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閑話
しおりを挟むあれから数日後、美沙が言ってきたのだ。
「たろちゃん・・・ゴムやめて・・」
そんな美沙の一言に俺も固まる・・・
「でも・・・しないと・・できるし・・・:
すると彼女は軽く顔を振った
「たろちゃんの子供だよ・・・私欲しいの・・」
そんなこと言われても俺は困る・・・それもそのはず、彼女はまだ中学生。そんな彼女が妊娠したなどということを言うものなら、とんでもないことになるのは明白だ。かといって、うるると目に涙を浮かべ俺の方とじっと見つめる彼女にゴムをつけるわけにもいかない。けど、心を鬼にして
「でも、できるとやばいし・・・」
すると美沙は
「だって・・・すれて・・・痛いんだもん・・」
俺の心を串刺しにする一言・・・更に決心したかのような目で俺をじっと見つめてくる始末・・・どうしたらいいものか・・・と思いつつも、何もつけずに、彼女の中へ入っていた。
「たろちゃんの・・・ぬくもりが・・・」
なんて俺の子ことを擽る一言が、今以上に、力を与え硬直していくのがよくわかる。ということは、発射までの時間がない・・・こうして、彼女との濃密な関係が続いたかと思ったのだが、そんな時間はやはり長く続くはずもなく、終わることになった。俺は慌てて引き抜いた。
「う・・・」
その瞬間俺は、初めて美沙の顔面に向けで発射したのだった。
「え?・・・うそ・・・」
そう言って硬直していたのは言うまでもなかった。
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