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新学期

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あの日から時々女の子たちと会うことはあっても、不思議とHなことをするまでには至らなかった。あれから日々は過ぎたが季節はまだ夏、残暑と言っても9月に入り夏休みも終わり新学期、始業式が終わった途端、山田さんと天野さんが帰ろうとする俺の前に立ちはだかった。いつもなら矢部っち達がバカにしてくるんだけど、今はもうしてこなくなっていた。

「今日、昼から練習あるから」

言っている俺の横を矢部っちはスルーパスして行った。

「2時だろ、ちゃんと行くよ」

その言葉を聞いていた二人は喜んでいた。

「私たちのチームの練習3時からなんだ、だらか、私達も練習見に行っていい?」

「うん。いいけど」

喜んでる二人を見て、NOとは言えないし”やったぁ!!”二人の喜びようはハンパなかったんだけど、すると誰かが俺にドンとぶつかってきた。

「あ・・・悪い・・・」

彼の名は四谷、今日、転校生としてみんなに紹介された人物だった。

「感じ悪い・・」

「そうね」

天野さんがぼそりと言ったんだけど、その横で天野さんのスカートをめくった奴がいた。

「きゃあー!!なにすんよ!!」

「白だー!!天野のパンツは白だ!!」

そう叫んで逃げて行ったのは村上、彼は、クラスでもちょい悪な連中、中田と中村と一緒にいるが普段はあんなことをしない。多分彼らに命令されてやったに違いないと思って、ふと中田と中村を見るとへらへらと笑っていた。するとそれを見ていた立川さんが怒った。

「村上君!!何てことするのよ!!」

「わー!!立川が怒ったぞ!!」

「村上君!!」

山田さんが声を上げる。すると村上は、いつものあほなことを言い出した。

「パン!!ツー!!丸見え、見て・見て・臭い!!わ-!!」

言い終えると村上は逃げ出したのだった。それを怒って立川さんが追いかける。更に村上を追いかけようとする天野さんの肩を掴んだ。

「やめとけ」

「あんなことされて無視できる訳ないでしょ!!」

プンプンと怒っている天野さん、まだ怒りは収まっていないようだ。

「追っかけても無駄だ」

「そうよ」

山田さんも俺とあわせる様に彼女を宥めていると天野さんが追いかけないと分かったのか中田と中村がすぅーっと教室から出て行った。そして、教室には俺達3人なったけど、未だに天野さんは怒って、村上が逃げた方を見ていた。

「逃げちゃったじゃない・・・!!」

「でも最初から追いつかないよ」

「でも・・」

今度はブツブツと文句を言っている彼女のお尻を触った。

「きゃあ!!」

「なにすんのよ!!」

「そんなに怒んないでよ」

「だって!!いきなりお尻触るから!!」

「つい」

「つい?でお尻触る?」

意味不明だと言った顔をして、俺の方を向いて怒っている。これではお尻は触れない。今度は、前を触ろうと手を出す。多分逃げるだろうと思っていると俺の手の動きを見ていたはず彼女は何故か逃げないで、そのままアソコへジャストフィットしてしまった。

ぐにゅ・・

「きゃあん!?」

慌てて腰を引いて股間を手で隠した。

「なんてところ触るのよ」

「ごめんごめん。今のは偶然!!」

「何が偶然よ!!アソコ触ろうとしたでしょ!!」

「うん」

素直に言うと天野さんは顔を真っ赤にして怒り出した。

「いくら佐藤君でも許せないわ!!どういうことよ!!」

「つい・・」

「つい?ですって~!!!」

俺の胸ぐらをつかん訴えてきている顔が近い。そこでぼそりと

「かわいかったから・・つい」

「へ?」

天野さんが約3秒ほど固まったのだった。そんな言葉を聞いて呆然としている天野さんと少し怒っているような雰囲気の山田さんは、じっと俺を睨んでいる。そして、俺は同じ行動をする。両手を組んで仁王立ちしている山田さんの股間へ手の伸ばした。さっきの状況を見れば普通なら腰を引くはずなのだが、何故かそのままでいた。

ぐにゅ・・・

「ひゃん!!」

直ぐに腰を引いて、アソコを抑えた彼女

「もうっ・・・!?」

そんな光景を見た天野さんが元に戻ったようだった。

「やっぱ、佐藤君ってドスケベなんだね。油断も隙もない」

そんなことを言ってくるので今度はおしりを触った。

「もうっ・・佐藤君のエッチなんだから、このエロエロ大魔神」

そんな光景を見ていた普段まじめな山田さんが股間を押さえながら珍しいことを言ったものだから二人して

「フフフ・・」

そんな笑いがこぼれていた頃に立川さんが戻ってきた。

「村上の奴、逃げ足だけは速いわ・・・天野さん大丈夫?あれ?」

ニコニコと笑っている二人を見て不思議そうな顔をして

「どうしたの?」

「なんでもない」

俺の一言に二人は、ニコニコとした笑顔で答えていた。

「「そう・・なんでもない」」














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