ・・ばか・・」
と思わずつぶやいてしまった。それもそのはず、四谷はなんと5人に囲まれていたのだった。俺と矢部っちは完全にフリーな状態だ。すると団子状態となって、どうにもいかずにむざむざと相手にボールを捕られてしまった。すると、相手も直ぐに前線へボールを送ったが、蹴り過ぎたのかそのままゴールキーパーまで届いてしまった。
再び俺たちがボールを支配することができると思っているの?四谷、お前どこにいるんだ?猛ダッシュでゴールキーパーの所まで戻っていった四谷が今度はワンワンとゴールキーパーをしている青木君に文句を言っている。そんなことしているものだから、既に相手は下がるどころか四谷の周りに集まりつつあった。そして、ボールをもらった四谷が再びドリブルで駆け上がろうとしているとすでに取り囲まれ団子状態に、すると何を考えたのかボールを前方へ向け蹴りあげたのだった。
彼の判断は完全に間違っている。それは、その蹴りあげたボールの行方にある。その行方とは最悪の結果だった。目の前の選手に当たったボールは、跳ね返ってそのまま味方ゴールに吸い込まれたのだった。
「ゴール!!」
最悪だ。
俺達は頭を抱えてしまった。あいつ一人のせいで1点を取られてしまった。これからどうするか、そう俺達からのキックオフだ。すると何もわかっていない四谷は、俺に向かって
「直ぐにボールをよこせ!!」
などと言っている。俺は、矢部っちを指さして、左サイドへ思いっきり蹴り込んだ。
「貴様!!」
蹴り込まれたボールはそのままサイドラインを割って、相手チームのボールへ、こうして俺たちは苦しい立ち上がりをすることになった。しばらく、中盤で団子状態になっていて、それを俺は、少し離れて見ていたら、そこへボールがこぼれてきた。
それを素早く取って、後方の村上に送る。そして、普通ならこのボールを村上が前へ蹴りだすのだが、ものの見事に空振りをしてくれた。そして、ボールはゴールキーパーの青木君が抑えることに、そして、ゴールから前線へ送られてきた。村上のボケ方にはズッコケそうになったが、何とか難をのがれた。しかし、小さい俺はボールの落下地点でヘディングの競り合いでは負ける。そこへ四谷まで入って来た。もう少し前まで行けばボールがこぼれてくると前へ走るとポーンと目の前に落ちてきた。しかし、相手のディフェンダーもいる。かれと交差状態でボールを何とかとってドリブルする。残りはディフェンダー3人しかいない見事なカウンター攻撃だ。と思ってドリブルで駆け上がっていく、すると、横から民の歓声が上がっ来た
「行け!!」
そう思った瞬間だった。俺は後ろからスライディングタックルを受けた。しかも、そのタックルした本人はなんと四谷だった。
「ぐぁっ!!」
後ろからタックルを受けて倒れた俺の足には激痛が走った。痛ってーー!!やばい・・・捻挫したかもしれない。そんな俺の姿を見て、タイムがかけられた。そして、負傷した俺は、コートの外へだされ、先生が靴を脱がして足を見た。
「保健室!!」
試合が終了した頃、女子達がやってきた。山田さん、立川さん、天野さんを要する女子達は1回戦は楽勝だったようだ。俺がいないことに気付いた彼女らだけでなく、もちろん、太田さん、小宮山さん、佐野さんも保健室へ駆け込んできた。
「佐藤君!!大丈夫?」
すると保険の先生が
「大丈夫、捻挫もしていないようだし、けど、念のために、球技大会は出場禁止」
こう告げられたころ、俺達の組は何とか1回戦を突破したようだった。グランドへ戻ると先生に話をすると
「しかたないな。お前は見ていろ」
すると村上も調子が悪いと言い出したのだった。彼は、もともと左手を怪我していたので、無理強いはさせられないということだった。一方、俺達は、この休憩時間にあることをやった。それは、殊勲賞のリストバンドを配ったのだった。
俺と四谷を除いて・・・
すると、反対側で、4対0という大差でもう一つのチームが勝ち上って来ていた。
「まじか、江藤と小山がやばい」
しかもその二人は前後半共に出ていたのだった。先生は、中田・中村に前後半に出る様に指示をしたのだった。
ちなみに球技大会は、4クラスで行われ、2回勝てば優勝と案外簡単なものなのだが、他のクラスには小山君や江藤君がいて、彼らの運動神経も侮れない。かと言って、この状況を打破する手段は、唯一、四谷君に改心をしてもらうほかなかった。しかし、彼は改心をすることなく球技大会を迎えることになった。
大会当日
前半のメンバーは、中田君、中村君の中々コンビのアシストに俺ということことに、そして、後半は、四谷君のアシストをすることになった。これは、俺の体力を考慮しての様だった。前半は、中々コンビのアシストということで、俺の体力を温存できる。しかも、得点力も高かった。そして、この攻撃をこの頃流行ったロボットアニメを参考に俺たちは、”ジェットストリームアタック”と呼んだ。
キックオフ
相手チームのボールで始まったこの試合、最初は押されたけど、ディフェンダー外やんの意外な活躍でボールを捕ると俺にパスが回ってきた。少しドリブルで前進すると俺の周りに敵が集まって来る。この頃合いを見て中田君へパスをし、前へ走り出した。すると中田君が
「中村!!佐藤!!」
「「おう!!」」
「行くぞ!!」
「「「ジェットストリームアタック!!!」」」
俺達はそう叫んで敵陣へと切り込んでいった。
中田君がしばらくドリブルをして、敵を集めるとボールを左側を走っている。中村君へパス。すると同時に中村君の方に敵は集まっていく、中村君もしばらくドリブルをして、今度は右サイドを走っている俺に大きくパスした。すると中村君に集まっていた。連中は、あきらめて、バックし、その代わり中田君についていた敵が、俺の方へ集まってきた。こうして、俺がしばらくドリブルで駆け上がると中田君がゴール前でフリーになっていた。そこへパスをすると見事にゴールを決めたのだった。
1点先取後、相手チームのキックオフから試合が再開する。もちろん、俺達はしばらく攻め込まれていた。そして、運よくボールは味方の物となってゴールラインを越えて、ゴールキックから再開した。
そのボールは、外やんから絹やん、そして、中村へわたり、最後に、中田へボールが渡った。そして再び、中田が
「行くぞ!!」
それに呼応する俺と中村
「「おう!!」」
「「「ジェットストリームアタック!!!」」」
こうして2点目をゲットしたのだった時に前半が終了した。
2対で迎えた後半、キックオフは当然、相手方から始まった。相変わらず暴走する四谷は何を考えているのか・・・敵のボールめがけて走り出したのだった。当然、軽くパスで交わされ
「くそ!!」
とか言いながら、そのボールを追いかけて行く、横で見ていて疲れないのだろうか?と思うほど走り回っている。しかも、全てが無駄に・・・そんな時矢部っちが敵のボールをカットすることに成功した。そして、そのボールを前線の俺に送ってくれたのだった。そして、俺はドリブルで上がっていくと、俺のほぼ真横を四谷は相変らず並走してくる。そして、
「俺にパスしろ!!」
そんなこと言っているが既に俺と一緒に敵に囲まれてしまっている。丁度、反対サイドに矢部っちが上がって来ていたので、そこへパスを送ると
「なんでパスしないんだ!!お前!!アシストするって言ってたろ!!」
そう叫んで今度は、矢部っ地の方へ走っていった。すると取り囲まれた矢部っちは、わんわん言われて、しぶしぶ、四谷へパスをしたようだった。すると、ボールをもらうとその勢いままに敵陣へ切り込んでいく。
「あ・・ばか・・」
と思わずつぶやいてしまった。それもそのはず、四谷はなんと5人に囲まれていたのだった。俺と矢部っちは完全にフリーな状態だ。すると団子状態となって、どうにもいかずにむざむざと相手にボールを捕られてしまった。すると、相手も直ぐに前線へボールを送ったが、蹴り過ぎたのかそのままゴールキーパーまで届いてしまった。
再び俺たちがボールを支配することができると思っているの?四谷、お前どこにいるんだ?猛ダッシュでゴールキーパーの所まで戻っていった四谷が今度はワンワンとゴールキーパーをしている青木君に文句を言っている。そんなことしているものだから、既に相手は下がるどころか四谷の周りに集まりつつあった。そして、ボールをもらった四谷が再びドリブルで駆け上がろうとしているとすでに取り囲まれ団子状態に、すると何を考えたのかボールを前方へ向け蹴りあげたのだった。
彼の判断は完全に間違っている。それは、その蹴りあげたボールの行方にある。その行方とは最悪の結果だった。目の前の選手に当たったボールは、跳ね返ってそのまま味方ゴールに吸い込まれたのだった。
「ゴール!!」
最悪だ。
俺達は頭を抱えてしまった。あいつ一人のせいで1点を取られてしまった。これからどうするか、そう俺達からのキックオフだ。すると何もわかっていない四谷は、俺に向かって
「直ぐにボールをよこせ!!」
などと言っている。俺は、矢部っちを指さして、左サイドへ思いっきり蹴り込んだ。
「貴様!!」
蹴り込まれたボールはそのままサイドラインを割って、相手チームのボールへ、こうして俺たちは苦しい立ち上がりをすることになった。しばらく、中盤で団子状態になっていて、それを俺は、少し離れて見ていたら、そこへボールがこぼれてきた。
それを素早く取って、後方の村上に送る。そして、普通ならこのボールを村上が前へ蹴りだすのだが、ものの見事に空振りをしてくれた。そして、ボールはゴールキーパーの青木君が抑えることに、そして、ゴールから前線へ送られてきた。村上のボケ方にはズッコケそうになったが、何とか難をのがれた。しかし、小さい俺はボールの落下地点でヘディングの競り合いでは負ける。そこへ四谷まで入って来た。もう少し前まで行けばボールがこぼれてくると前へ走るとポーンと目の前に落ちてきた。しかし、相手のディフェンダーもいる。かれと交差状態でボールを何とかとってドリブルする。残りはディフェンダー3人しかいない見事なカウンター攻撃だ。と思ってドリブルで駆け上がっていく、すると、横から民の歓声が上がっ来た
「行け!!」
そう思った瞬間だった。俺は後ろからスライディングタックルを受けた。しかも、そのタックルした本人はなんと四谷だった。
「ぐぁっ!!」
後ろからタックルを受けて倒れた俺の足には激痛が走った。痛ってーー!!やばい・・・捻挫したかもしれない。そんな俺の姿を見て、タイムがかけられた。そして、負傷した俺は、コートの外へだされ、先生が靴を脱がして足を見た。
「保健室!!」
試合が終了した頃、女子達がやってきた。山田さん、立川さん、天野さんを要する女子達は1回戦は楽勝だったようだ。俺がいないことに気付いた彼女らだけでなく、もちろん、太田さん、小宮山さん、佐野さんも保健室へ駆け込んできた。
「佐藤君!!大丈夫?」
すると保険の先生が
「大丈夫、捻挫もしていないようだし、けど、念のために、球技大会は出場禁止」
こう告げられたころ、俺達の組は何とか1回戦を突破したようだった。グランドへ戻ると先生に話をすると
「しかたないな。お前は見ていろ」
すると村上も調子が悪いと言い出したのだった。彼は、もともと左手を怪我していたので、無理強いはさせられないということだった。一方、俺達は、この休憩時間にあることをやった。それは、殊勲賞のリストバンドを配ったのだった。
俺と四谷を除いて・・・
すると、反対側で、4対0という大差でもう一つのチームが勝ち上って来ていた。
「まじか、江藤と小山がやばい」
しかもその二人は前後半共に出ていたのだった。先生は、中田・中村に前後半に出る様に指示をしたのだった。
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