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625 復興へ
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2017. 10. 27
**********
レナードが行ったローズの説得は上手くいったようで、それからは大人しいものだった。
王はカランタに任せる事で、少しずつ表情が柔らかくなったようだが、残念ながら話せるような状態にはなかった。
よって、ウィストのこれからの事を話し合えるのはヒュリアと王妃だけだ。ティアが二人を連れて囲いの外に出る。
その後移動し、王妃は辛そうに顔をしかめ、もはや瓦礫の山と化した街を確認した。
「こんなにも酷い状況とは……」
城からそれほど離れていない大通りに面した場所に教会は建っていた。馬車が四台並んで通れるくらいの大通り。しかし、それは今や数十台も余裕で並べる道が出来ている。
既に道とは呼べないかもしれない。これはもう更地だ。城の前からフリーデルへ向かう一直線にそれが続いていた。
すぐには確認は出来ないが、多くの者が逃げ遅れて犠牲となったのは明らかだ。
王妃は力無い声でティアへ頭を下げる。
「復興には、フリーデルの力を借りる必要があります。厚かましいお願いではございますが、どうか、あちらの王との仲介をしていただけないでしょうか……」
これにティアは晴れやかな笑顔で答える。
「もちろんっ。最初からそのつもりだったからね。任せて」
「ありがとうございますっ」
すると、フリーデルへ侵入した黒い魔獣達を迎え撃つ為に別れたエルヴァストやラキア達が馬車で戻ってきた。
遠くともその姿がわかる。奇しくも、魔獣達が踏み倒して作った道によって、真っ直ぐ最短でフリーデルから移動する事が出来るようになっていた。
「エルっ」
馬車から顔を覗かせたエルヴァストに一番に反応したのは、王太子レイナルートだった。彼は、エルヴァスト達が戻って来たとクィーグの者に聞いてやって来たのだろう。
「あ……」
レイナルートは恥ずかしそうに目をそらす。それがおかしかったのか、ヒュリアが楽しそうに笑った。
「ふふっ、レイナルート様ったら」
「うっ、いや、エルは……強いが無理をするから……」
「レイナルート様も無理なさいましたよ?」
「そうだろうか?」
「ええ。レイナルート様も強い方です」
「そ、そうかっ、ありがとう」
「はいっ」
いい雰囲気だ。ティアはコソっと王妃にそれとなく今後の展開を伝えておく。
「こういう手もあるという可能性を考えておいてください」
「わかりました。私共に否やはございませんよ」
この数日後、王妃とヒュリアが直接フリーデルへ出向き、翌日には王太子レイナルートとヒュリアの婚約が発表される。
その後、ウィストはフリーデルの全面協力の元、復興へ向かう事になる。そして、その間にウィストは緩やかに内側からフリーデルに吸収されていき、一年後、レイナルートとヒュリアの結婚を機にウィストという国が地図から消える事になった。
国が消えたにも関わらず、反発が驚くほど少なかったのは、フリーデルの神教会の力が大きい。傷付いた人々の心を癒し『神の王国』が流布した間違った教えを修正したのだ。
だが、ここに特大の落とし穴があった。
「今なんて?」
神官達が、とんでもない笑顔で報告してくれたのだ。
「はいっ。ウィストの民達は、フリーデルの民になる事を大変喜んでおります。サティア様が民を託し、心から愛した王の直系が継ぐ国の民になれるのですから、これほど誇らしい事はないと」
「……なんでそんな事を知って……」
サティアが他の男性に向けない好意をセランディーオに抱いていた事は、当時、サティア自身気付いていなかった事だ。好きだったのだと気付いたのは、ティアになってから。当然、これを誰も知らないはずだ。だが、神官達は初めから知っていたというように告げる。
「サティア様の愛された唯一の夫、セランディーオ様の事を知っているのは、教会の中でも上層部の者達だけだったのですが……『神の王国』……侮れませんね」
「マジか……」
人は、嘘の中に真実があると信用しやすくなる。『神の王国』が教えたそれが果たして嘘と真実のどちらの役目を担っていたのかは分からないが、修正した結果、ウィストの民のほとんどが、かなり敬虔な神教徒になってしまったようだ。
「……ちゃんと手綱握らせなきゃな……」
ティアはこの日、後からやって来たカランタに懇々と言い聞かせるのだった。
◆◆◆◆◆
復興しなくてはならないのは、ウィストだけではない。ティアも他人事には出来ない場所がある。
それは、フリーデル国内。ティアが生まれ育ったヒュースリー伯爵領だ。
《木材の追加だ》
「お、おう……すんません」
《もう、父さんはもうちょっと笑って言わないと》
復興に関わる職人達が、思わず手にしていた商売道具を取り落としてしまうのは仕方がない。本来ならそれらは、彼らが一生のうちに目にする事などあり得ない存在だ。
ディストレア。最強の神獣は、現在、荷物運びに精を出していた。
「マティ、そこじゃねぇから……」
そんな職人達との間を取り持つのは、マティに乗るザランだ。
《だってサラちゃん。父さんは目の所の傷のせいでみんなに怖がられるんだよ。笑ったらちょっとは良くなると思わない? 笑顔は基本でしょ?》
「そういうのは、人によるんだよっ。いや、ディストレアによる……か。トヤさんはカッコいいから、ちょっと怖がられるくらいが良いんだよっ」
《あ、それやわかるぅ》
トヤがマティの父だと知ってから、マティはトヤと行動を共にしている。
《マティもカッコよくなるかな?》
「いや、お前は……」
微妙に答えづらいとザランは言葉を濁す。こんな会話も、ここ最近は珍しくもない。
「……なぁ、ディストレアって……」
「ゆ、油断するな。けど……アレだな」
「ああ……普通だな」
ディストレアに関する常識が、大きく変わろうとしていた。
**********
舞台裏のお話はまたお休み。
その代わりといってはなんですが……。
近々、レジーナブックスサイトにて番外編が公開予定です。
是非お楽しみに◎
読んでくださりありがとうございます◎
復興は着々と。
そしてあの人は……。
次回、また来週金曜3日0時です。
よろしくお願いします◎
**********
レナードが行ったローズの説得は上手くいったようで、それからは大人しいものだった。
王はカランタに任せる事で、少しずつ表情が柔らかくなったようだが、残念ながら話せるような状態にはなかった。
よって、ウィストのこれからの事を話し合えるのはヒュリアと王妃だけだ。ティアが二人を連れて囲いの外に出る。
その後移動し、王妃は辛そうに顔をしかめ、もはや瓦礫の山と化した街を確認した。
「こんなにも酷い状況とは……」
城からそれほど離れていない大通りに面した場所に教会は建っていた。馬車が四台並んで通れるくらいの大通り。しかし、それは今や数十台も余裕で並べる道が出来ている。
既に道とは呼べないかもしれない。これはもう更地だ。城の前からフリーデルへ向かう一直線にそれが続いていた。
すぐには確認は出来ないが、多くの者が逃げ遅れて犠牲となったのは明らかだ。
王妃は力無い声でティアへ頭を下げる。
「復興には、フリーデルの力を借りる必要があります。厚かましいお願いではございますが、どうか、あちらの王との仲介をしていただけないでしょうか……」
これにティアは晴れやかな笑顔で答える。
「もちろんっ。最初からそのつもりだったからね。任せて」
「ありがとうございますっ」
すると、フリーデルへ侵入した黒い魔獣達を迎え撃つ為に別れたエルヴァストやラキア達が馬車で戻ってきた。
遠くともその姿がわかる。奇しくも、魔獣達が踏み倒して作った道によって、真っ直ぐ最短でフリーデルから移動する事が出来るようになっていた。
「エルっ」
馬車から顔を覗かせたエルヴァストに一番に反応したのは、王太子レイナルートだった。彼は、エルヴァスト達が戻って来たとクィーグの者に聞いてやって来たのだろう。
「あ……」
レイナルートは恥ずかしそうに目をそらす。それがおかしかったのか、ヒュリアが楽しそうに笑った。
「ふふっ、レイナルート様ったら」
「うっ、いや、エルは……強いが無理をするから……」
「レイナルート様も無理なさいましたよ?」
「そうだろうか?」
「ええ。レイナルート様も強い方です」
「そ、そうかっ、ありがとう」
「はいっ」
いい雰囲気だ。ティアはコソっと王妃にそれとなく今後の展開を伝えておく。
「こういう手もあるという可能性を考えておいてください」
「わかりました。私共に否やはございませんよ」
この数日後、王妃とヒュリアが直接フリーデルへ出向き、翌日には王太子レイナルートとヒュリアの婚約が発表される。
その後、ウィストはフリーデルの全面協力の元、復興へ向かう事になる。そして、その間にウィストは緩やかに内側からフリーデルに吸収されていき、一年後、レイナルートとヒュリアの結婚を機にウィストという国が地図から消える事になった。
国が消えたにも関わらず、反発が驚くほど少なかったのは、フリーデルの神教会の力が大きい。傷付いた人々の心を癒し『神の王国』が流布した間違った教えを修正したのだ。
だが、ここに特大の落とし穴があった。
「今なんて?」
神官達が、とんでもない笑顔で報告してくれたのだ。
「はいっ。ウィストの民達は、フリーデルの民になる事を大変喜んでおります。サティア様が民を託し、心から愛した王の直系が継ぐ国の民になれるのですから、これほど誇らしい事はないと」
「……なんでそんな事を知って……」
サティアが他の男性に向けない好意をセランディーオに抱いていた事は、当時、サティア自身気付いていなかった事だ。好きだったのだと気付いたのは、ティアになってから。当然、これを誰も知らないはずだ。だが、神官達は初めから知っていたというように告げる。
「サティア様の愛された唯一の夫、セランディーオ様の事を知っているのは、教会の中でも上層部の者達だけだったのですが……『神の王国』……侮れませんね」
「マジか……」
人は、嘘の中に真実があると信用しやすくなる。『神の王国』が教えたそれが果たして嘘と真実のどちらの役目を担っていたのかは分からないが、修正した結果、ウィストの民のほとんどが、かなり敬虔な神教徒になってしまったようだ。
「……ちゃんと手綱握らせなきゃな……」
ティアはこの日、後からやって来たカランタに懇々と言い聞かせるのだった。
◆◆◆◆◆
復興しなくてはならないのは、ウィストだけではない。ティアも他人事には出来ない場所がある。
それは、フリーデル国内。ティアが生まれ育ったヒュースリー伯爵領だ。
《木材の追加だ》
「お、おう……すんません」
《もう、父さんはもうちょっと笑って言わないと》
復興に関わる職人達が、思わず手にしていた商売道具を取り落としてしまうのは仕方がない。本来ならそれらは、彼らが一生のうちに目にする事などあり得ない存在だ。
ディストレア。最強の神獣は、現在、荷物運びに精を出していた。
「マティ、そこじゃねぇから……」
そんな職人達との間を取り持つのは、マティに乗るザランだ。
《だってサラちゃん。父さんは目の所の傷のせいでみんなに怖がられるんだよ。笑ったらちょっとは良くなると思わない? 笑顔は基本でしょ?》
「そういうのは、人によるんだよっ。いや、ディストレアによる……か。トヤさんはカッコいいから、ちょっと怖がられるくらいが良いんだよっ」
《あ、それやわかるぅ》
トヤがマティの父だと知ってから、マティはトヤと行動を共にしている。
《マティもカッコよくなるかな?》
「いや、お前は……」
微妙に答えづらいとザランは言葉を濁す。こんな会話も、ここ最近は珍しくもない。
「……なぁ、ディストレアって……」
「ゆ、油断するな。けど……アレだな」
「ああ……普通だな」
ディストレアに関する常識が、大きく変わろうとしていた。
**********
舞台裏のお話はまたお休み。
その代わりといってはなんですが……。
近々、レジーナブックスサイトにて番外編が公開予定です。
是非お楽しみに◎
読んでくださりありがとうございます◎
復興は着々と。
そしてあの人は……。
次回、また来週金曜3日0時です。
よろしくお願いします◎
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