ホワイト・ルシアン

たける

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第24章.2組の

2.

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会場を後にし、タクシーで朋樹のマンションへと向かう。その車内、朋樹は俺の手をずっと握ってくれていた。
やがて──マンションに到着して──部屋に入ると、きつく抱き締められ、そのままベッドに運ばれる。

「と、朋樹……?」
「澪さん、自分を汚いとか、まだ思ってる?」


──思ってる。だって俺はさっきまで……


黙って見つめ返していると、朋樹は──やっぱりって呟きながら──ため息をついた。

「そんな事ないって、証明してあげる」
「え?そっ……そんな、駄目だよ!せめてシャワーを浴びさせて?」
「だぁめ!」

そう言って朋樹は──乱暴に俺のジャケットを開き──シャツのボタンを引きちぎらんばかりに外した。緊張が高まる。

「相変わらず綺麗な肌だね……」

そう言って笑うと、朋樹は胸元に舌を這わせてきた。ぬるりとした感触がして、体が小さく跳ねる。

「今日から……オレのとこで一緒に暮らそうよ」

乳首に舌を入念に這わせ──突起させると──朋樹はソレに吸い付いた。何度も強く吸いながら、片方の突起を指先で押し潰すように弄ってくる。

「はッ……あ……」

体に電流のような痺れを感じ始め──返事をする間もない──甘いため息が漏れた。それを聞いた朋樹は、乳首を弄っていた手を腹部へと滑らせ、ズボンの上から股間を揉み始めてくる。

「可愛い……ねぇ、もっと聞かせて」

そう言って更に強く股間を揉まれ、俺は背中を僅かに浮かせ──爪先をピンと伸ばしながら震えると──更に嬌声を漏らした。

「はァッ……あッ……!」

徐々に体が熱くなってくるのが分かる。朋樹の揉みしだくペニスが、濡れて固くなり始めてきていた。

「もっと聞かせてよ」

乳首を吸っていた唇が、首筋に吸い付き、股間を揉んでいた手が、ズボンの中へ差し入れられる。

「あァッ……!あッ」

下着ごしに揉まれるペニスが、痙攣するように震え出した。

「い……やァ……!あはァッ……!」

射精感が高まるにつれ、激しい羞恥が襲いかかって来る。体をよじると、朋樹に押さえ付けられた。

「早く触って欲しい?」

耳元にそう囁くと、朋樹は俺のズボンを膝下までずらした。

「は……やく……」
「うん、オレも欲しい……」

足の間に体を差し入れると、朋樹は足を開かせた。そして下着の上から数度ペニスを揉むと、すぐに手を下着の中へ潜らせる。

「と……もきぃ……」

もう我慢も限界で、俺は朋樹の手を握った。

「おねだり?可愛いね」

下着も膝下までずらされ──露出した下半身が──曝される。クチュクチュと水音が聞こえ、耳まで犯されている気分になった。

「あッあッ……!も……お願い……!あンッ…あァッ!」

全身が震える。更に射精感が増し、俺は嬌声を上げ続けた。

「ひゃァッ……あはッ……あッ……ひッ」
「出していいよ」

その言葉を聞いた途端、我慢出来ずに白濁を放つ。するとその手は精液にまみれ、朋樹はソレを舐めた。

「じゃあ、次は……」

ニンマリと笑った朋樹が、俺の体を回転させ、顔の上に股間を寄せてくる。そして──下着ごとズボンを下ろすと──既に勃起しているペニスを俺の口元に宛がってきた。

「え……?や、やだ……」

顔を左右に振りながら──嫌々をする子供のように首を振り──抵抗していたが、すぐに咥内へとペニスを押し込まれた。驚きに軽いパニックを起こしていると、朋樹が俺の股間の方へ顔を埋めた。

「お互い、くわえっこしようよ」

そう言うと、朋樹は俺のペニスを口に含み──そして慣れた手つきでソレを扱きながら──丁寧に舌を這わせて行く。俺もくわえさせられているものの、朋樹に愛撫され、体を震わせていた。

「んーッ……!んゥ……んッンッ……!」

うまく呼吸が出来なくて苦しい。

「出来ない?ねぇ、してよ」

そう言うと、腰を上下に振ってきた。咥内で朋樹のペニスが擦れ、苦しくて涙が滲む。それでも──応えたいと言う思いで──拙いまでも、舌を動かしてみた。
暫く会話はなく、水音だけが響く。

「ん……ふッ……ん」

口もペニスも苦しくなってきた頃、朋樹がゆっくりと体を起こした。

「そろそろ、欲しくなってきたでしょ?オレも、早く澪さんが欲しい……」

再び体の向きを変える。そして俺の足元に座るなり、俺の両足を抱えて膝上へと引き寄せた。

「澪さん……!」

ペニスが挿入される。

「はァあッ……!」
「ちっとも汚くないからね」

そう言って俺の腰に手を宛がうと、朋樹はペニスを根本まできっちり挿入した。

「ひッ……あッ……!」

歓喜に体が震える。

「動くよ……?」

ニコリと笑うと、朋樹はゆっくりとペニスを引き抜き始めた。そしてギリギリのところで止めると、それを再び突き刺す。その度に後孔はヒクつき、涙が零れた。

「何で泣いてるの?痛かった?」
「痛く……ないよ。ただ……嬉しくて……」

本当にそう思ってくれてるんだって。

「じゃあ、もっと喜ばせてあげる……!」

そう言って朋樹は律動を再開させる。痺れるような熱さが下半身を伝い上がって来た。

「う……あッ……!」
「どう?感じてる?教えてよ」

律動が早まってくると、ベッドが軋んだ音を立て始める。その勢いに、声が抑えられない。

「あッ……い……はッ……あッあンッ……!」

ペニスが激しく抜き差しされ、内壁を擦っている。前立腺が近いのか、小刻みに体が震えた。

「どう?」

水音が、定期的にピチャピチャと鳴り、激しく体を揺さ振られる。シーツを強く掴んだ指が、白くなり始めていた。

「あッあッ……!あァッ!そ……んな……激し……あッあッあッ……!」

やがてペニスが前立腺を捕らえ、その激しい快感に身をよじる。嬌声は止められず、朋樹が更に腰を打ち付けてきた。

「もっと絞めて……」

そう言って俺の足を肩にかけると、朋樹は肩を掴み、律動を更に早めた。肌がぶつかる音が、水音に混じり始める。

「ひァッ……!あッあァんッ……!はッはァッ……あゥんッ……!あンッあンッ!」

体は朋樹を激しく感じていた。
もっと、もっと激しく、強く突いて欲しい。そう思う俺は、なんと卑猥で淫乱なんだろう。そんな事を考えていた。

「あー……気持ちいい……澪さんは、どう?気持ちいい?」

激しく俺を突きながら、朋樹が尋ねてくる。それについて──ゆっくり目を開け、潤んだ瞳を朋樹に向けると──小さく頷いた。

「うァッ、あッあッ……!き……もち……ひィッ……!」
「嬉しい……!オレも気持ちいよ」

そう言って抱き着くと、朋樹は何度も何度も俺を突き上げ、そしてナカで果てた。俺も白濁を放つと、朋樹の背中に腕を回した。




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