7 / 56
第1章 天使との契り
7話 練習
しおりを挟む
学園の中のBエリアにある競技場にヒョウガ達はいた。
カナミ達は外でただただ戦いの行方を、じっと見守る。
―――競技場の周りは、安全防御壁が透明ながらも設備されてる。外に出れば傷は癒え無傷の状態にまで回復する。但し心の傷は残ってしまう。
中にいるヒョウガとアミリの制服がバトルウェアへと自動で変化した。
同じくライディスも衣装がバトルフェアへ変化し…
「武装展開!!」
「武装展開」
武装展開とは、自身と契約した武器を空間から出すこと。
武器は武装展開を行わないと出すことが出来ない。
「行けぇ~お前ら」
ライディスの持つ漆魔刀剣が、誰かに指示を出した。
刹那ーーー上空に複数の悪魔が空間を裂いて姿を現した。
ざっと数百体はいるだろうか。
「手始めと行きますか」
「れ、練習相手に丁度良いわね」
ヒョウガとアミリの二人は、武器を構えて攻撃を開始し、
アミリの武器は魔銃である。
スコープからターゲットを覗き込んだ。
「武装魔銃術〈氷炎の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、氷と炎へ変化する。
氷と炎へ変化した弾丸が、数体の悪魔を一度に撃ち抜く。
撃ち抜かれた悪魔は、灰となって消えた。
ヒョウガの武器は、風双刃。
二つの双剣を構えたヒョウガは身を捻り、
「風双刃剣技〈風神の竜巻乱舞〉」
青色の双剣から、風神が出現した。
風神は躍り狂う。
大きな渦を巻き、竜巻を起こしながら。
竜巻は勢力を上げ、悪魔の中心を直撃。
竜巻に呑まれた悪魔は、次々と墜下していく。
地面と衝突し、灰となって消えた。
「ま、まだまだいるわね。次行くわ」
スコープから次なるターゲットをロックオンして、
「武装魔銃術〈猛火の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、激しく燃え上がる烈火へ変化する。
烈火へ変化した弾が、群がった悪魔を焼き尽くしたのだ。
「よ、弱いわね」
弱い相手ばかりで退屈そうだ。
風双刃を構えたヒョウガは、構えの姿勢を取りーー。
「風双刃剣技〈風神風斬り〉」
天空から風神が出現する。
二つの刀剣で斬る仕草に合わせ、風神は両腕を振り下ろす。
腕は風の刃となって、悪魔を斬りつけた。
『あれだけの量をここまで減らすとは中々やるぜぇ』
見れば数千体はいた悪魔が、二十体にまで減っていた。
「こ、これで終わりよ」
スコープから次なるターゲットをロックオンし、
「武装魔銃術〈紅炎の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、紅の炎へと変化する。
紅の炎へ変化した弾が、左右を飛び交う悪魔を貫通し焼き払う。
「こ、これで全部よ」
「中々やるな、アミリ」
「と、当然でしょ」
数千体の悪魔悪魔をたった二人で一掃して見せた。
ヒョウガに誉められたアミリは嬉しそうだ。
「流石だね、今度は僕の番だ」
驚くことなく、続いてライディスが動き始めた。
カナミ達は外でただただ戦いの行方を、じっと見守る。
―――競技場の周りは、安全防御壁が透明ながらも設備されてる。外に出れば傷は癒え無傷の状態にまで回復する。但し心の傷は残ってしまう。
中にいるヒョウガとアミリの制服がバトルウェアへと自動で変化した。
同じくライディスも衣装がバトルフェアへ変化し…
「武装展開!!」
「武装展開」
武装展開とは、自身と契約した武器を空間から出すこと。
武器は武装展開を行わないと出すことが出来ない。
「行けぇ~お前ら」
ライディスの持つ漆魔刀剣が、誰かに指示を出した。
刹那ーーー上空に複数の悪魔が空間を裂いて姿を現した。
ざっと数百体はいるだろうか。
「手始めと行きますか」
「れ、練習相手に丁度良いわね」
ヒョウガとアミリの二人は、武器を構えて攻撃を開始し、
アミリの武器は魔銃である。
スコープからターゲットを覗き込んだ。
「武装魔銃術〈氷炎の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、氷と炎へ変化する。
氷と炎へ変化した弾丸が、数体の悪魔を一度に撃ち抜く。
撃ち抜かれた悪魔は、灰となって消えた。
ヒョウガの武器は、風双刃。
二つの双剣を構えたヒョウガは身を捻り、
「風双刃剣技〈風神の竜巻乱舞〉」
青色の双剣から、風神が出現した。
風神は躍り狂う。
大きな渦を巻き、竜巻を起こしながら。
竜巻は勢力を上げ、悪魔の中心を直撃。
竜巻に呑まれた悪魔は、次々と墜下していく。
地面と衝突し、灰となって消えた。
「ま、まだまだいるわね。次行くわ」
スコープから次なるターゲットをロックオンして、
「武装魔銃術〈猛火の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、激しく燃え上がる烈火へ変化する。
烈火へ変化した弾が、群がった悪魔を焼き尽くしたのだ。
「よ、弱いわね」
弱い相手ばかりで退屈そうだ。
風双刃を構えたヒョウガは、構えの姿勢を取りーー。
「風双刃剣技〈風神風斬り〉」
天空から風神が出現する。
二つの刀剣で斬る仕草に合わせ、風神は両腕を振り下ろす。
腕は風の刃となって、悪魔を斬りつけた。
『あれだけの量をここまで減らすとは中々やるぜぇ』
見れば数千体はいた悪魔が、二十体にまで減っていた。
「こ、これで終わりよ」
スコープから次なるターゲットをロックオンし、
「武装魔銃術〈紅炎の弾〉」
狙いを定め、引き金を引く。
ーーー銃口から撃たれた弾丸。
撃たれた弾丸は、紅の炎へと変化する。
紅の炎へ変化した弾が、左右を飛び交う悪魔を貫通し焼き払う。
「こ、これで全部よ」
「中々やるな、アミリ」
「と、当然でしょ」
数千体の悪魔悪魔をたった二人で一掃して見せた。
ヒョウガに誉められたアミリは嬉しそうだ。
「流石だね、今度は僕の番だ」
驚くことなく、続いてライディスが動き始めた。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる