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1日目
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喫茶店が閉店してしまい、私はその隣にあるコンビニで時間を潰す──本音を言えば書店がよかったのだが、あいにく近くには見当たらなかった──事にした。おおよその物が揃った店内は、客足がまばらだった。私は迷う事なく雑誌コーナーへ向かい、端から順番に読む事にする。都合よく雑誌コーナーからは、外の景色が眺められるので、私は時折書物から視線を上げ、早瀬タクミの姿がないか確認する事にした。
どのぐらい時間が経ったかは分からないが、窓から見える道路から車両が少なくなっているのに気が付いた。私はと言えば、雑誌コーナーに並べられた書物を──端から端まで──読み終えたところだった。
まだ現れないのだろうかと、道路を挟んで向こうにあるラジオ局を見遣ると、そこの地下から1台の車が現れた。運転しているのが早瀬タクミで──助手席には若い女が乗っている──漸く仕事を終え、帰宅するのだろう。私はゆっくり歩いて行く事にした。家は知っているのだし、急ぐ必要もない。
道路は夜遅い時間なせいか、車よりトラックが目につく。信号も点滅しているものが目立ち、人はほとんど歩いていない。昼間に比べて、凄く静かだった。
どのぐらい時間が経ったかは分からないが、窓から見える道路から車両が少なくなっているのに気が付いた。私はと言えば、雑誌コーナーに並べられた書物を──端から端まで──読み終えたところだった。
まだ現れないのだろうかと、道路を挟んで向こうにあるラジオ局を見遣ると、そこの地下から1台の車が現れた。運転しているのが早瀬タクミで──助手席には若い女が乗っている──漸く仕事を終え、帰宅するのだろう。私はゆっくり歩いて行く事にした。家は知っているのだし、急ぐ必要もない。
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