間違いで始まるストーリー

Seabolt

文字の大きさ
上 下
14 / 40

喧嘩

しおりを挟む
山本は、とにかく野村と話さなければと野村に何度か声をかけようとした。

しかし

野村には無視されるような状態だった。



しばらくして

「はるかさん。ちょっと」

と声をかけてきたのは野村だった。

二人は、無言で歩き続け・・・・

会社の近くの公園に来ていた・・・・

「ごめんなさい・・」

声を出したのは、山本だった。

その言葉を聞いて野村は、

「ごめんなさい?」と言った後、

「二人で、私を馬鹿にしてたの?」

「そんなつもりはなかったの」

「じゃあ!!どういうつもりなの?」

「どういうつもりって。少しは私の話を聞いてよ!」

山本も少し声をあげた。

「・・・」と疑うような目で山本を見る野村・・・

「あの時、久保君に2時にあの場所に行くように言ったの・・・」

「それで・・?」

「その後、るみに・・・」

「それで、どうして間違えたわけ?あなたとわたし・・」

信じられない顔をして、野村は続けた。

「そうして私を笑いものにしたのね・・・二人して・・」

「るみちゃん、違うってば・・・ただ、二人になる時間を作りたくて・・・」

「そんなことないわ・・!」

野村はまったく聞こうとしない。

山本ももうどうしたらわかってくれるの?と困ってきた。



ある男が二人に近づいているとも気付かずに・・・

野村は腕を組んで、

「この間も、やけに親しそうだったし・・・」

「あれは・・」

「それに、フランで見かけた話をした時も、普通はもう少し・・反応があっても?」

山本に問い詰めた・・・

「それは、関係ないでしょ!」と困ったように答える山本

「ひょっとして、金曜日合コンのあと・・・はるかさんとデートでも・・・」

野村は、怒りにまかし、言ってしまった。

山本は、しばらく黙り込んでしまった。

それを見た野村は、山本を覗き込んで

「あれ?・・・・ひょっとして・・・?」と言おうした時、

「はるか!」と大声がして、男性が近づいてきた。

そして

その男性は、山本を思いっきり抱きしめた・・・

目の前の光景を見て、野村は呆然とした・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

OLサラリーマン

廣瀬純一
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

処理中です...