284 / 475
第十章
389 飛翔!
しおりを挟む
ナナイロは武器だ。自立型のゴーレムとしての能力は付いているが、基本はコウヤを中心として動く。それほど広範囲に移動することも出来ない。指示を明確にする必要もあるので、国を跨いで活動させるなんてことは無理だ。
だが、シュン達のジェットイーグルは違う。従魔は従魔術師の目にもなる。従魔術のスキル熟練度が上がれば、念話での繋がりもできる。そうすれば、離れていても常に指示が通る。
「それで、コウヤちゃん。今日はエルフの里の偵察をするって聞いたけど、なんでここに町の元気っ子で有名な子ども達が居るの?」
「もしかして、子ども達を連れて行く気じゃ……」
その日、冒険者ギルドの屋上に、コウヤはタリスとテーラ主任を呼び出した。そこに、ある意味この町で有名な子ども達が揃っているのだ。不思議にも思うだろう。それも、ここはマンタの特別発着場でもあるのだから。
「兄さん……この子ども達を集めたってことは……まさか」
「ルディエ様。そのまさかです。試験は済んでおりますよ♪」
今回、ルディエとユストもおり、二人には子ども達がまとわりついていた。
「ルディ兄~。わたしたち、ちゃんとできるから見ててね!」
「オレらのスゴさを見たら、きっとおどろくぜ!」
フィトとヨクトがルディエに満面の笑みを向けて胸を張る。見た目は同じ年頃だが、ルディエはこのユースールでは特別。決して誰も下に見ない。神子という肩書きを理解していない幼い子どもでも、神官達が従うところを見ていなくても、神子としての独特の雰囲気から、特別視してしまうようだ。
「ししょ~。課題も無事クリアしたよ」
「わたしも~」
「今日の試験、問題ありません」
マナルトとサフィラ、そしてシュンは、得意げにユストへ報告していた。
「確か、大通りの店の子ども達だったか……あと、あの子は……孤児院の……」
「はい。道具屋のフィトさん、花屋のヨクト君、細工師のマナルト君とサフィラちゃん、それと、孤児院のリーダーの一人、シュン君です」
「うむ……」
ついでにこの場には、たまたま視察に来ていたレンスフィートが同席している。補足したのはエルテだ。
最近はユースールの冒険者が地方に教会から転移で出張し、各地の冒険者ギルドの活動の様子を報告するという依頼を、冒険者ギルド本部から出されているため、冒険者達の出入りが激しくなっている。
これにより、この町の依頼が滞っていないかどうか、一応の確認にきたのだ。というのは建前で、タリスへのご機嫌伺いみたいなものだった。ちょっとお茶をして話すくらい。そこに時々エリスリリアが乱入したり、リクトルスが相談役のようになる。
このギルドでは、運が良ければ二神に会えるのだ。その機会は多い方良い。
そして、そんな二神もやってきた。
「あら~。いよいよ、情報解禁かしら?」
「これは、楽しみですねえ」
「あっ! エリス様! リクト様!」
「「「「「おはようございます!!」」」」」
子ども達がキラキラとした笑顔で、登場したエリスリリアとリクトルスへ挨拶する。子ども達は、神への畏れを少し感じながらも、エリスリリア達へは、敬愛する存在という感覚が強いようだ。もちろん、ゼストラークに町中で会っても、こうして挨拶をする。
因みに、ゼストラークは棟梁と時折、町中を材木などを運んでいたりするのだ。未だに神だと知っているユースールの住民達は、そんな姿を二度見する。そんなゼストラークへも、子ども達はわざわざ見つけては駆け寄って挨拶するのが、このユースールでの普通だった。
「ふふふ。今日も元気ねえ。可愛いわ~」
「そろそろ、本格的に護身術を教えても良さそうですね」
「色んな可能性を持ってるみたいだものねえ。さすが、コウヤちゃんの弟子達だわ」
「「「「「っ、がんばります!!」」」」」
このユースールで、最も期待できる存在だと、エリスリリアもリクトルスも感じているのだ。
そんな神にも期待される子ども達。そうなると、タリス達大人は、少しばかり不安を感じる。
「え、大丈夫なの? コウヤちゃんの弟子? それって、どんな弟子? なんの弟子?」
「コウヤの弟子……嫌な予感しか……」
タリスとレンスフィートは、特に不安そうだった。何度コウヤに常識を覆されたか分からないのだ。非常識の塊が増えたと、青くなる。
それに構わず、コウヤはシュンへ声をかけた。
「じゃあ、そろそろ始めようか」
「はい。では」
五人の子ども達は頷き合うと、服の下に隠していた首飾りを引っ張り出す。そこに付いているのは、笛だった。
子ども達は順に吹き鳴らす。
ピーッ
ピーー!
ピーっ
ピーーーっ
ピーーーー!
その音が空に響き渡ると、西の空に黒い点が見え始める。それは鳥だった。それも魔鳥。それに気付いた大人達の顔色は悪い。タリスとレンスフィートは驚愕する。
「っ、ちょっ、魔鳥!?」
「魔鳥が町の上に来るなんてっ……」
町には魔鳥の類いが降り立つ事はない。それは、人の生活臭を感じて本能的に避けているからだ。ドラゴンなどの大きな個体は、それを逆に獲物のいる臭いと感じて向かって来たりするが、小さな個体は、その数を本能的に感じて避けるのだ。よって、魔鳥は町の上空さえ通らない。
最も驚いたのは、これが従魔であると気付いたテーラだろう。その従魔の正体にも気付いて、目と口を大きく開ける。
「っ、ジェットイーグル……っ、まさか、子ども達はっ……」
そして、音の余韻が消える頃、その鳥はそれぞれの子ども達の前に優雅に降り立った。
それはあり得ない光景。ジェットイーグルが今目の前に居るという、信じられない光景だった。距離を取って然るべき魔鳥。大きさもあり、恐怖を抱かせるには充分だ。赤子なら、咥えて行かれてもおかしくないサイズなのだから。
「心配しないでください。このジェットイーグル達は、子ども達の従魔です」
「ジェットイーグルと契約を……っ、たしかに繋がりを感じるが……信じられない……ユストは知っていたのか」
テーラが一番信じられない光景だと思っている。魔鳥を、従魔を知るからこそだ。
「ふふっ。うん。子ども達と内緒にする約束だったからね。どうだい? すごいだろう?」
「すごい……」
素直にそれしか出てこなかったようだ。
「コウヤちゃん……偵察ってもしかして……」
タリスは察した。
「そうです。従魔の目を借りることもできますからね。ちょっと上から見てきてもらおうかと。マンタとかだと、大きくて、小回りが効かないんですよ」
ただでさえ、森の中の隠れ里だ。木々や天然の地形を上手く使って隠れているようで、上からでも探すのが困難だった。
「その点、ジェットイーグルなら気配を感じられたとしても、魔鳥ですからね。近くまで行けると思います。攻撃の回避能力は一級品ですし、どうかなと」
「ま、まあ、そうだね……ジェットイーグルに攻撃を当てるのは、至難の技だし……」
タリスは、昔遭遇したジェットイーグルを思い出しているらしい。納得したようだ。
「里の位置を正確に把握できないことには、従魔術師の人たちに任せる計画も始められません。なので、彼らにお願いしました」
迷宮化した森も、従魔達なら問題なく動けるはずだ。その探索のため、従魔術師達を今鍛えている。そろそろ、準備する時だ。
「それじゃあ、頼むよ」
コウヤがそう口にすると、リーダーであるシュンが頷いた。
「うん。行くよ、ブラッド。『疾風部隊』! 飛翔!」
《キュビー!!》
《《ビー!!》》
シュンの号令で、ジェットイーグル達は空へ羽ばたく。空高くに舞い上がったのを確認して、シュンは他の子ども達に指示を出す。
「予定通り『フォーメーションB』で、南西方面から開始する」
「「「「はい!」」」」
子ども達は、その指示を念話でそれぞれの相棒に伝える。上空で一箇所に集まっていたジェットイーグル達が、南西方面へ向けて移動し始めると、綺麗なくの字を描いて飛んでいった。
それを大人達は大口を開けて、ポカンと見送ることしか出来なかった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
三日空きます。
よろしくお願いします◎
だが、シュン達のジェットイーグルは違う。従魔は従魔術師の目にもなる。従魔術のスキル熟練度が上がれば、念話での繋がりもできる。そうすれば、離れていても常に指示が通る。
「それで、コウヤちゃん。今日はエルフの里の偵察をするって聞いたけど、なんでここに町の元気っ子で有名な子ども達が居るの?」
「もしかして、子ども達を連れて行く気じゃ……」
その日、冒険者ギルドの屋上に、コウヤはタリスとテーラ主任を呼び出した。そこに、ある意味この町で有名な子ども達が揃っているのだ。不思議にも思うだろう。それも、ここはマンタの特別発着場でもあるのだから。
「兄さん……この子ども達を集めたってことは……まさか」
「ルディエ様。そのまさかです。試験は済んでおりますよ♪」
今回、ルディエとユストもおり、二人には子ども達がまとわりついていた。
「ルディ兄~。わたしたち、ちゃんとできるから見ててね!」
「オレらのスゴさを見たら、きっとおどろくぜ!」
フィトとヨクトがルディエに満面の笑みを向けて胸を張る。見た目は同じ年頃だが、ルディエはこのユースールでは特別。決して誰も下に見ない。神子という肩書きを理解していない幼い子どもでも、神官達が従うところを見ていなくても、神子としての独特の雰囲気から、特別視してしまうようだ。
「ししょ~。課題も無事クリアしたよ」
「わたしも~」
「今日の試験、問題ありません」
マナルトとサフィラ、そしてシュンは、得意げにユストへ報告していた。
「確か、大通りの店の子ども達だったか……あと、あの子は……孤児院の……」
「はい。道具屋のフィトさん、花屋のヨクト君、細工師のマナルト君とサフィラちゃん、それと、孤児院のリーダーの一人、シュン君です」
「うむ……」
ついでにこの場には、たまたま視察に来ていたレンスフィートが同席している。補足したのはエルテだ。
最近はユースールの冒険者が地方に教会から転移で出張し、各地の冒険者ギルドの活動の様子を報告するという依頼を、冒険者ギルド本部から出されているため、冒険者達の出入りが激しくなっている。
これにより、この町の依頼が滞っていないかどうか、一応の確認にきたのだ。というのは建前で、タリスへのご機嫌伺いみたいなものだった。ちょっとお茶をして話すくらい。そこに時々エリスリリアが乱入したり、リクトルスが相談役のようになる。
このギルドでは、運が良ければ二神に会えるのだ。その機会は多い方良い。
そして、そんな二神もやってきた。
「あら~。いよいよ、情報解禁かしら?」
「これは、楽しみですねえ」
「あっ! エリス様! リクト様!」
「「「「「おはようございます!!」」」」」
子ども達がキラキラとした笑顔で、登場したエリスリリアとリクトルスへ挨拶する。子ども達は、神への畏れを少し感じながらも、エリスリリア達へは、敬愛する存在という感覚が強いようだ。もちろん、ゼストラークに町中で会っても、こうして挨拶をする。
因みに、ゼストラークは棟梁と時折、町中を材木などを運んでいたりするのだ。未だに神だと知っているユースールの住民達は、そんな姿を二度見する。そんなゼストラークへも、子ども達はわざわざ見つけては駆け寄って挨拶するのが、このユースールでの普通だった。
「ふふふ。今日も元気ねえ。可愛いわ~」
「そろそろ、本格的に護身術を教えても良さそうですね」
「色んな可能性を持ってるみたいだものねえ。さすが、コウヤちゃんの弟子達だわ」
「「「「「っ、がんばります!!」」」」」
このユースールで、最も期待できる存在だと、エリスリリアもリクトルスも感じているのだ。
そんな神にも期待される子ども達。そうなると、タリス達大人は、少しばかり不安を感じる。
「え、大丈夫なの? コウヤちゃんの弟子? それって、どんな弟子? なんの弟子?」
「コウヤの弟子……嫌な予感しか……」
タリスとレンスフィートは、特に不安そうだった。何度コウヤに常識を覆されたか分からないのだ。非常識の塊が増えたと、青くなる。
それに構わず、コウヤはシュンへ声をかけた。
「じゃあ、そろそろ始めようか」
「はい。では」
五人の子ども達は頷き合うと、服の下に隠していた首飾りを引っ張り出す。そこに付いているのは、笛だった。
子ども達は順に吹き鳴らす。
ピーッ
ピーー!
ピーっ
ピーーーっ
ピーーーー!
その音が空に響き渡ると、西の空に黒い点が見え始める。それは鳥だった。それも魔鳥。それに気付いた大人達の顔色は悪い。タリスとレンスフィートは驚愕する。
「っ、ちょっ、魔鳥!?」
「魔鳥が町の上に来るなんてっ……」
町には魔鳥の類いが降り立つ事はない。それは、人の生活臭を感じて本能的に避けているからだ。ドラゴンなどの大きな個体は、それを逆に獲物のいる臭いと感じて向かって来たりするが、小さな個体は、その数を本能的に感じて避けるのだ。よって、魔鳥は町の上空さえ通らない。
最も驚いたのは、これが従魔であると気付いたテーラだろう。その従魔の正体にも気付いて、目と口を大きく開ける。
「っ、ジェットイーグル……っ、まさか、子ども達はっ……」
そして、音の余韻が消える頃、その鳥はそれぞれの子ども達の前に優雅に降り立った。
それはあり得ない光景。ジェットイーグルが今目の前に居るという、信じられない光景だった。距離を取って然るべき魔鳥。大きさもあり、恐怖を抱かせるには充分だ。赤子なら、咥えて行かれてもおかしくないサイズなのだから。
「心配しないでください。このジェットイーグル達は、子ども達の従魔です」
「ジェットイーグルと契約を……っ、たしかに繋がりを感じるが……信じられない……ユストは知っていたのか」
テーラが一番信じられない光景だと思っている。魔鳥を、従魔を知るからこそだ。
「ふふっ。うん。子ども達と内緒にする約束だったからね。どうだい? すごいだろう?」
「すごい……」
素直にそれしか出てこなかったようだ。
「コウヤちゃん……偵察ってもしかして……」
タリスは察した。
「そうです。従魔の目を借りることもできますからね。ちょっと上から見てきてもらおうかと。マンタとかだと、大きくて、小回りが効かないんですよ」
ただでさえ、森の中の隠れ里だ。木々や天然の地形を上手く使って隠れているようで、上からでも探すのが困難だった。
「その点、ジェットイーグルなら気配を感じられたとしても、魔鳥ですからね。近くまで行けると思います。攻撃の回避能力は一級品ですし、どうかなと」
「ま、まあ、そうだね……ジェットイーグルに攻撃を当てるのは、至難の技だし……」
タリスは、昔遭遇したジェットイーグルを思い出しているらしい。納得したようだ。
「里の位置を正確に把握できないことには、従魔術師の人たちに任せる計画も始められません。なので、彼らにお願いしました」
迷宮化した森も、従魔達なら問題なく動けるはずだ。その探索のため、従魔術師達を今鍛えている。そろそろ、準備する時だ。
「それじゃあ、頼むよ」
コウヤがそう口にすると、リーダーであるシュンが頷いた。
「うん。行くよ、ブラッド。『疾風部隊』! 飛翔!」
《キュビー!!》
《《ビー!!》》
シュンの号令で、ジェットイーグル達は空へ羽ばたく。空高くに舞い上がったのを確認して、シュンは他の子ども達に指示を出す。
「予定通り『フォーメーションB』で、南西方面から開始する」
「「「「はい!」」」」
子ども達は、その指示を念話でそれぞれの相棒に伝える。上空で一箇所に集まっていたジェットイーグル達が、南西方面へ向けて移動し始めると、綺麗なくの字を描いて飛んでいった。
それを大人達は大口を開けて、ポカンと見送ることしか出来なかった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
三日空きます。
よろしくお願いします◎
230
お気に入りに追加
11,119
あなたにおすすめの小説


【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。