間違いで始まるストーリー

Seabolt

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ふぅ~

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何とかピッコロに無事着いた恭介・・・

席に行くと

「えっ・・・」と驚く・・・

なんで野村さんまでいるんだ

その驚きの表情を見た野村は、「お邪魔なんで・・」と立ち去ろうとした

「待って。」と止める山本・・・

「いいからそこに座りなさい。二人して・・」と無理やり二人を座らせる山本

「ところで・・」と聞こうとする恭介に

「まって、」と話をさえぎり「何で、るみちゃんがここにいるんかでしょう?」

と言って話を続けた。

「今回は、るみちゃんの協力がいるの。それと、このこと知っているのは、私達3人だけだから。」

「ところでどうするの。」と野村が聞くと

「久保君はフランへ行ったんでしょ。」

「はい。」

「るみちゃんは、フランは、男性客のコーディネートをしていることを、渡辺に聞かれたら言う。」

「はい。」

「それと金曜の晩に、デートでもする?」と唐突に山本が話しだした。

「えっ・・・デート・・ですか?」

この言葉にかなり動揺する恭介・・・

時々、野村をチラっと見ながら困惑の表情を隠せなかった。

「あんなこと言ったんだから、金曜にしないと」

「そうよ、不自然に思われるわ・・」と野村が言う。

「野村さんまで・・・」と困惑する恭介に

「るみちゃん、久保君をしばらく借りるから。」と山本が言うと

「いいですよ、はるかさん。ずーっと借りてて」と冗談ぽく言う野村・・

「大丈夫よ・・・ちゃんと返すから、これが終わったら、久保君と二人で、デートなり何なりうまくやってね。」

野村に気を使う山本に、蚊帳の外の恭介、俺は、品物か?と思いつつ・・・

「まぁ、それは、あとで考えますから。がんばってくださいね・・・はるかさん」

野村はその場を去って行った



「これからどうする?」と山本が聞いてきたので、

「とりあえず飯でもどうです?」と二人で喫茶店を出た

その時、渡辺は、さっきは、ひどい目にあったな~と独り言を言いながら歩いていると偶然二人を見つけた。

「まだ、ついてるねぇ~」と今度は二人の後をつけ出した。

「とりあえず、楽しみましょう」と言い出したのは山本だった。

「そうですね・・」

と二人の時間を楽しんだ。



店を出ると急に恭介が山本の手をつかんだ

「どうしたの?」と聞くと

「なべの奴がついて来てる。」

「そう。」と山本が寄り添ってきた。

そして

「腕組む?」と聞いてきた。

恭介はしばらく考えてると山本がそっと腕を組んできた。

街頭がまばらに照らす中、二人は寄り添って歩いた。

そして

「今日は楽しかったわ。じゃぁ!」と山本が手を上げて言うと

「じゃぁ。後で連絡するから。」と二人は別れた。

「ふ~ぅ」と恭介は息を掃いた。

長い一日だった。
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