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第五章 王家と守護者と誓約
220 加減はいたしましたよ
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コウヤ君の言葉が見辛いと思います。
拡大推奨です。
よろしくお願いしますm(_ _)m
では、本編どうぞ!
************
それは、見たことのない五人の冒険者パーティだった。
「おつぎのかたどうぞ~」
「おうおう。あん? ガキがなんでここにいんだよ」
そうしてやってきたのは、コウヤも見たことのない外から来た冒険者。
完全にガンを付けられているし、不審そうだが、コウヤはいつも通り声をかける。
「こんにちは。こちらにははじめてですね。ようこそ。ごようけんをどうぞ」
コウヤとしては、どれだけ不審な目で見られても、外から来た冒険者の反応だなと確認できるので、ある意味助かっている。
「はあ? ガキには用はねえんだよ」
だが、その言葉が響いた途端、ギルド内の空気が変わる。ざわざわとした喧騒が、一秒ほど消えたのだ。それにその冒険者達はびくりと反応するが、どうしてそういうことになるのか意味が分からなかったらしい。
そんな彼らの様子にも、周りの少しピリっとした様子にも頓着することなく、コウヤは続けた。
「あ、ほんとうはじゅうさんさいです。ちょっとじじょうがあってちいさくなっているだけなので、ごしんぱいなく」
これに五人は、ギルド内の雰囲気に少し怯えた色を見せながらも口々に告げる。
「……あ゛ぁん? 何言ってんだ? ってか、ガキじゃ話にならんわ」
「ガキの遊びに付き合わされるとか、ふざけんなよなー」
「おい。あっちに行くぞ。まったく、お気楽な田舎はこれだから……」
「あれ?」
散々色々言われたが、ユースールに初めて来た人ならそうなるかとコウヤは諦める。別の列に並び直すのならばいい。そう思っていたのだが、どうやら割り込んだらしい。
「退けよ! 次ならいいだろっ」
「そうそう。俺ら、あっちに並んでたんだからさあ」
普段ならばユースールで活動する冒険者達は、まだここのことを知らないし、仕方ないなと『はいはい』と言って争いを避けるのだが、今日はそうもいかなかった。
「他所もんが偉そうにしてんじゃねえよ」
「はっ、田舎の良さが分からんとか、お前らこそまだまだガキだな」
「ってか、ここは王都より活気も力もあるのによお。ここまで何見てきたんだ? 目ぇ付いてっか?」
「コウヤくんの可愛さ……強さが分からないようじゃ、周りなんて見えてないのよ。自力で情報収集もできないような三下じゃ、口だけで虚勢を張るしか能がないわ」
「相手にするだけ無駄よね~」
これはまずいかなとコウヤは耳を傾ける。とはいえ、きっちり仕事はこなしているので、列は問題なく進んでいく。
「おまたせしました。こちらは、ひんしつによってはついかほうしゅうもありますよ」
「あ、ああ……そんじゃ、行ってくる」
「はい! おきをつけて!」
「おうっ。早めに帰るからっ」
留まっていれば巻き込まれる可能性があると考え、依頼の登録が完了すると、冒険者達は急いで外に飛び出して行く。半分以上は、少しでも早く帰ってきてコウヤを暗くなる前に帰らせようという考えからだ。どこまでもコウヤに優しい人たちだった。
「おつぎのかたどうぞー」
「お、おうよ。こ、コウヤ……その……」
このままでいいのかなと冒険者達は、一触即発という状況になっていく所をチラリチラリと視線を送ってコウヤに知らせようとする。だが、コウヤとしても武器が握られたぐらいでは動かない。振り下ろされようとしてはじめて止めるように動くのだ。喧嘩の多い冒険者達へは、現行犯の対応が常識だった。
喧嘩の声出しや威圧など、冒険者に必要なスキルを得るには必要なことだと思ってのことだとは誰も気付かない。
「んっだと!? ここはガキの遊び場じゃねえんだよ! あんなんを飾っとくとか、ここはどうかしてるぜ!」
「やっぱ噂通りじゃんか! 点数ばっか稼いでても、実際は鈍ってんだよ」
「だから、お前らの目は節穴か!!」
ユースールの冒険者達がビシっと指を差す先、そこでコウヤは仕事を進めていた。
「このまじゅうのとうばつは、はじめてですよね?」
「っ、ああ……ここに行くの初めてだからな」
コウヤは注目されていることなど気にせずにいつも通りのアドバイスを送る。五人はまともに受付が出来ていることで少しばかり目を瞠る。
「いらいは、ませきだけになってますけど、つめと……こう、まえがみみたいなしょっかくがさんぼんあるので、ぬいてもってきてくださいね」
「売れんの?」
「はい。いまちょっとしなうすになってるので、ひんしつがひくくてもいいねだんになりますよ」
「よっしゃ! ありがとな!」
その冒険者は良い情報を聞いたと、注目されていることも忘れて仲間達と飛び出して行った。コウヤはそれを見送って、次を呼ぼうとしたのだが、そこで注目されていることに不思議に思って周りを見回した。
「ん?」
そうして、首を傾げていると、文句ばかり言っていた他所者の一人が近付いてきた。ちょっと腰が低い。五人の中でも気が弱そうな青い顔をした青年だ。
「な、なあ……本当にお前、職員なのか?」
「え? そうですよ? ほら、これつけてるでしょう?」
コウヤは腕章を見せる。それを眉を寄せて見つめる青年。ここで、今まで静かに置き物のように身動きもしなかったテンキが一歩踏み出して口を開く。
《先程から聞いていれば失礼な方たちですねえ。主を見下すとは許せるものではありません》
「しゃっ、喋っ……た!?」
《煩いですよ。それほど元気があるのならば、私がお相手いたしましょう。【ついて来なさい】》
「ひっ」
「っ、なっ、なんっ」
「か、体がっ」
「ちょっ、なんなんだ!?」
「どうなってやがる!?」
五人の冒険者達は、ぎこちない動きでカウンターから降りたテンキについて行く。体が勝手に動くようだ。
「テンキ~。おしごとできなくしないでね~」
《加減はいたします》
ならいいかとコウヤは受付を続けた。
「つぎのかたどうぞ~」
彼らの意思とは関係なく体が動く様子を見て、応戦していた者も含め、この場に居合わせた者達は察した。
『やっぱコウヤが最強だわ……テンキさんパネエっす』
そうして、一時間後。
あらかた冒険者達が出て行った頃に、テンキに先導されてフルフルと足を震わせながら五人が戻ってきた。
「あ、おかえりなさ~い」
その笑顔に癒され、冒険者達は泣きそうな表情を浮かべて肩の力を抜く。
「あ、はい……」
「すんませんっした……」
「そ、その……依頼の登録……お願いします……」
「うぅ……怖かった……っ」
「騒いでごめんなさいっ」
背を丸めて何度も頭を下げる五人に、コウヤは心配になった。ばばさま達の教育を受けるよりも急激な変化だ。
「えっと……ケガはしてないですか?」
「だ、大丈夫です!」
《主様。加減はいたしましたよ》
テンキがぴょんとカウンターに飛び乗った。
「そう? ならいいけど。あ、テンキにおしごとがはいったよ。二じかんごに『第二訓練場』ね」
《承知しました》
テンキはまた、ぴょんっとカウンターから飛び降りると、先に食事を済ませてくると言ってゲンの薬屋へ行ってしまった。
残された五人。足が疲労でプルプルしているが、依頼は受けるようだ。それを見て、コウヤは一応伝えておく。
「こちらのいらいだと、せいそくちまでいくのにみっかくらいかかりますけど、いいですか?」
「へ……? そんなに?」
「はい」
彼らが受けようとしていたのは、他の町ならば比較的気軽に受けられる討伐依頼。Eランクの彼らのレベルにも合う。『翔び兎』の討伐だ。耳で飛翔するように飛ぶこの兎、肉屋にも普通に売っている常時討伐可能な魔獣だ。
ただし、このユースールの近くにはほとんど居ない。強い魔獣が多いため、そういったコンスタントに狩りやすい魔獣というのが居ないのだ。
「……どうする……」
「つったって、俺らに狩れるの……」
このユースールで、Eランクの討伐依頼は少ない。あってもそれこそ数日移動しなくてはならない。
「採取か……俺ら向いてねえよな……」
「買い叩かれた記憶しかねえ……」
どうやら、採取の仕方を知らないようだ。
「ふふ。では、けんしゅうをうけてみますか?」
「け、研修?」
「そんなの……あるのか?」
「はい。やくそうさいしゅでしたら、ひるからできます。モノによってきんがくはちがいますが、いちにちユースールにたいざいするにはじゅうぶんなだけはかせげますよ」
彼らは静かに目を丸くして聞いていた。
「……なら、お願いします……」
「はい! では、みなさんのギルドカードを」
ただの依頼ならばパーティリーダーだけで構わないのだが、研修関係は全員のカードの提示が必要だ。それに少し不思議そうにしながらも、彼らはそれぞれのカードを差し出したのだった。
素直なのが一番だ。
************
読んでくださりありがとうございます◎
二日空きます。
よろしくお願いします◎
拡大推奨です。
よろしくお願いしますm(_ _)m
では、本編どうぞ!
************
それは、見たことのない五人の冒険者パーティだった。
「おつぎのかたどうぞ~」
「おうおう。あん? ガキがなんでここにいんだよ」
そうしてやってきたのは、コウヤも見たことのない外から来た冒険者。
完全にガンを付けられているし、不審そうだが、コウヤはいつも通り声をかける。
「こんにちは。こちらにははじめてですね。ようこそ。ごようけんをどうぞ」
コウヤとしては、どれだけ不審な目で見られても、外から来た冒険者の反応だなと確認できるので、ある意味助かっている。
「はあ? ガキには用はねえんだよ」
だが、その言葉が響いた途端、ギルド内の空気が変わる。ざわざわとした喧騒が、一秒ほど消えたのだ。それにその冒険者達はびくりと反応するが、どうしてそういうことになるのか意味が分からなかったらしい。
そんな彼らの様子にも、周りの少しピリっとした様子にも頓着することなく、コウヤは続けた。
「あ、ほんとうはじゅうさんさいです。ちょっとじじょうがあってちいさくなっているだけなので、ごしんぱいなく」
これに五人は、ギルド内の雰囲気に少し怯えた色を見せながらも口々に告げる。
「……あ゛ぁん? 何言ってんだ? ってか、ガキじゃ話にならんわ」
「ガキの遊びに付き合わされるとか、ふざけんなよなー」
「おい。あっちに行くぞ。まったく、お気楽な田舎はこれだから……」
「あれ?」
散々色々言われたが、ユースールに初めて来た人ならそうなるかとコウヤは諦める。別の列に並び直すのならばいい。そう思っていたのだが、どうやら割り込んだらしい。
「退けよ! 次ならいいだろっ」
「そうそう。俺ら、あっちに並んでたんだからさあ」
普段ならばユースールで活動する冒険者達は、まだここのことを知らないし、仕方ないなと『はいはい』と言って争いを避けるのだが、今日はそうもいかなかった。
「他所もんが偉そうにしてんじゃねえよ」
「はっ、田舎の良さが分からんとか、お前らこそまだまだガキだな」
「ってか、ここは王都より活気も力もあるのによお。ここまで何見てきたんだ? 目ぇ付いてっか?」
「コウヤくんの可愛さ……強さが分からないようじゃ、周りなんて見えてないのよ。自力で情報収集もできないような三下じゃ、口だけで虚勢を張るしか能がないわ」
「相手にするだけ無駄よね~」
これはまずいかなとコウヤは耳を傾ける。とはいえ、きっちり仕事はこなしているので、列は問題なく進んでいく。
「おまたせしました。こちらは、ひんしつによってはついかほうしゅうもありますよ」
「あ、ああ……そんじゃ、行ってくる」
「はい! おきをつけて!」
「おうっ。早めに帰るからっ」
留まっていれば巻き込まれる可能性があると考え、依頼の登録が完了すると、冒険者達は急いで外に飛び出して行く。半分以上は、少しでも早く帰ってきてコウヤを暗くなる前に帰らせようという考えからだ。どこまでもコウヤに優しい人たちだった。
「おつぎのかたどうぞー」
「お、おうよ。こ、コウヤ……その……」
このままでいいのかなと冒険者達は、一触即発という状況になっていく所をチラリチラリと視線を送ってコウヤに知らせようとする。だが、コウヤとしても武器が握られたぐらいでは動かない。振り下ろされようとしてはじめて止めるように動くのだ。喧嘩の多い冒険者達へは、現行犯の対応が常識だった。
喧嘩の声出しや威圧など、冒険者に必要なスキルを得るには必要なことだと思ってのことだとは誰も気付かない。
「んっだと!? ここはガキの遊び場じゃねえんだよ! あんなんを飾っとくとか、ここはどうかしてるぜ!」
「やっぱ噂通りじゃんか! 点数ばっか稼いでても、実際は鈍ってんだよ」
「だから、お前らの目は節穴か!!」
ユースールの冒険者達がビシっと指を差す先、そこでコウヤは仕事を進めていた。
「このまじゅうのとうばつは、はじめてですよね?」
「っ、ああ……ここに行くの初めてだからな」
コウヤは注目されていることなど気にせずにいつも通りのアドバイスを送る。五人はまともに受付が出来ていることで少しばかり目を瞠る。
「いらいは、ませきだけになってますけど、つめと……こう、まえがみみたいなしょっかくがさんぼんあるので、ぬいてもってきてくださいね」
「売れんの?」
「はい。いまちょっとしなうすになってるので、ひんしつがひくくてもいいねだんになりますよ」
「よっしゃ! ありがとな!」
その冒険者は良い情報を聞いたと、注目されていることも忘れて仲間達と飛び出して行った。コウヤはそれを見送って、次を呼ぼうとしたのだが、そこで注目されていることに不思議に思って周りを見回した。
「ん?」
そうして、首を傾げていると、文句ばかり言っていた他所者の一人が近付いてきた。ちょっと腰が低い。五人の中でも気が弱そうな青い顔をした青年だ。
「な、なあ……本当にお前、職員なのか?」
「え? そうですよ? ほら、これつけてるでしょう?」
コウヤは腕章を見せる。それを眉を寄せて見つめる青年。ここで、今まで静かに置き物のように身動きもしなかったテンキが一歩踏み出して口を開く。
《先程から聞いていれば失礼な方たちですねえ。主を見下すとは許せるものではありません》
「しゃっ、喋っ……た!?」
《煩いですよ。それほど元気があるのならば、私がお相手いたしましょう。【ついて来なさい】》
「ひっ」
「っ、なっ、なんっ」
「か、体がっ」
「ちょっ、なんなんだ!?」
「どうなってやがる!?」
五人の冒険者達は、ぎこちない動きでカウンターから降りたテンキについて行く。体が勝手に動くようだ。
「テンキ~。おしごとできなくしないでね~」
《加減はいたします》
ならいいかとコウヤは受付を続けた。
「つぎのかたどうぞ~」
彼らの意思とは関係なく体が動く様子を見て、応戦していた者も含め、この場に居合わせた者達は察した。
『やっぱコウヤが最強だわ……テンキさんパネエっす』
そうして、一時間後。
あらかた冒険者達が出て行った頃に、テンキに先導されてフルフルと足を震わせながら五人が戻ってきた。
「あ、おかえりなさ~い」
その笑顔に癒され、冒険者達は泣きそうな表情を浮かべて肩の力を抜く。
「あ、はい……」
「すんませんっした……」
「そ、その……依頼の登録……お願いします……」
「うぅ……怖かった……っ」
「騒いでごめんなさいっ」
背を丸めて何度も頭を下げる五人に、コウヤは心配になった。ばばさま達の教育を受けるよりも急激な変化だ。
「えっと……ケガはしてないですか?」
「だ、大丈夫です!」
《主様。加減はいたしましたよ》
テンキがぴょんとカウンターに飛び乗った。
「そう? ならいいけど。あ、テンキにおしごとがはいったよ。二じかんごに『第二訓練場』ね」
《承知しました》
テンキはまた、ぴょんっとカウンターから飛び降りると、先に食事を済ませてくると言ってゲンの薬屋へ行ってしまった。
残された五人。足が疲労でプルプルしているが、依頼は受けるようだ。それを見て、コウヤは一応伝えておく。
「こちらのいらいだと、せいそくちまでいくのにみっかくらいかかりますけど、いいですか?」
「へ……? そんなに?」
「はい」
彼らが受けようとしていたのは、他の町ならば比較的気軽に受けられる討伐依頼。Eランクの彼らのレベルにも合う。『翔び兎』の討伐だ。耳で飛翔するように飛ぶこの兎、肉屋にも普通に売っている常時討伐可能な魔獣だ。
ただし、このユースールの近くにはほとんど居ない。強い魔獣が多いため、そういったコンスタントに狩りやすい魔獣というのが居ないのだ。
「……どうする……」
「つったって、俺らに狩れるの……」
このユースールで、Eランクの討伐依頼は少ない。あってもそれこそ数日移動しなくてはならない。
「採取か……俺ら向いてねえよな……」
「買い叩かれた記憶しかねえ……」
どうやら、採取の仕方を知らないようだ。
「ふふ。では、けんしゅうをうけてみますか?」
「け、研修?」
「そんなの……あるのか?」
「はい。やくそうさいしゅでしたら、ひるからできます。モノによってきんがくはちがいますが、いちにちユースールにたいざいするにはじゅうぶんなだけはかせげますよ」
彼らは静かに目を丸くして聞いていた。
「……なら、お願いします……」
「はい! では、みなさんのギルドカードを」
ただの依頼ならばパーティリーダーだけで構わないのだが、研修関係は全員のカードの提示が必要だ。それに少し不思議そうにしながらも、彼らはそれぞれのカードを差し出したのだった。
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