Love Trap

たける

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3.

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目が覚めた。
最初に見えたのは、床を殴るハンク・スティアの姿だった。

「おい、何してんだよ」

背中が痛い。

「遅いんだよ……!」

そう怒鳴られたノッドは、いきなり不愉快さを味わった。

「いきなり何だってんだ?フィックスはどこだよ?」

自分の事を任せた。なのにフィックスはおらず、代わりにハンクがいる。
ノッドは自身に繋がっている配線を引き抜くと、1歩踏み出した。

「お前のせいだ!お前のせいでフィックスは……!」

怒鳴りながら立ち上がったハンクは、ノッドの胸倉を掴んで涙を零した。

「おい……ちゃんと説明しろよ。フィックスがどうしたって言うんだ?」

鼓動が早くなっている。

「あいつらを……フィックスをサイボーグにしたあいつらを絶対に許さない……!」
「なっ……!」

信じられないようなハンクの言葉に、ノッドは目を剥いた。


──フィックスをサイボーグにだって?嘘だろ?


そう思いはするが、ハンクの様子からして、それは決して嘘ではないのだろう。

「俺はあいつらに復讐する……!お前には俺に協力してもらうからな」

そう言って手を放すと、ハンクは歩き出した。その後にノッドも続き、事情の説明を求めた。

「35日前、俺とフィックスはストレインに呼び出された」

エレベーターに乗り込むと、ハンクは忌ま忌ましい表情で語り出した。




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