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第3章
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ローレンが検死室に降りると、パシッシュはちょうど解剖を終えたのか、ゴム手袋を外したところだった。
「やぁ、ローレン刑事。たった今終わったところだよ」
遺体は綺麗な骨になっていた。
「どうですか?」
「腐ってて明確な死亡推定時期は分からないが、2、3ヶ月は前に死んでたんだと思うよ」
遺体に不審な点はなく、パシッシュは自殺だと断定した。
「指はネズミにかじられていたけど、右小指だけは違った」
そう言うと、パシッシュは再びゴム手袋を嵌め、遺体の右手を握った。
「見てごらん、綺麗な断面だろう?ここだけ生活反応は無かったし、きっと鋭利な刃物で随分前に落としてしまったんだろう」
ローレンの推測は、半ば当たっていた。だが、もうこれ以上確認する事は出来なかった。
「ありがとうございます」
そう言うと、ローレンは重い足取りで検死室を出た。
「やぁ、ローレン刑事。たった今終わったところだよ」
遺体は綺麗な骨になっていた。
「どうですか?」
「腐ってて明確な死亡推定時期は分からないが、2、3ヶ月は前に死んでたんだと思うよ」
遺体に不審な点はなく、パシッシュは自殺だと断定した。
「指はネズミにかじられていたけど、右小指だけは違った」
そう言うと、パシッシュは再びゴム手袋を嵌め、遺体の右手を握った。
「見てごらん、綺麗な断面だろう?ここだけ生活反応は無かったし、きっと鋭利な刃物で随分前に落としてしまったんだろう」
ローレンの推測は、半ば当たっていた。だが、もうこれ以上確認する事は出来なかった。
「ありがとうございます」
そう言うと、ローレンは重い足取りで検死室を出た。
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